ダカール・ラリー2016大会の通過国、ペルー、ボリビア、アルゼンチンの首都で、次大会に向け会見が行われた。
 
まずは、4月23日、ペルーの首都リマで、3年ぶりのダカール・ラリー発表会が行われた。ペルーは長い間、主催国となることが待ち焦がれられてきて、会には多くのペルーのアマチュア競技者が集まった。2014年大会で母国ペルーのステージ優勝を果たしたイグナシオ・フローレスも顔を見せていた。次大会では、ペルーで4つのステージが予定されている。
 
同会では、貿易&ツーリズム大臣マガリ・シルヴァが、国土の環境保全について語った。「ダカール・ラリー主催者が、競技者や観客の安全を最優先しながらも、我が国の環境保全にも配慮していただけることで、非常にうれしい。2016年大会が成功するよう、国をあげて努力するつもりだ。」
 
その次の会見はボリビアのラパス。大統領エヴォ・モラレスに指定された早朝の発表会となった。ボリビア通過は3年目を迎える。最初の2大会では、モト&クワッド部門のみがウユニ湖を通過し、3年目でオート部門が加わった。来る1月には全車両がボリビアでビバークする。
 
モラレス大統領は、「ダカール・ラリーが我が国を訪れることを、つい先ごろ聞いたばかりだ。ボリビア人はダカール・ラリー競技者の勇気を尊敬している。大会では友情と寛容の資質を示すことになろう。それは、私たちの人々のための統合と交流の一つの形態である。」と述べた。
そして、モラレス大統領から、ラリー中、国を代表する責任を担う大使として、モト競技者”チャボ“こと、サルヴァティエラが選任され、「全大会での怪我も回復した。次大会で、我が国を3日も競技できるので嬉しい」とコメントした。
 
そして最後は、アルゼンチンのリオ・プラタの海岸にあるプエルト・サルグエロで会見が行われた。アルゼンチン競技者らとダカール・ラリーとはこれまでユニークな関係を育んできており、会にはハビエル・リゾッティやルカ・ボネットなどが参加した。2016大会では同国内で7つのステージが予定されており、フィアンバラのデューンなどが含まれることで沸き立っていた。
 
エチエンヌ・ラヴィニュ ダカール・ラリー総監督は「アルゼンチンは、ダカール・ラリーが南米で行われるようになって、全大会でホスト国となった唯一の国となった。ダカール・ラリーとアルゼンチンとの絆の深さを示している。観光大臣エンリケ・メイエールは、我々主催者がとりわけ頼りにし、それに応えてくれてきたが、この難しい変換の機に飛躍しようとする当大会をサポートしてくださる。」と述べる。
 

2016大会スケジュール

月日

ステージ

出発地

到着地

01/03 第1ステージ リマ  (ペルー) ピスコ
01/04 第2ステージ ピスコ ナスカ
01/05 第3ステージ ナスカ アレキパ
01/06 第4ステージ アレキパ チチカカ湖 (ボリビア)
01/07 第5ステージ チチカカ湖 オルロ
01/08 第6ステージ オルロ ウユニ
01/09 第7ステージ ウユニ サルタ (アルゼンチン)
01/10

 

休息日 (サルタ)

01/11 第8ステージ サルタ ベレン
01/12 第9ステージ ベレン ベレン
01/13 第10ステージ ベレン ラ・リオハ
01/14 第11ステージ ラ・リオハ サン・ホアン
01/15 第12ステージ サン・ホアン ヴィラ・カルロス・パズ
01/16 第13ステージ ヴィラ・カルロス・パズ ロザリオ
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