1980年、パリダカで“砂漠のキツネ”とあだ名されていたマロー兄弟、4ltエンジンを自分達で改良したプロト車でエントリーした。パワフルなクルマを送りこんで優勝を狙うワークスチーム・フォルクスワーゲンIltisに対し、この二人のプライベーター車は最後まで果敢にトップをひいた。そして、ベルナールとクロードの二人の兄弟は、何度もステージ優勝をしながら、最後は総合3位、パリダカ史に残るスピリッツを示した。しかし、翌年もステージ優勝しながらリタイア。二人が優勝できたのは1982年、1度だけだった。

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