1月10日 (火)  第9ステージ  アントファガスタ→イキケ
リエゾン : 9㎞
SS :  556㎞ 、途中㎞344~㎞466は舗装道路のニュートラル(タイムをアカウントしない)区間

モト
002 – シリル・デプレ : バトルに勝つ準備がある

心地いい高揚感だ。昨日のようなやっかいなSSの後で、この先どうなるか少し不安だった。いつものリズムを取り戻さなくてはならなかった。トップで、それをするというのは並大抵ではなかったが、ともかく今日の出来に満足だ。秒単位、できることなら分単位のタイムを縮めようとスタートした。厳しい競争だった。どんなスポーツでもそうだが、ハイレベルのプレイヤー同士の競技では、これ以上出せないというまで力を振り絞って困難に立ち向かうんだ。そうでなければ、バトルに勝つ準備ができてないってことなんだ。その点俺は、準備OKだ。

001 – マルク・コーマ :これから決着をつける戦い
最初から困難なSSになるとわかっていた。長くて、非常に注意を要するナビゲーションのSSだった。これから決着をつける戦いになる。シリルはすごいライバルなので、各kmが勝負になる。しかし、私は、それを楽しんでやる、それがスポーツだと思う。昨夜、KTMのメカニックが、コースの半分になったので、我々のエンジンを交代する時期だって決めた。いいことだ。

023 – ホアン・バレダ : ナビゲーションが上手く行った
今日のSSはスプリントの難しいコースだった。埃はひどく、石が多くて、非常にリスキィだった。SSの終盤は、ちょっとしたミスで一日の努力がパァになってしまうような、ウェイ・ポイントが見つけにくいナビゲーション・コースだった。シリルの30”後ろを走っていたが、途中少しコースを見失い、ミスしないようゆっくり走ることにした。こんな難しいナビゲーション・コースを50kmも走ってきただけで、ポジティブだ。ひとりで、ナビゲーションできたのは初めてのことなので、非常に満足。今日は素晴らしい1日だった。

003 – エルダー・ロドリゲス : 何が起こるか分からない
今日のSSはまさにダカール・ラリーの真骨頂といえる、長くて、難度の高いナビゲーションのコースだった。デプレとコーマに付いて行こうと、良いリズムで走った。もしこの調子で走れれば、良い結果になると思う。彼ら二人は総合順位を巡って戦っていて、ものすごく速い。彼らミスするかもしれないって?それもあり得る。
 
 
 

クワッド
252 – マルコス・パトロネッリ:勝つことはもう目標ではない

ほとんど、今日はいっしょに(兄と)いっしょに走った。ファイナルの60kmではサイド・バイ・サイドで走った。SSのコースは景色が非常に美しいスプリンター・コースで、場所によってリスキィな所があり、また最後はデューンもあった。コース初番は石が多くて少し心配だった。ゴールまで距離がかなりあったので、パンクが心配だった。僕のYamahaのクワッドは絶好調だ。ライバルと1時間以上の差がある。だから今は、勝つことではなく、一つ一つのステージを完走して、リマに到着することが目標だ。

オート
303 – ロビー・ゴードン: クレイジーにアタックした

今日も我々にとってよいSSだった。ステファン・ペテランセルと総合トップを交代するのを待っているところだ。最初のSSパート1で1’30”彼とタイム差があった。しかし、SSパート2でも、気狂いのようにアタックした。彼はタイム差をキープし、私はタイムを縮めなければならない:私達は立場が違う。レースはあと4日。Hummerは強い。しかしステファン・ペテランセルはCP5から追い上げた。彼もクレイジーだ。私よりもっとクレイジーだ。
 

302 – ステファン・ペテランセル : 
今日はダメージができるだけ少なくて済むような走りに徹した。今日もクルマを壊し易いコース砂漠のだったから。SSのコースによるが、時に続けてSSを制することができることがある。Hummerはメカ・トラブルが無ければ我々のクルマより速い。我々は彼とのわずかなアドバンテージを維持するよう取り組まなければならない。ナセルが追い付いてこなかったので、彼がメカ・トラブルがあったのだろうと思った。その後、終日彼の姿が見えなかった。つまり、ゴードンはたった1台しかなく、我々の立場のほうが良いってことだ。

304 – クリストフ・ホロヴィッツ : ひっくり返っちゃった
今日のSSの95%は良かった。ゴール手前10kmで、コースでバランスを失い、まっさかさまにひっくり返ってしまった。観衆が起こすのを助けてくれた。ライダーも一人いた。彼には本当にお礼を言いたい。そこで、かなりタイム・ロスした。本当に精いっぱいアタックしているとこうしたこともあり得る。とはいえ、我々はまだレースを続けていられる。そして、これからもアタックを続ける。
 
 
502 – ジェラルド・デ・ローイ : すばらしいバトルだった
SSパート1ではアレス・ロプライスと素晴らしいバトルをした。彼がちょっとナビゲーション・ミスしたので、追い越し、彼の前を走った。自分の目標は、この方法でレースをコントロールすることだった。その後、彼が事故があったことを聞いた。彼らのカミヨンがかなりひどい状態になったと聞いたが、カミヨンの中で安全ベルトをして、何でもないことを祈るよ。
SSパート2では、コースは非常に美しく、素晴らしいバトルができた。でも、アレス・ロプライスのことを考えると少し憂鬱だった。非常にすばらしいライバル同士のバトルを最初の日から続けてきていたので、非常に残念だ。それも仕方ないのかもしれないが。

EN – Interview stage winner – Stage 9 (Antofagasta – Iquique) – 2012/01/10

LINEで送る