1月12日 (木)  第11ステージ  アリカ→アレキパ
モト、クワッド &オート     カミヨン
リエゾン : 120 ㎞       リエゾン : 120 ㎞
SS : 478 ㎞            SS : 432 ㎞

モト
020 – ジェラルド・ファレス:チームは良いラリーをやっている

SS2位になれたのは、私にとって、チームにとってとても良かった。SSパート1のゴールに到着した時、私がトップだと言われた。だからその後、SS優勝目指して、精いっぱいアクセルを踏んで走った。最終的に優勝はできなかったが、今日の成績に満足だ。昨日は体調がとても悪かったが、今日はだいぶ良くなった。いいラリーをやっている。チームも素晴らしい。コンスタントに上位にいられるようになってきた。

002 – シリル・デプレ :アタックするか走る以外、あまり他にすることが無い
ロード・ブックが急に変更になって、コースがわかりにくかった。100m程走った後、マルクが戻って来るのが見えた。彼は俺の2分前にスタートしていた。幸先悪い始まりの、かなりハードな一日だった。マルクとの差はどれくらいになったのかな?重要な事なんだ。どっちにしてもアタックするか走る以外、あまり他にすることが無いんだが。しかし、ファレスがSS2位、それは良くない。明日のレースも難しそうだ。でもダカール・ラリーは何がおこるかわからない。

001 – マルク・コーマ : あと3日、やれることは全部やる
オフピスト、砂路面、石などいろいろなタイプが入り混じったコースだった。今日はシリルがタイムを稼ぐことはわかっていた。最後まで、やれることは全部やる積りだ。まだ3日ある。シリルが前を全速力で走っている時に、戦略を明確にするのは難しい。レース初めから続いているように、限界のスピードではないが、もっとスピードを上げなければならない。

クワッド
252- マルコス・パトロネッリ :二つ、渡るのがとても難しいリオがあった

コースは非常に景色が美しかったが、難しかった。エジプトに時々似ているところがあった。非常に砂漠的な上、マラソン・ステージなので、クルマに注意しなければならなかった。我々はここまですべて上手く行っていてツイていた。アレヒャンドロといっしょにちゃんとゴール出来た。SSの初め、二つの難しい川越えがあった。その一つの川で、水の中で動けなくなってしまった。なんとか左側から抜け出したが、そこは泥が深かった。アレヒャンドロも一時、水の中で動けなかった。ペルーの砂丘はチリのと違っていて、エジプトの砂丘に似ている。砂山の大きさが少し小さめだ。この後残っているステージもかなり難しそうだ。

250- アレヒャンドロ・パトロネッリ : なんとか優勝できるかもしれない
SSは非常に景色がきれいだった。なんとかペルーまで来れた。マルコス・パトロネッリといっしょなのでとても嬉しい。今日はナビゲーションがたくさんあったが、問題なく走れた。我々はとても運が良かった。幸いに弟も一緒にいた。クワッドがリオの中でブロックされ、ワダチに挟まってタイヤが動かなくなってしまった。マルコスが後ろから数秒後に来た。そうでなかったらそのままずーっと動けなかったろう。本当に彼の助けに感激した。最初のリエゾンの後、200mほどの勾配45%の下りがあった。クワッドは石の中に突っ込んだ。びっくりしたが、本当にすごい所だった。なんとか優勝できるかもしれない。この調子で続けるよう頑張るよ。

オート
302 – ステファン・ペテランセル :引き締めてしっかり走る

スーパーな速度で走ることができなかったが、メカ・トラブルもナビゲーション・ミスがなかったので良かった。だから、今日は良いSSだった。フェシュフェッシュのせいでひどく走りにくかったが。トップを走っていても、風が砂埃を巻き上げ、視界が悪かった。SSゴール手前数kmでナニを追い越した。ロビー・ゴードンに関しては、何があろうと、ファンの為にリマまで行くべきだろう。今、ナニと私とのタイム差は20分あまり。この後2つデューンの困難なステージがあり、たくさんの砂丘越えをしなければならない。心を引き締めてしっかり走っていかなければならない。クルマで優勝する時はいつも、レースの後半になると、コ・ドライバーと息がぴったりあうようになるんだ。このようなプレッションを常にコントロールしないとね。

305 – ホアン・ナニ・ローマ : 彼はあまりミスしない男
小さいデューンを越えようとした時、目の前にバイクが2台いて、そのライダーの一人が倒れた。それで2分間ブロックされた、があまりたいしたことではない。あまりタイム・ロスしたわけではないから。すべて良し、今日もゴールできて嬉しいよ。ステファンと良いバトルをした。ステファンとはかなりタイム差があるので、私が相手になるのかどうかわからないが。私達のタイム差は20分で、スタックしたらあっと言う間に失ってしまうタイムだ。それは誰にでも起こり得ることだが、ステファンは違う。彼は経験を積んでいるので、あまりミスをしない男なんだ。でも、正直、それを願っている。リマでできるだけ良いポジションになれるよう、できるだけのことを精いっぱいやる積りだ

301 – ジニエリ・ド・ヴィリエ: SS優勝したのはチームにとって良いことだ
こんなにたくさんのフェシュフェッシュはこれまで見たことが無い。本当に走りにくかった。石も多かったし、キャニオンの中になかなか手ごわい急な登りもあった。ポディウムに登れたって、素晴らしいニュースだ。しかし我々はまだまだ、しっかり集中していなければならない。まだ非常に難しいステージが二つ残っている。今回いろいろな出来事があった。SS優勝したのはチームにとって良いことだが、それ以前に毎日のステージをゴールすることが大事だ。
 
 

303- ロビー・ゴードン : 1ドル硬貨の為の戦い
SSパート1の最後で、シャフト・ドライブのジョイントが壊れたので、その後のリエゾンで交換した。その為に非常に時間がかかってしまい、SSパート2のスタート時間に間にあわなかった。そしてゴール手前でクラッチが壊れた。今日は本当にツイていない日だった。最悪・・・。しかし、ダカール・ラリーはこんなものだ。ファイト、ファイト、ファイトだ。時々努力が実る、そして今日は駄目だった。1ドル硬貨を手に入れる為の戦い。これから先何が降りかかってくるのかわからないが、我々はリタイアしない。絶対にリマまで行く。

カミヨン
502 – ジェラルド・デ・ローイ :アタックしなかった

とても美しいステージだった。スプリントのコーナーや岩場があった。カミヨンは好調に走っているが、今日はあまりアタックしなかった。スティシーやアルダヴィシュスにあまりタイム差をつけられないよう注意しながら、慎重に走るよう努めた。彼らとのタイムは充分離れているので、すべて上手く行っている。
 
 

505 – ハンス・スティシー : サスペンションをコントロールしなければならなかった
精いっぱいアタックしたかったが、50kmのところで川にハマってしまった。カミヨンは大きなダメージは無かったが、でもスピードを落とした。最後まで走るのにサスペンションが持つようコントロールしなければならなかった。今日のSSはカミヨンに要注意のコースだったので、ゴールできて嬉しい。アルダヴィシュスを途中抜いたので、順位は上なのかな?でも、リマまでまだ長い。

EN – Interview stage winner – Stage 11 (Arica – Arequipa) – 2012/01/12

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