Category : 2012 Live

1992年、パリダカが初めてコースを変更した。大会は、いつものセネガルではなく、南アフリカのケープタウンがゴールだった。また、この大会で、初めてGPSが使われるようになった。ケープタウンまで22ステージ、10日間をかけ、総走行距離12,427kmを競うレースだった。ユベール・オリオールがナビゲーションのフィリップ・モネと共に、大会の総合優勝者。彼は、パリダカで初めてモト&オート部門のWカテゴリーの優勝者となった。一方、ステファン・ペテランセルはモトで6度総合優勝するが、この年2度目の優勝だった。

1月10日 (火)  第9ステージ  アントファガスタ→イキケ
リエゾン : 9㎞
SS :  556㎞ 、途中㎞344~㎞466は舗装道路のニュートラル(タイムをアカウントしない)区間

モト
002 – シリル・デプレ : バトルに勝つ準備がある

心地いい高揚感だ。昨日のようなやっかいなSSの後で、この先どうなるか少し不安だった。いつものリズムを取り戻さなくてはならなかった。トップで、それをするというのは並大抵ではなかったが、ともかく今日の出来に満足だ。秒単位、できることなら分単位のタイムを縮めようとスタートした。厳しい競争だった。どんなスポーツでもそうだが、ハイレベルのプレイヤー同士の競技では、これ以上出せないというまで力を振り絞って困難に立ち向かうんだ。そうでなければ、バトルに勝つ準備ができてないってことなんだ。その点俺は、準備OKだ。

001 – マルク・コーマ :これから決着をつける戦い
最初から困難なSSになるとわかっていた。長くて、非常に注意を要するナビゲーションのSSだった。これから決着をつける戦いになる。シリルはすごいライバルなので、各kmが勝負になる。しかし、私は、それを楽しんでやる、それがスポーツだと思う。昨夜、KTMのメカニックが、コースの半分になったので、我々のエンジンを交代する時期だって決めた。いいことだ。

023 – ホアン・バレダ : ナビゲーションが上手く行った
今日のSSはスプリントの難しいコースだった。埃はひどく、石が多くて、非常にリスキィだった。SSの終盤は、ちょっとしたミスで一日の努力がパァになってしまうような、ウェイ・ポイントが見つけにくいナビゲーション・コースだった。シリルの30”後ろを走っていたが、途中少しコースを見失い、ミスしないようゆっくり走ることにした。こんな難しいナビゲーション・コースを50kmも走ってきただけで、ポジティブだ。ひとりで、ナビゲーションできたのは初めてのことなので、非常に満足。今日は素晴らしい1日だった。

003 – エルダー・ロドリゲス : 何が起こるか分からない
今日のSSはまさにダカール・ラリーの真骨頂といえる、長くて、難度の高いナビゲーションのコースだった。デプレとコーマに付いて行こうと、良いリズムで走った。もしこの調子で走れれば、良い結果になると思う。彼ら二人は総合順位を巡って戦っていて、ものすごく速い。彼らミスするかもしれないって?それもあり得る。
 
 
 

クワッド
252 – マルコス・パトロネッリ:勝つことはもう目標ではない

ほとんど、今日はいっしょに(兄と)いっしょに走った。ファイナルの60kmではサイド・バイ・サイドで走った。SSのコースは景色が非常に美しいスプリンター・コースで、場所によってリスキィな所があり、また最後はデューンもあった。コース初番は石が多くて少し心配だった。ゴールまで距離がかなりあったので、パンクが心配だった。僕のYamahaのクワッドは絶好調だ。ライバルと1時間以上の差がある。だから今は、勝つことではなく、一つ一つのステージを完走して、リマに到着することが目標だ。

オート
303 – ロビー・ゴードン: クレイジーにアタックした

今日も我々にとってよいSSだった。ステファン・ペテランセルと総合トップを交代するのを待っているところだ。最初のSSパート1で1’30”彼とタイム差があった。しかし、SSパート2でも、気狂いのようにアタックした。彼はタイム差をキープし、私はタイムを縮めなければならない:私達は立場が違う。レースはあと4日。Hummerは強い。しかしステファン・ペテランセルはCP5から追い上げた。彼もクレイジーだ。私よりもっとクレイジーだ。
 

302 – ステファン・ペテランセル : 
今日はダメージができるだけ少なくて済むような走りに徹した。今日もクルマを壊し易いコース砂漠のだったから。SSのコースによるが、時に続けてSSを制することができることがある。Hummerはメカ・トラブルが無ければ我々のクルマより速い。我々は彼とのわずかなアドバンテージを維持するよう取り組まなければならない。ナセルが追い付いてこなかったので、彼がメカ・トラブルがあったのだろうと思った。その後、終日彼の姿が見えなかった。つまり、ゴードンはたった1台しかなく、我々の立場のほうが良いってことだ。

304 – クリストフ・ホロヴィッツ : ひっくり返っちゃった
今日のSSの95%は良かった。ゴール手前10kmで、コースでバランスを失い、まっさかさまにひっくり返ってしまった。観衆が起こすのを助けてくれた。ライダーも一人いた。彼には本当にお礼を言いたい。そこで、かなりタイム・ロスした。本当に精いっぱいアタックしているとこうしたこともあり得る。とはいえ、我々はまだレースを続けていられる。そして、これからもアタックを続ける。
 
 
502 – ジェラルド・デ・ローイ : すばらしいバトルだった
SSパート1ではアレス・ロプライスと素晴らしいバトルをした。彼がちょっとナビゲーション・ミスしたので、追い越し、彼の前を走った。自分の目標は、この方法でレースをコントロールすることだった。その後、彼が事故があったことを聞いた。彼らのカミヨンがかなりひどい状態になったと聞いたが、カミヨンの中で安全ベルトをして、何でもないことを祈るよ。
SSパート2では、コースは非常に美しく、素晴らしいバトルができた。でも、アレス・ロプライスのことを考えると少し憂鬱だった。非常にすばらしいライバル同士のバトルを最初の日から続けてきていたので、非常に残念だ。それも仕方ないのかもしれないが。

EN – Interview stage winner – Stage 9 (Antofagasta – Iquique) – 2012/01/10

1月10日 (火)  第9ステージ  アントファガスタ→イキケ
リエゾン : 9㎞
SS :  556㎞ 、途中㎞344~㎞466は舗装道路のニュートラル(タイムをアカウントしない)区間

18:05 – モト
014 – キャストゥ、不運の1日が終わった..

ダヴィッド・キャストゥがSSのゴールを17h57に通過した。SS後半でエンジン故障で3時間以上ストップしたダヴィッド・キャストゥは、SS23位でゴール、トップとの差は4h25’52″。

17:54 – カミヨン
511 – SSゴール : ヴィアシォン、ステージ優勝…

本日のSSはIvecoの1,2,3フィニッシュ。ミキ・ヴィアシォンをトップに、ハンス・スティシー(20秒差)、ジェラルド・デ・ローイ(54秒差)。
総合ではジェラルド・デ・ローイが相変わらずトップ、2位はチーム・メイトのハンス・スティシー。アレス・ロプライスがリタイアし、アルチュール・アルダヴィシュス(kamaz)が総合3位に上がって来た。ただ1h06’40″のタイム差がある。

17:29 – カミヨン
501 – ロプライス、リタイア…

km374で事故に遭い、ゼッケン501のアレス・ロプライスがリタイアした。3人ともメディカル・ヘリに救助されて、ビバークに輸送され、手当を受けているが命の別状はなさそう。

17:06 – クワッド
257 – マフェイ、SSゴール

本日のSSをパトロネッリ兄弟から大きく遅れて、トーマス・マフェイがゴールした。パトロネッリ兄との差44’07″。

17:01 – オート
SSゴール : SS5位はレアル・ドス・サントス

先程ゴールした、ゴードン、ペテランセル、ローマ、ホロヴィッツに続いてゴールしたのは、リカルド・レアル・ドス・サントス(+15’23″)。そして、SS5位はジニエリ・ド・ヴィリエToyota Hilux (+18’03”)。 SMGが製造したGreat Wallのカルロス・スーザ+22’36″。
総合順位では、ステファン・ペテランセル、ロビー・ゴードン、クリストフ・ホロヴィッツ、ホアン・ナニ・ローマに続いて、5位はジニエリ・ド・ヴィリエ(+54’10”)が上がってきた。

16:49 – カミヨン
502 – CP5 : IVECO、1,2,3.

SSゴールまで80kmあまりのCP5,3台のIvecoが1,2,3で通過。トップはジェラルド・デ・ローイ、ミキ・ヴィアシォン(+7’06”)、ハンス・スティシー(+8’19”)。アルチュール・アルダヴィシュス(+14’36”)。

16:41 – クワッド
250 – SSゴール: 兄、弟の順

パトロネッリ兄弟は、最後イキケのゴールまでアレヒャンドロを先頭に、弟マルコスがぴったりくっついたまま走り抜いた。ゴールでの二人の差は1’02” 。そして、昨日総合2位に着けていたトーマス・マフェイは、40分以上ものタイム差をつけられた。

16:33 – オート
305 – SSゴール: ローマ、ポディウム確認

ロビー・ゴードンとステファン・ペテランセルに続いてゴールしたのはホアン・ナニ・ローマ、トップとの差8’37″。SS4位はクリストフ・ホロヴィッツ、+10’39″。総合順位では、ローマとクリストフ・ホロヴィッツの順位が逆で、それぞれ+16’49″、+19’26″の差。

16:24 – オート
303 – SSゴール: ロビー・ゴードン、トップ

本日のSSを制したのはHummerのロビー・ゴードン。556kmを6h25’21″、続くステファン・ペテランセルは+1’38″、総合タイムはステファン・ペテランセルがトップ、しかしロビー・ゴードンは+5’58″とタイム差を詰めた。

16:13 – クワッド
257 – パトロネッリ兄弟、3位以下を大きく引き離す

SSパート1のゴールにトーマス・マフェイが到着。パトロネッリ兄弟と43分あまりの差。トーマス・マフェイから5’38″後に、イタリア人ロベルト・トネッティが通過。

15:37 – オート
302 – CP5 : ペテランセル、アタック.

本日のSSのゴール80km手前のCP5,ステファン・ペテランセルがロビー・ゴードンに19秒差で通過した。クリストフ・ホロヴィッツはトップと+2’26″、ホアン・ナニ・ローマ+ 4’32″。

15:10 – クワッド
250 – CP5 : 兄弟同士の戦い

SSパート2でも、マルコスとアレヒャンドロの兄弟同士の戦いが続く。CP5を通過した二人の差は44秒で弟が先。トーマス・マフェイは先程CP3をパトロネッリ兄弟に40分遅れで通過した。

15:04 – カミヨン
511 – SSパート1 : ヴィアシォン、ポディウムに登れそう

ジェラルド・デ・ローイとアレス・ロプライスに続いて、3番目のタイムでゴールしたのはミキ・ヴィアシォン(Iveco)、トップとの差+7’54″。続いて、ハンス・スティシー(+9’03”)、アルチュール・アルダヴィシュス (+15’05”)。

14:57 – モト
023 – バレダ、ポディウム確保

若いスペイン人、ホアン・バレダ (Husqvarna)が、KTMのオフィシャルに続いて3番目のタイムでゴール、トップとの差8’28″だった。続いて暫定4位はポルトガル人、エルダー・ロドリゲス(+11’44”)、5位、パウロ・ゴンサルヴェス(+15’12”)。6位、パルアンデルス・ウレヴァルスター(+15’43”)。
総合順位では、KTM二人に続いて、エルダー・ロドリゲス(+59’19”)、パウロ・ゴンサルヴェス(+1h25’57”)。ダヴィッド・キャストゥは、エンジンの故障でまだ、停車したままだ。

14:43 – モト
014 - キャストゥ、ストップ!

ダヴィッド・キャストゥがkm516で20分近くストップ。メカ・トラブルのようで、一人で修理を試みている。

14:39 – カミヨン
SSパート 1 : スーパーなデ・ローイ !

SSパート1をカミヨン、トップグループが通過した。トップ・タイムはジェラルド・デ・ローイ、最後の100㎞を猛然とアタックし、ライバル、アレス・ロプライス(Tatra)と3’01″のタイム差をつけた。

14:27 – モト
002 – SSゴール: デプレ、SS優勝か

本日のSSゴールにKTMトップの2人が到着した。シリル・デプレとマルク・コーマとの差は3’54″。
総合順位でもシリル・デプレがトップに帰り咲、二人のタイム差は2’28″。

14:04 – オート
309 – SSパート1のゴール : ゴードン、トップ.

ポルトガル人、リカルド・レアル・ドス・サントスがSSパート1のゴールした。トップのゴードンと8’43″の差で、4番目のタイム。続いて、ジニエリ・ド・ヴィリエ、+11’00″。カルロス・スーザ+14’30”
レオニド・ノヴィツキー+17’05″の順。

13:59 – モト
007 – CP5 : ロドリゲスの次は?…

CP5を先程、デプレ、コーマ、バレダ、ロドリゲスの順で通過した。続いては、パウロ・ゴンサルヴェス(トップとの差+10’17”)、ジェラルド・ファレス(+ 11’43”)、パルアンデルス・ウレヴァルスター

13:52 – カミヨン
502 – CP4 :デ・ローイ、トップ

km290のCP4をオランダ人ジェラルド・デ・ローイ(Iveco)がトップ・タイムで通過した。続いてアレス・ロプライス(Tatra)、1’33″の差。3番目は、ハンス・スティシー+3’56″、ミキ・ヴィアシォン(Iveco)+ +6’02” 、アルチュール・アルダヴィシュス(kamaz)は+10’33″。

13:40 – モト
002 – CP5 : シリル・デプレ、相変わらずトップ..

シリル・デプレがマルク・コーマに3’26″でCP5を通過。続いてホアン・バレダ(+3’03”) エルダー・ロドリゲス(+9’51”)。

13:35 – モト
SSパート1のゴール : ゴードン、トップ.

ロビー・ゴードンがベスト・タイムで通過した。ステファン・ペテランセルはロビー・ゴードンより35″遅れ。3番手の通過はクリストフ・ホロヴィッツ(+2’35″)、続いてホアン・ナニ・ローマ(+4’36″)

13:16 – モト
SSパート2

マルク・コーマがSSパート2をスタートした。本日のSSゴールまで90km弱。

13:13 – クワッド
250 – SSパート1のゴール : パトロネッリ、マルコスに僅差

パトロネッリ兄弟がSSパート1のゴールを通過した。兄アレヒャンドロが弟マルコスと46秒差でゴール。

13:06 – カミヨン
CP3 : 僅差、僅差・・・・

km230のCP3でわずか2秒差の二人、アレス・ロプライスとジェラルド・デ・ローイのサイド・バイ・サイドの熾烈なバトルは続く。Km290のCP4で二人の差は13秒。彼らの後ろに、3番手ハンス・スティシー(リーダーから+3’13”)。そしてそれから2’17″後にミキ・ヴィアシォン(Iveco)が通過。

13:01 – クワッド
278 – CP4 : トネッティ、3番目のタイム

CP4をパトロネッリ兄弟に続いて、3番目のタイムで通過したのは、イタリア人ロベルト・トネッティ、30’37” 後だった。トーマス・マフェイがその次(+32’53”)のタイムで通過。

12:44 – オート
303 – CP4 : トップの順位変わらず

相変わらずロビー・ゴードンがトップ、ステファン・ペテランセルの前を走る。二人の差は2’11″。3番目はクリストフ・ホロヴィッツ、トップとの差5’32″。ホアン・ナニ・ローマは4番目、5’58″差。

12:31 – オート
CP3 : 総合タイムでゴードン、ペテランセルを抜いた !

km230のCP3、ロビー・ゴードンがステファン・ペテランセルに2’55″の差で通過した。総合順位を巡るバトルがいよいよ熾烈になってきた。現在のところ、ペテランセルがゴードンよりわずかにタイムが良い。CP3を3番目のタイプで通過したのはクリストフ・ホロヴィッツ+3’55″、続いて、ホアン・ナニ・ローマ+5’29″、そしてレアル・ドス・サントス+6’36″。

12:23 – クワッド
CP4 : パトロネッリ兄弟、通過

SSパート1のゴール手前km50のCP4、マルコス・パトロネッリがトップ、続いてアレヒャンドロ・パトロネッリ、23秒後。トーマス・マフェイはゴール手前で何度かストップし、km20手前を走行中。

12:16 – オート
ナセル・アルアティヤ、リタイア…

オルタネ―ターのベルトのトラブルで堪忍袋の尾が切れたナセル・アルアティヤ、km174でさじを投げる。

12:06 – カミヨン
CP2 : デ・ローイとロプライスが僅差 !

km164のCP2をチェコのアレス・ロプライスがトップ・タイムで通過、Ivecoのジェラルド・デ・ローイはわずか2秒後だった。続いてハンス・スティシー(+2’25”)、ミキ・ヴィアシォン(+3’00”)、アルチュール・アルダヴィシュス(kamaz)は+5’37″。

12:01 – モト
SSパート1のゴール : エルダーの次は?

Km340のSSパート1のゴールを5番目のタイムで通過したパウロ・ゴンサルヴェス、トップのシリル・デプレと9’54” 差。続いて、ジェラルド・ファレス+11’15″、パルアンデルス・ウレヴァルスター+11’40″、 ステファン・ソヴィツコ+12’15”, ジョーディ・ヴィラドムス+14’21″、ダヴィッド・キャストゥ+14’42″。

11:53 – オート
ナセル・アルアティヤ、オルタネ―ターのトラブルか ?

ナセル・アルアティヤがSSスタートしてから、度々ストップしている。既に3度ストップし、その度に数分タイム・ロスしている。オルタネ―ターのベルトの問題で、度々止まって修正しなければならないようだ。にもかかわらず、CP2では2番目のタイムで通過している。

11:46 – クワッド
CP3 : 再度、順位交代.

km230のCP3。 先程CP2をトップ通過したトーマス・マフェイと入れ替わって、マルコス・パトロネッリとアレヒャンドロ・パトロネッリが先に通過した。二人の差は24秒。そして続くトーマス・マフェイはトップと34秒差。

11:41 – モト
SSパート1の終点 : デプレ、コーマの前

Km340のSSパート1のゴールをモトのトップグループが通過した。シリル・デプレがマルク・コーマに+3’30″で通過。続いてのタイムはホアン・バレダ、トップとの差4’54″、エルダー・ロドリゲス(+9’33”)。コースは、SSパート1の後、リエゾンで舗装道路を120km弱移動し、SSパート2に入る。

11:34 – オート
CP2 : MINIの前にHUMMER2台…

km164のCP2を1h19’19″でロビー・ゴードンが通過、トップ・タイム。続いてナセル・アルアティヤ、+2’29″。アルアティヤは先程km88でストップしていたにも関わらず、ここまで追い上げた。続いてMini軍団、クリストフ・ホロヴィッツ、ナセルから 22″遅れ。ステファン・ペテランセルはロビー・ゴードンに3’19″の差がついた。レアル・ドス・サントス(+4’17”)、ホアン・ナニ・ローマ (+4’40”)、レオニド・ノヴィツキー (+5’23”)、ジニエリ・ド・ヴィリエ (+6’48”)、カルロス・スーザ(+7’41”)の順。

11:09 – モト
CP4 : ゴンサルヴェス、5位で通過…

今朝11番目にスタートしたポルトガル人パウロ・ゴンサルヴェス、コンスタントに追い上げ、CP4で5位に浮上した。シリル・デプレと7’38″の差。

10:56 – モト
CP4 : デプレが先、しかしコーマ追い上げる !

SS第1パートのゴールまでkm50のCP4、シリル・デプレがkm230のCP3で通過。2番目のタイムで通過したのはマルク・コーマ+3’27″、ホアン・バレダ+4’13″、エルダー・ロドリゲス+7’13″、ステファン・ソヴィツコ+8’02″、パルアンデルス・ウレヴァルスター+8’33″。SSスタート間もなく不運に見舞われたルーベン・ファリアは、トップと18’35″の差。

10:44 – オート
300 -アルアティヤ、ストップ&再スタート

現地時間10時37、km88でナセル・アルアティヤがストップ。5分後に再度、走行を続ける。

10:34 – カミヨン
CP1 : カミヨンのバトル、始まる

カミヨン部門がSSをスタートし、kmのCP1を通過。アレス・ロプライスとミキ・ヴィアシォン(Iveco)が同タイムで通過、続いて2秒後、ジェラルド・デ・ローイ。ハンス・スティシーは+29″。

10:28 – オート
302 – CP1 : ステファン・ペテランセル、アタック !

km12のCP1をオートのトップグループが通過。ステファン・ペテランセルがトップ・タイムで通過、続いてクリストフ・ホロヴィッツ+4″、ポルトガル人、レアル・ドス・サントス+12″、レオニド・ノヴィツキー+16″、ホアン・ナニ・ローマ+18″。ナセル・アルアティヤは6番目、+22″。

10:16 – モト
CP3 : TOP 5 に続くライダーは?

km230のCP3を通過したトップ5、デプレ、バレダ、コーマ、ソヴィツコ、ロドリゲスに続くのは、パウロ・ゴンサルヴェス(+7’17”)、パルアンデルス・ウレヴァルスター(+8’36”)、ジェラルド・ファレス(+8’45”)、フランス・ヴェルホーヴェン(+8’48”).

10:09 – クワッド
257 – CP2 : 通過の順番、入れ替わる

km164のCP2をクワッド部門のトップ・タイムで通過したのはトーマス・マフェイ、1’54’22″。続いてマルコス・パトロネッリ(+31″)、アレヒャンドロ・パトロネッリ(+1’14”)。

10:04 – モト
002 – CP3 :デプレ、さらにタイム差を拡げる

km230のCP3をモトのトップグループが通過した。2h25’33″でシリル・デプレがトップ・タイム。続いてスペイン人、ホアン・バレダ (Husqvarna) +3’31″、マルク・コーマ+3’55″、ステファン・ソヴィツコ+ 5’29″。

09:47 – オート
オート部門、SSをイキケに向かってスタート

オート部門のSSスタート、本日のコース・オープン役はホアン・ナニ・ローマ。スタート予定は110台。総合トップのステファン・ペテランセルをなんとか引きずり落としたいHummerのロビー・ゴードン、今日はどんな活躍をするのか?目を離せないステファン・ペテランセルとクリストフ・ホロヴィッツ。総合タイムで42’54″の差を持つが、ナセル・アルアティヤは今日も閃光のような走りを見せてくれるか?

09:24 – モト
015 – CP2 : フランス・ヴェルホーヴェン

CP2をフランス・ヴェルホーヴェンが通過。先程CP1を2番目のタイムで通過したが、ここではシリル・デプレと4’08″の差で、9番目のタイム。

09:00 – モト
CP2 : トップグループ通過

km164のCP2をモトのトップグループが通過した。シリル・デプレが1h27’30″で相変わらずトップをひいている。続いてホアン・バレダ (Husqvarna) 37″差、マルク・コーマ1’12″差、エルダー・ロドリゲス2’15″差、パルアンデルス・ウレヴァルスター2’32″差、ステファン・ソヴィツコ2’51″の差。

08:43 – クワッド
CP1 : スプリントが始まった

クワッドもSSをスタートし、CP1を通過した。アレヒャンドロ・パトロネッリが8’37″でトップ・タイム、続いてロベルト・トネッティが20″の差、マルコス・パトロネッリ23″差, トーマス・マフェイ27″差で通過。昨日SSで上位につけたイグナシオ・カサレはスタート直後大きくタイム・ロス。ミスコースをした模様。

07:39 – モト
CP1 :デプレ、トップ、ファリア遅れる…

km12のCP1をモトのトップグループが通過。トップ・タイムで通過したのはシリル・デプレ7’26″、 ホアン・バレダに 5″の差だ。エルダー・ロドリゲスが6″後、マルク・コーマが7″後、ステファン・ソヴィツコが18″後、パルアンデルス・ウレヴァルスターが22″後に通過。ルーベン・ファリアが1,7km地点でストップ、CP1を通過したのは、トップの9’03″後。

07:26 – モト
モト、SSスタート

モトがSSをスタートした。モトの総合トップ、昨日のステージ優勝であるマルク・コーマが本日は第1走者。続いて、シリル・デプレ、パルアンデルス・ウレヴァルスター、ルーベン・ファリア、エルダー・ロドリゲスらが続く。今朝、スタートするのは120台。スタート時の総合タイムは、マルク・コーマとシリル・デプレはわずか1’26″の差。

04:30
アントファガスタ→イキケ : どの部門も目を離せない順位争奪戦

昨日マルク・コーマがSSを制したが、シリル・デプレとのタイムは安泰からはほど遠いわずかな差でしかなかった。オート部門の順位交代もほとんど依然のまま。カミヨン部門はIveco,Tatra、Kamazの三つ巴、そして、クワッド部門はアルゼンチン勢がトップをゆるがす、そんな構図になってきた。今日もまたリッチな人間模様、レース模様が歴史に加わる日となるだろう。
今日は9kmのリエゾンの後、途中ニュートラル区間(タイムをカウントしない移動区間)を挟む556kmのSS。前半は時折、フェシュフェッシュ(龍角散のようなパウダー状の砂)に覆われた、峡谷の谷間を抜けるスプリント・コース。SS後半はナビゲーションステージで、目印が極端に少ない中、WPM探し。ナビゲーション力が勝敗をわける。集中を要する仕事のごほうびに、イキケの大西洋を見渡す下りが待っている。2010年大会で使ったイキケの急降下だ。

EN – The stage summary – Stage 9 (Antofagasta – Iquique) – 2012/01/10

EN – Interview stage winner – Stage 9 (Antofagasta – Iquique) – 2012/01/10

EN – Magazine – Stage 9 (Antofagasta – Iquique) – 2012/01/10

EN – Image of the day – Stage 9 (Antofagasta – Iquique) – 2012/01/10

EN – Landscape of the day – Stage 9 (Antofagasta – Iquique) – 2012/01/10

2012/1/9 (休息日)

地元の大きな期待を背負ったミッションの終わり
チーム”ミッション・エセイサ・ダカール“のライダー2人は、アルゼンチンの首都、ブエノス・アイレスのエセイサ(空港周辺の地区)からやってきた。ライダーセルジオ・ペトロネ、そしてチームマネージャーのディスコのオーナー、セルジオ・ジューニョ(Sergio Giugno)は、近所や、商店街のささやかなサポートが集まってエントリーできた。資金はわずかだが、ハートの結晶の、心底本物のアマチュアだ。みんなの期待を背負って、なんとか1週目、頑張ってきた。休息日前のコピアポのステージで、レースが終わってしまった。ビバークに朝8時に到着した。歩いて!
ゼッケン179のバイクがSSゴールの6km手前で転倒、危く火事になるところだった。動けなくなり、そこに置いてケーブルを探しに歩き出した。観衆の一人がケーブルを譲ってくれ、再びバイクの所に戻った。ようやく休息日にゴールに到着した。
しかし、ウェイ・ポイントをあまりにたくさん外したこと、主催者がバイクのもとから消え失せたライダーを探すのにあまりにたくさんかかったことが原因で、コピアポのステージで失格となってしまった。チーム”ミッション・エセイサ・ダカール“のミッションは終わってしまった。二人のセルジオは、来年に向けての希望を燃やす。

ライダーたちは勇気をくれる!
彼らはコピアポのビバークの中を感動した面持ちで歩き回る。ホテルに彼らのバイクを置いて来たことを後悔しながら。
「競技者らのバイクと、自分達のバイクを比較できたのにぃ!」とデンマーク人、Henriette Thiimは笑う。パートナーのLars Hoejbergといっしょに20年前からエンデューロをやっている。彼らは、北米・南米大陸を縦断して、アラスカからアルゼンチン南端のウシュアイアまで行くアドベンチャーをしている途中だった。
そして、ここコピアポで休息日。「ここに間に合うように、途中スピードを上げなければならなかった。私達はデンマークの同じオートバイクラブの仲間で、何かトラブルがあるとダカール・ラリーに出ている競技者のことを考えるんだ。例えば、3日前ボリビアで泥にハマった時などはね。」

1月9日 (月)  第8ステージ  コピアポ→アントファガスタ
リエゾン : 245㎞
SS : 477㎞

アントファガスタのSS、カタルーニャ人が制す
マルク・コーマは本日のSSでコースをオープンしながらも、シリル・デプレがハマった泥の中の罠を巧みにかわした。結果、SSを制し、通算20回目のステージ優勝。何より、コーマは総合順位でデプレに代わって01’26の差でトップに立った。オート部門でも同じカタルーニャ人、ホアン・ナニ・ローマ。SS2位のロビー・ゴードンとわずか5秒の差だ。総合順位では、トップがステファン・ペテランセル、2位のロビー・ゴードンに7’36の差。

今日の第8SSでは、デプレがコーマに20度目のステージ優勝をあげてしまった。だが、第1走者コーマにとって、477kmの第8SSのスタートはまずい滑り出しだった。最初の数kmでミスコース、1分ほどタイム・ロスする。しかしその後、km11で、レースの流れが変わった。コーマは泥で覆われたリオを上手く切り抜け、コースを走り続ける。一方のデプレは罠に落ちた。泥にはまって動けない。続いてきたパウロ・ゴンサルヴェスも同じ目に遭った。二人はここで全力を振り絞って、泥から這い出すが、10分あまりタイム・ロスしてしまう。こうして、コーマはこのチャンスをとらえて、猛然とゴールまでアタックを続ける。「ライバルが余裕でコースをオープン中」との情報を得た不運のデプレ、しかし、泥を抜け出たあとイマイチ調子が上がらないバイクで、ゴール手前スピードダウンを余儀なくされる。結果、コーマが通算20回目、今大会4度目のSS優勝となった。SS2位のルーベン・ファリアに7’00の差、エルダー・ロドリゲスに7’10の差で続いた。シリル・デプレはコーマと17’20″もの差をつけられてゴールした。

しかし、SSのゴール到着後、オフィシャルがライダー1部のタイム修正を行った。7台のライダーが通過した後、他の競技者が同様に泥の中で動けなくなるのを避けるべく、コースが修正になった。それに対し、7名のライダーのタイムを修正した。対象になったのは :コーマ、デプレ、ゴンサルヴェス、ロドリゲス、ファレス、ウレヴァルスター、キャストゥ。
これにより、総合タイムでは、コーマがデプレに1’26の差となった。総合3位はエルダー・ロドリゲス49’1″の差、4位はダヴィッド・キャストゥが上がって1h09’52″の差。5位はパウロ・ゴンサルヴェス、1h12’11″の差。

オート部門では、ロビー・ゴードンが本日はSS優勝を目指して、最大級のアタックをかけ、トップでゴールした。本日のSSトップと思いきや、8分後、ホアン・ナニ・ローマがゴールし、彼に優勝をさらわれてしまう。しかもたった5秒の差で。SS3位についたのはクリストフ・ホロヴィッツ、2’04の差。そして、SSゴール手前でパンクを喫したステファン・ペテランセルはSS4位、5’33の差だった。
今日のパフォーマンスでロビー・ゴードンは、ステファン・ペテランセルと総合タイムの差が7’36”になった。

第2週目最初のSSで不運に見舞われたナセル・アルアティヤ、CP1手前で2度もメカ・トラブルでストップしてしまう。後半猛ダッシュして、トップとの差8’09″でSS5位につけたが、総合タイムでは45’25の開きがある。

クワッド部門では、総合トップのアレヒャンドロ・パトロネッリが3つのCPをすべてトップで通過という、ほとんど独走した一日だった。最後ゴール手前の数kmで弟マルコスに追い越された。結果、兄が連続優勝、弟は38″差でSS2位。3位はトーマス・マフェイ、9’50″の差。4位はチリ人イグナシオ・カザレ(Ignacio Casale)、19’03″の差。
総合順にでは、パトロネッリ兄がトップ、2位のマフェイに1h08’05″ものタイム差をつけている。そして弟マルコスも1h20’57″の差。

カミヨン部門では、前回、前々回のSSを2位に終わったチェコ人、アレス・ロプライスが今大会初めてのSS優勝、通算4度目。SS2位はIvecoのデ・ローイ、1’31″差。3位はミキ・ヴィアシォン、12’20″差、4位アルチュール・アルダヴィシュス(kamaz)、13’56″の差。5位、ハンス・スティシーは16’23″差。
総合順位ではデ・ローイがトップ、2位のロプライスに+15’39″、スティシー+48’06″、Kamazのアルダヴィシュスに+58’40″の差をつけている。

1月9日 (月)  第8ステージ  コピアポ→アントファガスタ
リエゾン : 245㎞
SS : 477㎞

モト
001 – マルク・コーマ : いい数字だ

すごく長いSSだった。泥のところであまりタイム・ロスしなかったのはツイていた。その後彼との差を縮められるとわかったので、本気でアタックした。でもゴール手前でエンジンに問題があるのに気がついた。だから少しスピードを緩めて、ゴールまでいけるかどうか確かめた。今日は通算20回目のステージ優勝だ。いい数字だ。しかし、肝心なのはSSをとることではない。そして、まだ先は長いんだ。

003 – エルダー・ロドリゲス: 信じられない光景
みんな今日はあまり上下が変わらないだろうと予想していた。でも実際、かなり難しかった。ナビゲーションはたくさんあったし、何よりkm11辺り、リオの中が泥で覆われていて、多くのライダーが中ではまってしまっていた。それは信じられない光景だった。未だ、総合3位、とっても良いことだ。
 
 

002 – シリル・デプレ : 俺が最初の餌食
2日前にコースを下調べして確認するオフィシャル・カーが走った。そして今日はコースの上がすごい泥なのに、ロード・ブックに注意書きがなかった。俺はその最初の餌食だ。パルアンデルス・ウレヴァルスター、パウロ・ゴンサルヴェスや何人かがそこを通った後、コースが迂回するよう変更された。そうでないと、200台もの競技者が泥の中にブロックされてしまうことになる。だから俺一人が、泥の中のタイム・ロスを支払わなければならないのは、納得できない。主催者の決定を待とうと思う。

023 -ホアン・バレダ :この調子が続くと良い
SSスタート直後は本当にスピードを出せるコーナーだった。でも、砂埃がすごくて、度々急ブレーキを踏まなければならなかった。まったくコースが見えなかった。その後はマッドのひどいところで、泥に足を取られて動けないライダーたちがたくさんいる所に着いた。それを見て、違うコースをとって通った。明日もこの調子が続くと良い。どうなるか楽しみだ。

オート
303 – ロビー・ゴードン : たいへんな1日

ホアン・ナニ・ローマが私(の順位)を追い越したかもしれないが、ほんの僅かな(タイムの)はずだ。しかし、ペテランセルとのタイムを7分縮めるというのは大変な1日だった。正直に言えば、今日のSSは最後でしか、本気でアタックしていなかった。SS前半300kmは精いっぱいの走りではなく、最後の150kmだけしか本気で走っていなかった。ライバルが後ろにせまって来たことを感じたので、スピードアップした。

300 – ナセル・アルアティヤ : 良い仕事ができた
エンジンのベルトが具合が悪かったので、二人で直した。その次はオルタネ―ターを直さなければならなかった。その後、本気でアタックした。前に6台クルマがいたので、全部のMINIとド・ヴィリエのトヨタを追い抜いた。よい仕事だった。私が追い越したので、彼ら全員ナーバスになっているが、それは私のせいじゃない。すべて順調に行っているので、どこまでいけるのか見てみようじゃないか。

302 – ステファン・ペテランセル : 彼は総合優勝が狙える
かなりタイム・ロスした。岩場でパンクしたくなかったから、ゆっくり目に走った。にもかかわらず、ゴール手前30kmでパンクしてしまった。今日のSSは良いできではなかった。でもこんなものかもしれない。ゴードンは我々の3分前にスタートし、ゴール手前km180で彼との差は30秒だった。彼は我々のクルマが視界に入るとアクセルを踏むような気がする。そうすると瞬く間に彼の姿が見えなくなってしまうんだ。彼は総合優勝が狙える。だから、彼の立場をよりよく管理するよう全力を尽くした方が良いと思う。

305 – ホアン・ナニ・ローマ : あれ以上速く走れなかった
絶対ミスが許されないスプリント・コーナーがあった。CP1を過ぎたところで、15~20kmの間だったが、アクセルを底まで踏んだ。その後はカーブが続き、そして再びスプリント・コーナーが20km。あれ以上速くは走れなかった。今日の走りは満足だ。そして、ステージ優勝も嬉しい。そしてクルマに全く問題が無いのも嬉しい。クルマは絶好調だ。ゴール手前はステファンといっしょに走っていたが、彼を追い越せなかった。

クワッド
250 – アレヒャンドロ・パトロネッリ: 良いリズムをキープできた

長くて、ハードなスプリントのSSだった。後半はナビゲーションが難しかった。神様のお陰でゴールでき、とても嬉しい。モトのライダーらといっしょにスタートしたので、走りにくいかもしれないと思ったが、大丈夫だった。一人で集中して走れた。良いリズムをキープできた。かなり石の多いコーナーがあって手が痛かった。今日の順位は、本当に嬉しい。
 

252 – マルコス・パトロネッリ :満足
思ったほどSSは難しくなかった。一時、オートの後ろに付いて走った後は、1台だけになって自分のリズムで走った。ゴール手前km40でパンクしたが、たいしたことはなかった。今日は良い走りができて満足。クワッドも好調、メカニックやアシスタントも順調だ。
 
 

カミヨン
アルチュール・アルダヴィシュス : 自分との戦い

フェシュフェッシュが深くて、カミヨンのタイヤが熱くなってしまった。非常にむずかしかったが、なんとかゴール出来た。第2週目にまだレースに残っていられるのは良いことだ。デ・ローイや他のライバルとのバトルは相変わらず続いている。ダカール・ラリーでは、何より自分との戦いなんだ。しっかり冷静に自分をコントロールし、コンスタントにドライビングしなければならない。今年は充分他と対等の戦いができるパフォーマンスのカミヨンで、我々は”プリンセス”と呼んでいる。ここまでのカミヨンのパフォーマンスに非常に満足している。

502 – ジェラルド・デ・ローイ :まだ先は長い
今日はけっこうハードだった。SSの前半は穴が非常にたくさんあった。アレス・ロプライスと競争した。道のコンデションが少し悪い所で追い越された。その後、50kmほど先で追い越した。それは、モラルをキープするのに良かった。今日は、彼に数分負けたが、でもレースはまだ先が長い。パンクしないよう、コンスタントに走り続けるつもりだ。

1月9日 (月)  第8ステージ  コピアポ→アントファガスタ
リエゾン : 245㎞
SS : 477㎞
詳細 : リエゾン137㎞→SS 477㎞→リエゾン 108㎞

16:54 – モト
モトの7名、タイム修正…
Km8~km11のマッド・コーナーでライダー数人が泥にはまり動けなくなった。そして7台のライダーが通過した後、他の競技者が同様に泥の中で動けなくなるのを避けるべく、コースが修正になった。それに対し、7名のライダーのタイムを修正した。対象になったのは :マルク・コーマ、シリル・デプレ、パウロ・ゴンサルヴェス、エルダー・ロドリゲス、ジェラルド・ファレス、パルアンデルス・ウレヴァルスター、ダヴィッド・キャストゥ。
しかしそれでもマルク・コーマが総合タイムでシリル・デプレに1’26の差。総合3位はエルダー・ロドリゲス49’1″の差、4位はダヴィッド・キャストゥが上がって1h09’52″の差。

16:36 – カミヨン
501 – アレス・ロプライス、トップ…
チェコのアレス・ロプライスが、km477のSSゴールをトップで通過した。本大会で初めてTatraチームのステージ優勝。SS2位は1’31″差で、Ivecoのジェラルド・デ・ローイ。3位は12’20″差でミキ・ヴィアシォン、4位アルチュール・アルダヴィシュス(kamaz)、13’56″の差。ハンス・スティシーは16’23″差で、5位。
総合順位ではジェラルド・デ・ローイがトップ、次席のアレス・ロプライスに15’39″、ハンス・スティシー15’39″、アルチュール・アルダヴィシュス(kamaz)に58’40″の差。

15:33 – クワッド
パトロネッリ兄弟、二人でポディウムに登る
弟マルコスか、兄アレヒャンドロか?CP1、CP2と兄がトップをひいて来たが、最後弟が兄を追い越し、38″差でゴールした。3位はトーマス・マフェイ9’50″の差。4位はチリ人イグナシオ・カザレ(Ignacio Casale)、19’03″の差。
総合順にでは、パトロネッリ兄がトップ、2位のマフェイに1h08’05″ものタイム差をつけている。そして弟マルコスも1h20’57″の差。

15:16 – オート
305 – SSゴール : ホアン・ナニ・ローマがステージ優勝
4h25’44″でホアン・ナニ・ローマが本日のSSゴールをトップ・タイムで通過した。ロビー・ゴードンに5″の差をつけた。暫定3位はクリストフ・ホロヴィッツ+2’04″、ステファン・ペテランセル+5’38″。SS初めでトラブルに見舞われたナセル・アルアティヤはゴール手前ですさまじいパフォーマンスの走り、トップとの差8’09″でSS5位につけた。
総合順位では、ステファン・ペテランセルが相変わらずトップ、2位はロビー・ゴードン、7’36″の差、3位クリストフ・ホロヴィッツ、7’48″の差、4位ホアン・ナニ・ローマ、12’27″の差。ナセル・アルアティヤは総合6位、ステファン・ペテランセルと45’25″の差がある。

14:49 – カミヨン
533 – CP3 : アルダヴィシュス、好調
km314のCP3をアルチュール・アルダヴィシュス(kamaz)がトップ・タイムで通過、続くアレス・ロプライスに2’05″の差。ジェラルド・デ・ローイは4’33″の差、そして、ハンス・スティシー5’15″。

13:52 – オート
305 – CP3 : ロビー・ゴードン、MINIの後ろ…
Km314のCP3をMINIのホアン・ナニ・ローマがトップ・タイムで通過、3h03’22″。ステファン・ペテランセルが2番目のタイム、+1’35”, 3位クリストフ・ホロヴィッツ+1’38″。先程CP2までトップにいたロビー・ゴードンは、ここは+4’04″で4番目のタイム。ナセル・アルアティヤは15’12″もの差をつけられている。

13:44 – モト
SSゴール : ファリアの次が交代
本日のSSを4番、5番目にスペイン人、ホアン・バレダ (Husqvarna)と、ステファン・ソヴィツコ(KTM)、それぞれトップと8’44″と9’09″の差でゴールした。彼らは、暫定3位、4位、先程まで暫定3位にいたエルダー・ロドリゲスがこれで後退し、暫定5位に。
総合順位では、マルク・コーマ、シリル・デプレに続いて、3位、エルダー・ロドリゲスがトップとの差51’37″、4位ダヴィッド・キャストゥ(+1h10’37”)、ジョーディ・ヴィラドムス(1h12’27″)。

13:26 – モト
002 – SSゴール : シリル・デプレ、17’20″の差 !
暫定だが、本日のSS優勝は、マルク・コーマ。2位はポルトガル人ルーベン・ファリア、続いて同国のエルダー・ロドリゲスで、それぞれ7’00” と 9’46″の差。シリル・デプレは4番目にゴールに付いたが、マルク・コーマ17’20″の差。総合タイムで二人の差は9’32″。

13:18 – クワッド
252 – CP3 : 暫定順位
CP3を弟マルコス・パトロネッリが通過し、アレヒャンドロ・パトロネッリと4’47” 差。イグナシオ・カザレは3位に後退、暫定4位はトーマス・マフェイ13’35″。

13:11 – クワッド
250 – CP3 : アレヒャンドロ・パトロネッリ、トップ続ける…
km314のCP3を相変わらずアレヒャンドロ・パトロネッリがトップをひいて通過。暫定2位のイグナシオ・カザレは10’49″差。マルコスが到着すれば、暫定2位が交代されるかもしれない。

13:02 – モト
001 – SSゴール : マルク・コーマ、トップ
本日のSSをマルク・コーマが5h03’52で到着した。これでチーム・メイトのシリル・デプレを押さえて総合順位トップに上がる。

12:44 – カミヨン
533 – CP2 :アルダヴィシュスがトップに躍り出る…
CP2をトップ・タイムで通過したのは、アルチュール・アルダヴィシュス(kamaz)、1h20’53″。続いて、ハンス・スティシー(+27″)、アレス・ロプライス(+35″)、ジェラルド・デ・ローイ(+56″)の順。

12:14 – カミヨン
502 – CP1 :デ・ローイ、引き離す、が・・・
km65のCP1をカミヨンのトップグループが通過した。ジェラルド・デ・ローイがトップ、アレス・ロプライスに2’10″の差。1kmにつき、2秒ずつ引き離したことになる。かなり速いスピードが出ているということだが、ラリーレイドでは安泰の差にはならない。続くアルチュール・アルダヴィシュス(kamaz)は2’13″、ハンス・スティシー2’14″と僅差。.

12:07 – オート
303 – CP2 : ゴードン、頑張る
Km118のCP2をロビー・ゴードンが1h07’01″で通過。暫定だが、2位はホアン・ナニ・ローマ55″、3位はクリストフ・ホロヴィッツ1’13″、4位はステファン・ペテランセル+1’31″。Toyotaのジニエリ・ド・ヴィリエは+3’05″。ナセル・アルアティヤはロビー・ゴードンと18’37″差。

11:57 – モト
002 – シリル・デプレ、降参か?
泥にはまって大きくタイム・ロスしたシリル・デプレ、Km314のCP3を通過。マルク・コーマとの差は15’49″に開いた。

11:53 – モト
CP3 :マルク・コーマの次はファリアとバレダ
CP3をマルク・コーマがトップ・タイム、続くのはルーベン・ファリア(+4’26″)、ホアン・バレダ(+6’00”)、ステファン・ソヴィツコ(+6’19”)、ホアン・ペドロ・ガルシア(+6’56”)、エルダー・ロドリゲス(+7’08”)、ジョーディ・ヴィラドムス(+7’34”)、フランス・ヴェルホーヴェン(+8’14”)、ダヴィッド・キャストゥ(+8’59”)。

11:43 – カミヨン
LES カミヨン、SSスタート..
数分前、カミヨン部門がスタートした。コースをオープンするのはジェラルド・デ・ローイ、続いてアレス・ロプライス、カルギノフの順。今大会では最初からIveco軍団がトップに立ち、KamazとTatraが追い上げるという図式が続いている。

11:34 – オート
CP1のタイムは…
CP1の通過タイムを見てみる。トップはロビー・ゴードン、しかし、2位のクリストフ・ホロヴィッツはわずか25秒の差。さらにホアン・ナニ・ローマが34秒、ステファン・ペテランセル、39秒差、ジニエリ・ド・ヴィリエ1’07″とごく僅かな差だ。ナセル・アルアティヤはここまでに2度ストップ、18’39″のタイム・ロス。

11:25 – オート
300 -ナセル・アルアティヤ、再びストップ…
Km64でナセル・アルアティヤが再びストップ。数分後再度、走り出した。

11:22 – モト
001 -コーマ 、314㎞を終了…
Km314のCP3を3h24’41″でマルク・コーマが通過した。

11:17 – オート
303 – CP1ゴードン、トップ
Km65のCP1、Hummerのロビー・ゴードンがトップで通過、続いてステファン・ペテランセル39″差。暫定2位のタイムで通過したのはクリストフ・ホロヴィッツ、トップとの差25″。

10:49 – オート
300 – ナセル・アルアティヤ、遅れる.
Km17でナセル・アルアティヤが5分ほど前からストップ。現在トップをひくのは、チーム・メイトのロビー・ゴードン。

10:37 – クワッド
252 – CP2 : マルコス、追い上げる…
CP2をマルコス・パトロネッリが通過した。兄との差は1’43″で2番目のタイム。続いて3番目はイグナシオ・カザレ(+4’49”)、トーマス・マフェイ(+6’21”)。

10:31 – オート
2台のHUMMER スタート…
本日のSSをナセル・アルアティヤとロビー・ゴードンがスタートした。続いて、Miniのステファン・ペテランセルとクリストフ・ホロヴィッツ、ジニエリ・ド・ヴィリエ(Toyota)、ホアン・ナニ・ローマ(Mini)。次のCP1はkm65先、約40分後の予定。

10:12 – クワッド
250 – CP2、パトロネッリ兄、トップ…
Km118のCP2を最初に通過したのはアレヒャンドロ・パトロネッリ、1h26’52″。続いて、チリ人イグナシオ・カザレ(+4’49”)。

09:45 – モト
001 – CP2 : マルク・コーマ がトップ、しかし続くライダーは…
CP2をさらにライダーが通過し、トップグループの順位が交代した。トップは相変わらずマルク・コーマだが、2番目のタイムで通過したのはホアン・バレダ (+1’57”)。続いて、ステファン・ソヴィツコ(+2’08″)、ルーベン・ファリアオリヴィエ・パン、ホアン・ペドロ・ガルシア(+2’26”)、オリヴィエ・パン(+2’28”)、ジョーディ・ヴィラドムス(+2’47”)。シリル・デプレはトップと12’55″の差。

09:20 – モト
001 – CP2 : マルク・コーマ 通過..
Km118のCP2をマルク・コーマが1h12’51″で通過した。続いて、エルダー・ロドリゲス、1’36″差、ジェラルド・ファレス、6’45″差。

09:09 – モト
CP1 : これまでにないトップ集団の顔ぶれ…
CP1をトップ20台が通過した。マルク・コーマは相変わらずトップに変わりないが、2番目のタイムで通過したのはオリヴィエ・パン(Yamaha)、38秒差。3位はイタリア人アレッサンドロ・ボットゥリ(Alessandro Botturi)、56″差、4位ホアン・ペドレロ・ガルシア(KTM)、 1’23″差。5位ルーベン・ファリア、1’36″差。このマルク・コーマと他のライダーらのタイム差が少ないのは、km8からkm12の間のマッド・コーナーでの通過状況が少しずつ良くなっていることを物語る。

08:53 – モト
CP1 : シリル・デプレ、マルク・コーマより12分後で通過…
シリル・デプレCP1を通過、マルク・コーマの12分後。つまり、二人のタイム差は11’55″。現在暫定2位のタイムで通過したのは、ルーベン・ファリア(+1’36”)、続いてフランス・ヴェルホーヴェン(+1’44”)、ダヴィッド・キャストゥ(+2’44”)。その後にジェラルド・ファレス。

08:48 – モト
CP1 :マルク・コーマ、トップ…
Km65のCP1をマルク・コーマが40’37″でトップ通過。暫定2位のエルダー・ロドリゲスが通過したのは、なんと11分後、タイム4’26″は。暫定3位のタイムは、ジェラルド・ファレス(Gerard Farres Guell)3’37″。

08:20 – モト
002 -デプレ、8分タイム・ロス
km11で、先程からリオを覆い尽くした深い泥に足をとられて動けないシリル・デプレとパウロ・ゴンサルヴェス。このコーナーをようやく抜け出た。デプレはここで約8分タイム・ロスした。8分といえば、総合タイムでマルク・コーマとのアドバンテ―ジに匹敵する。

08:13 – モト
デプレとゴンサルヴェスが泥にはまる !
KTMの2人のライダー、フランス人シリル・デプレとポルトガル人パウロ・ゴンサルヴェスがSS10kmのマッド・コーナーで数分前からストップ。泥にはまって動けないようだ。コーマはうまく切り抜けられたようで、走り続ける。ポルトガル人エルダー・ロドリゲスもこのマッド・コーナーでタイム・ロスしたが、なんとか抜け出られた模様。

08:01 – モト
KTMのデュエル、再開 !
7時52分、モトの第一走者マルク・コーマがスタートした。最初のチェックポイントは65km先。

07:57 – オート
オートの最初のグループがリエゾンをスタート…
本日はオート部門113台のスタート予定、最初のグループがSSスタートを目指してビバークを出発した。最初はHummerのナセル・アルアティヤとロビー・ゴードン。

07:25 – モト
004 – チャレコ、スタートできない !
チリの国民にとって、がっかりするようなニュース。一昨日第7SSで、フランシスコ・ロペスが転倒し、右膝の靱帯を切ってしまった。かろうじてSSゴールまで走ったが、痛みがひどいと訴えていた。今朝、ビバークのスタートに姿を見せない。

05:51 – モト
モト、本日のステージのリエゾンをスタート..
コピアポ→アントファガスタの本日のステージは走行722㎞、最初は137㎞のリエゾン。スタートリストにあるライダーは123台、コースをオープンするのはマルク・コーマ。5時42分、彼がリエゾンをスタートした。続いて、総合トップのシリル・デプレ。続いてエルダー・ロドリゲス、パウロ・ゴンサルヴェス、ダヴィッド・キャストゥ、ジョーディ・ヴィラドムスの順。

04:30
ダカール・ラリー、アタカマをスタート
第8ステージ、コピアポ→アントファガスタ、245㎞のリエゾンと477㎞のSS。休息日の翌日、今日もモトのマルク・コーマとシリル・デプレのデュエルから始まる。オート部門はステファン・ペテランセルがコース・オープン、続いてクリストフ・ホロヴィッツ、ロビー・ゴードン、ホアン・ナニ・ローマと続く。カミヨン部門、ジェラルド・デ・ローイがトップ。そして、アレス・ロプライス、ハンス・スティシー、アルチュール・アルダヴィシュスの順。
今大会で最長のSS、今日のSSは長いが決定的な差をつけることは難しいかもしれない。むしろ、休息日後のリズムを取り戻すコースとでも言おうか。アントファガスタまでの石の多いコース一貫した集中力が求められ、一瞬の気の緩みが命取りになる。

EN – The stage summary – Stage 8 (Copiapo – Antofagasta) – 2012/01/09

EN – Interview stage winner – Stage 8 (Copiapo – Antofagasta) – 2012/01/09

EN – Magazine – Stage 8 (Copiapo – Antofagasta) – 2012/01/09

EN – Image of the day – Stage 8 (Copiapo – Antofagasta) – 2012/01/09

EN – Landscape of the day – Stage 8 (Copiapo – Antofagasta) – 2012/01/09

リマまであと7日
エントリーした競技者の内、モト178台→125台、クワッド30台→21台、オート161台→123台、カミヨン74台→71台が競技を続けている。コピアポでの休息日の今日、ビバークに、デューンの中で一夜を過ごした競技者らが今朝、次々と着いた。まだレースは真ん中、4つの部門の優勝者を語るには時期尚早だが、優勝候補者のリストはかなり煮詰まってきた。

モト :シリル・デプレとマルク・コーマが群を抜く
幸いにして二人とも残っている。二人のチャンピョンの激しいバトルは少し飽きたというより、むしろ崇拝するほど。もうこの二人の熾烈な戦いを繰り広げて何年になるだろう。ともかく毎回目が離せないのは確かだ。昨年まで6回大会で、世界一速い、世界一完璧なライディングの腕を持つ二人はそれぞれ3回づつの総合優勝。4563kmのコースのうち1632kmのSSが終わって二人の差はわずか7’48”、リマでの勝敗はまだまだ予測できない。

そしてこの二人のバトルの傍らで繰り広げられる、ポディウムのイス争い。レース前半では上下争いが激しかった。エリートライダーのうち、ヤクブ・プリスゴンスキー(KTM)が早々第3ステージでエンジンが壊れてリタイア、またクィン・コディ(Honda)が転倒事故でケガをし、戦線を離脱した。KTMの二人のライダー以外で、今回SS優勝したチャレコことフランシスコ・ロペスは、チリの最初のSSで右膝の靱帯を切るアキシデントに見舞われた。コピアポでリタイアするとみられる。休息日前のSSで大きなトラブルに見舞われたフランス・ヴェルホーヴェン(トップのデプレから3h16差で26位)、アラン・デュクロ(16h30差で105位)らは順位が大きく後退した。様々なプチ・トラブルにみまわれながらも、エルダー・ロドリゲス(Yamaha)がトップ2人にくらいつき、総合3位になった。しかし49’39”.のタイム差がある。

初参加のライダーでは、ブラジル人、フェリペ・ザノル(Felipe Zanol)が総合16位で現在1位。続くのがジョニー・アルベール(Johnny Aubert)、総合(24位。
ノン・アシスタンスのライダーのトップはユゴー・ペイヤン(Hugo Payen)、82位。彼は昨年もこのクラスで優勝した。

さらに、2012大会でエントリーした2人のレディスで、現在残っているのはレイア・サンス(Laia Sanz)、51位。彼女は昨年初エントリーで総合45位だった。

オート部門 : Hummerに追われるMINI軍団
レースの半分が終了した現在、42分’54が6台の競技者を分ける。トップはステファン・ペテランセル、2位は第5ステージで初めてSS優勝を果たした、クリストフ・ホロヴィッツ、トップと11’22”の差。

ホアン・ナニ・ローマもトップと18’05” 差で4位、つまり、総合順位で1、2、4位をMINIが押さえている。しかも4台のMiniがステージ優勝し、X-Raidチームの実力を見せつけているようだ。
しかし、何よりも前半戦で印象付けられたのはHummerのパフォーマンス。ロビー・ゴードンはトップと13’09”差で、総合3位。タイトル保持者ナセル・アルアティヤは2度ステージ優勝し、その腕前を確認するような速さだった。一方、コンスタントに上位に着いているジニエリ・ド・ヴィリエ、まだ開発途中のToyota Hiluxで総合5位、トップとの差34’07”、要注意だ。

プロダクション部門では、常連のデュエリスト、三橋淳とザヴィエル・フォッジ(Xavier Foj)の争い。現在部門トップは三橋、しかし23’01”とタイム差は決して安泰な数字ではない。
2駆部門では、パスカル・トマス(Pascal Thomasse)がトップ、2位のベルナール・エランドネア(Bernard Errandonea)に1h26’15 もの差をつけ、レース後半は余裕。

クワッド :トーマス・マフェイとパトロネッリ兄弟
30台のエントラントのうち、過去の優勝者3人が現在レースを続行している。多くのアウトサイダー、ニューフェースが参加するクワッド部門では、今年レギュレーションが改正された。エンジンパワーが700cc.以下。レースが始まる前に、クワッド部門を大きく揺さぶったのは、車検で7台がパスできず、競技は参加できるが、リザルトには入れないという衝撃的なニュース。

レース1週目は、ウルグアイ人セルジオ・ラ・フエンタが最初の2度のステージ優勝、しかしその後は、アルゼンチン勢がSSを押さえた。総合順位ではアレヒャンドロ・パトロネッリが2位のトーマス・マフェイに1時間近い差を付けている。しかし、弟マルコスにも1h20’もの差。ルーキー・トップは、アルゼンチンのルカス・ボネット。

カミヨン部門 :ジェラルド・デ・ローイがトップ、しかし息はつけない
カミヨン部門では、入念に準備されたビンテージ・カミヨンで、Ivecoチームがカミヨンのパフォーマンスを披露するような走りを見せる。ジェラルド・デ・ローイがサンファン、チレシト、フィアンバラ、コピアポと4度のステージ優勝、しかし、チレシト以降、ライバル・カミヨンとの差はあまり大きく変わらない。

レースの半分が終了した現在、総合順位でトップのジェラルド・デ・ローイと2位のアレス・ロプライス(Tatra)はわずか17’10”の差。2007年の優勝者、ハンス・スティシー(Iveco)は総合3位に着ける。宿敵Kamazはチームでトップのアルダヴィシュスを筆頭に、カルギノフ、マルデーヴの3台が45分から1時間13分差、2週目でどこまで追い上げるのか乞うご期待。

排気量10リットル未満クラスでは、同クラス優勝の常連、菅原照仁がトップ。クラス2位のヨハン・エルフリンク(Johan Elfrink:メルセデス)とは2時間47分30秒もの差がある。