ステージ インタビュー

2016/01/16 第13ステージ インタビュー

全車 :リエゾン(移動区間) 518km+SS(競技区間)180km=合計698km

 

モト部門

003 –トビー・プライス (KTM) (SS4位、総合優勝)
ダカール・ラリーで初めて勝ったオーストラリア人

どう言ったらいいのかわからない。何も考えられない・・・。2度目の参加で優勝できるなんて考えてもいなかったので、僕はひどいショック状態なんだ。僕の家族、友人、オーストラリアで応援してくれている僕のファンたちに・・・・ンもう信じられない!

2度目の参加で優勝なんてすごい記録だが、僕がダカール・ラリーで初めて勝ったオーストラリア人だというのもすごい。2年前にはそんな事想像だにできなかった。完走するだけで、すでに勝利だ。優勝だなんて、本当に信じられない。オーストラリアで走っている姿勢でレースに向かった。アタックすべきところではアタックし、マラソン・ステージのような大事なところではバイクに気を付けて走った。そしてナビゲーションもうまくできた。これが僕のスタートで、この後も勝てるようになりたい。それは非常にむずかしいので、この優勝を十分味わうよ。

 

004 –パブロ・キンタニーリャ(Husqvarna)(SS1位、総合3位)
この最終ステージは今大会の中で一番難しかった

この最後のステージは非常に難しかった。スタート前、とても緊張していてナーバスになっていた。今日は全競技者が同じコースだった。最初からプッシュした。チームの仕事のおかげで総合3位をキープできた。とても嬉しい。

今回のダカール・ラリーは非常にハードで、最後の日まで表彰台争いを続けなければならなかった。普通だと、最終日は競争せずに流すだけなんだけど。僕にとってこの最終ステージは一番難しく、緊張した。ラリー前に怪我したがプロがゴールまで導いてくれた。今日は彼らの努力の成果だ。この後ゆっくり休んで、チームの皆と次の大会に向けてのスケジューリングをするつもりだ。

 

クワッド部門

252–マルコス・パトロネッリ(Yamaha)(SS6位、総合優勝)
本当に信じられない

もちろんすっごく嬉しい!劇的なダカール・ラリーだった。初めは少しアンラッキーだったが、その後はすべて良い調子だった。ほぼ毎日同じ順位でいられた。一生懸命仕事をした。だから今日の成績は本当に感動だ。今大会は本当にハードだった。非常にラリーレイド的なステージもあったし、最もダカール・ラリーらしいステージもあった。コースのタイプがまったく二つに分かれていた感じがする。大会最初の頃のスピード・コースではうまく走れなかったが、次のタイプになってから少しライバルを引き離すことができた。このダカール・ラリーは私のチームと兄といっしょに勝ったものだ。本当に信じられない!

 

オート部門

302 –ステファン・ペテランセル(プジョー)(SS13位、総合優勝)
私の大きな最終目標

すっばらしいー!プレッシャーはかなりあったが、なんとか耐えられた。最終3日間は非常にストレスだったので、ゴール・ラインを越えてほっとした。チームは2年前から狂ったように働いてきたので、プジョーの歴史を再び書き換えられたということがとても満足だ。フランスの自動車メーカーなので、ずーっとこの優勝を夢見てきた。私は何度も優勝してきたが、この嬉しさはトップ3に残る。この後についてどうするか、それを決めるにはまだ早すぎる。確かなことは、モトとオート部門での優勝回数を同じにするというのが、私の大きな最終目標だった。今、それがかなった。この他に自分にモチベーションをかけるものがない。

 

300 –ナセル・アルアティヤ(MINI)(SS3位、総合準優勝)
準優勝、良いパフォーマンスだ

ダカール・ラリーが始まる前に、二人のライバルが気になっていた。ステファン(・ペテランセル)とジニエリ(・ド・ヴィリエ)だ。ゴールで、この3人で表彰台に登れたので嬉しい。ステファンは非常に頭が良いし、ジニエリはコンスタントな走りなので良い仕事ができる。準優勝を取ることができたのは良いパフォーマンスなので非常に嬉しい。大会初め、表彰台に上れると思っていたが、どのポジションかはわからなかった。準優勝できて本当に嬉しい。スポンサーにサポートしてくれたことに対してお礼を言いたい。この先のこと?私はフリーなので、どうなるかわからない。来年の契約はまだしていない。

 

314–セバスチャン・ロエブ(プジョー)(SS1位、総合9位)
もう、来年来たい気分だ

クルマも我々も共に、我々は全体的に非常にコンペティティフだった。ナビゲーションのステージでは多少心配もあったが、するべき仕事を知っていたから、なんとかクルマが持つように走った。ナビゲーションがそう難しくない日もあったが、本当に困った砂丘もあった。これから来年の為にどう改良したらいいのか相談しないといけない。しかし、本当に苦しかったというのに、もう、来年来たい気分だ。

 

301 –ジニエリ・ド・ヴィリエ (TOYOTA)  (SS8位、総合3位)
ポテンシャルは高いがスピードが無い

最後のステージで、ミッコ・ヒルボネン(MINI)と表彰台を巡ってすごいバトルをしてしまったようだね。昨日は終日アクセルを底まで踏み続けた。今日はタイム差をコントロールして走った。トヨタの為にこの表彰台の位置をキープしたかったので、とてもうれしい。私にとって、最初の週は非常にフラストレーションが溜まった。プジョーのスピードには追いつけず、ナセル(・アルアティヤ)の高地や砂丘の中での走りにも追いつけなかった。我々のトップ・スピードを改良しなければならない。ステファン(・ペテランセル)のプジョーで2度目の優勝に対等に戦えるようにしなければならない。

ターボ・エンジンと対等に戦うのは難しかったが、我々のメカニックの信頼性はバツグンだった。プジョーは非常に速い。我々のクルマのポテンシャルは高いがスピードが無い。これで13回目のダカール・ラリー、5度目の表彰台だ。総合優勝は1回しかしていないので、できるだけ早いうちに勝ちたい。

2016/01/15 第12ステージ インタビュー

オート&モト&クワッド :リエゾン(移動区間) 450km+SS(競技区間)481km=合計931km
カミヨン:リエゾン(移動区間) 599km+SS(競技区間)267km=合計866km

 

モト部門

007 –エルダー・ロドリゲス(Honda)(SS1位、総合5位)
5位になれるよう全力でアタックした

僕にとって素晴らしい日になった。全体的に2週目は最初の週より良い走りができた。1週目は体調が悪くて、週末は肩の痛みがひどかったが。だが今はすっかり良くなった。今日は5位になれるよう全力でアタックした、しかしあくまでも安全にだ。走りやすいSSだったので、非常にいいスピードで走ることができ、トビー(・プライス)やアントワーヌ(・メオ)を追い越した。

 

003 –トビー・プライス (KTM) (SS2位、総合1位)
今日大事なのは、無事にゴールに到着すること

480kmもある長いSSで、路面は石がボコボコあってひどく走りにくかった。何度かピスト(道路)から落ちたが、大したことはなかった。エルダー(・ロドリゲス)が途中追いついて、追い越していった。無理に彼に追いつこうとせず、マイペースで走った。
今日大事なのは、無事にゴールに到着することなんだ。前を走るメオに追いついた。彼は僕を待っていたのか、何かトラブルがあったのかよくわからなかった。何かあったら、彼だけが頼みだった。タイヤがもうダメになる寸前だったから、もしもの時彼に助けてもらうはずだった。

優勝はもうすぐだ。しかし、2度目の出場者が優勝したと、ダカール・ラリー史に僕の名が刻まれるかどうかは明日にならないとわからない。

 

049 –アントワーヌ・メオ(KTM)(SS21位、総合6位)
えらいドジ踏んじまった

残りはあと1ステージだよね?夢見てたわけではない、転んだあとイリトラックがピーピー鳴っていた以外、何にも覚えていない。ウェイ・ポイントを一生懸命探していた。タイムを失っていて・・・・えっと、トビーと一緒に走っていたんだったよね。まいったなぁ!えらいドジ踏んじまった。首も痛いし、頭も痛いし、ケツ以外どこもかしこも痛い・・・・。

 

004 –パブロ・キンタニーリャ(Husqvarna)(SS6位、総合3位)
慎重に走る法を選んだ

SSは難しかった。泥も多かったし、水たまりもたくさんあった。一回泥の中で転んだ。ゴール手前はすごくスリッピーだった。少しタイムを縮めていたので、スピードを落として走った。すっごく滑って、危なかった。Km430あたりでアントワーヌ(・メオ)が倒れていたのを見た。すぐ止まって、具合はどうか聞いた。今日の総合順位はどういうことになるのか・・・ ?

 

オート部門


315 –ミッコ・ヒルボネン(MINI)(SS1位、総合4位)
良い仕事をしてきた

今日のSSはスピードの上げ下げをずーっと繰り返さなければならず、とても難しかった。しかし1度もパンクしなかった。ものすごくスピードを出して走っていた気がしないので、(ステージ優勝に)届くくのかどうかわからないが、楽しみだ。最後ゴールでナセル(・アルアティヤ)より早く着いたのは確かだ。ここまで、ミス無しでトップ5の中に入れたのは確かだ。このまま最後まで行けると良い。良い仕事をしてきたが、ちょっとしたミスが大きな損になることもある。ナセル・アルアティヤとかに比べると、まだまだたくさん学ぶことはある。私の初ダカール・ラリー参加だ、非常に満足できる結果が出せると思う。

 

302 –ステファン・ペテランセル(プジョー)(SS9位、総合1位)
勝負している場合ではない

ひどく長く、狭いコースで、競技者同士がくっついていて、思った以上にテクニカルだった。すごくストレスのかかるレースだった。むやみにタイムをロスすることなく、タイヤをパンクさせないよう適度なスピードで走らなければならなかった。だからゴールできてうれしい。
今朝はセバスチャン(・ロエブ)とダニエル(ロエブのコ・ドライバー)らが遅れを挽回せずに、しっかり我々のガード役に徹して後ろに付いていてくれていた。砂丘の中でシリル・デプレがその役を変わって、その後のピスト(道路)上では再びロエブが後退した。我々は最高のアシスタントがいる。プジョーと共に2年ハードな仕事をしてきて、ようやく大きな前進ができた。だから勝負している場合ではないんだ。それぞれが自分のチームの中での役割を尊重するのは当たり前なんだ。

 

314 –セバスチャン・ロエブ(プジョー)(SS13位、総合9位)
あと一日、なんとしても完走したい

SSをおとなしく走ってきた、途中ステファン・ペテランセルに追いつき、彼の後ろにじーっとついて走った。我々は今日は特に大きく上昇することも後退することも無いので、ステファン・ペテランセルにもし何かあったらパーツの一つでもサポートするつもりで走っていた。あと一日、なんとしても完走したい。

 

300 –ナセル・アルアティヤ(MINI)(SS2位、総合2位)
我々の仕事をこなしている

美しいコースだったが、非常に長かった。それに非常にわかりにくかった。ゴール手前120km辺りで、フロント・タイヤに異常を感じたのでスピードを落とした。結局、パンクはしなかった。楽しんで、我々の仕事をこなしている。ぜひ優勝したかったが、それでも我々なりに精一杯のダカール・ラリーをした。あと1ステージ残っているが、どんな結果になるのか楽しみだ。プジョーは最初の週は想像以上に速かったが、全体的にはMINIは非常にうまく走れた。横転したステージで大きくタイムを落としてしまったが、我々MINIは十分ダカール・ラリーで優勝できるポテンシャルがあると思う。

2016/01/14 第11ステージ インタビュー

全車 :リエゾン(移動区間) 281km+SS(競技区間)431km=合計712km

モト部門

049 –アントワーヌ・メオ(KTM)(SS1位、総合3位)
思ってもいなかった

えー、そんなに良い成績だったの?思ってもいなかったぁ。うっそだろー。パウロ(・ゴンサルヴェス) が転ぶ前、彼を追い越した。彼はせっかく今朝再スタートできたのに残念だ。今年初めてのダカール・ラリーで3位のつけられたってうれしいなぁ。

今日のナビゲーションは超複雑で、みーんなミスしていた。俺はツイていた。 一時、一人だけになってしまって、一人だけこんなに速いわけがないと思い、ロード・ブックを1コマ外していたことに気が付いた。一つ手前の位置に戻って、正しいコースにいるのかどうか確かめた。じれったいがこんな風にして習っているところなんだ。あとステージ2つ、どうなるかわからない。初めての参加なので今は勉強の時、チームの決定は今晩どうなるかな。

 

003 –トビー・プライス (KTM) (SS2位、総合1位)
他のライダーとのタイムは僅差

今日も良い走りができた。3番目のスタートだったが180kmで先頭に出た。その後はトップを引いた。しかし、ゴール手前50kmから80kmの間は非常に走りにくい路面で難しかった。暑くて、呼吸が苦しかった。今日の難しいステージをこなせてうれしい。他のライダーとのタイムは僅差だ。そして、最終ゴールはまだ遠い。大事なのは最後のステージのゴールラインを超えることだ。今日は暑さのせいでライディングがつらかったが、バイクは良好。メオは素晴らしいタイムを出した。チームにとって良い事だ。道に迷った競技者がいるので、全員走り終わってからの順位を待とう。

 

004 –パブロ・キンタニーリャ(Husqvarna)(SS3位、総合4位)
まだあとたくさんkmが残っている

とても疲れるステージだった。スタートしてから給油ポイントまでマックスのスピードで走った。トップ集団とのタイムをかなり縮めたと思う。でも、給油の所でリア・タイヤに問題があるのを見つけ、その後はスピードを落とした。SS最終部は非常にハードだった。岩だらけ、大きな水たまり越えもあった。すごく危なかった。今日のステージは非常に厳しかったので、走り切ることができてうれしい。まだあとたくさんkmが残っているから、明日がどうなるか楽しみだ。感情に振り回されず集中して走るつもりだ。

 

オート部門

300 –ナセル・アルアティヤ (MINI) (SS1位、総合2位)
ステージ優勝できてうれしい

非常に長いステージで、非常に暑かった。最初から最後までアタックした。ステージ優勝できてうれしい。最後の数10kmは、フロント・トランスミッションのシャフトが壊れたまま走った。2駆になってしまったが、ミッシュランタイヤが良いので、我々にとってハンディにはならなかった。パンクはしなかった。ステファン・ペテランセルにプレッシャーをかけるのは難しいが、ジニエリ・ド・ヴィリエより上の今のポジションをキープするよう頑張る。彼に20分ほどアドバンテージをとれたので満足だ。

 

314 –セバスチャン・ロエブ (プジョー)(SS2位、総合9位)
ゴールできてよかった

SSの440kmを走り終わってあと2kmというところでカルダン・シャフトの折れる音がした。シリル(・デプレ)を3km手前で追い越したので、非常にラッキーだった。彼が止まって、ゴールまで牽引してくれた。そうでなかったら、今頃まだコース上で壊れたところを直していなければならなかったろう。おかげでこうして、まずまずの時間でゴールできた。SS初番でナニ・ローマがコースを遮って追い越せずタイムを失ったが、その後は良いスピードで走れた。今自分は初めてのダカール・ラリーで見習いの立場だが、見習いは見習いだ。早く走ることは知っているが、方向を選んだり、道のないところを走ったりするのは私にとって初めてだ。今日もほとんどオフロードで、砂丘は少なかったがリオ(枯れ河)は多かったが、うまく走れた。車にダメージを与えるとても長いSSだったが、ゴールできてよかった。

 

302 –ステファン・ペテランセル(プジョーI) (SS4位、総合1位)
ちょっとしたトラブルが我々を台無しにすることだってありうる

430kmのコースはナビゲーションが非常に複雑で、フェシュフェッシュやリオ(枯れ河)が多く、その上、終盤は本格的なラビランス(迷路)だった。当然ストレスがかかった。クルマの音を注意して聞きながら、クルマにダメージを与えるような障害すべてに注意しながら走った。ちょっとしたメカ・トラブルが我々を台無しにすることだってありうる。コースでストップしてしまったら、我々が今持っている1時間近いアドバンテージだって何の役にも立たない。ラリーレイドでは突発の連続なんだ。

 

321 –シリル・デプレ (プジョー) (SS8位、総合7位)
まだ優勝が確定したわけではない

最初から最後までハンドルを左右に動かし、ブレーキを踏んでは放し、クルマをありとあらゆる方向に向けて走る、くたびれるSSだった。ステファン(・ペテランセル)の砂埃を前方に見ながら、スピードを落とさないように走った。好調に走っていたが、SSゴール20kmでタイヤの空気システムのホースを引きちぎってしまい、スピードを落とさなければならなくなった。

あと5kmのところでセバスチャン(・ロエブ)に追い越された。その後半分くらい行った時彼が止まっていた。石にヒットしてカルダン・シャフトを壊したんだ。そこで10分ほど修理を試みたが、直せないことが判った。牽引ロープを出して「手伝ってくれるか?」と言う。もちろん手伝ったよ。いくらなんでも、プジョーのクルマをそこにほったらかしていけない。

目標はなんといってもロサリオのゴールだ。クルマ、タイヤの保存を考え、つまらないミスをしないよう気を付け始めた。もし1度もステージ優勝していなかったら、何が何でも1回はとろうとしたと思うが、もう優勝したことがあるので無茶はしない。

2016/01/13 第10ステージ インタビュー

オート :リエゾン(移動区間) 485km+SS(競技区間)278km=合計763km
カミヨン :リエゾン(移動区間) 237km+SS(競技区間)431km=合計668km
モト&クワッド :リエゾン(移動区間) 283km+SS(競技区間)278km=合計561km

SSは雨の影響で、CP5(km244)までと変更になった。

モト部門

002 –パウロ・ゴンサルヴェス (Honda)  (SS4位、総合8位)
今最終の優勝に向けて戦う

今日はポジティブな日になった。カミヨンの後ろのスタートだったので、ワダチがひどかった。砂は締まった所やふかふかの所など非常にイレギュラーなので、ゆっくり走った。でもゴールまで走り抜くことができた。まだ優勝争いの中にいられた。
昨日はマラソン・ステージのビバークだったので、自分でできるだけの事しかできなかったから、この後メカニックにバイクが100%になるようやり直してもらう。昨日のマラソン・ステージの後、最終優勝に向けて戦うのは大変だ。タイムが大きく開いてしまったから。しかしまだ終わったわけではない。昨日のあの出来事の後、ゴールできてよかった。総合で3位だが、多くのライダーが僅差で固まっている。毎日良いペースで走るようにしたい。明日はできるだけ良いポジションがとれるようアタックするつもりだ。

047 –ケヴィン・ベナビデス (Honda)  (SS2位、総合5位)
今日の成果に満足だ

楽しいステージだった。転んだが、なんともなかった。コースは非常に難しかった。いたるところでコースを選ばなければならなかったし、雨で川になったリオ(枯れ河)も、泥もいっぱいあった。普通はこんなんじゃない。砂丘は湿って非常に柔らかかった。最終的に今日の成果に満足だ。最終ゴールが近くなってきた。コンスタントにこのポジションにいられるよう注意して、プレッシャー無く、こんな風に続けたい。

 

004 –パブロ・キンタニーリャ (Husqvarna) (SS6位、総合34位)
今日のステージを走り切ることができてうれしい

良い走りができなかった。タイムを縮めようと頑張ろうと思っていたが、給油地点に着いたとき、リアのタイヤを傷めてしまった。応急処置をしたが、アタックすることは不可能だった。冷静に走ろうと、スピードを落とした。今日のステージを走り切ることができてうれしい。本当にひどい一日だった。大きくタイムを失った、それは確かだ。だがまだそれでもあと何ステージか残っている。最後まで絶対あきらめない。

 

003 –トビー・プライス (KTM) (SS3位、総合1位)
まだ優勝が確定したわけではない

今日は大事な日だった。昨日猛暑の中でバイクが悲鳴を上げていたので、ゆっくり走った。ナビゲーションに注意した。後ろの2人に追い越されたが、我慢した。良いステージだった。総合トップをキープするのに、少し安心なタイムになった。昨日のようにタイムを競って、アタックしなくてもよくなった。何が起こるかわからないが、仕事をきちんと続けることだ。ミスをしないよう、ウェイ・ポイントを外さないように気を付けなければならない。大事なのは元気で、必要ならばスピードを上げて走る準備をしておくことだ。

 

オート部門

314 –セバスチャン・ロエブ (プジョー) (SS5位、総合9位)
それでも最後まで走る

あまり良いことはなかった。それに慣れなければならない。今のところ、いやというほどあちこちぶつかっている。全ての点で難しいし、大変。ワダチを追って走っている。コースをオープンして走る競技者は本当に大変だと思う。

何とかスタックしないように走った。前に進む努力を続けた。最後の幾つかの砂丘越えは少し慣れてきた。ウェイ・ポイントを探すのに10分くらい失った。全部のウェイ・ポイントで15から20分くらい失ったかもしれない。しかし、他の競技者も同じようにウェイ・ポイントを探していたはずだ。これで良しと思ったウェイ・ポイントが実は次のだったので、他に探さなければならなかった。この二つのウェイ・ポイントはそこまでたどり着くルートが近づき過ぎていたんだと思う。

砂丘でキックして小さな横転をした。パンク2回、横転1回、スタック1回、道に迷ったの1回・・・柔らかい砂の中で悪くなる一方だったが全部のSSを走り切った。それでも最後まで走り抜くぞ!

 

321 –シリル・デプレ (プジョー) (SS2位、総合6位)
それでも最後まで走る

ダビッドはSS始めから良い仕事をして、良いナビゲーションをした。前を走るライバルに勝つのに、この後メガ・スピードで戦った。ステファン(・ペテランセル)に数分差で負けたが、でも良い。カルロス(・サインツ)は、リオ(枯れ河)の中の大きな岩にぶつかってストップしたが、ステファンと私は良いレースができた。

今朝のSSはオート、モト、カミヨンが至る所、あっちこっちの方角を向いて走っていた。そんな中ダビッドは良いコースを選んでくれた。CP1についてカルロスとステファンがいたので、間違っていなかったとほっとした。止まってドアを開けて一息した後、4分後に再スタートした。

クルマでどれくらいのスピードで走れるか見てみたが、2年前に走ったYamahaよりこのプジョー2008のほうが走りやすい。このペースで練習を続けるつもりだ。プジョーにとっても自分にとっても大事なことだ。

自分はまだ練習の段階だ。モトで5回優勝したが、優勝できるようになるまで長い時間かかった。オートでも同じように時間をかけてやりたい。ここまで来て集団から外れてしまうなんて、本当に残念でたまらないだろうな。レースで焦ってはいけないんだ。リオ(枯れ河)の中の大きな岩にぶつかってカルロスを見た。胸が詰まる。我々はカミソリの刃の上にいるようなもんだ。自分だってアタックしながら、全部のへまをかわしきれるかどうかわからない。

300 –ナセル・アルアティヤ(MINI) (SS14位、総合2位)
今日はリスクを冒さなければならなかった

今日はリスクを冒さなければならなかった。SSに入って10kmくらいの所で、土手にぶつかって横転した。ひっくり返ったクルマを起こすのに他のクルマが来るのを待って、けっこう時間がかかった。クルマが傷んでしまったうえ、残りのSSをゴールまで走り切らなければならないのでその後は大変だった。クルマの屋根とクーラー・システムが壊れ、何度も止まってちゃんと動いているか確かめなければならなかった。それでもなんとか到着でき、ジニエリ・ド・ヴィリエやミッコ・ヒルボネンからあまり遅れないですんだ。総合で2位、このポジションをキースするようにしたい。

302 –ステファン・ペテランセル(プジョーI) (SS1位、総合1位)
私は抑制不可状態だった

最悪のSSスタートをしてしまった。km32でウェイ・ポイントを探してウロウロして15分くらいロスした。その後、優勝が無くなったと思って、タガが外れた。危険を冒し、計算を辞めた。今日しか盛り返すSSが無いと思っていたので、全力でアタックした。

本当にナビゲーションが難しい、道なき道のマシーンを傷めやすい、ラリーレイドの要素が全て盛り込まれたSSだった。常に、こんなSSは成績に大きな差ができるんだ。パンクして、気が狂ったように喚いた。今日は私は少し抑制不可状態だった。しかし、スピードを出して走った。最終的に、総合順位で一歩上がった。シリル・デプレが2位でゴールし、我々を助けてくれるので良い事だ。

2016/01/12 第9ステージ インタビュー

オート&カミヨン :リエゾン(移動区間) 111km+SS(競技区間)285km=合計396km
モト&クワッド :リエゾン(移動区間) 151km+SS(競技区間)285km=合計436km

スタート後、昼近くなって猛暑の為SS後半がキャンセル、CP2(km187)までとなった。さらにその後、モト部門だけCP1(km82)までと変更された。

モト部門

003 –トビー・プライス(KTM)  (SS1位、総合1位)
グチは言いたくないが、後半のキャンセルが残念

ウェイ・ポイントがなかなか見つけられず少しウロウロしたが、それでもナビゲーションはうまくできた。いろいろトラブルはあったが、最終的には良い1日になった。暑いが、体調は申し分ない。グチは言いたくないが、CP2以降がキャンセルになってしまって残念だ。後半の競技のキャンセルで得する競技者も出てくるだろう。こんなものさ。全力で走り切ったことは気持ちが良い。すぐ後ろにステファン・ソヴィツコがいる。バイクはまだ十分走れる。チームは良い仕事をした。ゴンサルヴェスが心配なことがあると聞いた。どうなるんだろう・・・。

 

049 –アントワーヌ・メオ(KTM) (SS3位、総合5位)
今のところ、自分は運に恵まれている

パウロ(・ゴンサルヴェス)がラジエターに木が刺さって穴が開いてしまった。何とかCP2まで走ったが、エンジンが焼き付いてしまったと思う。トビーにとってはラッキーなことになってしまった。今日のSSの後部がキャンセルになったことは、少しがっかり。
SS前半のナビゲーション・ステージで小枝がホイールに刺さって転んでしまった。その後はエルダーに追いつき、ナビゲーションもうまくいって良い仕事ができてうれしかった。SS後部でそのペースで仕事ができるかと思っていたから、残念。でもそんなものさ。毎日いろいろ勉強になる。今年は完璧な準備ができたとはいえないが、来年はもっと良くしたい。ダカール・ラリーで良い成績を取るには、運も必要なんだ。パウロ(・ゴンサルヴェス)はツイていなかったが、今のところ、自分は運に恵まれている。

 

004 –パブロ・キンタニーリャ (Husqvarna)   (SS7位、総合4位)
ものすごくハード、すごい暑さ

今日はすごくハードだった。ものすごく暑かった。すごくたくさんナビゲーションがあった。砂はふかふか。大変だったけど、好調だった。ミスもしていない。それって大事なんだ。疲れたけど、なんとか全てうまくいっている。SS後部の競技が暑さのせいでキャンセルになった。どんな風な修正の設定で、公式な順位があとで発表になるのだろう。後から出発したライダーらは、砂丘の中で早朝出発したグループよりずっと暑い中で走らなければならない。この後の主催者の発表に注意を向けていないといけない。

 

オート部門

300 –ナセル・アルアティヤ   (SS5位、総合3位)
良い仕事ができた

もちろんSSが短くなってしまって残念だ。昨日やっとナビゲーション・ステージが始まって、私にとって本当のダカール・ラリーが始まったばっかりなのでね。この暑さで本当に今日は大変だった、でも良い仕事ができた。2度パンクした上、ラジエターを掃除しなければならなかった。プジョーに勝ててうれしい。こんな風に続けたい。明日もまた難しい1日、トップをとれるよう頑張る。

 

301 –ジニエリ・ド・ヴィリエ   (SS4位、総合5位)
ダカール・ラリーらしい、難しいコース

SSが途中キャンセルになって少しがっかりした。50km辺りでパンクしたが、とてもうまくいっていた。ミスしないよう、良いコース選びをするよう十分集中していた。いいリズムに乗っていた。ダカール・ラリーらしい、難しいコースだった。最後まで行けなかったのは残念だか、それなりの理由があるのだろう。明日のレースを待つことにするよ。

 

303 –カルロス・サインツ   (SS1位、総合1位)
2度スタックした

難しいコースだった。ナビゲーションはいっぱいあるし、道なき道、柔らかい砂。何が起こるかわからないコースで、いろいろあった。2度スタックした。最終的にSSをとれた。今日のコースはいまいちだった。明日はきっと非常に難しいと思う。その上、明日は(2輪はスタート地点が違うので)前を走る2輪がいないので、ワダチが無い。

 

302 –ステファン・ペテランセル   (SS7位、総合2位)
明日は最後のチャンス

(MINIチームから昨日SS途中で給油したことに対しクレームが提出された。それについて) こんな状況の中でどうするのが一番いいのかわかりかねる。すべての要素から判断するのは主催者だ。そして、自分は、主催者の決定を受け入れるつもりだ。

一方、今日のレースは非常に暑くて、路面も砂も非常に柔らかかった。草原の中でスラロームもやった。明日は今日とはまた違う難しいコースだ。最後のチャンスになるだろう。トップに戻ることができるのは明日しかない。我々はいかなることがあっても準備はできている。十分準備はしてきた。高温なのはうれしくないが、それもOKだ。

2016/01/11 第8ステージ インタビュー

オート    :リエゾン(移動区間) 373km+SS(競技区間)394km=合計767km
カミヨン   :リエゾン(移動区間) 373km+SS(競技区間)392km=合計765km
モト&クワッド:リエゾン(移動区間) 373km+SS(競技区間)394km=合計767km

 

モト部門

003 –トビー・プライス   (SS1位、総合1位)
パウロ(・ゴンサルヴェス)と際どい接戦

完璧なレースなんてなかなかできない。いくつかミスしたが、カップ(方向)選択で少しツイていた。最後、他のライダーより良いタイムでゴールできたので、良い日となった。でも、まだ競技中のライダーがいるから、それは今のところというだけだが。第8ステージのゴールに着いた、それは良いことだ。

パウロ(・ゴンサルヴェス)と際どい接戦だ。一日おきに総合トップを取っている。その争いは分単位の競い合いで、最後の日には秒単位の争いになるだろう。
彼は僕よりナビゲーションに強い、でも彼の前にいられるよう精一杯の走りで粘る。このトップのポジションはちょっとストレスだ。コースをオープンして走らなければならないので、コースの選択に自信がないといけない。今日はそれがうまくいった。明日は、またマラソン・ステージにアタックすることになる。2日目の激しい争いに備えて、バイクを傷めないよう気を付けなければいけない。

 

002 –パウロ・ゴンサルヴェス   (SS2位、総合2位)
タイヤが溝にとられてぶっ飛んだ

オフロードの凸凹の難しいコースの1日だった。スピードを上げて走っている時、タイヤが足をとられてぶっ飛んだ。体のダメージは無かったが、GPS機材が壊れた。それから後、ケーブルが切れてもげてしまわないよう、片手で抑えながら走らなければならなかった。最終的にトビーからあまりタイムを失わずに済んだ。だから嬉しい気持ちでいられる。トビーは私より5分勝ったが、それは当然だ。今年は後半の週最初からハードなコースで、非常に難しい1日だった。運よく明日はマラソン・ステージ。私ってラッキーなんだ、フフフ・・・。

 

047 –ケヴィン・ベナビデス   (SS5位、総合5位)
毎日アタックを続ける

今日のコースはSSが二つのパートになっていた。最初のはサルタ地方、後半はベレン地方だった。パート1では土路面で道路を走った。後半は砂丘や岩場のオフロードでナビゲーションがいっぱいあって難しかった。メオと一緒にスピードに乗って、正しいカップ(方向)、正しいコースを選べた。今日の難題は暑さと柔らかい砂だった。

良い休息日を過ごせた。自宅に帰って、家族や友人たちといっしょに過ごした。自分のベッドで寝た。この後のレースの為にそれはまさに必要なことだった。毎日アタックを続ける。順位が後退するよりアタックしているほうがいいに決まっている。

 

049 –アントワーヌ・メオ   (SS8位、総合6位)
明日は私の番だ

SSパート1では思いっきり走った。方向を選ぶのに全くミスが無かった。ケヴィン・ベナビデスから20秒遅れていた。それって悪くないタイムだ。その後SSパート2で、ナビゲーションが多くなったのでスピードを落として走った。最終的に、頑張った甲斐がある結果になった。ゴール手前以外はほとんどナビゲーション・ミス無し。たとえトビーがまじめに走って順位を上げたとしても、私はまぁまぁのポジションにいる。明日は私の番だ。

 

019 –ミカエル・メッジ   (SS–位、総合–位)
パオロを助けて走りたい

SSパート1に入って18km地点、電気系の故障で時速20kmしか出なくなってしまった。SS1のゴールまでものすごい時間がかかってしまった。その後アシスタンスが故障の原因を見つけて直してくれた。
SSパート2を走っている間に暗くなってしまった。これまでダカール・ラリーで夜走行したことが無い。それってすごくたいへん!ゴールまであと10kmのところ、ふかふかの砂地でバイクのフロントが地面にささって投げ出された。肩から落ち、手首もぶつけた。
今何時かわからない。休んで元気を取り戻さなくては。体のあちこちが痛い。できるものならパウロ(・ゴンサルヴェス )を助けられるよう、バイクが直って走り続けたい。
(現地時間朝4時現在、まだ順位が発表になっていない。スタート前は総合16位だった)

 

オート部門

300 –ナセル・アルアティヤ   (SS1位、総合3位)
SSパート1ではいいタイムが出せた

本当に、本当に難しいハードなコースだった。SSパート1ではいいタイムが出せたが、後半はオフロードの中、プジョーのバギー相手に非常に難しかった。彼らについていくのは不可能だ。たった12秒早くSSゴールに着いたが、まだ全員ゴールしたわけではない。もし、今日我々がこのままステージ優勝だとすると、明日はコースをオープンしなければならない。それは簡単じゃない。が、マチューは今日はいい仕事をしたので、明日も大丈夫だと思う。

明日は砂丘の中でミスしないようにしたい。優勝は嬉しいが、バギー軍団はキャメル・グラス(雑草に覆われた平原)の中で非常に速い。今日は勝てたが、明日はどうか・・・。明日から2日大事なステージになる。

 

302 –ステファン・ペテランセル  (SS3位、総合1位)
セバスチャンが大横転事故

今日は、セバスチャンがここSS2のゴールから20kmほど手前で横転事故を起こした。我々は彼に追いついて、追い越し、その後彼らは再び我々の前に出た。彼は遅れを取り戻そうとしていた。オフロードの中で、我々は120km/hくらいで走っていた。彼は大きな亀裂に足を取られて数回横転した。20秒後に彼らに追いついたとき、クルマはひっくり返っていた。彼らは我々にそのまま走れというサインをした。彼ら二人はクルマから出ていたので二人とも無事だったことがわかった、でもクルマはひどいダメージだった。失ったタイムを取り戻そうとして、彼はミスしてしまったんだ。チームにとって、トップ集団に2台しかいないというのはかなりシビアだ。そのうえ、キャメル・グラスの中で我々のクルマの温度が異常に上がっていたので我々も安泰ってわけではない。

 

303 –カルロス・サインツ  (SS2位、総合2位)
明日と明後日は最も大事な日

ショック・アブソーバーがちょっと心配なんだ。温度が上がりすぎないようスピードを落として走らなければならないが、それ以外は問題ない。コースをオープンするというのは常に難しい中、コ・パイロットのルカス(・クルス)はとても良い仕事をした。今日のSSで優勝になるかどうかわからないが、いずれにしてもステファン・ペテランセルの後ろをスタートするほうが良い。明日と明後日は最も大事な日だ。

 

314 –セバスチャン・ロエブ   (SS33位、総合8位)
優勝は消滅した

リオ(枯れ河)で、大きな段差があったのが見えなかった。それでクルマが大きく横転した。オフロードの中の何段にも重なったリオだった。少し甘く見ていたのかもしれないが、私はこのリオの中を走るのに慣れていなかった。私はもっとゆっくり走るか、他のコースを選ぶべきだったのかもしれない。自分の目に見えるものだけを過信して、亀裂・段差などの車を壊す要因を見ていなかった。ロード・ブックに示されたコースをたどろうとしたが、右や左とあっちこっちに向かい、正しいコースの上を走れなかった。優勝は消滅した。既に、完走は難しいかもしれない。タイヤのホイールを交換し、その次は計器類を修理と既にかなりのタイムを失った。我々はまだ十分わかっていないことは判っていた。これから、経験の為にレースを続けたい。
(注:ロエブはトップから1時間8分遅れでゴール、総合でトップとの差1時間5分となった)

2016/01/09 第7ステージ インタービュー

全車:リエゾン(移動区間) 481km+SS(競技区間)336km=合計817km

 

モト部門

007 –エルダー・ロドリゲス   (SS15位、総合7位)
だいぶ良くなった

私には良い日だった。スピードを出せたし、ナビゲーションも良かった。この数日ひどい風邪で苦しんだが、それもだいぶ良くなった。まだ完治したわけではないが、本調子になってきた。たぶん優勝はないとしても、トップ3には入っているだろう。それは私にとって好都合だ。来週は精一杯アタックして良いラリーにしたい。

 

049 –アントワーヌ・メオ   (SS1位、総合5位)
トップ10に入るのが目標だったが、今はそれ以上の成績

SSの最初の部分はとても難しかった。太陽が真正面にあって、路面の凹凸が見えないんだ。路面は濡れて全く埃がなかった。二人のライダーに追いつけたのは運が良かった。完璧なコースができた!思いっきりアクセルを踏んで、ナビゲーション・ミスも無かったし、SS1終盤のナビゲーションも良かった。後半のSSがキャンセルになってありがたかった。
昨日は具合が悪くてアタックできなかったが、今日はずっと良かった。少しづつダカール・ラリーに慣れてきた。トップ10に入るのが目標だったが、今はそれ以上の成績だ。固くポジションを守りながら、疲れないように走るつもりだ。このペースで走ろうと思う。体はすこぶる調子が良い。来週はもっと難しくなって激しいバトルになるだろう。僕は冷静に走る。

 

004 –パブロ・キンタニーリャ   (SS6位、総合4位)
2週目に向けてゆっくり休む

ハードなコースだった。SSに入るなりマチアス(・ウォークナー)が転んだところに出くわした。そこでメディカル・ヘリが来るまで待った。友達に起こったことを考えると、その後は思うようなリズムに乗れなかった。
SSの路面はスピードのコーナーや、山の中などバラエティーに富んでいた。大事なのは何のトラブルもなくゴールでき、総合でトップ10にいられたことだ。それが今日の自分の結果で、今の順位で満足だ。これから、2週目に向けてゆっくり休むんだ。来週はナビゲーションがいっぱいあってかなり難しそうだから。それはつまり、順位が多いに変わるってことだ。大きな後退もあれば上昇もある。だから冷静を保って、ロード・ブックに集中し、それに忠実に走ろうと思う。

 

003 –トビー・プライス  (SS5位、総合2位)
良い1週間目が終わった

昨日から2日間続けてトップを引いて走った。昨日は優勝できたが、マチアスの転倒で止まったライダーがこの後タイム修正されるので、今日はどうかな。他の競技者の面倒をみるという習慣は素晴らしいことだ。
どんな結果でも、僕は満足だ。SSのゴールでオーストラリアの国旗を見かけて嬉しかった、こんな離れた所を走っているというのに応援者がいるなんてね。絶対に信じ込んではいけないんだ、それがミスをしないベストな方法だ。今までのところ、自分の仕事に満足だ。しかし、まだ順位が確定したわけではなく、メカ・トラブルやナビゲーション・ミスがあっという間にタイムを覆す。僕の目標は完走することと、表彰台に上ること。大きなミスも無く、良い1週間目が終わった。良いポジションで1週間目を追えるというのも目標だったんだ。

 

002 –パウロ・ゴンサルヴェス   (SS3位、総合1位)
2週目も同じような走りができたらとてもうれしい

SSの最初で、マチアスが倒れたのを見つけてストップした。そして、キンタニージャが来るまでそこにいた。SS1はちょっと難しかしいナビゲーションで、一昨日のコースのようなリオ(枯れ河の底)がたくさんあるコースだった。ニュートラルゾーンでは怖いくらいの強い雨だった、ほとんど雪でね。それは、しばらくしておさまった。
むしろ、今日の結果、今週の自分の結果に満足だ。2週目も同じような走りができたらとてもうれしいが、来週のステージはこんなものではないだろうから、どうなるかな。

 

オート部門

303 –カルロス・サインツ   (SS1位、総合3位)
いつも通り、今日のように続ける

嬉しい。最初の日の冷たいシャワーの次に、今日の結果は嬉しい。最初の日は何度かストップして14位だった。遅れを取り戻そうと、優勝にターゲットを絞って頑張ってきた。今日はそれが実った。本来もっとステージ優勝があってよいはずなんだ。これから?いつも通り、今日のように続けることだ。

 

300 –ナセル・アルアティヤ   (SS3位、総合4位)
他のクルマをだいぶ引き離している

今日はプジョー軍団とのタイム差が少し小さいので、満足だ。やることはアタックすることだけだ。プジョーを負かすのは非常に難しいと思うが、彼らもトラブルがあるようだ。この先、非常に難しいステージもある。たとえ彼らの後ろだったとしても、今週1週間、精一杯走った。今のところ、他のクルマをだいぶ引き離している。今のポジションをキープして、表彰台の上で終わるよう頑張る。

 

314 –セバスチャン・ロエブ  (SS2位、総合1位)
大事なことは総合で上にいること

SS1は素晴らしかった。精一杯アタックして、大きくタイムを広げた。その後、SS2に入ったところで、エンジンがストップした。クルマはスピードは上がらないが、走った。集中が切れて、ナビゲーション・ミスした。SS2の後半でエンジンの調子が戻ったので、その後はゴールまで精一杯走った。たぶんターボの問題だと思うが、でも再度調子が戻った。

今朝、再度ステージ優勝をとろうとすごくモチベーションが上がっていた。我々の思惑どおりにはいかなかったが、総合で上になった。それが重要だ。SSゴールまで、休息日の前に、自分が優勝できるとは思わなかった。それを十分生かして、来週も良い仕事をしたい。次の3つのステージは難しいのでタイムを失いそうだが、精一杯のことをやるつもりだ。唯一の戦略は精一杯アタックして、精一杯良いタイムを出すことだ。

 

302 –ステファン・ペテランセル  (SS4位、総合2位)
我々は良いポジション

今日のコースでは、つまらないミスを犯したくなかったので、安全第1の走りをした。良いポジションで休息日に入りたかった。スピードに乗って走っていた時、カルロス(・サインツ)に追いつかれた。それはちょっとしたナビゲーション・ミスだった。100mほど余計に走ってしまった。コースに戻ろうとした時に、彼がサンチネルで合図してきて、追い越していった。そこで譲るべきではなかったかもしれない。最後たった10kmの差だったのだから。今日は良いポジションになることは間違いない。他のクルマに勝っているのだろうが、差は小さい。我々は今再び優勝争いに入ってこれた、今のところは。だから、良い1週間目だった。2週間目はだいたい経験あるパイロットに有利なんだ。でも、何が起こるかわからないがね。

 

カミヨン部門

501 –ジェラルド・デ・ローイ   (SS4位、総合2位)
カマズがトップ争いに再び加わるのは間違いない

ナビゲーションで右に行かなければいけない所を左に行くミスをしてしまった。Uターンして40~50秒タイム・ロスした。今日のSSは難しかった。ずいぶん長い時間ブレーキを踏まなければならなかった。しかし良い仕事ができた。それは、1週間目のWRCタイプのコースを対等に戦えたということで、非常にポジティブだ。今週のようなコースは自分の得意とするコースではない。2週目は砂丘ステージがいっぱいあるよう願っている。カマズのカミヨンは信頼できる。カマズがリタイアするなど期待している人は誰もいないだろう。しかし、トップ争いに再び加わるのは間違いない。

 

2016/01/08 第6ステージ インタビュー

オート    :リエゾン(移動区間) 180km+SS(競技区間)542km=合計722km
カミヨン   :リエゾン(移動区間) 304km+SS(競技区間)295km=合計599km
モト&クワッド:リエゾン(移動区間) 180km+SS(競技区間)542km=合計722km

 

モト部門

002 –パウロ・ゴンサルヴェス   (SS3位、総合1位)
この先もっと大変なことが待っている

長い一日だった。頭が痛い。このひどい頭痛の中、集中し続けるのは大変だった。できるだけのことはした。でもま、全てうまくいった。バイクは絶好調。ゴールできてうれしい。今は早くビバークに着いて休んでこの痛いのから解放されたい。いずれにしても今日のステージは良い走りができた。
僅かなタイム差だが、明日はトップより少し後ろ(3番目)にスタートできる。まだ、我々はレースが始まったばかりだということを忘れてはいけない。この先もっと大変なことが待っているんだ。だから、今日がとても重要な日ってわけではない。

大事なのはタイムを失うことなく、トラブル無く、毎日確実にコースを続けることだ。バレダに何があったかよくわからないが、なぜ彼が最終の優勝から外れたっていうんだろう?ルーベンも外れた、でもまだ6人以上はタイトルを狙って戦う選手がいる。それは楽しみだ。

 

003 –トビー・プライス  (SS1位、総合2位)
最終ゴールはまだまだ先

まぁひどい1日ではなかったよ、満足している。全部のコースをオープンしながら走った、それは初めての体験だった。順調ってわけではない、km22でコースのど真ん中に4輪が砂の中にスタックしていた。それを避けようと迂回したら前から誰かが飛び出してきてぶつかりそうになった。たいしたことが無くて済んだ。でも集団が追い付いてきて、僕は砂埃の中を走らなければならなかった。最終的にはなんとかうまく走れたので、何も悔やむことはない。

ナビゲーションでいくつか罠があったが、裏をかく術を知っていた。ミスしないようロード・ブックを入念にチェックしておいたんだ。うれしい。明日も同じ調子で同じように走ろうと思う。最後までバトルは厳しいし、最終ゴールはまだまだ先だ。今のところ全てうまくいっている。余裕を持ってアタックしている。この最初の週のリズムは、昨年より向上した。できる限りこんな風に続けたい。ミスをしなければ、それなりの結果がついてくるだろう。

 

014 –マチアス・ウォークナー  (SS2位、総合3位)
それってけっこうクールだった

初番でメオとソヴィツコがコースミスし、僕の方に引き返してきた。そして、かなり長い間彼らの後ろでほこりを吸いながら走る羽目になった。その後また彼らがナビゲーション・ミスして、僕は一人だけになった。それってけっこうクールだったよ。ゴール手前80kmは長いSSで標高が高かったからかなりハードだった。SS2位だろうが5位だろうが大した違いじゃない、ゴールできただけでうれしい。それにしても今日のステージはきれいだった!

 

クワッド部門

253 – アレヒャンドロ・パトロネッリ (SS2位、総合1位)
競技者を振り分けるステージだった

今日はSSのスタートまでのリエゾンがなかった。いきなりスタートなんだ。それは、カラダに負担を掛けなくて良いことだ。全てうまくいった。SSの途中、マルコス(弟)と集団になった。ゆっくり待ちながら走っている時、少し緊張が解け、カーブで少し大回りしすぎた。転倒して計器とバックミラーを壊してしまった。でも起き上がって、何の不安もなくコースを続けた。それからマルコスと一緒になって、彼について走りきった。

今日は何よりもゴールしたかったので、スピードとトラブルをコントロールしながらかなりゆっくり目のスピードで走った。今日のコースはレースで最長なので、競技者を振り分けるものだったと思う。石が多かった。540kmの間、常にコントロールしながら全力で走った。絶対にミスしたくなかった。ダカール・ラリーでは優勝したからって舞い上がってはいけないんだ。一つ一つのステージをこんな風に全力で戦いたいと思っている。

 

オート部門

300 –ナセル・アルアティヤ   (SS5位、総合4位)
打倒プジョーは無理

今日も打倒プジョーをやってみたが、だめだった。彼らは非常に速くて毎日4~8分タイムを広げていく。我々にできることといえば、今の位置をキープすることだけだ。まだあと数日レースが残っているので、トップ3に入れるよう頑張るつもりだ。でもそれでも簡単ではない。プジョーはすべての点で良いのだから。

 

302 –ステファン・ペテランセル (SS1位、総合1位)
思いっきり走った

スーパーだ!長いSSだった。そしてこんな長い間集中し続けなければないので相変わらず非常に難しかった。道路の外を走ることもなくナビゲーションもないユニークなコースだった。
ナビゲーションのトラブルもなく、パンクもなく全てうまくいった。クルマはどこの問題もなく新品状態。しかし、昨日デプレに起こったことは、我々3人にも起こりうることだ。

 

314 –セバスチャン・ロエブ (SS4位、総合2位)
また最初からやり直しだ

Km100でパンクした。その後アクセルが底についたままブロックしてしまった。ヒューズを切って走らなければならなかった。そして、石がヒットしてまたタイヤを交換しなければならなかった。本当に大変な一日だった。でもこんなものさ。プジョー3台は総合でトップをおさえている。今日までのところ、それは良いことだ。タイムウォッチがゼロになったから、また最初からやり直しだ。でもフィーリングは好調、クルマも好調、特に問題はない。

 

303 –カルロス・サインツ (SS2位、総合3位)
こうしてゴールできた

全てうまくいった。一時セバスチャン(・ロエブ)の埃をかぶって走ったが、最後追い越した。それはけっこう難しかった。彼よりタイムがいいかどうかわからないが、こうしてゴールでき、まだかなり優勝に近い位置にいるのは確かだ。まだこの先長いので、まだプジョーチームが優勝したとはいえない。

 

カミヨン部門

514 –フェデリコ・ヴィジャグラ(SS9位、総合3位)
集団にいるために全てやる

今日のSSは好きじゃない。個人的には道路を走るコースは好きではなく、もっと本格的なラリータイプの方が好きだ。最初コースを見つけるのに苦労した。その後は100KMものストレート、ちょっとつまらならかった。トップのカミヨンの轍を追ったがそれがコースが合っていなかったようで、我々も順位が下がってしまった。

今日のは良いレースでなかった。でも、どこも壊さなかったし、我々はゴールできた。そして、(総合)タイムはほんのわずかな差で良いところにいる。初めての参加なので、今の目標はこのままのペースを続けること。良い日もあれば、悪い日もある、トップ集団と常にコンタクトを失わないことが、結果を出す最良の方法だ。

2016/01/07 第5ステージ インタビュー

全車:リエゾン(移動区間)314km+SS(競技区間)372km=合計641km

モト部門

003 –トビー・プライス  (SS1位、総合3位)
こんな良い順位でゴールできるとは思ってもみなかった

ナビゲーションの難しい所がある、難しいマラソン・ステージのコースだった。埃の中で前を行く先頭集団に追いついたが、最終部でいくつかミスした。高速ゾーンではかなりスリッピーで転倒するかと思った。本当にやばかった。ゴール手前30~40kmはナビゲーションのすごくデリケートな所だった。この順位でゴールできるとは思ってもみなかった。できるときにはアタックしたし、場所によっては安全に走った。最終的に良い結果が出て、良い走りの一日になった。このペースで続ければいいんだ。最終ゴールまであと7ステージ、まだ先は長いので、何が起こるかわからない。バイクは好調だし、僕は転倒していない。メカは良い仕事をしてくれている。

 

049 –アントワーヌ・メオ   (SS8位、総合9位)
運が良ければ良いとこいける

良い走りができた。かなりスリッピーで難しかった、タイヤが最後相当すり減っていた。俺が2番目のゴールだって?悪くないね。最終部のナビゲーションがすごく難しかった。おまけにものすごい観衆で轍がよくわからなかった。今やるべきことはトップ集団についていくことだ。今日のは本格的なSSだった。この先どんなステージになるのか.…。運が良ければ良いとこいけるかも。

 

002 –パウロ・ゴンサルヴェス   (SS12位、総合1位)
高地で酷い頭痛だった

マラソン・ステージの非常に難しいコースだった。高地なので酷い頭痛だった。でも、結果、バイクは絶好調で良いタイムが出せたのでうれしい。明日また大変な1日が待っている。どうなるかわからないが、そろそろ休養が欲しくなってきた。最後の100kmは非常にナビゲーションが難しかったが、毎回正しいコースを見つけることができた。この2日間でかなりの距離を走ったので、皆のタイム差のびっくりすることになるかもしれない。ホアン(・バレダ)はツイていなかった。ブレーキを踏むのがちょっと遅すぎたんだ。ペナルティを受けることになってしまった。こんなものさ。
でも今の5,6分のタイム差なんて、2週目にあっというまに覆されてしまうタイムだ。

 

オート部門

321 – シリル・デプレ (SS49位、総合22位)
ゴール手前100kmから50km/h

車は大丈夫。しかし、オイルが漏れ、ガスーオイル、水が無い。ボードの表示が狂っているのか、ゴール手前100km程から50km/hしか出せない。ストップしてはどこが悪いのか見てみたが、見つからない。またストップ。最後ローマン・デュマが牽引してゴールで来た。しかしダカール・ラリーはまだ終わりじゃない、まだ第5ステージだ。何位まで落ちるか心配だったが(総合で)まだ22位だ。

 

303 – カルロス・サインツ (SS2位、総合2位)
優勝まであと少し

うまくいっている。疲れてもいないし…。良い1日だった。あまり暑くなくて助かった。優勝まであと少しだ。初番はリオ(川底)の中でパンクしたくなかったので、スピードを抑えて走ったが、その後はダッシュした。この成果に満足だ。車のコンデションはここまで絶好調だ。問題は最初の日の差14分で、これを取り返すのは大変だ。しかし、まだこの先長いから。

 

300 –ナセル・アルアティヤ (SS4位、総合4位)
プジョー相手に全くチャンスはなかった

信じられなーい!昨日と今日ほどアタックしたことはない。マチューに聞いてみてよ。100%以上で走ったんだから。でもプジョー相手に全くチャンスはなかった。彼らに何か起きない限り、彼らを倒すなんて無理!プジョーと良い仕事をしているそのチームにブラボーを送るよ。2日間のマラソン・ステージでは大した問題はなかった。それはすごいことだ。全力で走ったというのに3分タイム・ロスした。プジョーはラリー最初から毎回勝っている。私が狂ったようにアタックしているというのに彼らに追いつけないんだ。彼らは昨年から仕事をしてきている。われらのMINIは改善されていない。

 

314 –セバスチャン・ロエブ (SS1位、総合1位)
思いっきり走った

最終部カーブの多いコーナーですごく速いカルロスに負けた。しかし結果は、むしろ悪くない。リオ(川底)や、先が見えないコーナー、岩場など、最初の頃のステージと路面がだいぶ違った。ダニエルのロード・ブックの準備を見てきたので、彼の仕事を信頼している。彼はスーパーな仕事をしてくれている。繰り返すが、クルマは全くトラブルが無い。パーフェクトだ。昨日は少しメカニックしたが、今日は完璧なので、より一段と思いっきり走った。たとえ、我々が苦労することになったとしても、今日は面白くなると思っていた。より深い信頼で、より良い結果が出せるからだ。明日520kmをコースをオープンして走らなければならないとしても、ナビゲーションは大丈夫だ。

 

2016/01/06 第4ステージ インタービュー

オート&カミヨン:リエゾン(移動区間)200km+SS(競技区間)429km=合計629km
モト&クワッド:リエゾン(移動区間) 200km+SS(競技区間)429km=合計629km

モト部門

002 – パウロ・ゴンサルヴェス (SS1位、総合1位)
良い走りができた一日だった

マラソン・ステージの1日目、ハイ・スピードなコースだった。給油ポイントまでベナヴィデスと一緒だったが、コントロール・ゾーンで小さなミスをして僅かなタイムを失った。その後遅れを取り戻そうとアタックし、最後、皆とあまり離れずにゴールできた。良い走りができた一日だった。バイクを良い状態でゴールすることは大事なことだったので、自分自身にとっても、HONDAにとってもよかった。

 

049 – アントワーヌ・メオ (SS4位、総合9位)
パンクしないようコントロールしなければならなかった

非常に長いステージで、僕にとって初めてのマラソン・ステージだった。パンクしないようコントロールしなければならないので、少し難しかった。だからスピードを150km以下に制限した。それでトップから6分も遅れることになってしまった。でもタイヤが良い状態なので満足だ。今日は思い通りの走りができた。HONDAチームにはウォーター・ポーターがいるので、タイヤを交換することができ、彼らは思いっきりスピードを出して走ることができる。毎日トップ集団にいたままゴールで来たらいいな。ナビゲーションはあまり難しくなかった。日々よい成績なので、自分の走りに満足だ。

 

006 –ホアン・バレダ  (SS4位、総合9位)
トラブルも全く無し、転倒もなく、完璧

全てうまくいっていった。良いペースで走れた。前を行くライダーの埃をかぶりながら走っていたので、何人か追い越したがそれが良かった。メカニックのトラブルも全く無し、転倒もなく、本当にうまくいった。2日間のマラソン・ステージに挑むのに完璧な1日だった。

 

047 –ケヴィン・ベナビデス(SS2位、総合2位)
ロード・ブックに非常に注意を払った

今日はコースをオープンして走った。ダカール・ラリーで初めてのことだった。ミスを犯したくなかったので、少しナーバスになっていた。ロード・ブックに非常に注意を払った。うまくいったと思う。コースは全部指示通りに走れたし、良いペースで走った。パウロが一緒に走って、一緒にゴールに着いた。SSのコースは高速で、変化に富み、かなりテクニカルで面白かった。戦略はシンプル:我々はアシスタンスがないので体もマシンも壊さないことだった。

 

クワッド部門

250 – ラファウ・サノク (SS12位、総合7位)
ゴールできただけで幸せ

エンジンからオイルが少し漏れている。問題は、エンジンにあまりプレッションをかけないよう、オイルが完全にカラにならないようにするため、あまりに慎重に走っていることだ。走りながら、ずーっと今日のゴールに到着できるよう祈っていた。ゴールできるかどうかわからなかった。でも、こうしてゴールにいる。それだけでハッピーだ。

 

オート部門

303 – カルロス・サインツ (SS2位、総合5位)
一日としてトラブル無しのノーマルな日はなかった

えーっと、まぁまぁだね。1回パンクした。交換するのに2,3分タイム・ロスした。今回のダカール・ラリーでは一日としてトラブル無しのノーマルな日はなかったというのは確かだ。

 

314 –セバスチャン・ロエブ (SS3位、総合1位)
マラソンのスピードで走った

今日のSSはかなり長かったが、昨日までのSSほどハードではなかった。スピードを上げたり下げたりが多くて、集中しているのが難しかった。サンチネルが故障したようだが、それ以外は大丈夫なのでうれしい。マラソンのスピードで走った。本来マラソンマンじゃないんだがね。今日のは本格的なSSだった。ナビゲーションはちょっと難しかったが、超難度が高かったわけではない。いろいろ細かいトラブルはあったし、ダニエルがカウントし間違えてカーブでブレーキングが遅れた個所も2,3あったが、すべてのチェックポイントを通過できた。一部本気でアタックしたが、他はクールに走った。

 

302 –ステファン・ペテランセル (SS1位、総合2位)
これまでの仕事のおかげ

むしろいいニュースだ。今年は高地での走行が去年よりずっと良いエンジン調整になった。きちんとバランスよく車が仕上がっていて、まともに走ることができる。私にとって、ダカール・ラリーでプジョーで初めてのステージ優勝だ。うれしいね。一年中この車の為に仕事をしてきたが、やりたかった全部のテストをやってないので、まだどうかわからない。しかも、まだレース3日目だ。今日は最初から、いいリズムで、ナビゲーションミス無しで良いSSができた。これまでの仕事のおかげだ。

 

300 –ナセル・アルアティヤ (SS4位、総合3位)
セバスチャンについていけなかった

簡単ではなかった。アタックしようとしたが、プジョーについていくのは不可能だった。そして、マラソン・ステージなので、タイヤ以外パーツの交換ができないので、気を付けて走らなければならなかった。車を洗うことはできるが、ミスはできない。セバスチャンにぴったりついて走ろうとしたができなかった。彼の車は本当に速い。

 

カミヨン部門

510 – ピヨートル・ベラシウス (SS2位、総合5位)
頭痛がひどくて参った

いい仕事をした。トップでゴールした。この後他のカミヨンが到着するので、我々より速いカミヨンもいるかもしれない。ともかく、いい走りができた一日だった。頭痛がひどくて参った。(第2ステージと今日で)2度目のステージ優勝、うれしい。
注:デローイがこのベラシウスのインタビュー後、SS1位のタイムで到着し、ベラシウスはSS2位になった。

2016/01/05 第3ステージ インタービュー

モト部門

003 – トビー・プライス(SS36位、総合9位)
賢く走らなくては

観衆が非常に多かった、飛び出してくる動物も。場所によっては観衆がコースに迫っていて、注意しなければならなかった。(成績のことを聞いて)ほっとしている。まだ3日目だから。明日は良い順番でスタートできるので良かった、トップグループの中に居なければならないのでね。まだこの先いろいろなことがあるだろう。5,6分の差は、この規模のレースではたいしたことではない。僕はできることをやっている、賢く走らなくては。決定的になるのは2週目で、そこでは本気でアタックしなければならない。

 

047 – ケヴィン・ベナビデス(SS1位、総合2位)
え、僕がSS2位?

SS2位でゴールしたって知らなかった。すっごくうれしい。山の中の道路とかあって非常に美しいコースだった。感動したよ。ライディングのナビゲーションも、毎日コンスタントな走りができるようにしていて、すべての面で絶好調。この為にできる限りのことをして1年間準備してきた。でも初めての参加で、まだ3番目のステージだ。冷静を保たなければならない。できるだけコンスタントな位置を保ちながら、毎日の一つひとつのステージをこなす、それが今の僕のすべきことだ。

 

020 – アラン・デュクロ(SS9位、総合5位)
良いポジションにいるよう頑張らなければならない

山の中でミスすると大きなダメージになるので、非常に慎重に走った。それでも終盤、ゴールまであと数kmの所で前を行く集団に追いつき、一緒にゴールした。こんな風なレースのスタートでうれしい。入賞狙いのリーダーたちは、まだこの後の大事なステージを待っているところだと思う。明日か、たぶん明後日の。ダカール・ラリーが始まってもう3,4日目、だからもっと良いポジションにいるよう頑張らなければならない。僕のバイクは絶好調。このタイプのレースには特に向いているんだ。だから僕はそれを最大限生かさなくては。

 

006 – ホアン・バレダ(SS5位、総合3位)
良いペースをキープできた

良い1日だった。コースをオープンしなければならない昨日に比べたら特によかった。今日は7番目のスタート、その方が良いよ。SSの間ずーっと良いペースをキープできた。ゴールの僅差のタイムはあまり問題ない。大事なのはトップグループの中にいることだ。今のところこんなものだ、ナビゲーションの難度が高いコンペティティブなステージを待っているところだ。

 

クワッド部門

253 – イグナシオ・カザレ (SS2位、総合1位)
クワッドに負担をかけないよう走った

けっこう埃が多かった。明日はマラソン・ステージなのでクワッドに負担をかけないよう、スピードを抑えめに走った。昨日はSS優勝、そして今日はSS2位、最高だね。トラブルもなくマイペースで走った。今年は今までの年と違って冷静により戦略的なラリーにしようと決めたんだ。成績が付いてくると良いのだが。良い仕事をして、最終的にトップ3に入れたらいいな。今のところ、ものすごくいい調子だ。走るのが楽しくて仕方ない。もし、また勝てたら、本当に夢が叶うよ。

 

274– ブライアン・バラグァナット (SS1位、総合2位)
生まれて初めて

SS優勝だなんすっばらしい。こんな良い成績は生まれて初めてだ。本当にスペシャル…。でも、ラリーはこの先まだ長い。最初のステージで優勝したからって、ラリーで優勝するってことではないからね。クワッドは好調、最後までこの調子をキープしなくてはならない。去年はとても早くリタイアしてしまったので、今年良いスタートが切れてうれしい。ロードブックにきっちり従って、ミスをしないようにしなくては。ミスコースしないよう良いペースをキープすること、これがこれから続けなければならないことだ。

 

オート部門

300 – ナセル・アルアティヤ (SS2位、総合5位)
プジョーは大きく改善した

今日はリスクを負わないようちょっと準備しただけで、全くトラブル無しだった。セバスチャンはコースをオープンしながらすばらしいタイムを出した。我々は我々の仕事をした。今日は我々は2位になった。彼が非常に腕の良いパイロットで、プジョーが大きく改善したことは知っている。しかし、まだこの先長いので、我々は精一杯の仕事をする。

 

302 – ステファン・ペテランセル (SS5位、総合3位)
今は何秒、何分を競っている場合ではない

思ったより短いコースだったが、ドライブするのに非常に面白かった。スピード制限のゾーンが少し多すぎた感じがする。ブレーキするポイントを見極めるのに非常に慎重にならなければならず、我々は控えめにして、少し早めにスピードダウンするようにした。プジョー・チームはまぁまぁで、まあ大きなトラブルに見舞われていない。今は何秒、何分を競うのではなく、優勝争いの中に残るような走りをしなくてはならない。レース初番のステージで大きく順位を失うことを考えたら、このまぁまぁの位置にいるのは良いニュースだ。セバスチャンがダカール・ラリーを楽しんでくれているのはうれしい。このコースのタイプだったら、世界一速いパイロットが優勝しても不思議じゃない。

本当に思いっきり走れて、素晴らしいSSだった。よく滑ったし、よく猛ダッシュしたし、最初から最後まで非常に面白かった。ナビゲーションはけっこうシンプルで、ダニエルは全くミス無しだった。スクラッチ・タイムで2位は悪くない。しかし、それって明日も我々がコースをオープンしなければならないってことだ。明日のナビゲーションは今日のように簡単じゃないだろう。コースをオープンすることは非常に難しいことではなかったので、今のところ我々の順位に大きく影響はない。今日までのSSはあまりナビゲーションが難しくなく、ダニエルもリラックスして、何のミスも無くすんだ。私はマイペースで走り、こんな風にすべてうまくいっている。この先どうなるかわからないが、我々は勉強するつもりで走っている。だから戦略など立てられないし、疑問もないので、走るだけさ。

2016/01/04 第2ステージ インタービュー

オート&カミヨン:リエゾン(移動区間)336km+SS(競技区間)510km=合計846km
モト&クワッド:リエゾン(移動区間)316km+SS(競技区間)450km=合計766km
注: SSは天候不順による路面のコンデションの為、CP4までの約半分の距離に変更になった。

モト部門

008 – パウロ・ゴンサルヴェス(SS1位、総合2位)
最初からアタックした!

昨日SSがキャンセルされたので、今日は最初から飛ばさなければならなかった。リエゾンとSSとで500km以上もある長いステージだった。僕は2番目のスタートで、最初からバレダに追いつこうとアタックした。快調に走ることができ、良いラリーのスタートが切れた。

 

004 – パブロ・キンタニージャ(SS10位、総合9位)
リスクを負わずコンスタントな走りをするよう努めた

コースはカーブの多い高速だった。場所によってすごい強風が吹いていた。そして、路面はかなり水たまりができていて危ないところも多かった。調子よく走れて、ポジティブな1日だったと思う。やっとレースが始まって、待っている間のイライラや不安が収まった。リスクを負わずコンスタントな走りをするよう努めた。まだ始まったばかりだ。これだけ速い選手の中にいて、トップ5から7位くらいの位置で満足だ。明日も良い順位を保てるよう楽しみだ。

 

003 – トビー・プライス(SS1位、総合1位)
再び参戦できてうれしい

このステージは、すべてうまくいった。今日は本当のスタートだったので、それは信じられない。再び参戦できてうれしい。今日の長いステージまで長い間待った。バイクに長時間乗っていたがパーフェクトだった。明日が待ちきれないくらいだ。今日より少し難しくなるそうだが、おとなしく走ろうと思う。あまりナビゲーションもなく、今日のコースとほとんど同じらしいから、今日のような走りができるようだといい。先頭集団の一人になりたいと思って出てきたので、そうなれると良い。しかし、まだそれを考えるのは時期早々だ。その目標への道で一つ勝てたことはよいことだ。

 

006 – ホアン・バレダ (SS7位、総合6位)
今日は快調とは言えない

難しい1日だった。コースをオープンして走るのは常に難しいが、今日もオープン役だった。何カ所か、水たまりなどの難しい場所があった。そして、コースにかなりの動物が飛び出してきた。そうしたこと全部、コースを難しくする。まだダカール・ラリーは始まったばかりで、快調とは言えなかった。ゴール手前で泥が深くて、大きな水たまりがあり、バイクが埋もれてしまった。そこから何とかはい出したが、その後ナビゲーション機器を洗わなければならなかった。ルーベン(ファリア)が追い付いてきてくれたので、彼に付いて走ってゴールした。

 

クワッド部門

252 – アレヒャンドロ・パトロネッリ (SS4位、総合4位)
私は競技向きじゃない

コースは時折カーブがあったがハイ・スピード、美しかった。土路面の小道や、山の中の道を通ったりしたし、泥で覆われたところ、水たまりもいっぱいあった。場所によっては走るのが非常に困難なところもあった。何はともあれ、こうしてゴールに着けたので何よりだ。
マルコス(パトロネッリ)もエギゾーストパイプの切れ目から水が入る等いろいろトラブルがあったようだが、ゴールできた。今日のステージは全体的には本格的ダカール・ラリーのコースで、場所によっては危険で数人のライダーが転倒した。慎重に走る必要があった。まだこの先数千km走らなければならない・・・・だから、ちょっと戸惑っている。私は競技向きじゃない、それは確かだ。だから、何より私は慎重に走るようにしている。

最後にダカール・ラリーに出たのは2012年、ペルーのステージが最後だった。まだフィーリングがつかめていない。今日の後半部数10kmでようやくハンドルの感覚が戻ったが、まだクワッドを思うように扱えない。クワッドがピカピカの新品なので、できるだけ壊したくないから、おとなしく走るようにしている。本当に精一杯注意して走っている。まだ始まったばかりなので壊したりしたらたいへんだから…。

 

251 – イグナシオ・カザレ (SS1位、総合1位)
快調な走りで、すべてがうまくいった

すごくうれしい。1日いい走りができた。気分がノッて、いいフィーリングだった。今日のSSを制したのはこの僕で、クワッドじゃない。マシーンを完璧に操作している、それはポジティブなことだ。この数か月のトレーニングが本当に生かされている。今日はリスクを負ってはならなかった。快調な走りで、すべてがうまくいった。でも、まだ始まったばかり。ステージの一つひとつをこなしていかなければならない。肉体もクワッドも快調でありたい。2015年大会で自信を失ったが、トップ3に入れて完全に自信を復帰した。

 

オート部門

301 – ジニエリ・ド・ヴィリエ (SS3位、総合3位)
非常に集中していなければならなかった

良いペースで走った。思っていたより路面が乾いていた、だから思いのほかスピードを出して走れた。どろどろの泥でいっぱいのコーナーは、何台も4輪がブロックされていて、ちょっと難しかったが、どうにかうまく切り抜けた。石がいっぱいあったので、非常に集中して走らなければならなかったが、それもうまくいった。プジョーはこのスピードタイプのステージでは非常に速い。きわどいタイム争いになるだろうが、自分は是非その中にいたい。

 

300 – ナセル・アルアティヤ (SS9位、総合9位)
タイヤ1本の交換で手間取ってしまった

簡単ではなかった。何よりパンクが良くなかった。タイヤ1本の交換で手間取ってしまった。そのあとはリスクを負いたくなかった。それはなんとかうまくいった。どちらにしても、明日はコースのオープン役はしたくなかったので、私たちにとっては良い結果となった。

 

303 – カルロス・サインツ (SS14位、総合13位)
13分もストップ

まぁまぁの1日だったね。いきなりエンジンが止まってしまった。動けないまま13分もストップしなければならなかった。そして再スタートできた。こんなもんだ。問題は明日のスタートが後ろの方だってことだ。しかしま、まだこの先いくつもステージがあるので、どうなるかわからない。

 

314 – セバスチャン・ロエブ (SS1位、総合1位)
トップ走者らのペースで走れる

SSのトップとは嬉しいニュースだ。思ってもいなかった。コースは一か所すごい泥の海となっていて、観客が合図をしてくれた。しかし我々はその泥沼に入って、車のボディまで泥につかりながら、有刺鉄線が張り巡らされた側面に直角に向かい這う羽目になった。前に行ったり後ろに進んだり、ようやく抜け出した。たぶん数分失ったのではないかな。ゴールしてみれば、あまり大きなタイム差が開いていなかった。でも、面白かった。

このコースはバギー向きではなかったと思う。ここまで完璧に進んだ。自分がどこを走っているのかよくわからなかったが、良い走りができた。ダカール・ラリーでトップ走者らのペースで走れるが、この先まだ長い。カーブの度に自分はもっと早く行けると思うんだ。それをすべきで、10回繰り返せばよりタイムが早くなる。しかし、いつもこう言う訳にはいかない。明日のステージはコースをオープンしなければならないので難しい。他の車の轍を見てスピードダウンすべきか判断できるが、コースをオープンすると、そうはいかない。

 

カミヨン部門

501 – ジェラルド・デ・ローイ (SS4位、総合4位)
非常に集中していなければならなかった

イメージしていたのと少し違った。もっと路面が水たまりだらけで泥沼になっていると思っていた。その方が我々にとってよかった。パンクしないよう丁寧に走った。スタート後1時間くらいでマルデーヴに追いついた。しかし、追い越さずにゴールまで後ろについて走った。今日の成績に満足している。まったくミスしなかったので良いレースができた。

 

506 –ハンス・スティシー (SS2位、総合2位)
いわば、しきたりみたいなもんだ

超すばらしいカミヨンだよ。前回走ったマンで4回SS優勝した。今日のコースでは初番砂埃がすごかったのでおとなしく走らなければならなかった。コロミーを追い越せなかったが、途中で彼が道を譲ってくれたので、そこからは思い通りの走りができた。去年は最初のステージで優勝した。それはいわば、しきたりみたいなもんだ。チームが良い成果が出てうれしい、この調子で続くといいんだが。この先何があるかわからないが、ダカール・ラリーではトラブルを予想することが必要なんだ。今年は15台もトップレベルのカミヨンがいるので、面白いレースになりそうだ。

2015/01/17 第13ステージ – インタビュー

2015/1/15  第13ステージ :ロサリオ – ブエノス・アイレス
全競技者 リエゾン:77km  スペシャルステージ: 174km  リエゾン:142km

モト部門

001 – マーク・コマ (総合優勝、SS5位)
人生を賭けた仕事

« とても嬉しい。それは間違いない。でも、最後の日まで、思うような走りができなかった。嵐が来て、農道のピストがひどいぬかるみになってしまい、砂漠バージョンのタイヤでは容易ではなかった。幸い少しでもまともなゴールができるよう主催者がSSを後半カットした。今日もビブ・ムースの問題があって、快適なライディングというわけにはいかなかった。だから戦略を変えなければならなかった。プッシュしなければいけなかったので力いっぱいアタックした。何かを挑発する為にそうしなくてはならなかった。ボリビアに入ってそれまでの状況を奪回できる、そう信じていた。ウユニ湖がカギだった。私はそれで生き残れた。だからとても嬉しい。ここにゴール出来てとても幸せだ。これはこれまで理想的なバイクを作ってくれたチームと、人生を賭けた仕事の成果だ。これだけ頑張った後なので、今はリラックスして楽しみたい。»

007 – パウロ・ゴンサルヴェス  (総合準優勝、SS4位)
来年また優勝めざして戦う

« ここで総合2位でゴール出来て幸せになれる。このポジションでレースが始まり、3位に落ちて、最後また2位で終わった。一時マルク・コマから5分しか差がなくて優勝を手にできるかという状況にあった。その後我ら二人にエンジン交換のペナルティ15分が科されてしまった。ホアン・バレダ もウユニ湖まで総合タイムで圧勝し素晴らしいレースをしていた。その後私のサポートのジェレミアス・イスラエルにエンジンをもらって助けられた。彼がいなければこの総合2位を祝うことができなかっただろう。だからこの成果を彼にささげる。そして、来年また優勝めざして戦う。»

026 – トビ―・プライス   (総合3位、SS3)位)
とても信じられない

«SSに入って70kmあまりで、雨がひどくなってずぶぬれになった。とてもライディングできる状態ではなかった。その後SSの後部がキャンセルになった。
ここで(総合)3位だなんて、とても信じられない。何と言ってよいかわからない。3,4か月前に出場を決めた時、どちらかといえば不安だった。エントリーの仕方も準備やラリー中の生活など、いっさい何もわからなかった。それが、こうして完走できて・・・嬉しい。»

031 – パブロ・キンタニーヤ (総合4位、SS8位)
私の人生でこれほど大変だったことはない

«非常に難しくて、ハードだった。ダカール・ラリーではどのステージも難しかった。寒い所もあったし、非常に高い山岳高地コースもあった。ダカール・ラリーを完走する本格的な体験だった。アドベンチャーだった。私の人生でこれほど大変だったことはない。がこれほど充実した満足は初めてだ。初めてのダカール・ラリーで、ケガをし、非常に長い、犠牲者が出たような難しい道を走ってきた。今日はとても嬉しい。私の家族、両親、私を支えてくれた人に感謝している。… »

クワッド部門

251 – ラファウ・サノク  (総合優勝、SS8位)
信じて疑わなかった

« この瞬間を7年間待っていた、それを信じて疑わなかった。この勝利をダカール・ラリー夢見てそれが叶わない人みんなに捧げたい。私のチーム全員と、ダカール・ラリーに出たいと願ってやまない人と一緒にこの喜びを分かち合いたい。彼らもこの勝利を味わう権利があると思う。»

オート部門

301 – ナセル・アルアティヤ  (総合優勝、SS5位)
素晴らしい

« このダカール・ラリーで勝つことができて本当にうれしい。2011年のここバラデロのゴールのことを思い出している。今は私にとって本当にスペシャルな瞬間。大会の初めからレースを制し、大会中ずーっとレースをコントロールすることができた。たくさんの人にお礼を言いたい。この大会では肉体的にも精神的にも非常に良い準備ができていたので本当にここに着くことが出来た。日々の仕事を積み重ねてきて成功することが出来た。それは素晴らしいことだ。また優勝してみたい。»

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ  (総合準優勝、SS4位)
私たちのできる限りの手を尽くした

« いつものことながらダカール・ラリーの最終ゴールに着くとほっとする。それはたくさんの人が本当にいっしょうけんめいやった仕事の代償だから。誰もがこのゴールでもっと良い成績で通過できるよう願っていた。ナセル(アルアティヤ)との長期にわたったバトルに、私たちの出来るありとあらゆる手を尽くした。しかし彼の方がもっと上手かった。それは少しフラストレーションだが、それがレースというものだ。ダカール・ラリーで優勝できるクルマを開発するのに何年もかかる。この4年いっしょにやってきて、トヨタ・ハイラックスは大きく改善され、大きな進歩をなしとげだ。»

307 -クシシュトフ・ホロウィッツ  (総合3位、SS7位)
速く、しかし確実に走る

« レース初めにトラぶった時、我々は戦略を変えた。速く、しかし確実にゴールする走りをしようと。そして、その戦略がラリーではうまくいった。常に冷静に、4位か5位のポジションをキープし、最終的にポディウムに上れた。ぴったりのリズムを見つけた。もちろんポディウムの真ん中を狙っているが、この3番目の位置に満足だ。他の大会で何度か優勝しているが、このダカール・ラリーでポディウムに上るのはまた格別だね。このラリーが終わるとあまりに疲れていて、二度と出たくないと思う。でも、その後、また出たくなる・・・。.»

302 – ステファン・ペテランセル  (総合8位、SS10位)
我々は最初の一歩を踏み出した。

« 私は良い方だけを見ることにしているポジティブな性質なんだ。3台のうち2台が完走できたが、完走できなかったのはドライバーの技術が不十分だったからという理由ではない。車のトップ・スピードとパフォーマンスが少し足りなかったが、本格的なメカニックの問題はなかった。我々は最初のステップを踏み出した。こうして完走でき、この次はきっともっと晴れやかな笑顔になれる・・・と願っている。特にフラストレーションは無い。奇跡はないとわかっていた。モータースポーツでは、何万キロも走り込んですべてを完全に仕上げていなければ、レースで奇跡などありえないのだ。とはいえ、チームは貴重な一歩を進めた。メカニックたちは精いっぱいの仕事をしてくれた。»

305 –オーランド・テラノヴァ  (総合18位、SS3位)
もっと強くなって戻ってくる

« 第4ステージで大きく順位が後退し、レースが困難になった。そこから楽しんで、良いレースをしようと努めた。ボリビアでのコースは寒い上、非常に標高が高くてハードだった。そんな中長時間車の中にいたが、最終的に、我々にとって良いダカール・ラリーになった。これから一生懸命働いて、トレーニングして、走り込んで、来年もっと強くなって戻ってくる。»

カミヨン部門

507 – アイラット・マルデーブ  (総合優勝、SS3位)
私の父にこの勝利を捧げたい

« とても嬉しい。そしてこの勝利は情熱的に働いてくれたチーム、メカニックや関係者のみなさんのおかげだ。そして、一緒に祝うことはできないが、私の父にこの勝利を捧げたい。»

2015/01/16 第12ステージ – インタビュー

2015/1/16  第12ステージ :テルマス・デ・リオ・オンド- ロサリオ
全競技者 ;リエゾン:284km  スペシャルステージ:298km  リエゾン: 478km

モト部門

007 – パウロ・ゴンサルヴェス  (SS3位、総合2位)
何が起こるかわからない

«ダカール・ラリーはまだ終わっていない。レースはまだ1日ある。今総合2位だが、そこにいられると保障されているわけではない。テガティブ、ポジティブいずれにしても何が起こるかわからない。もちろん私の仕事にも、HRCチームのしてくれた仕事全てにも満足している。ホアン・バレダ はウユニ湖のステージまでは余裕で総合トップにいた。エンジンに入った水が原因で起きたトラブルで彼はポジションを失った。だが、ダカール・ラリーで我々がポディウムに上がれたらそれだけで十分だ。

026 -トビ―・プライス  (SS優勝、総合3位)
見習いとしては良い結果が出せた

« まだ1日残っているが、今日は良かった。この後、まだ何が起こるかわからないことは十分承知している。どちらにしても、良い経験になった。今回のダカール・ラリー見習いとしては良い結果が出せた。あまりミスもしなかったし、ダカール・ラリーのスタートの時も準備万端で快調だった。しかし来年はもっとレベルが高くなってまた出たい。»

001 – マルク・コマ  (SS6位、総合1位)
失うもののほうが多くて勝つチャンスのないSS

«難しいSSだった。あまり勝つチャンスのない、失うもののほうが多いSSだった。その中でうまくコントロールするのが難しかった。路面のせいでタイヤが傷みやすいことに気がつき、最後でトラブルが起きないようスピードを少し落としてタイヤをキープするよう努めた。最終的に今日のステージは良い走りができてうれしい。»

011 – ルーベン・ファリア (SS20位 ,総合6位)
今大会、初めて転んだ

« ようやく、最終ゴールのことを考え始めた。ダカール・ラリーが非常に難しいことは知っていたが、これまでの事を考えると、ここまで来ることが本当にたいへんだった。今日は転んでしまった。今大会初めてのことだった。転倒するなんて普通じゃない。きっと少し集中を欠いていたのだろう。マルク(コマの先に)出発して、4分も待っていたから。

クワッド部門

251- ラファウ・サノク  (SS 4位、総合1位)
忍耐が報われた

« 今日のピストは追い越しができなくて、ストレスがかかるというより、忍耐を強いられるコースだった。だが、その忍耐が報われた。昨日の夜は燃料のバルブが一か所故障し、今朝までに修理しなければならなかった。だから、今日は無理な走りができなかった。でも、最終ゴールに近づいているので非常にうれしい。»

オート部門

305 – オーランド・テラノヴァ  (SS1位、総合18位)
今日は少しリスクを負った

« 今日は少しリスクを負って、スピードを出した。ナセル(アルアティヤ)の砂埃の中を走ったが、スピードを緩めず、彼に追いついた。観衆がすごいね。これだけ応援されるとワクワクする。今大会の初めは我々にとって楽ではなかった。ミスを幾つかしてしまったし、ツイていなかった。しかし、我々がどこまで挽回できるか見てみること、勉強の為にできるだけの事をやることが大事だった。来年最良のコンデションで出てこれるよう、これからの仕事がたいへんだ。»

301 – ナセル・アルアティヤ (SS4位、総合1位)
この大会はすべてのことが100%機能した

«今日はSSをゴールするだけにしたかった。集注を欠かさないようなスピードで順位を失わないよう走って、良い仕事ができた。オーリーが今日のSSを取るだろうと思った、私はリスクを負わず今日のSSを終わることが出来て満足だ。昨年ペナルティ、のせいで優勝を失ってとても悔しかったから、一生懸命仕事をした。今回、優勝の為のその努力が実ったのは非常にうれしい。2011年の総合優勝の時よりかなりの経験を積んだ。今回は大いに僕に貢献してくれた新しいコ・ドライバーがいたし、非常に頼りになるメカニック・チームがいた。タイヤのトラブルも全くなかった。この大会はすべてのことが100%機能した。明日起きた時絶好のコンディションだったら、最善を尽くす積りだ。»

302 – ステファン・ペテランセル  (SS7位、総合11位)
順位を上げるために必要な仕事が山積み

«クルマがパワーがなかったが、今日までドライビングの上で大きな問題はなかった。今日もひどい砂埃のスリッピーな中の300kmあまりのSSを、ドライビングの問題無く走れた。最終成績が期待通りではなくても、それはポジティブな点だ。今日のようなSSでは、少しリスクを負いながら少しでも上位に食い込もうとするのに、それでもタイムを失ってしまうので興味深い。今後の問題点のノートは非常に大事で、順位を上げるために必要な仕事が山積みだ。来年は絶対優勝を目指して出てきたい。»

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ (SS12位、総合2位)
まだ着いていない

«いかなるリスクも負わずにSSをゴールしようときめていた。あと残り180km、もちろん嬉しい。ブエノス・アイレスに近づいているのは良いことだが、まだ着いていない。今日は、石にぶつかってしまってリスクを追ったりするコーナーや、タイムを失ってしまう所があったのでスピードを落とした。お蔭でストレスなく走れた。»

504 – ハンス・スティシー  (SS1位、総合6位)
今日は良いレースができた

«SS初盤は砂埃がひどくて危なかったので、慎重に走った。良いスピードを出せたと思う。チームメイトのジェラルド(デ・ローイ)とほぼいっしょにゴールできた。今日はタイム争いが厳しいが、1,2フィニッシュになると良い。いずれにしても今日は良いレースができた。最初の週はドライビングでミスしたり、何度もパンクしたりであまり調子よくなかった。しかしこうしてラリーの完走ができるので良いことだ»
 
 
 
 
 

2015/01/15 第11ステージ – インタビュー

2015/1/15  第11ステージ :サルタ – テルマス・デ・リオ・オンド
モト&クワッド   :リエゾン:24km  スペシャルステージ:357km  リエゾン:142km  
オート&カミヨン  :リエゾン:184km  スペシャルステージ:194km  リエゾン:142km

モト部門

001 – マルク・コマ  (SS2位、総合1位)
まだかなりのKmが残っている

« やっと(今日のSSが)終わった。いつもながらストレスの多いコースだった。途中メカニックしなければならなかったが、すべてうまくいった。明日、まだ1日難しいコースがあって、その後土曜日、最後の日だ。まだレースが終わったと思ってはいない。まだかなりのKmが残っているので、どうなるかわからない。ともあれ、今のところ満足している。»

031 -パブロ・キンタニーヤ  (SS8位、総合3位) 
非常につらいマラソン・ステージだった

« このマラソン・ステージは非常に大変だった。昨日は高山病で具合が悪い中、断崖の危ない場所がたくさんあった。脱水症の上、頭がガンガン痛かった。でも、大事なのは終わり間近なSSでゴールすることだった。今日も山岳部では頭が痛くて思うように走れなかった。ビバークに着いたら医者にみてもらおう。
あとステージ2つ、この後も最後の最後までアタックを続ける。»

 
 
 
007 – パウロ・ゴンサルヴェス  (SS5位、総合2位)
ペナルティで15分をただでライバルに上げなければならない

« 昨日はエンジントラブルがあって、交換しなければならなかった。マラソン・ステージだったので、当然われわれライダーはメカニック無しでカチでビバークだった。
ジェレミアス・イスラエルがエンジンを譲ってくれた。彼にとってはレースが終わってしまうことで、とても勇気ある行為だ。彼の好意にこたえられるよう精いっぱい走るつもりだ。
そしてそのペナルティで15分、ただでライバルに上げなければならない。しかしそれがレースの規則で、それは誰にとっても同じ条件だ。たとえ今日2分あまり縮めたところで、(総合トップと)7分のタイム差を縮めるのは難しい。今となっては、とくに難しい。しかし、昨日私にあったようなトラブルが他のライダーにも無いとは限らない。だからまだ、最終ゴールの優勝を願う余地はある。»

026 - トビ―・プライス (SS4位、総合4位)
ミスしないよう走るのを心掛けた

« 今は、あまりエキサイトな走りをしないようにした。まだ2日、長いレースが残っている。バイクをいたわりながら体のコンデションを良好に保ちながら、できるだけ良い成績を残したい。今日はまぁまぁだったんじゃない。今日のコースはそれほど速くはなかったが、ミスしないように走るのを心掛けた。転倒したり、バイクを壊したりしている場合じゃないからね。残りの2日は、この2日ほどナビゲーションが難しくないので、私の得意とするコースだ。»

オート部門

301 – ナセル・アルアティヤ (SS1位、総合1位)
ダカール・ラリーでの終わりはポディウムに上った後

« どちらかというと今日は嬉しい日だ。WRCタイプの短くて非常にスピードの出るコースだった。今日はステージ優勝できると思っていなかったので、(SSをとれたのは)非常にいい走りを続けていられる証明だ。今大会は、第2ステージ以降、ずっと我々だけが総合1位にいるので、非常にハードなレースだ。今、ブエノス・アイレスのゴールに到着するのが待ち遠しい。それは私たちをサポートしてくれる皆にとってとても大事なことだからだ。昨日のステージでヤジードがエンジンのトラブルがあったことを聞いていた。しかし、ダカール・ラリーとはそんなものさ。すべてのことに細心の注意を払わなければならない。それはダカール・ラリーでは、いつ、誰に何がおこるかわからない、ってことの証明だ。ダカール・ラリーでの終わりはポディウムに上った後だ。彼にとっては残念だが、きっと来年もっと強くなってまたでてくると思う。»

307 – クシシュトフ・ホロウィッツ   (SS7位、総合4位)
時々チャンスがやって来る

«時々、チャンスがやって来る。今日のSSはその反対の日で、これまで何度あったことか。何度もポディウム(=優勝)のすぐそばになったこともあるが、そこで何か起こる。今年は、最初にメカトラブルがあった時から、壊さないように賢く走ろうと決めた。大会に向けで思うような準備が整っていなかったので、それは良い考えだった。私のスタイルはスピード・ドライバーだが、がむしゃらに走っていただけではない。エンジンやトランスミッションなどすべてを壊さないように走った。それでも(リタイア)してしまうことがある。モータースポーツとはこんなものなのだ。ヤジード(がリタイアしたのは)はついてなかったが、私も何度となく同じ経験してきた。彼にとっては本当に残念だ。»

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ  (SS5位、総合2位)
集中した走りを続けなければならない

« 通過するだけのSSだったね。コースの中ほどは泥で非常にスリッピーだった。今朝ヤジードがストップしているのを見かけて、(リタイアしたことを)聞いた。良い仕事をしていたので、とても残念だ。しかし、それはゴールするまで何が起こるかわからないということを示している。この後も、アタックを続けながら、集中した走りを続けなければならない。全部のステージで私を待ち、私の陰にいてくれたコ・パイロットのルロワ・プールターに感謝している。私たちはともかく良いレースができた。たとえナセルが順位が上だとしても、彼と互角の戦いをすることができた。ハイラックスはさらにパフォーマンスを上げたと思う。今後が楽しみだ。»

305 – オーランド・テラノヴァ  (SS2位、総合19位)
ナセルがなにかあった時の為におとなしく走る・・・

«美しいステージだったが時々水たまりがあった。昨日のナニ(ローマ)に起ったことを思うと、リスクを負うわけにはいかなかった。ナセル(アルアティヤ)にもそれはありうることだ。だからそのことを考えて、おとなしく走らなければならなかった。今は最終ゴールできるかどうかにかかっているので。レースでは勉強、車についてより深く知り、より良いドライビングを見出すこと、これ以外の何物でもない。»
 
 
 
 
 

2015/01/14 第10ステージ – インタビュー

2015/1/14 第10ステージ :カラマ :– サルタ
モト&クワッド :リエゾン:385km  スペシャルステージ:371km  リエゾン:135km  
オート&カミヨン:リエゾン:385km  スペシャルステージ:371km  リエゾン:135km

モト部門

005 -エルダー・ロドリゲス (SS7位、総合12位)
慎重に走らなければならなかった

« 今日は第1走者、コースをオープンして走った。難しいコースではなかったが、転倒しないよう集中して、慎重に走らなければならなかった。今晩はマラソン・ステージなので、今の目標は、転倒しないように気をつけながらゴールすること。我々3人良い成績でここSSに着いた。チームにとっても嬉しい。».

007 – パウロ・ゴンサルヴェス  (SS5位、総合2位)
バイクは既に明日の準備ができている

« 今日はハイ・スピードコースで、あまりナビゲーションの難しくないSSだった。最初、ピストがスリッピーだったので気をつけなければならなかった。我々4人いっしょになって、スピードを出して走った。バイクを傷めることなく、皆で良い走りができたと思う。今晩マラソン・ステージなので、それがとても大事だった。私のバイクは既に明日の準備ができており、私も明日のバトルに向けて気持ちの準備OKだ。»

001 – マルク・コマ (SS2位、総合1位)
満足な走りができた

« 毎日、レースではたくさんの困難がふりかかる。今朝リエゾンでは非常に標高が高く、気温は-10℃だった。こうした要素は否が応でも体にこたえる。今日のSSは比較的やさしくて、走り易かった。コースにたくさん水たまりがあった。エンデュランスの持久戦なので、毎日、日々の仕事をこなしている。ともかく、何があっても前に進まなければならない。»

031 – パブロ・キンタニーヤ (SS8位、総合3位)
最終は厳しい争いになる

« 今日はつらい日だった。気分が悪かった。ナビゲーションは実際、あまり難しくなかった。が、断崖が何度もあり、滑りやすかった。なんとかマラソン・ステージの1日が無事済んだ。今から明日に向けてバイクを準備しなければならない。最後のSSまでレースは続くので、まだ終わったわけではない。そして、ポディウム争いはし烈だ。私とプライスとでは1分以内の差。ダカール・ラリーの最終は厳しい争いになると思う。総合3位を何が何でも維持する。»

002 – ホアン・バレダ  (SS優勝、総合15位)
今となってはどうすることもできない

« 今朝は絶好調でスタートした。すべてうまくいった。あまりナビゲーションもなくSSは簡単だった。ほとんど道路に沿って走るだけのコースだった。ウユニ湖のステージが本当に残念だ。私はリーダーだったので、誰よりもハードな仕事をしなければならなかった。今となっては、(総合優勝に向けて)どうすることもできない。こんな風に終わるだけさ。チームの他のライダーをサポートして、良い成績がとれるよう頑張る。»

クワッド部門

251 -ラファウ・サノク  (SS4位、総合1位)
私の足はスペアがない

« カザレがトラぶってストップしていたのを見かけた。でも、リタイアしたことは知らなかった。チェーンが壊れているのが見えた。今日はマラソン・ステージなので、その為に彼は無理に続けなかったのだと思う。私も199kmの所で大きな転倒した。バイクからぶっとんだ。両足を見るのが恐ろしいくらいだった。しかし、痛くてもつらいと嘆いているわけにはいかない。私の足はスペアがないのでね。何より私のクワッドは無事だった。
昨日はタンクのネジが無くなってしまい、両足で挟んで走らなければならなかったから・・・。そして左手でロード・ブックを回し、右手でオルタネーターのヒューズを押さえながら、口でハンドルを加えて走った。それで40分もタイムを失ってしまった。しかし、それは昨日のことだ。今日はOK !ハイ・スピード時の1回の転倒で大きなトラブルもなく済んだ。普通こんなわけにはいかない。ラッキーだった。»

オート部門

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ  (SS5位、総合2位)
まだわからない

« 比較的おとなしい1日だった。ナニ(ローマ)に起ったことを見て、いつ事故に遭うかわからないので、あまりアタックして走らなかった。ナセル(アルアティヤ)はかなり先を走っていたので、リスクを負ってもしょうがないと思った。彼がミスしなければ、我々は今日挽回できないだろう。しかし、いつ彼がミスしないとも限らない。昨日のことは非常に残念だが、まだわからない。まだ終わったわけではない。我々は優勝を目指して戦うことができることを知っているので、現状はむしろ良いといえる。»

307 – クシシュトフ・ホロウィッツ  (SS7位、総合4位)
自分のペースで走れた

« 今日のステージはあまり難しくなく、楽しかった。これから私たちのペースで続ける。私たちの前の総合3位とは45分ものタイム差、後ろの5位とは1時間以上の差があるので、あまりすることが無い。我々にとってこの2週間は完璧だった。リスクを負わず、自分のペースで走れた。最初のステージで20分失ってしまったので無理やり優勝を狙ってもしょうがないと思った。しかし、まだレースを続けているので、それだけでも良いことだが、まだ終わったわけではない。ダカール・ラリーでは時に信じられないようなサプライズがあるから。»

301 – ナセル・アルアティヤ (SS1位、総合1位)
日々の仕事に専念している

« すんなり終わった1日ではなかった。このところの雨で、ピストが到る所穴だらけだった。ナニ・ローマはこの穴の罠に落ちてクラッシュしてしまった。しかし彼は大丈夫なのでよかった。我々はこうやってゴールでき、うれしい。多分良いタイムが出たと思う。私は日々、ゴールしなければならないという自分の仕事、それだけに専念している・・・。だから、ブエノス・アイレスからレースを制しているという現状に満足している。それは決して容易なことではない。チームもマチューもその為にスーパーな仕事をしてくれている。我々が大会中トラぶったのはたった1回、タイヤを失った時だけだった。»

325 – ヤジード・アラルヒ (SS3位、総合3位)
一度もミスしなかった

«すべてうまくいっている。一度もミスしなかった。MINIとTOYOTAの機能の違いを見ることができるのでないかと思う。高地でMINIは我々よりアタックできる。ジニエリ・ド・ヴィリエから総合2位を奪うのは非常に難しく、非常にリスクが高い。トップ5に入れただけで満足。最初のダカール・ラリーでポディウムに上る、私が願っていた以上のことだ。»
 
 
 
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2015/01/13 第9ステージ – インタビュー

2015/1/13  第9ステージ :イキケ- カマラ
全競技車  :リエゾン:51km  スペシャルステージ:450km  リエゾン:37km

モト部門

005 – エルダー・ロドリゲス (SS優勝、総合12位)
今日は楽しんで走った

« SS初盤の砂丘ステージでアタックした。ナビゲーションミスしないよう集中して走らなければならなかった。SSで良いタイムを出せるよう、頑張ろうと思っている。
途中アタックしようとしたら、パブロが見えたので、私の砂埃の中を走らせたくなかったから道を譲った。彼は追い越して行ったが、その後ミスコースした。だから私が先になり、ウェイ・ポイントを最初に見つけた。今日のSSゴールでよいパフォーマンスを見せることができた。昨日は私たちにとってひどい一日だったが、今日は楽しんで走った。»

007 – パウロ・ゴンサルヴェス (SS2位、総合2位)
戦略はバイクを良好の状態に維持すること

«私にとっては、何も(順位が)変わらなかった。ここダカール・ラリーには精いっぱい走って、毎日戦う為に来ている。SS最初からアタックしたが、最初のウェイ・ポイントをパスするのをしくじった。その為にUターンしなければならなかった。その後再びアタックにかかった。昨日失ったタイムを挽回しようと走って、今ここSSゴールに着いた。総合2位だが、あまり重要なことではない。この後まだ4日も難しいステージがある。いろいろなことが降りかかってくるに違いない。できるだけ良いポジションになるようこの先も頑張る。戦略はバイクを良好の状態に維持すること、それだけだ。»

001 – マルク・コマ  (SS3位、総合1位)
ゴールできたので良かった

«今朝のコースは手ごわかった。霧もあったし・・・。SS最初でナビ・ミスしてしまった。その後残りのSSを他のライダーに追い付くようアタックした。昨日の非常にハードな一日からみたら、今日はとても楽だった。明日がどうなるかわからない気分だった。ゴールできたので良かった。»

026 – トビ―・プライス   (SS6位、総合4位)
ゴールできた、それが何よりだ

« 今日はハードだった。好調にスタートし、好調に進んだ。でも最初のウェイ・ポイントがなかなか見つからず、かなりのタイムをロスした。こんなものなのかもしれない。その後良い走りができただけに残念だ。ゴールできた、それが何よりだ。明日のスタートが楽しみだ。最初のダカール・ラリーでトップ10に入れるとは思っていなかった。あまりタイムをロスしないよう、そして今の位置をキープするよう頑張る。でも、どんな順位であれ、完走したらそれだけでいい。»

031 – パブロ・キンタニーヤ (SS7位、総合3位)
冷静に走るよう努めている

« SS最初から非常にハードで、非常に難しかった。昨日SS優勝したので、今日はトップ走者、コースをオープンして走らなければならなかった。それもすごく難しかった。SS初盤の砂丘ステージは砂丘を読むのが難しかった。だからナビゲーションも難しかった。その砂丘の後は、フェシュフェッシュがいっぱいの岩だらけのコーナーで、バイクにダメージしやすかった。
でもそれでも良い走りができた。あまりミスもなく、できるだけスピードを出して走った。総合優勝を目指して戦おうとは思っていない。マイペースで、冷静に走るよう努めている。まだまだ長い距離と長い時間走らなければならない。»

クワッド部門

254-ヴィクトール・マヌエル・ガレゴスロシス  (SS優勝)
今日は満足

«良いスピードで、 良い走りができた。メカ・トラブル無しでSSを終えることができた初めてのステージだ。多分今日はSS優勝できるかもしれない・・・・。他のライダーが到着してみないとわからないが・・・。
去年は総合5位だったので、今年はトップ・グループの中にいることが目標だった。今大会の前半はあまり調子が良くなかった。今日は、私がどんな走りができるか示すことができて良かった。ライバルが皆750ccの中、私のクワッドは450 cc、それで今日のSSの結果を出せたことが何よりうれしい。

オート部門

300 – ナニ・ローマ  (SS優勝、総合25位)
難しいSSだったが良い走りができた

« 難しいSSだった。SS初盤は砂丘だった。今日の成績に満足だ。一日中、良い走りができた。何より難しいのは、走りたくない気分の中で走り始めて、良いリズムで走り続けることだ。しかし、今日は良い走りができた。それはポジティブだ。これからも優勝できるよう頑張る。 »

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ  (SS4位、総合2位)
これは我々のミスで、我々はそのツケを払う

« ナビゲーションで大きなミスをしてしまい、タイムに大きく響いてしまった。今日は総合順位を上げられるようなタイムにしなければいけなかったのに、我々にとってはもう終わりだ。ダカール・ラリーでは時にこのようなこともある。それに対してどうすることもできない。ウェイ・ポイントを見つけ出すのにかなりウロウロ探し回った。風が強く、フェシュフェッシュが舞いあがっていて、どれくらいぐるぐる廻っていたかわからない、まるで永遠に続いているかのように思えた。ナセル(アルアティヤ)が大きなミスをするのは考えられないが、彼のアドバンテージを考えると、彼は今の(総合1位)の座に安泰なはずだ。これは我々のミスで、我々はそのツケを払わなければならない。こんな風に終わってしまうとは、非常に残念だ。»

301 – ナセル・アルアティヤ (SS2位、総合1位)
ここに着くことができて非常にうれしい

«今日はダカール・ラリーならではの非常に難しいコースだった。ナビゲーションが非常にわかりにくかった。だから、ここ(SSのゴール)に着けて非常にうれしい。我々がSSに最初に到着?今年一番ハードなステージだったので、良い成績が出るとよいのだが。何があってもおとなしく走らなければならなかった。風も強かった。我々の方がジニエリ(ド・ヴィリエ)よりも先に着いた、それがカギだ。ダカール・ラリー優勝に、十分な差になってると良いな。»

325 -ヤジード・アラルヒ (SS5位、総合3位)
ブレーキが壊れた

« SSに入って200kmで、ブレーキが壊れた。まったく効かなくなってしまった。ゴールできたのはむしろツイているといってよいだろう。もちろんスピード・ダウンしなければならなかった。(トップの)ナニ・ローマに27分しかタイムが違わないのだったらそう悪くはない。我々の総合3位がキープできていると良い。今日のような非常に難しいSSでは、それが我々にとっては何より大事なんだ。今日のSSは私にはダカール・ラリーの勉強会のコースのひとつだが、我々のブレーキがどうして壊れたのかまだわからない。残りの4つのステージは今日ほど難しくない。むしろ、テクニカルなので、得意とするところだ。»

2015/01/12 第8ステージ – インタビュー

2015/1/12  第8ステージ :ウユニ- イキケ
モト&クワッド   :リエゾン:24km  スペシャルステージ:784km  
オート&カミヨン  :休息日

朝6時スタートの予定だったが、昨日の雨の為、SSコースが冠水。レースを中止にするかどうか議論されたが、結局8時に遅らせてスタートすることになった。そして後に、CP2(km378)以降のSSもキャンセルになった。

モト部門

031 – パブロ・キンタニーヤ(SS1位、総合3位)
今の順位も満足している

« ものすごく難しかった。SSスタートの辺りは雨で塩湖が水が一杯になっていて、泥も深かった。昨夜一晩中雨が降っていたので、コースはどこも冠水だらけ。塩湖も湖になっていた。今朝はスタートするのか中止になるのか少しゴタゴタしていた。しかし結局、時間が変更になってスタートすることになった。冠水の中のSSでバイクは苦しみ、電気系も調子が狂った。そして高地というのもつらかった、一日中高地の中・・・・。
でもこうしてチリに戻って来られて嬉しい。明日良い再スタートができるよう、メカニックがどれくらいバイクを修理してくれるのかな。今の順位も満足している。今のリズムを維持し、トップ集団にくっついて走る。しかしそれにしてもマルク・コマとホアン・バレダ は本当に速い・・・。»

029 – ライア・サンス (SS5位、総合9位)
SS5位、すっごく良いじゃない

«とてもハードな1日だった。今朝はコースが冠水して危険な上、本当に寒くて何人かのライダーがスタートしない方が良いと提言したの。だから、レースではたくさんのライダーがトラブルがあったわ。私は運よくバイクが調子良くて、すべてうまくいったけど。3番目を走っていた。SS最後の砂丘コースで、キンタニーヤとプライスに追い越されちゃったけど。でもSS5位、すっごく良いじゃない!»

001 – マルク・コマ  (SS9位、総合1位)
当然の淘汰だ

« 究極の1日だった。どんな戦略にしようが限界があった。塩湖は水でいっぱいで、塩がどろどろになっていて、エンジンの空冷システムをブロックする問題があった。スピードを出して走りながら、水かさの浅い部分を探しながら、さらに問題を起こさないよう慎重に走らなければならなかった。毎日いろいろなことが起こるので、当然の淘汰だ。レース最後までトラブルに遭わないよう努めていく。今の所、(バレダ が後退してしまったので)一人になってしまった。大事なのは最後の日の結果だ。»

009 – ダヴィッド・キャストゥ   (SS11位、総合8位)
ここではダカール・ラリーのレースをやっているんだ

« 暑かったぁ。最初の50kmはうまく行った。しかしSSの真ん中あたりでは水が深かった。それでも15cmくらいの水がある所を140 か 150 km/hくらいで走っていた。スタートを決めた大会ディレクターのエチエンヌは、結果がどうであれスタートしたことを後悔してないと思う。ライダーらは反対した者もいたが、こういうのもダカール・ラリーだ。メカニック、路面、天気・・・それらすべての中でコントロールしながら走らなければならないんだ。もしイキケの砂丘周辺だけ走るのだったら、エンデューロのバイクで出てふざけて遊んでいられる。だが、ここではダカール・ラリーのレースをやっているんだ。1週間前はアルゼンチンを走っていた。そこであの50℃を超えるオーブンのような中をいかにしてこなそうかと苦しんでいた。今朝はWスクリーンのゴーグルをつけてK-Wayをどうやって脱け出るかと走っている。このレースは世界一ハードなんだ。エチエンヌがSSをスタートさせたのはそれが理由なんだと思う。非常に速い若い世代もいるが、今日は経験のある競技者が上手くいく。給油ポイントは古参のほうが多かったくらいだ。
ところで、あの女性ライダー、冠水したウユニ湖の中を他のライダーを追い越し、従えて走っていた。信じられない。ずーっとトップを引いていたんだぜ。なんというすっごい女だ!»

250 – イグナシオ・カザレ 
再びナンバー1になりたくなってきた

« 昨日は悪夢のような日だった。2輪でもクワッドでもあんな体験したことがない。寒いし、泥がいっぱいだし、冠水がいっぱいだし・・・・。非常に難しい上、非常に走りにくい。クワッドも苦しんだ。昨夜は溶接しなければならなかった。本当に大変な一日だった
今朝はちょっと元気がでてきた。クワッドを修理できていたから・・・。朝早くスタートしたかったが、他のライダーは誰もスタートしたがっていなかった。すごく寒かった。結局、スタートすることになった。塩湖が冠水していて、非常に美しかった。スタート時からノッていてスピードを出した。良い成績が出たと思う。サノクやラフエンテといったライバルにタイムを挽回できたのではないか。昨夜遅かったので、すごくうれしい。クワッドを修理していたんだ。ウユニ湖に到着した時は、本気で家に帰ろうと思っていた。左のブーツの中はガソリンがピチャピチャしていた。最後の40kmの砂丘は、肌が焦げているかと思った。結局、今日はよい走りができて、再びナンバー1になりたくなってきた。»

2015/01/11 第7/第8ステージ – インタビュー

2015/1/11  第8ステージ :ウユニ- イキケ
モト&クワッド  イキケ→ウユニ湖 :リエゾン:392km  スペシャルステージ:321km   リエゾン : 4km
オート      ウユニ湖→イキケ  :リエゾン:24km  スペシャルステージ:784km  
カミヨン  イキケ周辺          :リエゾン:24km  スペシャルステージ:273km

モト部門

007 -パウロ・ゴンサルヴェス   (SS優勝)
バイクがひどい泥だらけ

« 非常に難しいステージだった。途中で前を走るグループに追い付き、一緒に走った。昼過ぎなって雷がなり雨が降ってきた。かなり滑りやすくて危険だった。ゴール手前50kmあたりで、高地の為か、ものすごく頭痛がひどくなってきた。
バイクも問題なく何とかゴールできた。これから、(ライバル)ライダーに追い付けるよう頑張る。今日はこの後、少し仕事がある、バイクがひどい泥だらけなんだ。
前半の週は非常に良かった。第3ステージでもほとんどミスが無かった。毎日、あまり問題のないよう走っていて、それをこれからも続ける。そうすれば良い結果で終わることができる。»

002 – JOAN BARREDA BORT  (SS6位、総合1位)
120kmを片手で運転して走った

« 今日のステージは非常に注意を要するコースだった。ロード・ブックにはコーション・マークが記載されていたが、危険度1,2,3のレベルは書いてなかった。注意箇所を100mも前に気が付き、ブレーキを掛けたが、泥でスリップし、転んだ。私はバイクの上をふっとんだ。それがSS200kmあまりの場所で、その後の120kmを片手で運転して走った。その後、バイクがストップし4分あまりをタイム・ロスした。だが、大丈夫、(HONDA)は大きなチームなので、このメカ・トラブルを今晩のうちに解決してくれる。まずシャワーし、少しお腹を満たして、それから修理にかかる。»

026 – トビ―・プライス  (SS5位)
まだまだ勉強中

« 走るのが非常に楽しいステージだった。少しだがトップを切って走った、初めてのことだ。しっかり指示どおりのコースを走っていたかったのだが、それでも何回かミスしてしまった。まだまだ勉強だ。
良いスピードで走っているし、バイクも好調だ。明日が楽しみだ。高地を走るのは考えていた以上にたいへん。バイクは全く問題ないが、夜の間に何か所か調整する積りだ。»

027 – マチアス・ウォークナー  (SS3位)
ブエノス・アイレスにゴールしなければならない

« 何か所か非常にスリッピーだった。そして私はひどい高山病だった。SS中何度かナビゲーション・ミスし、終わりで転んだ。CP2をトップ・タイムで通過したが、多分タイムを落としたと思う。しかし最終的に、思ったほどひどくはなさそうだ。
ダカール・ラリーで優勝する為に出たのではなく、学びたくてやって来た。25位だろうが45位だろうが成績はどうでもよいんだ、ブエノス・アイレスにゴールすることが問題なんだ。ロード・ブックと私のバイクにだんだん慣れてきた。それでも時折、今日の午後のスリッピー・コーナーであったように、思いもよらないことが降りかかる。»

クワッド部門

250 – イグナシオ・カザレ (SS3位、総合2位)
明日、スタートできるかどうかわからない

« ひどい痛みだった。10分あまり走ってストップした。もうレースを止めて国に帰ろうかと思った。明日またスタートできそうにもなかった。ゴールに泣きながら着いた。今日のステージはム、ム・・・・。
今晩はクワッドの修理もたくさんしなければならない。明日、スタートできるかどうかわからない。»
*注:カザレは今朝はトップ走者、CP1をトップ・タイムで通過したものの、その後転倒して右足を骨折した。

オート部門

305 – ORLANDO TERRANOVA  (SS2位)
2つのステージは非常にハード

« このマラソン・ステージは良い経験になった。本当に!
ボリビアの歓迎ぶりは素晴らしかった。ものすごい観衆だったし、非常に良く管理されていた。昨日と今日の2つのステージは非常にハードで非常に難度が高いものだった。途中ストップしてメカニックしなければならなかったが、まあ、大した問題ではなくすべてうまくいった。今回のダカール・ラリーは非常にストレスの大きなレースだ。3回ステージ優勝し、1回SS2位になった。その後はSS10位。そしてタイムを失ったSS、これが無ければ優勝争いに入っていたところだった。この後は少しでも順位が良くなるよう走って、来年はもっと強くなって出たい。今好調なので、残りのステージを思いっきり走る。»

325 -ヤジード・アラルヒ  (SS優勝)
良い走りの出来た1日

« 良い走りの出来た日になった。良く走り、存分に楽しんだ。一番難しかったのは、トイレ・ストップを管理すること。高地の中では、水を飲むとすぐにトイレに行きたくなるんだ。ウユニ塩湖の中のスタートはすばらしかった。天気もよかったし。トップスピードは出せなかったが、他のクルマに追い付くことができた。作戦どおりだった。»

301 –ナセル・アルアティヤ  (SS3位、総合1位)
良い1日だった

«すごい人、すばらしい歓迎、ボリビアは我々をうれしがらせてくれる。ここで
良いと感じられないのは標高だけだね。昨日のコースは本当に辛かった。私も3回吐いたが、マチューも止まってくれるよう何度も言ってきた。もちろん、昨日タイムは失いたくなかった。昨夜は何も食べられなかった。夜中スープ少しとお茶を飲んだだけ。寝る前に30分あまり酸素を吸った。
幸い、今朝はだいぶ具合が良い。総合トップをキープできてうれしい。今朝CP1手前でタイヤを1本失い、交換するのに数分失った。しかし、その後でアタックして追い越した。失ったタイムを挽回できてうれしい。»

309 – クリスチャン・ラヴィエイユ  (SS13位、総合7位)
多くの競技者がこの順位を狙っている

« ボリビアってなんて美しい国なんだ!我が国フランスで起こっていることを思うと、この国人々は親切でいいね。レースはといえば、昨日のSSはナビゲーションがいっぱいあって難しかった。そして雨が降るし、雹も降った。山は雪で真っ白、我々は増水した川を渡らなければならなかった。窓ガラスが故障してしばらく、オープンしたまま走らなければならず、雨が入り込んで非常に寒かった。しかしなんとか、ミリタリー・キャンプの中のビバークにゴールでき、壮大な歓迎を受けた。昨夜のビバークは本当に楽しかった。
今日はCP1ではブレーキの具合が悪くてタイムを失った。そして、ボンネットのフックが壊れているので空きっ放しになっていて終日ガタガタひどい音がしていた。こうやってゴール出来てうれしい。クルマの最初に走り始めた時からのサスペンション・トラブルを引きずっていてあまり良いタイムが出せなかったが、日々その調整も良くなってきている。まだ先は長いが、トップ争いに加わることはないだろう。今、総合7位、多くの競技者がこの順位を狙って私を引きずりおろしにかかってくるだろう。»

303 –ジニエリ・ド・ヴィリエ  (SS4位)
舞い上がるフェシュフェッシュでまったく見えなかった

« SS最初はうまくいったが、ブレーキの故障で、70kmをフロント・ブレーキだけで走らなければならなかった。ナセル(アルアティヤ)がパンクでストップしていたので、そこで3分挽回できた。SS後半も好調に走っていた。そこへヘリコプターが路面近くまで降りてきて、フェシュフェッシュを舞い上げ、何も見えなくなってしまった。がそこでストップしたくなかったので、200mを見えないまま走った。そして石にぶつかってパンク。ナセルが追い越していった。»

2015/01/10 第7ステージ – インタビュー

2015/1/10  第7ステージ :イキケ–ウユニ
モト&クワッド  休息日
オート     :リエゾン:392km  スペシャルステージ:321km   リエゾン : 4km
カミヨン    :リエゾン:101km  スペシャルステージ:335km

 
 
ボリビアのエボ・モラレス大統領がビバークを訪問
明日は塩湖の中を走るコース

« 皆さん、ありがとう。国内・国外のプレス関係者の皆さん、ありがとう。ASO主催者の皆さんありがとう。そして、コースにはいないがホアン・カルロス(ボリビアの2輪のライダー、5日目にリタイアしてしまった)、ありがとう。嬉しいことにそのホアンもここウユニにいっしょにいる。明日は塩湖の中を走るコースだ。個人的には、問題なく通過できた。ヘリコプターだったから。塩湖に水がたまっていないことを確認した。»

オート部門

301 – ナセル・アルアティヤ  (SS7位)
耐えられないような頭痛

« 難しくはなかったが、高地のステージだった。気分が悪くて3度も吐くのに止まらなければならなかった。そして、こらえられないような頭痛でギャップでジャンプする度に毎回ガンガン頭にひびいてきだ。今日は少しタイムを失ったが、大きな問題ではない。私たちだけでなんとかやれそうだ。クルマは良い状態なので、タイヤを交換するのと、僅かな調整だけで済む。それが終わったら休みたい。その前にメディカル・サービスに行って薬をもらおうと思っている。»

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ  (SS6位)
この先何が起こるかわからない

« 私もひどい頭痛だ。これほど標高が高いとそうそう簡単ではないし、その上集中力を要する意地の悪いコースだ。ナセル・アルアティヤにSS150km位のところで追いついた。その後、彼はミスコースしていたので、追い越し我々がコースをオープンして走った。3,4回ミスコースしたが、彼が私たちに追い付く前に正しいコースを見つけることが出来た。ナセル・アルアティヤに3分挽回できてよかった。しかし、この先何が起こるかわからない。まだ先は長いし、休息日の後にも難しいステージが待っている。今は、彼に近づけば近づくほど、彼にプレッシャーをかけられる。

325 – ヤジード・アラルヒ  (SS2位)
サウジから10000kmものところに、遊ぶために来たのではない

« ここまで来れてラッキーだ。リスクを負いたくなかったが、川の中で水が入ったらしく、警告ランプが点いて、おかしな音がし始めた。音はその後も100kmあまり続いていた。そして、フィルターが乾いて、アタックできるようになった。そのトラブルはコ・ドライバーが腕の良いメカニックなので、彼が直してくれるので、問題ない。
相変わらずトップグループの中でいいレースが続けられている。私の国、サウジから10000kmものところに、遊ぶために来たのではない。»

315 – ベルンハルト・テンブリンケ (SS3位)
MINIとのバトル

« いいSSコースだった、あまりアタックしなかった。ナビゲーションがかなり難しかったが、コースを探す仕事を一生懸命した。結果、ゴールで良いタイムが出せた。標高が高いことに関しては、クルマもクルーも全く問題がなかった。
ここ(マラソンステージ)ではMINIとの闘いになると思う。ゴールまでまだ先は長いのは十分承知しているが、我々は良いポジションにいるし、これを維持できると思う。私たちはあまり良く動かないジャッキーの問題があるが、たいしたことではない。砂丘の中で、それは困るが、明日は砂丘がないから。»

305 – オーランド・テラノヴァ  (SS優勝)
本当に難しかった

« 本当に難しかった。辛くて、意地悪なコースだった。でもなんとかゴールできた。あとは、チームの者が車を修理してくれるチリのビバークまで、車を持っていくだけだ。順位は良くなってきてはいるが、ミスを犯さないよう十分準備しなくてはならない。来年はもっと上位を走れるよう出たい。»

2015/01/09 第6ステージ – インタビュー

2015/1/9  第6ステージ :アントファガスタ- イキケ
モト&クワッド   :リエゾン:322km  スペシャルステージ:318km  リエゾン:48km  
オート&カミヨン  :リエゾン:322km  スペシャルステージ:277km  リエゾン:48km

モト部門

005 – エルダー・ロドリゲス (SS優勝)
あと1週間アタックできる

« ダカール・ラリーが始まってから体調がすぐれず、2日間はひどく悪かった。そして体調が戻ったものの次の日はメカ・トラブル。今日、ようやく良い走りができてとても満足している。まだこのあと1週間アタックできるので嬉しい。今日のSSで優勝できたら、それはとても嬉しいが、たとえSS2位でもすごく良い。何より、絶好の1日だったのだから。スピードを出して、マルク(コマ)とホアン(バレダ) に追い付くことが出来た。そして、SS最後、さらにアクセルを踏んで走った。»

001 – マルク・コマ  (SS7位)
毎日戦わなければならない

«SSスタート後まもなく転んだ。体もメカニックもなんともなかった。問題だったのは、SSスタートしてから思うような走り方ではなかったということだ。その後は良いリズムを見つけた。
状況はシンプルで、ホアンが彼のアドバンスを管理しているので、私は彼とのタイムを縮めなければならない。時に、今日のようにそれができないこともある。それには毎日戦うことだ。この後休息日だ。マラソン・ステージに向けてバイクを充分修理しなければならない。ブエノス・アイレスのスタート以来、肉体を酷使しているので、休息日はありがたい。»

026 – トビ―・プライス (SS2位)
そんなに良いタイムだなんてうそみたい

« 2位 ? 嬉しいなぁ。優勝にこんなに近づけるなんて思ってもみなかった。ウェイ・ポイントを外しそうになって、Uターンして探したんだ。そして、カップ(方向)を確認するのにストップしたりした。それで、そんなに良いタイムだなんてうそみたいだ。
今日のような美しいコースを、バイクにまたがって終日走れるっていいね。これまで何日かナビゲーションが上手くいかなかったが、最終的には比較的良く走れた。今日はあまりナビゲーションが難しくなかったので、うまくかわすことが出来た。
ミスコースしないよう、方向を決める前にちょっと間を置くようにしているんだ。初めてのダカール・ラリーで、トップ集団の中、このレベルにいられるのは良いことだ。しかし、この先、ミスして最低の日もあるかもしれない。今までのところは楽しんでやっている。到る所に応援してくれる人がいてすばらしい、このレースは大好きだ。»

011 – ルーベン・ファリア (SS8位)
非常に難しいが、まだレースを続けている。

« 難しいステージだった。休息日のゴールまで走って来られてうれしい。それが私の最初の目標だったんだ。2か月前の手術以来、十分回復してリハビリできていたわけではないので、とても疲れた。
非常に難しいが、まだレースを続けている。それが一番だ。鎖骨の具合は良いが、他の部分が消耗しきっている。手も痛い。 »

014 – アラン・デュクロ  (SS12位)
肉体的に強靭でなければならない

« 貴重なタイムをロスしてしまった。でも、(マチアス)ウォークナーが途中ストップしているのを見た。(ジョルディ)ビジャドムスも見かけていないし、まだゴールしていない。つまり、SSの順位は思ったほど悪くないってことだ。みんな、ミスをし始めた。疲れて犯すミスだ。いよいよラリー・レイドになってきたということだ。まさにその時に休息日で、後半の1週間もハードだと言われている。いきなりマラソン・ステージになるし、山岳部の高度なコースもある、だから肉体的に強靭でなければならない。»

クワッド部門

261 – ヘレミアス・ゴンサレス・フェリオリ  (SS4位)
今まで以上にうまく走りたい

« ここまで来られて本当にうれしい。今日のSSはクワッド&モトにとって非常に難しかった。第2、第3ステージでトラブルがあり、タイムを失った。後半の週で挽回できるといいんだが。昨年は、マラソン・ステージでまったくトラブルがなかった。今年も同じように、バイクをいたわってすべてがうまくいくよう走るつもりだ。»

オート部門

300 – ナニ・ローマ  (SS3位)
思い通りの走りができるようになった

«クシシュトフ・ホロウィッツを追い越したので嬉しい。フェシュフェッシュのコーナー全域、彼の砂埃の中を走らなければならなかった。今日は良いタイムが出せた。だから私は良い走りができて満足している。もっとタイムを落としていたと思っていたが、それほどでなかったのも驚きだ。
昨日も調子良かった。ゴール手前で3度もパンクしたこと以外、良い走りができた。しかし重要なのは、速く走れることだ。そして今日もそうできた。今、どこを目標にしたものか難しい。
新しい国、ボリビアをディスカバーするのは楽しみだ。ラリー・レイドにとっても良いことだ。しかし、僅か200kmの間に標高0から4000mまで登れるものなのかね。それはたいへんだろう。しかし、そのマラソン・ステージ、楽しみだ。»

301 – ナセル・アルアティヤ(SS優勝)
汗もかかなかった

«今日は良い仕事ができた。ステージを優勝することが出来てうれしい。砂丘区間でアタックしたが、今日はバギー向けのSSなのでそれ以外の所は慎重に走った。汗もかかなかった。今日は存分に私たちの1日を活用できた。我々の目標もしっかり見えてきて、この後それに集中し続ければよいこともわかった。明日はマラソン・ステージだが、最初の日はボリビアに入るのであまり長くない。明日はコースをオープンするのはそれほど大変ではなさそうだ。2日目のスタートが良くなるようなポジションに着けるよう走るつもりだ。»

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ (SS2位)
彼とのタイムを縮めなければならないところ

« あまり長くはないが、思ったほどたやすいSSではなかった。フェシュフェッシュのコーナーがあり、その後はジャンピング・コース、最後は砂丘で視界が非常に悪い。確かなのは、毎日できるだけのことをするということだ。ナセル・アルアティヤに追い付くのは簡単じゃない。彼は本当にものすごく速いから。彼と37秒差だって?彼とのタイムを縮めなければならないところだが、それでもそのタイム差なら悪くはない。»

2015/01/08 第5ステージ – インタビュー

2015/1/8  第5ステージ :コピアポ* - アントファガスタ
リエゾン:174km  スペシャルステージ:458km  リエゾン:65km

モト部門

004 – ジョルディ・ビジャドムス   (SS11位)
大きなミスをしてしまった

« 私には長くてハードなステージだった。SSの30kmでミスしてしまった。時折非常にスピードを出しやすい所があり、そこでスピードを出し過ぎていて、ナビゲーションに集中していなかった。ミスコースして、途中引き返した。もちろんタイムを失った。この5日間で一番大きなミスだった。だが、ダカール・ラリーはまだこの先長い。自分のリズムをキープしていくつもりだ。»

001 – マルク・コマ  (SS優勝)
毎日アタックする

«フェシュフェッシュや隠れて見えない岩などがあって、非常に長くてハードなステージだった。SSを出て30kmあまりで前を走るバイク(ホアンに)追い付いた。残りの430kmを私がトップを引いた。リスクを負わないよう、しかし十分なスピードで走った。彼との順位を覆すのは難しいが、この調子でアタックしていく。まだこの先長いし、マラソン・ステージが2つもあるので、何が起こるかわからない。だから毎日アタックする。ホアンはとても良いレースをしているのは間違いない。しかし彼の経験を持ってしては当然のことだ。»

014 – アラン・デュクロ  (SS9位)
最悪!

« 今日のステージは私への罰だ。最悪!腕がヘロヘロでハンドルを良く握れない、これ以上無理だと思った。最初から最後まで気力だけで走った。広い空間で、思いっきりスピードを出せたはずなのに・・。バイクのサスペンションは調子よく動いていたのに、腕、尻、背中が痛くてまったく使い物にならなかった。ゴールできた、それだけで嬉しい。このステージでトラブルがあるかもしれないと予想していたが、ミスコースもしなかったのが何よりだ。まだ、あまりたくさんゴールしていないようだし・・・。»

002 –ホアン・バレダ   (SS2位)
集中しなければならない

« このところのステージはハードで難しいステージが続いている。そして、総合タイムを意識して、マルク・コマが勢いを増してきている。そしてSSは簡単じゃない。本当に難しいSSなんだ。転倒しないよう集中し続けなければならない。バイクが登りでパワーが上がらないのでストップした。その分タイムに響いてくるだろう。インジェクション・システムを見てもらう必要がありそうだ。総合タイムで10分のアドバンスは、何かあったらすぐひっくり返されてしまうので、たいしたことではない。まだレースは先が長い。明日はマルクの後のスタートで、彼はまたアタックをかけてくるだろう。また、厳しい1日になりそうだ・・・・。»

031 -パブロ・キンタニーヤ  (SS3位)
最終ゴールの成績の事は考えていない

« コースはテクニカルで、ハイ・スピード、非常に難しかった。SSの前半、全力を注いで走った。給油ポイントに着いてマルク・コマやホアン・バレダ のすぐそばで給油した。その後疲れたので、スピードを落とした。このところの寝不足と疲れがたまってきていていた。本当に疲れたと思った。
ゴール近くなって飲料水が無くなってしまい、のどはカラカラ、脱水症状になって気分が悪くなった。もうレースを止めて休みたいと思った。チリにいたのがよかったのだろうね、走る先々で応援を受けた。アルゼンチン以上にここのコースを良く知っている。地の利のアドバンテージを生かして、アタックにかかった。
マラソン・ステージは決定的なものになるだろう。ライダーもバイクも対策しておかなければならない。そこでは修理するのは難しいので、慎重に配分して走るつもりだ。今のところ、最終ゴールの成績の事は考えていない。ひとつ、ひとつと毎日のステージをこなしているだけだ。思っていた以上に順位は良い。まだ先は長い。ブエノス・アイレスのゴールでできるだけ良いポジションに着けるよう110%出して走る。»

クワッド部門

250 -イグナシオ・カザレ  (SS2位)
« Il y aura des jours meilleurs »

«ハードなSSだった。想像していたとおりだった。石やフェシュフェッシュがいっぱいあった。非常にバイクをダメージしやすいコースだった。クワッド部門はトップ・ライダー同士の争いが激しい。4,5人のライダーがほとんどわずかなタイム差だ。前大会では2つのマラソン・ステーじで非常に良い走りができた。ここまではすべて調子よく進んできたが、この先はこのまま続くのかどうか・・・・。»

オート部門

325 – ヤジード・アラルヒ  (SS2位)
来年は、言い訳無しに優勝

« 非常に良いタイムでゴールできた。SS途中でジニエリ(ド・ヴィリエ)を追い越し、その後パンクしていたナニ(ローマ)も追い越した。多分SSで優勝かもしれない。ダカール・ラリーに出場するのは初めてで、まったく経験が無いが、なんとか舞い上がる砂埃の中を脱け出て、名だたるパイロット達と互角に戦っている。
最初のステージで良い成績を取ることが出来た。その後、少しずつアタックできるようになった。この後もっと良い走りができて、ダカール・ラリーで勝つこともできるかもしれない。もちろん、リスクを負いたくないので、今年のことではない。
まだたくさんのステージが残っているので、全力を尽くして走る。理想的にはポディウムに登ることだ。しかし来年は、言い訳無しに優勝を目指して来たい。公式の私の目標はトップ10入りすることだが、個人的な目標はトップ5に入ることだ。ジニエリ・ド・ヴィリエに次いで2番目のポジションになるつもりだ。»

301 – ナセル・アルアティヤ   (SS4位)
SS優勝していないと良い

« SSの間ずーっとスローパンクで、ゴールまで数10kmというところでタイヤを交換した。今日のSSはフェシュフェッシュが多く難しかった。ゴールで来て嬉しい。1’35”でタイヤを交換した。すごく早く交換できた。このタイヤ交換の間に追い越されると思っていたが、誰もパスしていかなかった。我々がSS優勝でないと良いのだが。明日、コースをオープンして走りたくないのでね。我々の戦略は、ダカール・ラリー優勝の為にスタートすることなんだ。今のところ全て順調なので、このまま続いて欲しい。»

302 – ステファン・ペテランセル  (SS5位)
あまり良い調整ができていなかった

«苦難のステージだった。というのは2度もスローパンクしたから。サスペンションが少し柔らかすぎて、あまり良い調整ができていなかったので、微妙に走り方を調整しなければならなかった。こうした路面でテストをしたことが無かった。
チームの者は皆、このクルマを作り上げるのに捧げてきて、絶対にあきらめたくない。皆、車がどんなものか見せてやりたいという同じ思いでいたので、絶対ゴールできるような車にしろとは言えなかった。いつか、本当に絶好調で、車が完璧に調整され、SSで優勝する為に思いっきりアタックできる車に乗ってスタートしたいものだ。だが、舗道に残されてしまうような大きなメカ・トラブルはごめんだが。»

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ (SS6位)
トップ集団のバトルの中

« 1回パンクした。ストップして交換しなければならなかった。この岩だらけのコースの中を走るのは本当にハードだった。他のクルマが難なく走っているのが不思議だった。彼らの腕前はすごい。でも、特にひどい1日でもなかった。相変わらずトップ集団のバトルの中にいられる。言い換えれば、まだ勝てるチャンスがあるということだ。最終ゴールまでまだ先は長いので、総合優勝のことはまだ考えられない。1日1日をクリアしている。»

2015/01/07 第4ステージ – インタビュー

2015/1/7  第4ステージ :チレシト- コピアポ
モト&クワッド,オート :リエゾン:594km  スペシャルステージ:315km    
カミヨン  :リエゾン:594km  スペシャルステージ:174km

モト部門

001 –マルク・コマ(SS2位)
SS最後まで私がコースをオープンして走った

« ナビがたくさんあって非常に難しいSSだった。今朝は2番目のスタートだった。総合タイムで、絶対にミスできないとわかっていた。全速力で走った。そして、追い越し、コースをオープンして走った。SS最後まで結局私がコースをオープンして走った。
SSの初盤はかなりハードだった。マチアスはSSの初めでミスコースして見えなくなった。SS終盤は砂丘の中、ナビゲーション、カップ変更がかなりたくさんある難しいコースだった。私は砂丘の中のこんな時こそ自信を持って走れるんだ。他のライダーがミスしたりトラぶるよう挑発し、このペースでこれからも続けるつもりだ。»

014 – アラン・デュクロ  (SS7位)
トップグループにプレッシャーをかけ続けてやる

«昨年と同じコースだね。この地域はよく知っている。SS初盤はスピードコースで、私にとってあまり有利ではなかったが、追いついて来たのはルーベン(ファリア)だけだった。100kmあまりの砂丘をいっしょにアタックした。その砂丘のコースをオープンして走ったのは私だ。トップ集団はバレダ とコマ以外は、全員迷っていた。我々も迷わなかった。だから他のライダーらを再び追い越した。
ゴールまであと8kmと言うところで、右により過ぎて、コースミスをしてしまったのは残念だった。それで他の皆に追い付かれてしまった。しかし、大したことではない。今日は良い仕事ができた。
疲れていないし、非常に気分が良い、バイクも絶好調だ。
しかしトップ10のグループはスーパーに速い。わずか5分の中に5,6人ものライダーがひしめき合っている。だから、トップグループにプレッシャーをかけ続けてやると、いつかそれから解放されたい瞬間がくるものさ。
それにしても、バレダ とコマは、トップグループの他のライダーと別格だ。彼らはミスをしない・・・。本当にすごい!でも彼らも人間だから、絶対ミスをしないなんてことはない。コマは既にいくつかミスしたが、バレダ はまったくその話を聞いていない。»

002 – ホアン・バレダ   SS優勝
良いレース・コントロールできた

« 今日のSSの結果に非常に満足している。SS初盤は非常にスピードの出るルートだったが、全然楽ではなかった。そこでマルク(コマ)が私を追い越した。彼にはとても追いつけなかった。だから、モチベーションを高く持って、集中して走った。ゴールまで100kmというあたりで、彼に追い付き、その後は良いリズムで走れた。ゴール手前の砂丘ステージはナビゲーションが非常に難しく、マルクといっしょに走った。結果、戦略は良かったのだと思う。良いレース・コントロールができた。この後のレースもかなりハードに違いない。まだ先は長いし、難しい状況の時もあるに違いない。マルクを上手にコントロールすることがカギだ»

クワッド部門

251 – ラファウ・サノク (SS優勝)
SSをゴールできたので嬉しい

« 飲料水用バックが空のまま100kmも走った。しかし、アタカマ砂漠をパンク無しで通過できたのは初めてだ。びっくりした。私は縁起を担ぐたちなので、まだリザルトを見ていない。しかし結果はどうであれ、SSをゴールできたので嬉しい。毎日がライディングの練習だ。チリに入って、とてもエンジョイしている。チリにはラリーに出なくても来たい。»

オート部門

301 – ナセル・アルアティヤ (SS優勝)
ライバルはド・ヴィリエ

«我々にとって良い1日だった。ゴール手前の砂丘の中で、少し真剣にアタックした。本当のライバルはジニエリ・ド・ヴィリエだ。いつもコンスタントにトップグループにいる。だから彼との3分のタイム差は良い結果だった。時々アタックしながらこの調子で続けるつもりだ。昨日は比較的リラックスして走ったが、今日は少しアタック。明日はだから少しおとなしく走れる。»

302 – ステファン・ペテランセル    (SS5位)
愚かなことは止めておくべきだ

« フロントな大きなショックを与えてしまったぁ。ボンネットのジョイント部が外れたかと思ったが、もっと大きなダメージのようだ。ダメージを受けたのはフロント・シャシー全部らしい。2,3メートルくらい大きなジャンプをして、車のノーズから落ちて着地した。コース取りのミスによるもので、カーブを曲がるのに数メートル稼ごうとしたところ、障害物が正面に現れ、ジャンプするしか方法がなかった。でもまぁ、レースを続けられるのだからそれだけでもよかった。ナニ・ローマを追い越し調子よくスピードに乗って走っていたところだった。そしてここから40kmのところでパンクした。本来なら、今日のコースはもう少し我々にとって面白くなるはずだった。それでも愚かなことは2日目にしたので、止めておくべきだったが今日またやってしまった。今日のは大きなジャンプ。何とか助かった»

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ (SS3位)
砂丘でもアタックした

« SS初盤はあまり難しくなかった。が我々は最初から最後までアタックした。砂丘の部分でもアタックしようとしたので、非常に集中して走らなければならなかった。岩場の部分では、パンクすると大きくタイム・ロスするので、できるだけリスクを負わないように走った。チリでは我々にとって有利なのだが、今日のは非常にハードだった。今のところ全てうまくいっている。この感じのまま続けたい»

325- ヤジード・アラルヒ  (SS4位)
もう少しアタックできたかもしれない

« 今日はパンクを1回したが、でもいいリズムで走れて、非常に気分が良い。パンクした時にカルロス(サインツ)に追い越され、なかなか彼に追い付けなかった。しかし、ゴールでき、良い結果が出せたので満足だ。もう少しアタックできたかもしれないと思うが、最初のダカール・ラリーなのでミスはできない。ぼちぼち走るよ。»

300 – ナニ・ローマ  (SS2位)
少しずつ走りのリズムを取り戻してきている

« 良いSSができた。オーリー(テラノヴァ)がトラぶって路上でストップしていた。その後は快調に走った。少しずつ走りのリズムを取り戻してきている。運転することが楽しくなってきている。明日のようなステージにとって、それはポジティブだ。ラリーはまだ先が長いので、この調子で続けなくてはならない。ラリー1日目にあったような経験をしてしまうと、モラルをキープするのが難しいものなので、本当にレースを楽しむようにしないとならないんだ。そして、今日はオーリーが大きく後退したとしても、我々はチームのクルマも助けなければならない。何より大事なのは、まだ我々がレースを続けることができているってことだ。»

2015/01/06 第3ステージ – インタビュー

2015/1/6  第3ステージ :サン・ホアン- チレシト
モト&クワッド   :リエゾン:282km  スペシャルステージ:284km  リエゾン:232km  
オート&カミヨン  :リエゾン:26km  スペシャルステージ:220km  リエゾン:155km

モト部門

002 – ホアン・バレダ (SS優勝)
テクニカルでリスキーなSS

«非常にテクニカルなSSで、水かさがましたリオをたくさん越えなければならない最終部分は特に難しかった。難しい部分ではしっかり集中して走り、常に良い選択をすることが出来た。チームとしても全体に良い結果を出し、レースをコントロールしている。しかしこの先まだ長い上、チリではフェシュフェッシュや岩場のコースなど難しいことで有名だ。»

011 – ルーベン・ファリア (SS7位)
そうた易くはなかった

« 比較的短いSSだったが、そうた易くはなかった。特にラスト30kmは川や岩場があってたいへんだった。今のところ順調なので嬉しい。今は良い順位だが、これから先毎日何が起こるかわからない。»

026 – トビー・プライス(SS4位)
私のスピードも良すぎるくらいだ。

« 順調だが、毎日ナビゲーション・ミスで苦労している。ロード・ブックを見ながら、正しいカップ(方向)を見つけるのが難しい。分岐点にぶつかる度に、それが正しいととしてもちょっと不安になってしまう。今のところ、ナビゲーションはそれほど難しくないし、私のスピードも良すぎるくらいだ。何より大事なのはしっかりバイクの上に乗って、日々のゴールに到着することだ。速いライダーたちの中にあってこんな良い成績になるとは思ってもみなかった。正確に走れる自信はあったが、何より毎日ナビが上手くいっているので、この成績なのだろう。
今日のSSの初盤はかなりスピードが出せるコースで好きなタイプだった。その後は、ナビ・コースなので、一人だと絶対ミスすると解っていたので少しスピードを落とさなければならなかった。でも、そこではみんなミスコースしていた。その後はうまくいった。»

014 -アラン・デュクロ (SS6位)
イメージ通りの良い調子で走っている

« 今日は、明日良いスタートがきれるよう成績を出したいと思っていた。昨日は50kmも他のライダーの埃の中を走らなければならなかった。それを今日も引きずっていて、なかなか前に出られなかった。ペドレロが総合順位で10位になってしまったのは残念だ。
肉体的には、今日アンデスのコルディエール峠越えがあったので、明日はつらい日になりそうだ。でも、イメージ通りに、良い調子で走っている。今ここで私の戦略を話すわけにはいかないが、一つ持っている。明日のSSは大きなタイム差ができないので、とくに重要と言うわけではない。しかし、後に続くレースの為に、それなりに良いポジションにつけていた方が良い。»

027 – マチアス・ウォークナー(SS3位)
ゴールできたのはむしろクール

« 今のところ私が勝ったが、他に何人か速いライダーがこの後到着する。いくつかミスはあったが、今日は良い走りが出来たのは確かだ。多くの飛び石もあってリスクも多かった。ゴールできたのはむしろクールだ。ホアン・バレダ より速かったが、彼はコースをオープンしているので私より彼のほうが難しい。初めての本格的なラリーなので、ともかく楽しんで走りたい。その後で結果がどうついてくるかだ。今はともかくできる限りのことをしながら1km、1kmと進むだけ。この先、もっとナビゲーションがあって、本当に難しいステージもあると思う。これまでにやってきた2輪でこんな体験は無かった。»

クワッド部門

255 – セバスチャン・ハルペルン (SS2位)
トップ集団と常に接触していられるよう頑張る

« 今日のSSは100kmくらいまで良いスピードで走り始めた。そこで川の水が数日の雨で増水していた。川を渡るのは非常に難しく、たいへんだった。その後のステージで少しスピードを出して挽回できた。SS2位だそうだが、それが本当なら今日はポジティブな日だったということになる。面白いのは総合タイムでわずか15分の中に4,5人ものライダーがひしめき合っていることだ。それはクワッド部門にとってもライダーにとってもポジティブだ。競技を活気づけてくれる。トップ集団と常に接触していられるよう頑張ろうと思っている。特に2つのマラソンステージで。今回のダカール・ラリーは非常に距離が長い上、チリのステージは人もマシーンも痛めやすいコースだ。

251 – ラファウ・サノク (SS3位)
これまでのところ絶好調

« ラリー始めとしては上出来。今日はナビ・ミスして20kmあまりロスした。それで、2,3分タイムを失った。こんなだからSS優勝できない。
これまでのところ絶好調だ。昨日は究極のハードなコースだった。目の前に立ちはだかる巨大な山を前に、他の同じレベルのライダーがすぐに追いついてくるのでその準備をしなければいけないと思った。»

オート部門

301 – ナセル・アルアティヤ (SS5位)
ナビが良い仕事だった

« 昨日ほどで難しくはなかったが、今日のSSはナビゲーションを確実にやらなければならなかった。2輪の轍が無いので、我々にとっては不利だった。しかしマチュー(ボーメル)が良い仕事をしてくれた。今日はリスクを冒さないで走ろうと決めていた。目標はトップ5に入って、明日良いポジションでスタートし、昨日のようにアタックすること。»

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ(SS2位)
SSの終盤は非常に注意を要した

« このSSは思ったほど簡単じゃなかった。調子良くスタートしたが、ナセル・アルアティヤに追い付くのに、飛び石に当たり、その上パンクまでした。タイヤのリムを交換しなければならなかった。その後ロスした分を取り返そうと再びアタックした。2,3か所ナビが難しい所があったがディルク・(フォン・ジッツウィッツ)がきっちり仕事をした。ピストがスピードを出し易いがギャップだらけなので難しい所だった。ギャップに足を取られてつまらないミスをしないよう、本当に集中していなければならなかった。»

2015/01/05 第2ステージ – インタビュー

2015/1/5  第2ステージ :ヴィージャ・カルロス・パス  – サン・ホアン
リエゾン:26km  スペシャルステージ:518km  リエゾン:81km  
カミヨンのみ :リエゾン:26km  スペシャルステージ:331km  リエゾン:289km

モト部門

002 – ホアン・バレダ
本当に、本当にハードだった

“今日のコースは地獄だった。スタート前から既に疲れがあったが、今日の超長いコースは、拷問のようだった。ゴール手前の最後の部分は本当に努力が必要だった。集注して走らなければならなかった。本当にそれは大変だった。最終的に、今日の結果は満足のいくものになった。サムは非常にスピードを出してスタートしていったが、彼に追い付けなくても冷静に走ろうと決めていた。何10kmか走ったところで、我々チームが良い作戦をしていることがわかった。Hondaにとってチャンスとなるステージだった。でも本当に、本当にハードだった。毎年、こんなきついステージがあるのとはわかってはいたが・・・・…»

027 – マチウス・ウォークナー
ナビゲーションはそれほど難しくはなかった

«最初の150kmは非常に調子良かった。前を走るライダーに追い付き、スピードに乗っていた。300kmあたりで道に迷った。(僕のような)モトクロスからやってきたライダーにしたら長すぎるステージだった。ナビゲーションはそれほど難しくはなかったが、ミスを犯してはいけなかった。だから15位くらいになるかと思っていた。しかし昨日は8位だったので、今日はもっと良かった。今のところすごくうまくいっている。こんな順位になれるとは思ってもみなかった。でも、ナビゲーションが難しい所になったらどうなるかわからない。

001 – マルク・コマ
小さな勝利で終わった難しい1日

« ダカール・ラリーで指折りの難ステージになると想像していた。そして、間違いなくいろいろなトラブルがあるとわかっていた。残念ながらそれが我々に回ってきた。超ロングステージだと知っていたから、スタート後はコントロールしながら、良いスピードで走っていた。まずは私から始まった。リア・タイヤのムースが悲鳴を上げ始め、少しずつ崩れてきた。最後のCPではスピードをダウンした。ホアン(バレダ )が私を追い越していった。しかし、彼はナビゲーションでミスし、再び追い越した。しかしスピードを落とさなければならず、最後の60kmは60 m/hで走った。ゴールまで持たないかと心配したが、最終的に到着できた。ゴールできた、それだけで、勝利だよ。»

007 – パウロ・ゴンサルヴェス
ダカール・ラリーならではの本格的なステージ

« 長くて非常にハードなステージだった。非常にテクニカルなコースで、飛び石も多く、気温も高くて暑かった。SSの中頃ウェイ・ポイントを探すのに手間取りタイム・ロスした。そして道に迷い最後の200kmほどを一人で走った。今日の結果は私にとってもホアン(バレダ) にとってもよかった。彼は今日はとても賢い走りをしていた。今日のコースはダカール・ラリーならではの本格的なステージだった。そして、最もハードなコースのひとつだ。

011 – ルーベン・ファリア
手術してくれた医者に感謝

« 500km以上のコースになると、そうそう簡単じゃない。何よりこの暑さの中を走るのだから。砂丘の中では45℃か50℃はあったと思う。ゴールできて本当にうれしい。2か月前にに肩を手術してくれた医者に感謝している。ともかく今は一日一日をこなしている。»

クワッド部門

250 -イグナシオ・カザレ
本当に辛かった

« 今日のステージはとんでもなく難しかった。人生でこんなハードなのは初めてだ。リタイアするかと思ったほどだった。一日中いろいろなことを考えた。SSのゴールまで100kmのところで、タンクの水がなくなった。脱水状態で、のどがカラカラだった。本当に辛かった。気分が悪くなった。そして、その100km区間はかなりスピードが落ちてしまった。ゴールしたら、ラファウ・サノクと5分くらいの差だろうと思った。(実際は3’33差)。しかし、これ以上のことなどできなかった。危ないところで、メディカル・テントで40分も休息しなければならなかった。こんなこと初めてだ。»

オート部門

301 – ナセル・アルアティヤ
今日は全力でアタックした

« ダカール・ラリーの明暗を分けるステージだった。これで、休息日、マラソン・ステージまでおとなしく走ることが出来る。今日は全力でアタックした。我々の戦略だった。昨日マチューとSSを入念にチェックしていて、1時間半しか寝ていない。日1日と成績が上がっている。良い仕事をしている。でも、まだ先は長い。»

307 – クシシュトフ・ホロウィッツ
完走できないかと思った

«とてもハードなステージだった。全員にとってもたいへんだったと思う。SS終盤は非常に柔らかいフェシュフェシュで、登ったり下ったりが続き、あと30kmあたりで気分が悪くなった。吐いてしまったくらいだ。今日のステージは完走できないかと思った。何より大切なのはSSをゴールすることだ。タイムなど問題じゃない・・・。»

315 -ベルンハルト・テンブリンケ
我々の目標はポディウムに登ることではない

« 今日のたいへんなステージで少し疲れた。でも、WRCスタイルの非常に面白いSSだった。気温も高くて暑かった。すべてうまくいっているので、我々は好調だ。2日目でトップ5に入れた、すごいことだ。昨年はメカ・トラブルが多かったが、今年はToyotaがオーバードライブの車を作ってくれたので、非常に調子が良い。我々の目標はポディウムに登ることではなく、良いレースをすることなんだ。このままの調子で続けられると良いな»

305 –オーランド・テラノヴァ
” 4回転もしてしまった…”

« 10kmのところまで全てうまくいっていた。ラジエターが調子が悪く温度が高かったのでおとなしく走っていた。それなのに、いきなりクルマがぶっ飛んで、4回転もした。そして、その後タイヤのリムを元通りにした、タイヤを交換しなければならなかったのですごくタイムをロスした。しかし、レースはまだ終わっただけではないから。»

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ
今日のはダカール・ラリーの本当の意味でのレース

« 非常にハードなステージだった。特にフェシュフェッシュで覆われたSS2番目の部分はフカフカな上、舞い上がる砂埃のせいでライダーを追い越すのが大変だった。しかし、我々にとってはよい結果の1日だった。ゴールしたことだけで嬉しい。今日のはダカール・ラリーの本当の意味でのレースだった。ナセルは非常に速かったので、今日のSS優勝は彼だと思う。»

2015/01/04 第1ステージ – インタビュー

1月4日  第1ステージ : ブエノス・アイレス – ヴィージャ・カルロス・パス
リエゾン:144km  スペシャルステージ:175km  リエゾン:519km

モト部門

006 – サム・サンダーランド
タイトル保持者… 最初の日から!

« 最初の日の戦略がどうかなどと評価するのは難しい。というのは、まだ本当に早いのかどうかがよくわからないから。そして、最初の日に全速力を投入しないことも大事だ。後に続く日の為に抑え気味に走らないといけない・・・・。とはいえ、今日はすごく良い走りができたと思う。それはいつもながら嬉しい。バイクは素晴らしいできで、速いので、僕はそれに応えてよいタイムを出さなければならない。最初の日から、僕がタイトルを取ったなんて・・・・。最後のステージでそうなりたい。まだ175kmしかやってない。まだ先は長い。»

007 – パウロ・ゴンサルヴェス
それを知っていたら、もう少しアタックしたのに・・・

« ダカール・ラリー2015がとうとう始まったんだね。今日サムとわずか数秒差で2位になると知っていたら、SS優勝するようもう少しアタックするのだった。でもま、すべてうまくいっているし、満足だ。明日は長いステージになるので、トップグループと戦わなければならない。今自分にとって大事なのは、自分の走りをすることだ。他の年の時のようなトラブルをしないことだ。何事もなく良いポジションで終わりたい。本当にHondaがダカール・ラリーで勝てるよう、自分が助けられたらと思っている。彼らは私たちの為に、この信じられないようなバイクを作るのにたいへんな努力をしたんだ。だから、彼らにお返しできるよう、ダカール・ラリーでの勝利を手にできるよう手助けしたい。

001 – マルク・コマ
易しすぎるスピードコースだった

«いい感じで走れたよ。今日のステージはすごく易しいスピードコースだった。速すぎるくらいだった。もちろんミスを犯してはいけなかった。レースの初盤は、ほんとうに走りたい気持ちがまさってしまうので、いつもリスキーなんだ。このところ降った雨が水たまりの泥のぬかるみになったところが一部あったが、特に難しいわけでもなかった»

002 – ホアン・バレダ
今日のはウォーミングアップ

« 今日はかなりスピードを出した。時折180 km/h くらいまで出した。ピストにギャップがあって雨水がたまっていて少しリスキィで、それをよけるのが結構難しかった。ゴール手前でマルク・コマと一緒になったので、明日の事を考えて少し抑え気味に走った。明日は、後半ナビゲーションの難しい本格的なダカール・ラリーのコースだ。今日のはほんのウォーミングアップ。明日のコースは別物だ。最も長いSSだし・・・。今、非常にハイなモチベーションで、早く本格的なレースをしたい気分でいっぱいだ。»

クワッド部門

250 -イグナシオ・カザレ
全力を尽くして走りたい

«SSは素晴らしかった。すごくスピードが出せるコースだった。良い走りができたと思う。クワッドがこれ以上出せないと言うほどのスピードで走っていても余裕で、楽しんだ。ゴール手前30kmでクラッチの為に少しスピードを落とした。いよいよレースが始まった。全力を尽くして走りたい»

オート部門

301 – ナセル・アルアティヤ
全くリスクを負わなかった

«今日のは少し速過ぎるコースだった、しかし、良いスタートとなった。他のパイロットがどんな走りをするのか知る必要があった。明日はもっとアタックできるだろう。今日のコースではそれなりに注意しなければいけない所もあったが、まったくリスクを負わなかった。車は絶好調なので、今日SS優勝できれば、明日のコースをオープンして走れるので切っ先良い。ナニ・ローマが道端でストップしているのを見かけた。彼らは車の中にいたので、多分電気系のトラブルかもしれない。ついてなかった。こんなものさ。修理してレースを続けられるよう願っているよ。それは本当にびっくりだが、それも運さ。»

302 – ステファン・ペテランセル
本格的なアタックはしなかった

« 最初のSSを走り始める時って、どれくらいのレベルのパフォーマンスで走ったものかよくわからないので、ちょっとストレスなんだよね。バカなミスをしないよう走らなければならないので、スピードコースの中を良いタイミングでブレーキを踏まなければならない。今日はリスクを負わないよう抑え気味に走った。車のボードをしっかり見ながら、車を理解することに努めた。今日の順位がどうなるのか見当がつかなかった。こんなスピードコースで、思いっきりスピードを出して走るもんじゃない、だから、本気でアタックせずに走った。»

305 –オーランド・テラノヴァ
大事なのは、スタートすること

« やっと始まったねぇ。ようやくレースが始まった、それは本当にステキで大事なことなんだ。残念ながらナニ・ローマがスタート早々トラブルに見舞われた。6kmくらいのところで、フロントを開けていた。我々も温度のトラブルがあった。もっとスピードを出したかったが、後々難しいことになると思ったので押さえて走った。しかし、大したことじゃない。始まったばかりなんだから!»

308 – ロビー・ゴードン
希望どおりのポジション

«今日は慎重に走った、それで3位になった。ナセル・アルアティヤから1分差。希望どおりのポジションだ。ジョニーはスーパーな仕事をしたが、まったくアタックしなかった。今年はきっと良いレースができるだろう。トップと1分の差、むしろ良い結果だ. »

304 – カルロス・サインツ
イメージ通りのSSコース

«90°角のカーブがたくさんある超スピードコースで、イメージしていた通りだった。非常にスピードを出しやすい良い路面だった。このSSを思い通りの成果を出せたので満足している。他のパイロット達は、我々2輪駆動と違い、もっとスピードを出せたとおもうのだが。»

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ
本格的なレースは明日から

« SS初盤は本当にスピードの出るコースだった。しかし私たちは全くリスクを負わないよう走った。カーブでは大きくターンし、確実にゴールするよう走った。今日の結果には満足だが、本格的なレースは明日からだ。私たちのクルマは飛躍的に向上した。トップ争いも可能かもしれない。いずれにしても私たちは全力を尽くす。ナニ・ローマが、スタート点直ぐのところでストップしているのを見かけた。
何か壊したのかよく見えなかった。ライバルは他にもたくさんいるので、ナニ・ローマが戦線から離脱したとしても変わらない。ナセル・アルアティヤはすごいスピードで走るだろうし、すごいスピードで走るのは彼一人ではない».

300 – ナニ・ローマ
僅か3kmで… ありえない! »

« 何と言ったらよいのか。SSをスタートしてたったの3km地点だった。オイルランプが点灯した。あらゆる手を尽くして、交換できるものはすべて交換した。そして10km地点でオイルが回っていないのがわかった。オイル・ポンプが故障したのかどうか、わからない。スタートしてたった3km・・・ありえない!
これまでリタイアしたこともあるし、いろいろ壊れたこともあった。でも、ダカール・ラリーでこんなに早く壊れるなんて・・・・。ひどい!ミッシェルと私とで何か月もかかって作り上げた仕事の代価なんだ。でも、しかし、こんなものかもしれない。受け入れなくてはならないんだ。MINIは頑丈で、良い車だし、走り易いとみんな行っている。しかし、機械は時に気分屋だ。これから、トップ集団に入れるよう頑張る。最低の日だったが、まだレースを続けている。ともかく頑張るよ».

カミヨン部門

504 – ハンス・スティシー
ノっている!

« とても嬉しい!このSSで勝とうと思っていた。アレス・ロプライスの埃をかぶりながら走ったが、良い仕事ができた。去年、一昨年とトラブル続きだった。しかし今回は調子良いし、自分でもノっているんだ。何の保証もないが、すべてバッチリ行っているんだ。この大会で勝つにはすべての事がきちんとおさまっていなくてはならない。今回すべてが準備万端まとまっていて、パーフェクトにオーガナイズされていて、勝てるような気がする。だからこの調子でやっていく。»

503 – アレス・ロプライス
思い通りにスタートできた

« このカミヨンをスーパーマンと呼び始めた。ダカール・ラリーではちょっとしたことで大きくタイムをロスするものなんだ。だから調子の良い時には、タイムがすごく良い。今日のようなWRC的なコースでは、この非常に安定性のあるカミヨンにぴったりなんだ。カミヨンに信頼がもてて、私たちのアドバンテージを上手に使って走り続けることができる。思い通りにスタートできた。