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「人と車の限界への挑戦~ダカールラリー2020~」

2020/3/29 (日) 12:30 ~ 13:00 (30分)
BS-TBS(Ch.6)

番組概要
世界一過酷なモータースポーツとされる「ダカールラリー2020」に挑んだ日本勢3人のドライバーに密着した夢と冒険の物語です。迫力の砂漠戦は、必見です。

番組詳細
ラリードライバー・三浦昂(みうらあきら)ラリードライバー・菅原照仁(すがわらてるひと)ラリードライバー・塙郁夫(はなわいくお)他

世界一過酷なモータースポーツとして知られるダカールラリーは、今年から舞台を中東のサウジアラビアに移しました。 アフリカと南米の2つの大陸に次ぐ第3章の闘いは、大砂丘群に人と車が限界をかけて挑む壮絶なサバイバルに発展しました。その大舞台に参戦した日本勢3人のドライバーの闘いを陸と空から追ったドキュメンタリー番組です。 取材ヘリを駆使したダカールラリー最前線の夢と冒険のドラマをお楽しみください。
2020年

参照元:https://tv.so-net.ne.jp/schedule/200161202003291230.action

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DownLoad ⇒ (PDF) dakar2019 レギュレーション 2輪&クワッド

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1 レギュレーション目次    ⇒ 2 レギュレーション本文前半
3 レギュレーション本文後半  ⇒ 4 レギュレーションペナルティ表

MERZOUGA RALLY メルズーガラリー とは

merzougaダカール・ラリーへの登竜門
ダカール・ラリーシリーズの1 つ、各部門の優勝者はダカール・ラリーへの無料招待
・2010 年から行われているモロッコの砂丘メルズーガで行われるレース。2016 大会からDakar Series に加えられ、ダカール・ラリーの主催者であるASO が主催

MERZOUGA RALLY 2019

morocco競技日数6 日間 2019 年度は3 月31 日~4 月5 日 まで

・総走行距離2~3000km、 SS は約1000km のオフロード。(2018 年大会は約1,000km)。

・GPS Unik2、イリトラックなどで安全対策がきっちりしている上、4×4 メディカルカーや医師も同行。

・車種はバイク、クワッド、SSV
  バイクカテゴリーはPRO とChallenge Expert の2 種。
  後者はプロ用コースの75%、テクニカル・ナビゲーションコース。

・2018 年大会では156 名参加、全124 台 (バイク80 台、クワッド12 台、SSV31 台)
  そのうち初参加者76 名、女性ライダー10 名、国籍20 か国

・ダカール・ラリーの未来のヒーローらも参加 :ホアンバレダ・ボー(Honda)、パブロ・キンタニーヤ(Husqbana)、トビー・プライス(KTM),リッキ・ブラベック(Honda),フランコ・カイミ(Yamaha), SxS ではステファノ・ポレオニ、クワッドのアクセル・デュトリ(Yamaha)等

・初めて砂丘を走る初心者ライダーでも参加可能。ダカール・ラリーで5 度優勝のマーク・コマがアドバイス。ロードブックの読み方、砂丘の中の走行の仕方、ナビゲーションのコツやテクニカルアドバイスについてなど、毎晩レクチャーがある。

・ダカール・ラリーへの登竜門。2017 年度ダカール・ラリーではメルズーガラ・ラリーに参加した49 人が参加した。

・ダカール・ラリーシリーズの1 つとなっており、各部門の優勝者はダカール・ラリーへの無料招待(エントリー費が無料になる。その他の経費は別)

・メディア:30 か国150 の媒体で報道されている。Facebook,Twitter, Instagram…など31 万動画がアクセスされた。

メルズーガラリー 各種 日本語訳 資料

DownLoad ⇒ (PDF) 2019メルズーガ_ ラリー紹介

DownLoad ⇒ (PDF) 2019メルズーガ_ エントリーフィ、申込手続き

DownLoad ⇒ (PDF) 2019メルズーガ_ レギュレーション

DownLoad ⇒ (PDF) 2019メルズーガ_テクニカルルール

DownLoad ⇒ (PDF) 2019メルズーガ_ モロッコに着いてから

メルズーガラリー オフィシャルHP

http://www.merzougarally.com/

昨年、ダカール・ラリー競技者らは、ペルーの砂丘に直面し楽しい思いをすることもなく、大会スタート時から本格的な挑戦のラリーを体験することとなったが、再びそのペルーでの戦いを迎えることになる。ペルーの競技者らは、表彰台に上るために地元でその才能ぶりを発揮できそうだ。

ダカール・ラリーのスピリットが既にペルーにみなぎっていた2018年大会、そのペルーが2019年大会で再びダカール・ラリーを迎えてくれるのだ。通商・観光省主催の記者会見でロジェー・ヴァレンシア大臣が、ダカール・ラリー2019がペルー1か国のみで競技されると発表した。2018年のダカール・ラリーのペルーステージで非常に良い数字を残した、次大会の開催は地元の経済の発展に貢献し、国際的に国のイメージアップにつながると語った。

2018年1月3日~11日のペルーのステージで、ダカール・ラリーによるペルーの収入(観光収入、大会の為にペルー人が支出した金額および大会に向けての投資など)は1億3,000万ドルを超えた。そして大会およびそれに付随するイベントに100万人以上の観客が集まった。

さらにペルーはダカール・ラリーのメディア報道の恩恵も受けた。広告効果は3億ドルと推定されている。 ペルーにとってのプロモーション価値は1億5400万ドルに上った。ペルー政府は2019年大会に向け、600万ドルを拠出する予定だ。

環境大臣のファビオラ・ムニョス女史は、ダカール・ラリーがペルー全土で行われることは、ペルー国、ペルー政府、主催者、ペルー国民すべてに提起された挑戦であり、 環境保全に向けているペルーを知らしめることができる絶好のチャンスだと述べた。

ダカール・ラリー・ディレクターのエティエンヌ・ラヴーニュは、ペルーとペルー当局の暖かい歓迎に感謝の意を表明した。そして、ダカール・シリーズの一つデサフィオ・インカ(Desafio Inca)が9月14日~16日に開催されると発表した。このデサフィオ・インカは、イカ砂漠で行われ、ダカール・ラリー2019大会への準備として理想的なレースだ。

記者会見の後、リマのミラフローレス・ヒルトンホテルで、ダカール・ラリー・ツアーが行われた。ダカール・ラリー・ツアーは競技者、主催者、現地当局が情報を交換し合い、次大会へのチャレンジについてコメントする機会でもある。

自分たちが国民の前で競技するということを意識して、ペルーの競技者らはこれまで以上に熱狂的だった。 どこのステージでも競技者らは同郷から支援を期待することができる。 2018年大会でメカ・トラブルでリタイアを余儀なくされたニコラウス・フックスとフェルナンダ・カンノはきっちり成果を出してリベンジを果たすことだろう。

2018年大会で完走したアレクシス・ヘルナンデスAlexisHernández(総合5位)、ロムーロ・アイラルディRómuloAiraldi(総合22位)、ラロ・ブルガLalo Burga(総合84位)らは競争力の強化を図って、総合順位をアップさせるに違いない。

クリシュチャン・マラガChristianMálagaは3度目のダカール・ラリーの挑戦だ。彼は、ダカール・ラリーで完走する難しさを知っている。「3度目は良いものになるだろう。早く出たい。ダカール・ラリーは今や私の人生の一部となった。ペルーで開催されるということを利用しない手はない。」

ラロ・ブルガは非常に喜んで、モチベーションを強調する。「地元ででこれ程の大会が行われることがどれほどの素晴らしい機会かペルー人はみんな分かっている。これは100%ペルーのダカール・ラリーなんだ。コースは非常にハイレベルで、本格的なチャレンジになると思う」

ロムーロ・アイラルディは、「間違いなく、すごいダカール・ラリーになるだろう。いつか、1国だけでダカール・ラリーを行わなければならないとしたら、それはペルー以外ない。なぜなら、ペルーは砂丘だけでなく、ありとあらゆる路面があり、ダカール・ラリーの本質を再現しているからだ。私はこのダカールが非常に厳しいものになることを願っている。ペルーには困難なレースを組織できるような地理がある。この国最大の砂丘の中を走り、非常に難しいレースになるとよいと思う。ペルーの競技者はこうした路面を自由自在に走り回っている。きっと劇的なレースになるに違いない。」

アレクシス・ヘルナンデス、クワッド部門でペルーで最も上位の成績を収めたライダーは「これはすごい機会だ。ダカール・ラリー2018で最も難しかったのが砂丘ステージだった。我々が地元を走れるというのを存分に活かさなくてはならない。コースを走り慣れていることは、我々にとって非常に有利だ。しかし、我々ペルー人でも走ったことがない砂丘でも走ることになると思う」

ダカール・ラリー2018大会終了後、ヘルナンデスはSNSに書いた。「最も難しいダカール・ラリーの一つが終わった。満足感で満ち足り、すっかり土埃で覆われているのが誇らしい。我々チームの戦士たちはずば抜けている」と。南米で11回目を迎え、初めてのたった一つの国で行われるダカール・ラリーで、彼は再び感動にひたることだろう。主役は間違いなくペルーの砂丘となるにちがいない大会。

デサフィオ・インカが再びダカール・ラリー・シリーズの1戦に100%ペルーのダカール・ラリー、なんともびっくりする話だ。

今年は、デサフィオ・インカが再びダカール・ラリー・シリーズの1戦に組み入れられる。モト、クワッド、車、SxS、トラックのカテゴリー、イカ砂漠で3日間の大会。競技者らが車両をテストできるレースであり、ペルーの砂丘を走る能力も再チェックできる。
車検・人検は9月13日、そして、14日~16日に3つのループステージが行われる。まさにダカール・ラリーの前哨戦だ。

大会についての詳細は: http://www.desafioinca.com/
デサフィオ・インカの写真は : https://we.tl/Cok9r8hljb

rpm films様より4/22ダカールラリーワールドツアーIN東京の模様を映像にてご紹介頂きました。
https://www.facebook.com/pg/rpm-films-inc-104420736316457/videos/?ref=page_internal

「4月22日 東京のモンベル品川でダカール・ラリーワールドツアーIN東京」が開催された。報道関係者20名を含め100人あまりが参加した。

菅原父子と風間父子の対談では、1982年日本で最初に出場した風間深志と翌年出場した菅原義正の当時の話や、ジュニアたちの父との関係など笑いの中で和やかなトークが続いた。

そして、来日した主催者ASO、ダカール・ラリー総監督代理グザビエ・ガヴリーによる、2017年大会についての報告と2018年大会の要旨についての説明があった。

  • 2018年大会はペルー、ボリビア、アルゼンチンの3か国を通過
  • 1月6日から20日の14日間の競技
  • 3つのステージでループコース、マラソンステージが1乃至数個
  • 前大会からSSV(サイド・バイ・サイドビークル)カテゴリーが設置され、4輪と同じルールで走行していたが、そのカテゴリーのルールが見直される。2019年には2輪と同じように、給油補給を行うことも検討中。
  • 本年からMOTULがスポンサー
  • ダカール・ラリー・シリーズはメルズーガ・ラリー、チャイナ・ラリーが加わった。
  • メルズーガ・ラリーはナビゲーション、デザート走行などの練習・実践をする上で、ダカール・ラリー出場への最適なレースであること、マルク・コマによるカップ走行などのレクチャーが毎晩行われ、当ラリー参加者は無条件でダカール・ラリーに出場でき、参加費の割引がある。
  • ダカール・ラリーでは現地支援、環境配慮に非常に重点をおいており、住居支援などで南米で活躍しているNGO団体テチョへの支援金提供、カーボンオフセットとしてアマゾンの森再生へ資金供与している。

参考:ダカールラリー2018プレスキット(日本語)
   メルズーガラリー紹介およびニュース(日本語)参加予定者向け情報(英語)


Dakar Rally World Tour in TOKYO 2017
 
ダカール・ラリーワールドツアー(ダカール・ラリー2018のプレゼンテーション)
&風間父子とレジェンド菅原父子が語るダカール・ラリー

 
日時:2017年4月22日(土) 13:00開始(12:30開場)
会場:モンベル高輪ビル2F (108-0074 東京都港区高輪4-8-4)
アクセス:JR線・京急線「品川駅」高輪口より徒歩5分
     都営地鉄 浅草線「高輪台駅」より徒歩5分
参加申込:下記のWEB申込フォームより申込下さい。
     https://goo.gl/forms/p18HHVZHpizOMXqI2
 
パリダカと言えば、かつては知らない人がいないほどの、大きなモータースポーツイベントだった。世界一過酷なラリー、2週間で1万kmを走破し、50か国から参加者が集まり、7か国を通過・・・、1月1日のスタートを皆が楽しみにしていた。
 
1982年風間深志が日本人初めてパリダカの二輪部門に参加した。その後、名称はダカールラリーへと変わり、舞台は南米へと移った。
そして、今年1月、風間深志の息子である風間晋之介が参加した。
 
さらに、1984年から34年間連続で出場し続けているダカール・ラリーのレジェンド菅原義正。
息子の菅原照仁、トラック部門で1万6千ccクラスの巨大なモンスタートラックに混じって8千ccクラスのトラックで総合8位、トラック部門の小さな巨人なのだ。
 
風間父子と菅原父子が古今のダカール・ラリーについて語る、夢とロマンのトークショー。
 
この度、ダカール・ラリー主催者A.S.O.の競技者ディレクター(Xavier氏)が来日、来年2018年のダカール・ラリーについて語ります。
 
どなたでも参加できますが、人数調整の為、Webサイトより申し込みお願いします。
 

スケジュール

12:30 受付開始
13:00-14:00 風間父子と菅原父子のトークショー
14:00-14:30 Dakar2018についてのプレゼンテーション 
       主催者ASOの競技者ディレクターグザビエ(Xavier)氏が
       次回ダカールラリー2018について紹介します
       主催がASOになったメルズーガラリーについても紹介があります
14:30-16:00 フリータイム(質問・写真撮影など)
16:30 会場クローズ

全車 :リエゾン(移動区間) 518km+SS(競技区間)180km=合計698km

131kmのリエゾンの後にSS180kmがスタート。モト&クワッドは競技者らへの畏敬を込めてリバース(昨日の後尾から)スタート。
本日スタートする競技者はモト部門84台、オート68台、クワッド23台、カミヨン41台。
第1走者は6時15分、オート7時15分、カミヨン8時18分と今日はかなり早い。

モト部門の第1走者はオスワルド・ブルガ、ペルー人。総合84位にいてトップとの差は54時間。トップと一番差が多かった日は8時間もあった。別の見方をすれば、ブルガの走ったタイムで、プライスはダカール・ラリーを2往復走ることができる。ブルガの苦労は想像に難くない。日中、何度も転んでは起きを繰り返し、毎晩夜中のゴール&マシーン調整・・・。完走への執念!
 

ステファン・ペテランセル6度目の総合優勝、プライス初優勝!

 
第38回ダカール・ラリーが本日ロサリオで終わった。オート部門でステファン・ペテランセル(プジョー)が6度目の総合優勝、モト部門ではトビー・プライス(KTM)が初めての総合優勝を果たした。クワッド部門ではマルコス・パトロネッリ(Yamaha)が3度目の優勝。カミヨン部門でもジェラルド・デ・ローイ(IVECO)が2度目の優勝。

SSではセバスチャン・ロエブ(プジョー)が今大会4度目のステージ優勝、モト部門ではパブロ・キンタニーリャ(Husqvarna)が今大会初のステージ優勝。

どんなに言葉を尽くしても、ステファン・ペテランセルのパイロットとしての質とすごさは説明できない。オート部門で6度目の優勝、“Mr.ダカール”はモト部門での優勝と同じ回数にすることができた。通算12回の総合優勝、ペテランセルはまさにかつてないダカール・ラリーの王者となった。

この6度目の優勝に導いたステージはたった1度のステージだった。だがそのステージはハンパではない。第10ステージのフィアンバラの砂丘の中、彼が予告したように、彼が度々2輪の時代にやっていたように、彼は“タガを外して”大きな賭けに出たのだった。すべての危険を冒して弾丸のように走った。ライバルのトラブルが重なって、彼は失態もなく、賭けに勝った。

しかし事は決して楽ではなかった。新しいチームメイト、セバスチャン・ロエブは最初の週レースを凌駕し、イメージづけていた。ペテランセルは、彼の後ろで背中を丸めてチャンスを狙う戦略をわきまえていた。プレッシャーに耐えながら、前を走るクルマの砂埃の中で、できる限りミスを抑えながら、ライバルのクルマと共に走った。プジョー・チームに降りかかる様々な試練を振り払って、結局ペテランセルがただ一人優勝の椅子を手にした。アリ・ヴァタネンがプジョー405で優勝してから26年、ついに彼はプジョーの優勝に導いたのだった。

MINIのナセル・アルアティヤの素晴らしいパフォーマンスも忘れてはいけない。常にプジョー・チームと互角の戦いを続けた。フィアンバラの砂丘入口でのトラブルさえなければ、彼はもう一段表彰台を上ることもできたに違いない。そして総合3位のジニエリ・ド・ヴィリエは連続表彰台。南アのパイロットはスタート時から淡々と同じペースで走り、トヨタに再び表彰台を贈った。

セバスチャン・ロエブは今大会の目玉の人となった。4度のステージ優勝、驚くほどの大横転事故、度重なるメカ・トラブル、彼はラリーレイドで起こりうる全ての面で体験した。WRC9度のチャンピョンが最終2ステージでのチーム・オーダーを快く受け入れたかどうかわからないが、ロエブにとって初めてのダカール・ラリー、呑み込みが早いのでこの後はどういうことになるか・・・?

モト部門 :トビー・プライス(KTM)も呑み込みの早い部類の人。むしろ早すぎるくらいだ。昨年初めてのダカール・ラリーで総合3位。KTMチームのトップ・ライダーのオーストラリア人だ。彼はきっちり目標に向かって知能的に優勝をものにした。とりわけHONDAチームのプレッシャーに負けず、あまり後ろを振り返りもせずコースを走り続けた。KTMがマルク・コマに続くリーダーを探していたとしたら、彼ら、既に手にしたわけで、しかも安泰だ。ダカール・ラリーで優勝した初めてのオーストラリア人として記録に残ることになった29歳だ。

準優勝はスロヴァキア人、ステファン・ソヴィツコ(KTM)。2014年9位、2015年5位、そして今回2位と徐々に順位を上げてきた。今回はまさに目標どおりの順位を手にした。総合3位はチリのパブロ・キンタニーリャ(Husqvarna)。他の表彰台の二人のように段階的に順を上げてはこれなかったが、それにしても今回素晴らしい成績の年となった。

4位アルゼンチンのケヴィン・ベナビデス(Honda)、6位7位はフランス人アドリアン・ファン・ベヴェレン(Yamaha)、アントワーヌ・メオ(KTM)らも注目のライダーたち。ファン・ベヴェレンはトゥーケ・エンデューロのWチャンピョンで、今大会中日々順位を上げてきており、アンラッキーなトラブルに見舞われなければと悔やまれる。

一方のエンデューロ世界チャンピョン4度のメオは2日前、総合3位まで順位を上げていた。プライスの優勝の為に身を捧げて走り続けてきたが、ゴール手前の転倒事故でケガをしてしまう。今日激痛に耐えながら走り抜きトップから2時間40分遅れ、SS70位でゴールした。まさに執念の完走だ。

三橋淳はSS65位、総合56位。完走おめでとう!

女性ライダー、ライア・サンス、エンデューロ世界チャンピョン4度、目標はトップ10入り。2日前の転倒で順位が後退し、彼女の夢が果てた。鎖骨骨折にもかかわらず最長の931km、今日の631kmをロサリオまで走り抜いた。本日のSS14位、総合12位。

クワッド部門 ;パトロネッリ兄弟はカム・バックのチャンスを逃さなかった。弟マルコスは今大会3度目のステージ優勝、そして兄アレヒャンドロも第11ステージで1回ステージ優勝した。総合優勝は兄弟で5度目になる。しかしそれにしても、兄は仕事があると2年間出ていなかったというのに、強い!
SS3位は、南アのブライアン・バラガナット(Yamaha)、ダカール・ラリー参加2度目にして驚きの成績を出した。2017大会の成果が楽しみだ。

総合優勝の弟マルコス・パトロネッリと準優勝の兄アレヒャンドロ・パトロネッリはわずか4’23”の差.。総合3位のセルゲイ・カリヤキンとは1時間57分。

カミヨン部門: 今大会はジェラルド・デ・ローイ(IVECO)が2度目の総合優勝。第9ステージから総合2位の競技者と既に大きなタイム差があったので、総合トップをキープするのはそれほど難しいことではなかった。準優勝は2015年大会優勝のアイラット・マルデーブ(Kamaz)、3位はフェデリコ・ヴィジャグラ(IVECO)。ヴィジャグラは2度オート部門参加した後、今回カミヨンでエントリーしたアルゼンチン人だ。

日野チーム菅原のジュニア照仁はSS16位、総合で13位、父義正SS40位、総合31位。もちろん、排気量10リットル未満クラスで今回も1,2を制した。

9500kmの厳しいレースの果て、最終的にロサリオまで走り抜いた競技者はモト84台、クワッド23台、オート67台、カミヨン44台。完走率は60%。

全車 :リエゾン(移動区間) 518km+SS(競技区間)180km=合計698km

 

モト部門

003 –トビー・プライス (KTM) (SS4位、総合優勝)
ダカール・ラリーで初めて勝ったオーストラリア人

どう言ったらいいのかわからない。何も考えられない・・・。2度目の参加で優勝できるなんて考えてもいなかったので、僕はひどいショック状態なんだ。僕の家族、友人、オーストラリアで応援してくれている僕のファンたちに・・・・ンもう信じられない!

2度目の参加で優勝なんてすごい記録だが、僕がダカール・ラリーで初めて勝ったオーストラリア人だというのもすごい。2年前にはそんな事想像だにできなかった。完走するだけで、すでに勝利だ。優勝だなんて、本当に信じられない。オーストラリアで走っている姿勢でレースに向かった。アタックすべきところではアタックし、マラソン・ステージのような大事なところではバイクに気を付けて走った。そしてナビゲーションもうまくできた。これが僕のスタートで、この後も勝てるようになりたい。それは非常にむずかしいので、この優勝を十分味わうよ。

 

004 –パブロ・キンタニーリャ(Husqvarna)(SS1位、総合3位)
この最終ステージは今大会の中で一番難しかった

この最後のステージは非常に難しかった。スタート前、とても緊張していてナーバスになっていた。今日は全競技者が同じコースだった。最初からプッシュした。チームの仕事のおかげで総合3位をキープできた。とても嬉しい。

今回のダカール・ラリーは非常にハードで、最後の日まで表彰台争いを続けなければならなかった。普通だと、最終日は競争せずに流すだけなんだけど。僕にとってこの最終ステージは一番難しく、緊張した。ラリー前に怪我したがプロがゴールまで導いてくれた。今日は彼らの努力の成果だ。この後ゆっくり休んで、チームの皆と次の大会に向けてのスケジューリングをするつもりだ。

 

クワッド部門

252–マルコス・パトロネッリ(Yamaha)(SS6位、総合優勝)
本当に信じられない

もちろんすっごく嬉しい!劇的なダカール・ラリーだった。初めは少しアンラッキーだったが、その後はすべて良い調子だった。ほぼ毎日同じ順位でいられた。一生懸命仕事をした。だから今日の成績は本当に感動だ。今大会は本当にハードだった。非常にラリーレイド的なステージもあったし、最もダカール・ラリーらしいステージもあった。コースのタイプがまったく二つに分かれていた感じがする。大会最初の頃のスピード・コースではうまく走れなかったが、次のタイプになってから少しライバルを引き離すことができた。このダカール・ラリーは私のチームと兄といっしょに勝ったものだ。本当に信じられない!

 

オート部門

302 –ステファン・ペテランセル(プジョー)(SS13位、総合優勝)
私の大きな最終目標

すっばらしいー!プレッシャーはかなりあったが、なんとか耐えられた。最終3日間は非常にストレスだったので、ゴール・ラインを越えてほっとした。チームは2年前から狂ったように働いてきたので、プジョーの歴史を再び書き換えられたということがとても満足だ。フランスの自動車メーカーなので、ずーっとこの優勝を夢見てきた。私は何度も優勝してきたが、この嬉しさはトップ3に残る。この後についてどうするか、それを決めるにはまだ早すぎる。確かなことは、モトとオート部門での優勝回数を同じにするというのが、私の大きな最終目標だった。今、それがかなった。この他に自分にモチベーションをかけるものがない。

 

300 –ナセル・アルアティヤ(MINI)(SS3位、総合準優勝)
準優勝、良いパフォーマンスだ

ダカール・ラリーが始まる前に、二人のライバルが気になっていた。ステファン(・ペテランセル)とジニエリ(・ド・ヴィリエ)だ。ゴールで、この3人で表彰台に登れたので嬉しい。ステファンは非常に頭が良いし、ジニエリはコンスタントな走りなので良い仕事ができる。準優勝を取ることができたのは良いパフォーマンスなので非常に嬉しい。大会初め、表彰台に上れると思っていたが、どのポジションかはわからなかった。準優勝できて本当に嬉しい。スポンサーにサポートしてくれたことに対してお礼を言いたい。この先のこと?私はフリーなので、どうなるかわからない。来年の契約はまだしていない。

 

314–セバスチャン・ロエブ(プジョー)(SS1位、総合9位)
もう、来年来たい気分だ

クルマも我々も共に、我々は全体的に非常にコンペティティフだった。ナビゲーションのステージでは多少心配もあったが、するべき仕事を知っていたから、なんとかクルマが持つように走った。ナビゲーションがそう難しくない日もあったが、本当に困った砂丘もあった。これから来年の為にどう改良したらいいのか相談しないといけない。しかし、本当に苦しかったというのに、もう、来年来たい気分だ。

 

301 –ジニエリ・ド・ヴィリエ (TOYOTA)  (SS8位、総合3位)
ポテンシャルは高いがスピードが無い

最後のステージで、ミッコ・ヒルボネン(MINI)と表彰台を巡ってすごいバトルをしてしまったようだね。昨日は終日アクセルを底まで踏み続けた。今日はタイム差をコントロールして走った。トヨタの為にこの表彰台の位置をキープしたかったので、とてもうれしい。私にとって、最初の週は非常にフラストレーションが溜まった。プジョーのスピードには追いつけず、ナセル(・アルアティヤ)の高地や砂丘の中での走りにも追いつけなかった。我々のトップ・スピードを改良しなければならない。ステファン(・ペテランセル)のプジョーで2度目の優勝に対等に戦えるようにしなければならない。

ターボ・エンジンと対等に戦うのは難しかったが、我々のメカニックの信頼性はバツグンだった。プジョーは非常に速い。我々のクルマのポテンシャルは高いがスピードが無い。これで13回目のダカール・ラリー、5度目の表彰台だ。総合優勝は1回しかしていないので、できるだけ早いうちに勝ちたい。