2012/1/9 (休息日)

地元の大きな期待を背負ったミッションの終わり
チーム”ミッション・エセイサ・ダカール“のライダー2人は、アルゼンチンの首都、ブエノス・アイレスのエセイサ(空港周辺の地区)からやってきた。ライダーセルジオ・ペトロネ、そしてチームマネージャーのディスコのオーナー、セルジオ・ジューニョ(Sergio Giugno)は、近所や、商店街のささやかなサポートが集まってエントリーできた。資金はわずかだが、ハートの結晶の、心底本物のアマチュアだ。みんなの期待を背負って、なんとか1週目、頑張ってきた。休息日前のコピアポのステージで、レースが終わってしまった。ビバークに朝8時に到着した。歩いて!
ゼッケン179のバイクがSSゴールの6km手前で転倒、危く火事になるところだった。動けなくなり、そこに置いてケーブルを探しに歩き出した。観衆の一人がケーブルを譲ってくれ、再びバイクの所に戻った。ようやく休息日にゴールに到着した。
しかし、ウェイ・ポイントをあまりにたくさん外したこと、主催者がバイクのもとから消え失せたライダーを探すのにあまりにたくさんかかったことが原因で、コピアポのステージで失格となってしまった。チーム”ミッション・エセイサ・ダカール“のミッションは終わってしまった。二人のセルジオは、来年に向けての希望を燃やす。

ライダーたちは勇気をくれる!
彼らはコピアポのビバークの中を感動した面持ちで歩き回る。ホテルに彼らのバイクを置いて来たことを後悔しながら。
「競技者らのバイクと、自分達のバイクを比較できたのにぃ!」とデンマーク人、Henriette Thiimは笑う。パートナーのLars Hoejbergといっしょに20年前からエンデューロをやっている。彼らは、北米・南米大陸を縦断して、アラスカからアルゼンチン南端のウシュアイアまで行くアドベンチャーをしている途中だった。
そして、ここコピアポで休息日。「ここに間に合うように、途中スピードを上げなければならなかった。私達はデンマークの同じオートバイクラブの仲間で、何かトラブルがあるとダカール・ラリーに出ている競技者のことを考えるんだ。例えば、3日前ボリビアで泥にハマった時などはね。」

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