1月2日 (月)  第2ステージ  サンタロサ→サンラファエル
モト&クワッド&カミヨン          オート
リエゾン : 486 ㎞            リエゾン : 486㎞
SS : 295 ㎞                 SS :  290 ㎞

コーマは本来の調子に、アルアティヤはバウンド

マルク・コーマが本日の第2SSを2番目にスタート、ライバルを押しのけて総合トップに挙がった。チーム・メイトのシリル・デプレに総合順位で2’52”の差。オート部門ではナセル・アルアティヤが華やかなショーを披露し、SS優勝。総合順位ではステファン・ペテランセルがトップ。

本日の295kmのSS、モトのトップグループのタイムは僅差の勝負。昨日SS2位のマルク・コーマはスタート直後で、先にスタートしたフランシスコ・ロペスを追い越し、終始コースをオープンして走り切った。

そして、チーム・メイトの宿敵シリル・デプレ、昨日は控えめに走ったので今朝のスタートは13番目。オリヴィエ・パンやパルアンデルス・ウレヴァルスター、クイン・コディを追い越し、CP1ではトップタイムで通過する。が、ゴール手前50kmの砂路面では、マルク・コーマが追い上げ、シリル・デプレに1’18”のアドバンテージをとってSSを終了。

総合順位では、マルク・コーマがフランシスコ・ロペスに2’30”の差でトップ、シリル・デプレと2’52”差。

昨日はハビエル・ピゾリト(Honda)が大活躍だったが、本日はホアン・バレダ (Husqvarna)が素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。カタルーニャのライダーは先のモロッコ・ラリーで2度のSS優勝、大先輩の後を追いかける。

オート部門でもリーダーの交代劇。昨日大きなトラブルに見舞われ劇的な一日を送ったナセル・アルアティヤ、今朝は38番目のスタートだった。タイトル保持者にとっては、昨日の疲れなどなんのその、優勝に向ける意欲のほうが勝るらしい。サンラファエルに向かう290kmのコースで17台を追い抜いた。中間のCP1で彼は12番目のタイム、後半でのすごい巻き返しだった。

アルアティヤの前を走るペテランセルとゴードン。チーム・メイトのHammerに乗るゴードンはCP1でペテランセルを押さえ、トップタイムで通過。しかし砂路面になると状況が代わり、ペテランセルがアドバンテージを取る。暫定SS優勝と思われたが、後から到着したアルアティヤが猛然と追い上げ、ペテランセルと54秒差でSSゴールを通過、本日のステージ優勝となった。Hummerは本日のSS、1位と3位という嬉しい結果。

クワッド部門ではセルジオ・ラ・フエンタ(ウルグアイ)が本日の295kmのSSをトップタイムで通過、昨日に続いて2度目のSS優勝。総合順位では、タイトル保持者のアレヒャンドロ・パトロネッリに6’34”、トーマス・マフェイに9’42”の差でトップをキープ。2009年、2010年のダブル・チャンピョンのマルコス・パトロネッリは9’48”で総合4位。総合5位には若いルーキー、ルカス・ボネット(Lucas Bonetto)が着いた。

カミヨン部門ではジェラルド・デ・ローイ(Iveco)がかつての絶好調の走りを思い出したか、SSを制した。2009年のSS優勝以来だ。そして本日のSSのポディウムにはチーム・メイトのミキ・ヴィアシォンが登る。しかしながら、デ・ローイはKamazチームの若いドライバーたちに注意を払うのを怠らない。ニコラエフはSS2位、マルデーブは4位につけているのだから。

EN – The stage summary – Stage 2 (Santa Rosa de la Pampa – San Rafael) – 2012/01/02

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