1月9日 (月)  第8ステージ  コピアポ→アントファガスタ
リエゾン : 245㎞
SS : 477㎞

モト
001 – マルク・コーマ : いい数字だ

すごく長いSSだった。泥のところであまりタイム・ロスしなかったのはツイていた。その後彼との差を縮められるとわかったので、本気でアタックした。でもゴール手前でエンジンに問題があるのに気がついた。だから少しスピードを緩めて、ゴールまでいけるかどうか確かめた。今日は通算20回目のステージ優勝だ。いい数字だ。しかし、肝心なのはSSをとることではない。そして、まだ先は長いんだ。

003 – エルダー・ロドリゲス: 信じられない光景
みんな今日はあまり上下が変わらないだろうと予想していた。でも実際、かなり難しかった。ナビゲーションはたくさんあったし、何よりkm11辺り、リオの中が泥で覆われていて、多くのライダーが中ではまってしまっていた。それは信じられない光景だった。未だ、総合3位、とっても良いことだ。
 
 

002 – シリル・デプレ : 俺が最初の餌食
2日前にコースを下調べして確認するオフィシャル・カーが走った。そして今日はコースの上がすごい泥なのに、ロード・ブックに注意書きがなかった。俺はその最初の餌食だ。パルアンデルス・ウレヴァルスター、パウロ・ゴンサルヴェスや何人かがそこを通った後、コースが迂回するよう変更された。そうでないと、200台もの競技者が泥の中にブロックされてしまうことになる。だから俺一人が、泥の中のタイム・ロスを支払わなければならないのは、納得できない。主催者の決定を待とうと思う。

023 -ホアン・バレダ :この調子が続くと良い
SSスタート直後は本当にスピードを出せるコーナーだった。でも、砂埃がすごくて、度々急ブレーキを踏まなければならなかった。まったくコースが見えなかった。その後はマッドのひどいところで、泥に足を取られて動けないライダーたちがたくさんいる所に着いた。それを見て、違うコースをとって通った。明日もこの調子が続くと良い。どうなるか楽しみだ。

オート
303 – ロビー・ゴードン : たいへんな1日

ホアン・ナニ・ローマが私(の順位)を追い越したかもしれないが、ほんの僅かな(タイムの)はずだ。しかし、ペテランセルとのタイムを7分縮めるというのは大変な1日だった。正直に言えば、今日のSSは最後でしか、本気でアタックしていなかった。SS前半300kmは精いっぱいの走りではなく、最後の150kmだけしか本気で走っていなかった。ライバルが後ろにせまって来たことを感じたので、スピードアップした。

300 – ナセル・アルアティヤ : 良い仕事ができた
エンジンのベルトが具合が悪かったので、二人で直した。その次はオルタネ―ターを直さなければならなかった。その後、本気でアタックした。前に6台クルマがいたので、全部のMINIとド・ヴィリエのトヨタを追い抜いた。よい仕事だった。私が追い越したので、彼ら全員ナーバスになっているが、それは私のせいじゃない。すべて順調に行っているので、どこまでいけるのか見てみようじゃないか。

302 – ステファン・ペテランセル : 彼は総合優勝が狙える
かなりタイム・ロスした。岩場でパンクしたくなかったから、ゆっくり目に走った。にもかかわらず、ゴール手前30kmでパンクしてしまった。今日のSSは良いできではなかった。でもこんなものかもしれない。ゴードンは我々の3分前にスタートし、ゴール手前km180で彼との差は30秒だった。彼は我々のクルマが視界に入るとアクセルを踏むような気がする。そうすると瞬く間に彼の姿が見えなくなってしまうんだ。彼は総合優勝が狙える。だから、彼の立場をよりよく管理するよう全力を尽くした方が良いと思う。

305 – ホアン・ナニ・ローマ : あれ以上速く走れなかった
絶対ミスが許されないスプリント・コーナーがあった。CP1を過ぎたところで、15~20kmの間だったが、アクセルを底まで踏んだ。その後はカーブが続き、そして再びスプリント・コーナーが20km。あれ以上速くは走れなかった。今日の走りは満足だ。そして、ステージ優勝も嬉しい。そしてクルマに全く問題が無いのも嬉しい。クルマは絶好調だ。ゴール手前はステファンといっしょに走っていたが、彼を追い越せなかった。

クワッド
250 – アレヒャンドロ・パトロネッリ: 良いリズムをキープできた

長くて、ハードなスプリントのSSだった。後半はナビゲーションが難しかった。神様のお陰でゴールでき、とても嬉しい。モトのライダーらといっしょにスタートしたので、走りにくいかもしれないと思ったが、大丈夫だった。一人で集中して走れた。良いリズムをキープできた。かなり石の多いコーナーがあって手が痛かった。今日の順位は、本当に嬉しい。
 

252 – マルコス・パトロネッリ :満足
思ったほどSSは難しくなかった。一時、オートの後ろに付いて走った後は、1台だけになって自分のリズムで走った。ゴール手前km40でパンクしたが、たいしたことはなかった。今日は良い走りができて満足。クワッドも好調、メカニックやアシスタントも順調だ。
 
 

カミヨン
アルチュール・アルダヴィシュス : 自分との戦い

フェシュフェッシュが深くて、カミヨンのタイヤが熱くなってしまった。非常にむずかしかったが、なんとかゴール出来た。第2週目にまだレースに残っていられるのは良いことだ。デ・ローイや他のライバルとのバトルは相変わらず続いている。ダカール・ラリーでは、何より自分との戦いなんだ。しっかり冷静に自分をコントロールし、コンスタントにドライビングしなければならない。今年は充分他と対等の戦いができるパフォーマンスのカミヨンで、我々は”プリンセス”と呼んでいる。ここまでのカミヨンのパフォーマンスに非常に満足している。

502 – ジェラルド・デ・ローイ :まだ先は長い
今日はけっこうハードだった。SSの前半は穴が非常にたくさんあった。アレス・ロプライスと競争した。道のコンデションが少し悪い所で追い越された。その後、50kmほど先で追い越した。それは、モラルをキープするのに良かった。今日は、彼に数分負けたが、でもレースはまだ先が長い。パンクしないよう、コンスタントに走り続けるつもりだ。

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