(※諸事情により当記事の公開の順番が遅れてしまいました。)

1月15日 (水) 第10ステージ コルドバ → ラ・リオハ
モト&クワッド : リエゾン:37 ㎞ SS:357㎞ リエゾン:242km
オート&カミヨン: リエゾン:38 ㎞ SS:353㎞ リエゾン:242km

 

Moto

005-ホアン・バレダ
常に同じポジションをキープしないといけない

今朝、シリル(デプレ)と一緒にコースをオープンして走った。彼に簡単に追い付けるだろうと思っていたが、すごいスピードで行ってしまった。最後に追い付いて、一緒にゴールした。トップ争いは熾烈だった。燃料補給(地点)まで、狭い石の多い非常にエンデューロタイプのピストで、ゴール終盤はバラエティに富んだ路面で面白かった。嬉しい。毎日、レースを続けることができ、良い経験を積んでいる。このレースの初番で故障したのが残念だ。そうでなければもっと良い順位になれたのに。何より、ナビゲーション・ミスをしていないのでね。非常に良いペースで、ほとんどトップ集団の中にいる。もう数ステージ、うまくいっている。マルク(コマ)、シリル・デプレと僕は本当に速いライダーだと思う。もちろん他にもトップになったライダーはいるが、状況によって勝てたのであって、一度ミスをしたら失ってしまう。全速力で走ると違いが判る。結局ダカール・ラリーでは、常に同じポジションをキープしないといけないんだ。1日トラブルと、ほら僕のようになってしまう。しかし、その後はすべてうまくいっているが・・・。
 
001- シリル・デプレ
自分を信じてレースと会話する

今日のは高速ボートと言うよりは、オフショアの船と言ったペースだったね。血気盛んな若いホアン・バレダ と一緒だったので、ペースを落とすことができなかった。バイクは昨日は辛そうだったが、今日は再び快調になった。380kmをハっとすることなく、滑降ができるってのは気持ちがいいね。うん、俺は絶好調だよ。ダカール・ラリーが他のラリーと違うのは、希少なセレクションだ。肉体的に非常に過酷なステージもあるし、競技車や競技者が準備したレベルに対し自然淘汰されるステ-ジもある。総合タイムのわずかな数秒を挽回することが最重要なことではない。重要なのは、チェックポイントでスタンプを押してもらい、差をつけ、自分を信じてレースと会話することだ。順位はそれで自動的についてくる。
 
007-チャレコことフランシスコ・ロペス
まだ、この先長い・・・

非常に難しいステージだった。昨日から2日続けてSSが難しく、ラリーと言うより非常にエンデューロだ。砂埃で前が見えにくいし、コースはかなり高度なテクニカル。しかし、この先フィアンバラやコピアポの砂丘で、ここと違って開けた広大なステージになる。昨日と同様、今朝のSSのスタートが後方で、走っている間中、砂ほこりの中だった。しかし、こうしてゴールできた。うまく走れてとてもうれしい。目標はサンチアゴのゴールへの完走と、できるだけ順位をあげること。もちろんこの先何が起こるかわからない。常に注意深く走らなければならない。まだ、この先長い・・・。
 
 
020-パウロ・ゴンサルヴェス
ステージ優勝するよう頑張る

前半の1週間の間に、バイクの故障とナビゲーション・ミスでタイム・ロスした。今日は良いポジションでスタートできた。最初の10番目以内でスタートできると、砂埃も比較的少なく、少し快適だ。猛スピードで走って、ルーベン・ファリアに追い付いた。前を行くバイクの砂埃がひどくて、彼を追い越すのは難しかった。でもなんとか今日のポディウムに立てたので、嬉しい。ホアン(バレダ) がステージ優勝でき、我々Husqvarnaのライダーが二人、SSトップ3に入れたのが嬉しい。私の個人的な目標はポディウムに上る(=総合トップ3にナイル)こと。しかし、この間の電気系の故障のことがあるので、それは無理だ。だから、1度でもいいからステージ優勝するよう頑張る。それはたやすいことではないが、やってみる。
 
011-ルーベン・ファリア
毎日、僕は良い仕事をしている

(シリル・デプレと)二人で、サンチアゴのポディウムに乗れたら(総合トップ3位にはいること)すばらしいだろうな。そうなると、シリルにとって5度目の総合優勝、僕にとっては2度目のトップ3入りだ。毎日、僕は良い仕事をしている、だからこのような結果が出ている。こんな風に仕事をし続けなければならないんだ。シリル・デプレのチャンピョン、それが目標なので、最後までうまくいくと良いと願っている。僕の総合2位、または3位、それも夢だ。本当になったら嬉しい。心が乱れるので、総合順位のことは考えないようにしている、その順位をキープするのが目標ではないんだ。
 
 

Auto

301-ジニエリ・ド・ヴィリエ
我々はいつもツイている

今日はトラブル無しだったが、今朝スタートする時100%好調と言うわけでもなかった。ロビー・ゴードンの後ろのスタートで、20秒後くらいに彼に追い付いた。しかし今日のようなピストで彼を追い越すのは無理だった。だから埃の中でリスクを負うようなことはせず、おとなしいペースで走ることにした。その後の、目標は今日のゴールに着くことで、この通り、ゴールできた。我々はいつもツイている。この後3つのステージは非常に難しい。もちろん、ステファン・ペテランセルは全く問題ないので、彼に追い付くことはできない。でも、わからない、やれるだけのことはやってみる。
 
313-オーランド・テラノヴァ
ミスせず走り続ける

パブロと一緒にステージ優勝をするのは初めてなので、すごく嬉しい。クルマは絶好調、明日はフィアンバラだ。フィアンバラには絶対行かなければいけないので、おとなしく走るつもりだ。今日のようなステージは大好きだが、ペルーやチリも良いね。ここではピストが狭いし、パンクしやすいので、ミスしないよう注意して走った。第4ステージでミスして大きくタイム・ロスしてしまったので、今の目標はミスせず良いレースを続けること。
  
315-ロビー・ゴードン
毎日のSSを走り終えなければならない

良い走りができた。今我々がしたいのは、毎日のSSを走り終えることで、トラブルをかかえることではない。だから、今日もゴールできて嬉しい。毎日5分から10分づつタイムを挽回しようと思っていたので、今日、トップとのタイムが6分というのは知っている。Hummerは今日のようなピスト向けだったが、無理矢理アタックしないようにした。明日はまた違う一日になる。
 
 
305-ナニ・ローマ
アタックし続けるつもり

今日トップになったと思ったら、明日は転げ落ちる。ダカール・ラリーでいつも起こりうることだ。この調子でいけば、悪くない。しかし、明日はフィアンバラのステージなので、今までと全く違うことが降りかかる。サンチアゴまではまだ遠い。私はアタックし続けるつもりだ。前を行く若い2人レオニド・ノヴィツキーとジニエリ・ド・ヴィリエも同じようにアタックしてくると思う。
 
 
302-ステファン・ペテランセル
タイム差のお蔭で気分が楽

今日もWRCのような高度なテクニックのSSだった。昨日、ナセル・アルアティヤがリタイアしたので、今朝、戦略を少し変えた。私と2位の差が大きいので、少し安全スピードで走ることにした。しかし、テラノヴァが追い付いてきた時、思わずアクセルを踏んだ。結局それが良かった。リラックスして走っていると、ミスしやすいのでね。サスペンションにとっては良いことではないが、私にとってはむしろ快適なんだ。タイム差のお蔭で気分が楽、クルマをコントロールできる。特に明日とコッピアポのステージはデューンの中の非常に難しいステージになりそうだ。昨年、そのSSはかなり難しかったので、その後の3日間、タイムの差が重くのしかかってきた。今回は、むしろ、アドバンテージをとっている。しかし、ゆっくり走っていると、集中力が抜けてそれも問題なので、きっちり走る。
 

Camion

501-エドワルド・ニコラエフ
非常に慎重に走らなければならなかった

非常に難しいSSだった。狭くカーブが多く、石だらけで非常に罠の多い353kmだった。ちょっとしたミスでパンクし、15分以上タイム・ロスすることになる。コロミィやファンフリートがパンクして路肩に止まっているのを見かけた。だから非常に慎重に走らなければならなかった。そうやって走って、結果、良い一日になった。とても嬉しい。

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