菅原義正、エチエンヌ・スムレヴィッチ :共に30回

菅原義正、エチエンヌ・スムレヴィッチは共に、ダカール・ラリー60回分の想い出を持っている、
最多エントリー者
ダカール・ラリーではありとあらゆることが二人にふりかかってきた。しかし、菅原義正、エチエンヌ・スムレヴィッチ(Etienne Smulevici)の二人は似ているようで似ていない。二人ともダカール・ラリー2012に出場するのは連続30回目(中止になった2008大会にはどちらもエントリーしていた)。彼らは共に1983年からダカール・ラリーを始めたが、菅原は最初はモト部門でエントリー。3度モトで完走できないまま、オート部門に転向、さらにその後はカミヨン部門でエントリーする。彼はHINOのカミヨンで頭角を現し、11回カミヨン部門のトップ5入り、うち4度準優勝している。そして、全部で完走27回。
一方、パリに住むフランス人、スムレヴィッチは最初からオート部門だけ。20回目の完走の時、総合18位になって、それが彼のベスト成績だった。まだ疲れ知らずの64歳、彼はこの先まだスコアを伸ばすことができるかもしれない。シルクウェイラリーで総合14位(ゴール3日前は総合8位まで上がった)に終わることができたSpringboksに絶対的な信頼を寄せる。ダカール・ラリー仲間や訪れた国を綴った“7歳で、彼は砂漠を渡りたいと思った”(注)という本の、新しい章をまた書き添えることができるかもしれない。
*(注) “« A 7 ans, il voulait traverser le désert », STPI出版, www.etienne-smulevici.comで入手可。

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