毎回新たな驚き!

大きな野心から講じられた、横柄かと受け取られるほどのコンセプト。これは、われわれ主催者が自慢しているのではなく、ダカール・ラリーを行うたびに寄せられる大会の感想である。

感動、イメージ、白熱、苦闘、景色や文明が大会を驚異的なスペクタクルとして形作る。大会を終えて戻ってくと、多くの証言がこのコンセプトを裏付けてくれる。レースにかける希望は数か月もの間不動のまま、ラリーで受けた初めての大きな感動が単なる蜃気楼と化してしまわないことを確認する。

マジックは効果を生み、参加者らはそれぞれの尽きない思い出とともに帰っていく。

 

これまでと同じ確信が宿るなか、これまでどおりの謙虚さで、2013大会への準備を始めた。ガイドとなるのはインスピレーション。そして、地平線にはパシフィック。南米でダカール・ラリーを行うようになってすでに4度目、毎回新しい発見があり、境界線を拡大してきた。レースは南米の大陸と融合し、大きく開花しつつある。

南米の地理を新しい方法で解釈することはおおよそ想像していた。Dakar 2013は、スペイン語圏の3か国、ペルー、アルゼンチン、チリを北から南に向かう、かつてない順番で訪れる。太平洋の海岸、アタカマの砂丘、コルディエールのアップダウンなどが変化に富んだアタックの場を提供してくれる。リマからサンティアゴまで海岸に沿ったはるかなる旅、それをわれわれ主催者は難度の高いレースのシナリオで提供すると約束する。合言葉は”イクセプショナル“。

エチエンヌ・ラヴィニュ ダカール・ラリー総監督

 

LINEで送る