デューンの中で一泊
昨年の、エミリアノ・スパタロ(Emiliano Spataro)はBuggy MacRaeで初めてダカール・ラリーに出、37位で完走した。アルゼンチンの有名なサーキット・ドライバーの彼は、ダカール・ラリーで様々な初体験をした。コピアポのループステージの日、ゴール手前には大きなデューンがいくつも立ちはだかる。彼がビバークに到着したのは翌朝8時。
「トランスミッションのパーツが壊れ、我々だけで修理するのに3時間もかかった。再び走り出したのは16時30分。コースは既に荒れてとても走れたものではない。カミヨンが何台も立ち往生してほとんど勧めない。砂はカミヨンに掘り返されてとても柔らくなっていた。我々はゆるゆると進んだ。CP3を過ぎて、すでに真夜中、小さなデューンを抜け出たところで、ジャンプしてクルマのノーズからデューンに突き刺さってしまい、ヘッドライトが壊れてしまった。そこで、日が明けるのを待って、ここで一晩過ごそうということになった。ゴ-ルまでは後30km。朝6時に再びスタートして、そのステージを19時間かかって走り終えた。単なる車のスピードを競うだけではなく、状況との戦い、そういうダカール・ラリーってすごくいいねぇ。」

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