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ダカール・ラリー総監督、エチエンヌ・ラヴィニュ : ポディウムが本当にランデブ―の場所

ドライバーやコ・ドライバーを一人一人紹介するスタート・ポディウムでのセレモニーは、南米に来てから新しい規模になった。毎年、ブエノス・アイレスのオベリスクの元や9 de Julio通りに、何十万人という人が集まり、ここで声援を浴びた競技者たちは鳥肌がたつほどの感動を覚えた。ものすごい人だかり、ものすごい声援、それは忘れられない思い出で、ダカール・ラリー史こんな歓迎を受けたことがない。このスタート・セレモニーはダカール・ラリーで最も大事な瞬間であり、大事な見どころの一つだ。

 

コースディレクター、ダヴィッド・キャステラ:車検はだらだらと長い感じ

車検会場に集まった全競技者を見ると、彼らの気持ちがとてもよくわかる。彼らはここ1年、いや人によっては数年もかけて準備してきた。彼らはすっかり準備が終わって、スタートするのを待つのみだ。ある意味、車検はだらだらと長ったらしい感がする。初出場の競技者にとっては、ラリーのスケールの大きさに圧倒され、本当に驚くことばかりだろう。内心、それを僕は楽しんでいるんだが、でも、自信を持つよう励ましてやっている。2日間すごい観衆の応援に酔いしれるところだが、そこで何よりも冷静になることだね。その後、何が何でもアドベンチャーに身を呈さなければならない。かれらがどんなレベルだとしても、最初の3,4ステージは足慣らしだと思えと、常にアドバイスしている。」

 

ダカール・ラリー総監督、エチエンヌ・ラヴィニュ : あとはアーティストを待つのみ

「南米で4度目のダカール・ラリー、本当に感慨深い。今年は、我々主催者も、ブエノス・アイレスの常連と別れて、ここマル・デル・プラタでのスタートという、新しいチャレンジを試みている。車検のオープニングの日は、毎回決定的瞬間という感じがする。世界中から集まってくる競技者を迎え入れるからだ。だから、それまでに絶対、すべて準備ができていなければならない。いろいろな準備を何週間、何カ月とかかってやってきて、我々は用意万端整った。今は、アーティスト達を待つのみ。もうひとつ私が感銘を受けたのは、アルゼンチンの観衆のダカール・ラリーによせる変わらぬ情熱だ。ここでも、すごい観衆の熱い熱い歓迎はとても嬉しい。