2015/1/15 第11ステージ :サルタ – テルマス・デ・リオ・オンド
モト&クワッド :リエゾン:24km スペシャルステージ:357km リエゾン:142km
オート&カミヨン :リエゾン:184km スペシャルステージ:194km リエゾン:142km
モト部門
001 – マルク・コマ (SS2位、総合1位)
まだかなりのKmが残っている
« やっと(今日のSSが)終わった。いつもながらストレスの多いコースだった。途中メカニックしなければならなかったが、すべてうまくいった。明日、まだ1日難しいコースがあって、その後土曜日、最後の日だ。まだレースが終わったと思ってはいない。まだかなりのKmが残っているので、どうなるかわからない。ともあれ、今のところ満足している。»
031 -パブロ・キンタニーヤ (SS8位、総合3位)
非常につらいマラソン・ステージだった
« このマラソン・ステージは非常に大変だった。昨日は高山病で具合が悪い中、断崖の危ない場所がたくさんあった。脱水症の上、頭がガンガン痛かった。でも、大事なのは終わり間近なSSでゴールすることだった。今日も山岳部では頭が痛くて思うように走れなかった。ビバークに着いたら医者にみてもらおう。
あとステージ2つ、この後も最後の最後までアタックを続ける。»
007 – パウロ・ゴンサルヴェス (SS5位、総合2位)
ペナルティで15分をただでライバルに上げなければならない
« 昨日はエンジントラブルがあって、交換しなければならなかった。マラソン・ステージだったので、当然われわれライダーはメカニック無しでカチでビバークだった。
ジェレミアス・イスラエルがエンジンを譲ってくれた。彼にとってはレースが終わってしまうことで、とても勇気ある行為だ。彼の好意にこたえられるよう精いっぱい走るつもりだ。
そしてそのペナルティで15分、ただでライバルに上げなければならない。しかしそれがレースの規則で、それは誰にとっても同じ条件だ。たとえ今日2分あまり縮めたところで、(総合トップと)7分のタイム差を縮めるのは難しい。今となっては、とくに難しい。しかし、昨日私にあったようなトラブルが他のライダーにも無いとは限らない。だからまだ、最終ゴールの優勝を願う余地はある。»
026 - トビ―・プライス (SS4位、総合4位)
ミスしないよう走るのを心掛けた
« 今は、あまりエキサイトな走りをしないようにした。まだ2日、長いレースが残っている。バイクをいたわりながら体のコンデションを良好に保ちながら、できるだけ良い成績を残したい。今日はまぁまぁだったんじゃない。今日のコースはそれほど速くはなかったが、ミスしないように走るのを心掛けた。転倒したり、バイクを壊したりしている場合じゃないからね。残りの2日は、この2日ほどナビゲーションが難しくないので、私の得意とするコースだ。»
オート部門
301 – ナセル・アルアティヤ (SS1位、総合1位)
ダカール・ラリーでの終わりはポディウムに上った後
« どちらかというと今日は嬉しい日だ。WRCタイプの短くて非常にスピードの出るコースだった。今日はステージ優勝できると思っていなかったので、(SSをとれたのは)非常にいい走りを続けていられる証明だ。今大会は、第2ステージ以降、ずっと我々だけが総合1位にいるので、非常にハードなレースだ。今、ブエノス・アイレスのゴールに到着するのが待ち遠しい。それは私たちをサポートしてくれる皆にとってとても大事なことだからだ。昨日のステージでヤジードがエンジンのトラブルがあったことを聞いていた。しかし、ダカール・ラリーとはそんなものさ。すべてのことに細心の注意を払わなければならない。それはダカール・ラリーでは、いつ、誰に何がおこるかわからない、ってことの証明だ。ダカール・ラリーでの終わりはポディウムに上った後だ。彼にとっては残念だが、きっと来年もっと強くなってまたでてくると思う。»
307 – クシシュトフ・ホロウィッツ (SS7位、総合4位)
時々チャンスがやって来る
«時々、チャンスがやって来る。今日のSSはその反対の日で、これまで何度あったことか。何度もポディウム(=優勝)のすぐそばになったこともあるが、そこで何か起こる。今年は、最初にメカトラブルがあった時から、壊さないように賢く走ろうと決めた。大会に向けで思うような準備が整っていなかったので、それは良い考えだった。私のスタイルはスピード・ドライバーだが、がむしゃらに走っていただけではない。エンジンやトランスミッションなどすべてを壊さないように走った。それでも(リタイア)してしまうことがある。モータースポーツとはこんなものなのだ。ヤジード(がリタイアしたのは)はついてなかったが、私も何度となく同じ経験してきた。彼にとっては本当に残念だ。»
303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ (SS5位、総合2位)
集中した走りを続けなければならない
« 通過するだけのSSだったね。コースの中ほどは泥で非常にスリッピーだった。今朝ヤジードがストップしているのを見かけて、(リタイアしたことを)聞いた。良い仕事をしていたので、とても残念だ。しかし、それはゴールするまで何が起こるかわからないということを示している。この後も、アタックを続けながら、集中した走りを続けなければならない。全部のステージで私を待ち、私の陰にいてくれたコ・パイロットのルロワ・プールターに感謝している。私たちはともかく良いレースができた。たとえナセルが順位が上だとしても、彼と互角の戦いをすることができた。ハイラックスはさらにパフォーマンスを上げたと思う。今後が楽しみだ。»
305 – オーランド・テラノヴァ (SS2位、総合19位)
ナセルがなにかあった時の為におとなしく走る・・・
«美しいステージだったが時々水たまりがあった。昨日のナニ(ローマ)に起ったことを思うと、リスクを負うわけにはいかなかった。ナセル(アルアティヤ)にもそれはありうることだ。だからそのことを考えて、おとなしく走らなければならなかった。今は最終ゴールできるかどうかにかかっているので。レースでは勉強、車についてより深く知り、より良いドライビングを見出すこと、これ以外の何物でもない。»