現地との連携

アフリカで30年以上、ここ南アメリカでも、ダカール・ラリーは出会いが実を結び、向かえてくれる土地の人々との絆を大事にしてきた。この方針は、チリでテチョ・パラ・ミ・パイスとタイアップすることにより、住宅支援という形で今年も続けられる

テチョ・パラ・ミ・パイス

非営利団体«テチョ・パラ・ミ・パイス »(私の国のために一つの屋根という意味)の協力を得て、ダカール・ラリーは南アメリカで開催した年から住居支援を行ってきた。同団体は、去る2月27日に現地を襲った地震により、住む家のない家族の為に緊急用住居を建設支援している。この地震で崩壊した家は約50万戸に上り、この再建全部に応えることはできないが、災害のあった直後から2万戸の住居建設の計画を進めてきた。より緊急を要する支援先を確定し、同団体は、3月29日から、6,000人のボランティアを動員し、2,675戸の住居を建てた。この企画は5月末を持って終了する。インフォメーションはwww.untechoparamipais.org

“ チリ・ソリダリティ”に協力

ASOは、チリで地震・津波が起きた直後、100,000ユーロを支援することを表明。さらにダカール・ラリー主催者は、この支援の手を広めるべく、ラリーの参加費から支援金を捻出することにした。登録する競技者の参加費のうち、モト・クワッ1台につき50ユーロ、オート1台につき100ユーロ、カミヨン1台につき150ユーロが、被害者への支援金として提供される。集められたお金はテチョ・パラ・ミ・パイスに委託される。一方、ダカール・ラリーからは同団体に年間支援金として112,000US$も提供している。

アフリカでも支援は続行

アフリカとの長い歴史の間に培われたダカール・ラリーとアフリカの国々との絆は、今でも続く。アクション・ダカールを通して現地への支援が今年も続けられる。
アクション・ダカールはSOSサヘルとタイアップし、現地の長期開発、農業開発、植林や砂漠化防止対策など、様々な分野に向けて支援するもの。2002年に始まったアクション・ダカール支援は2010年も続けられ、これにより総額120万ユーロがSOS Sahelに支払われることになる。セネガルのルーガ地方の市町村で、8年間の活動の裨益人口は32万人に上る。
http://www.sossahel.org/actions_en_cours/actions_en_cours/actions_dakar_senegal

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