ダカール・ラリー2012大会に多くの初参加者もマール・デル・プラタのスタート台に立つ。エンデュランスの優勝者マット・ラグリーブも次のダカール・ラリーに初参加、ラリー・レイドのデビュー戦となる。
フランス人マット・ラグリーブ(31歳)、はこれまでモトで17シーズン、最も重量級のマシーンで参加し、あっという間にエンデュランス・ワールドチャンピョン4タイトルを獲得、Bol d’Orで4回優勝した。しかし今年は、サーキットを離れ、新しいチャレンジを試みる。ダカール・ラリーに参加するのだ。
何度も耐久レースで華々しい成果を上げたマットは、「目標は毎日のゴールを果たし、完走すること。チャレンジするだけで嬉しい」と控えめ。しかし、アタカマ砂漠の砂丘を超える前に、彼は越えなければならないステップがある。何10万kmとサーキットを走ってきたエンデューロの王者はこれまで免許証をとったことがなかった。ダカール・ラリーで優勝するには、ピンク色の小さな紙切れ(免許証)が不可欠。