1月11日 (水)  第10ステージ  イキケ→アリカ
リエゾン : 317㎞
SS :  377㎞  

モト
023 – ホアン・バレダ (Husqvarna) :転んで足がもぎれたかと思った

第3ステージでリア・タイヤのトラブルがあったが、毎日ともかく走っている。後半の週に入ってから段々良くなってきた、例えば昨日のように。昨日はアタックできるとわかってきたので、アタックした。今日のSSは転んで足をケガした。スプリントのカーブで120kmで走っていた時、石にぶつかった。すごいショックで足がもぎれたかと思った。ニュートラル・ゾーンに着いたら、オフィシャルが薬をくれたので、それでゴールまで走ることができた。さらにアクセルを踏むこともできた。今日の成績はどうかな?腓骨(ヒコツ)を骨折したかもしれないと思ったが、大丈夫みたいだ。自分ではケガのひどさがどれくらいなのかわからないが、リマまで走れると思う。

002 – シリル・デプレ :そこから、彼がタイムを縮めた
Km225までは調子良かった。いいリズムで走っていた。小さなナビゲーション・ミスをしてしまい、マルク・コーマに追い越された。ホアン・バレダ と一緒に走った。余談だが、彼のスーパーな走りに祝辞をあげるよ。そこから、彼がタイムを縮めた。それはイメージしていた通りのシナリオだったから、驚かなかった。今日もゴールできて嬉しい。どっちみち、俺がトップのまま377kmを引くなんてありえなかった。彼か俺かどちらかが、後ろの砂埃の中を走らなければならなかったので、どっちでもよかったんだ。

001 – マルク・コーマ : 小さなタイム差が勝敗を分けるだろう
これがレースのトーン(調子)で、僕たちはゴールまでこの調子で戦うと思う。お互いに常に少しでもタイムを開きたいと努力している。ペルーに入ったら、決着をつける段階に入る。小さなタイムの差が勝敗を分けるだろう。僕たちはレベルも同じ、チームも同じ、バイクも同じなんだ。つまり100%ライダー次第ってことだ。

クワッド
257 – トーマス・マフェイ :1人で走るのは難しい

今日のSSは非常にバラエティに富み、スプリントのコースだった。アントファガスタの長いステージの後なので、今日のは短くなるだろうと思っていた。それで助かった。ナビゲーションが難しかった。ひとつWPがなかなか見つからず、かなり探した。今日のステージは山の中の道など、非常に景色がきれいだった。今日のSSコースは土の路面の所が長かったが、砂埃はあまりたたなかった。特にゴール手前20~30kmは、埃が無くて走りやすかった。ここから自分はトップとできるだけ離れないようキープしなければいけない。一人で走るのは難しいが、パトロネッリ兄弟のどちらかがトラブルことだってありうるかもしれな。

オート
302 – ステファン・ペテランセル:歯を食いしばって走った

度々ロビーを見たので、交代でトップになったり、後ろになったりしていた。一時、彼が私達を追い越し、数㎞先で、ギャップに突っ込んだ。クルマがひっくり返ると思ったが、うちのコ・ドライバーが彼はちゃんと地面に着いていると言った。その後、彼は少しスピードダウンした。何か小さなメカ・トラブルがあったんだと思う。あんな風にギャップに突っ込んだ時は、普通タイヤとかドライブとか、どこかクルマのパーツを痛めてしまうんだ。今日の私のレースはまぁまぁだった。彼と思う存分バトルし、このトップの座をキープするよう歯を食いしばって走った。

301 – ジニエリ・ド・ヴィリエ:チャンスはある
今日のSSはいちばんハードだった。たくさん穴があるルートの上、ナビゲーションが難しく、さらにデューンまであった。我々はミスは無かったと思うので、愚痴をこぼす理由は何もない。今のところ、私達のクルマはパーフェクトに動いている。もちろん、前のクルマたちと互角の勝負をするにはパワーが足りない。しかし、来年のレギュレーションのスタンダードで走っているので、将来が楽しみだ。ポディウム?できるだけポディウムに登れるよう、最大限のアタックをするよ。今日のような難しいステージがあれば、チャンスはある。

303 – Rロビー・ゴードン :ともかくアタックあるのみだ
右側のタイヤ2つ、石にぶつけ、クルマのパーツを壊した。まだ優勝を狙うのかって?当たり前だ。ステファン・ペテランセルを追い越し、ゴールまで彼は後ろを走っていた。追い越した時に石にぶつかった。そして立て続けに2度もパンクした。これから彼とのタイムを縮めなければならない。クルマのダメージがひどいので、これからたくさん(修理を)やらなければならない。そしたら、アタック、アタック、アタックあるのみだ。

305 – ホアン・ナニ・ローマ : 私の目標はステージ優勝ではない
また優勝したのでSSは良かった。それでモチベーションが上げられる。それは私にとって枝葉末節だが、走っている競技者にはモチベーションが上がる。Miniにとって、Z-Raidチームにとって良いことだ。ともかく嬉しい。だが、ステージ優勝することが私の目標ではない。私はもっとずーっと先を見ていて、リマにできるだけ良い順位で着きたい。今のところチームオーダーは出ていない。重要なのは、与えられたことをきっちりやりこなすことだ。ステファンは18秒差だ。ほんの少し。我々が最初からやっている様な走りを続けられると信じ、やることだ。

カミヨン
502 – ジェラルド・デ・ローイ : 昨日のワダチを追ってしまった

SS最初、コースを間違えてしまった。昨日のSSのコースを横切った。カミヨンのワダチを追った。ハンスも私と一緒に走っていたので、我々はかなりのタイムをロスした。それでも、アルダヴィシュスとの遅れをなんとか取り戻すことができ、ゴール手前で追い越した。その時、それほどタイム・ロスしていないことがわかった。今日のステージは素晴らしく美しかった、特に砂丘は。これからは、今のアドバンテージをキープしながら、リマまで到着することを目指す。

533 – アルチュール・アルダヴィシュス : 本来なら、彼は僕より速い
非常に美しいが、非常に難しいデューンだった。今日のSSはいつもの速いスピードで、いつも通りに走った。カミヨンは好調だった。デ・ローイは本当に速い。彼以上に速くなんて走れない。今日は彼は何か、メカニックのトラブルがあったのだろうか。本来なら彼は僕より速いんだ。自分が今日は彼と対等なライバルになれたのか、ゴール手前1kmで彼が追い越していった。

EN – Interview stage winner – Stage 10 (Iquique – Arica) – 2012/01/11

LINEで送る