ダカール・ラリーはブラジルに焦がれ、ブラジルはダカール・ラリーに焦がれる!
ダカール・ラリー・ワールドツアーのサンパウロ訪問は互いの思いを確認しあうかのようだった。
ブラジルのスター、カカ・ブエノもダカール2014への参加を発表、ブラジル人たちが踊りあがる。

ブラジルは、フットボール・ワールドカップと、次のオリンピックに沸いているように見える。が、アイルトン・セナとネルソン・ピケの国のモータースポーツへの情熱が薄れたわけではない。ダカール・ラリー主催者はサンパウロのブラジル三菱モーターによるプレゼンで、そのことを確認することができた。

アドベンチャー・フェアー・ショーで、ダカール・ラリーのベテラン、ジャン・デ・アゼヴェドやギルヘルム・スピネッリらが、いかにブラジルのモータースポーツ・コミュニティーに多大な影響を及ぼしているかを再認識させてくれた。

ダカール・ラリーに2輪&4輪などオールラウンド参加しているジャン・デ・アゼヴェドは、現在Hondaのバイクでブラジル・チャンピョンシップに参戦中。ダカール・ラリー2005年、2007年大会で総合7位を収めている彼が次回ダカール・ラリー参戦に意欲を燃やしているのだ。一方ミツビシの車で2010年に総合10位、2011年に総合9位と好成績を収めたスピネッリも、2014大会でオート部門での活躍が期待される。しかし、ブラジル・ストックカーで5度のチャンピョン記録を持つカカ・ブエノがオート部門での参戦を示し、スピネッリを脅かすことになりそう。

「ダカール・ラリーで完走するのは本当に難しいと聞いている。私にとってダカール・ラリーに参加することは夢だったので、チャレンジすることにした。長い間夢見てきたが、2014年やっとその期が熟した」とレッドブルのドライバーはTVの前で語った。

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