2015/1/12  第8ステージ :ウユニ- イキケ
モト&クワッド   :リエゾン:24km  スペシャルステージ:784km  
オート&カミヨン  :休息日

朝6時スタートの予定だったが、昨日の雨の為、SSコースが冠水。レースを中止にするかどうか議論されたが、結局8時に遅らせてスタートすることになった。そして後に、CP2(km378)以降のSSもキャンセルになった。

モト部門

031 – パブロ・キンタニーヤ(SS1位、総合3位)
今の順位も満足している

« ものすごく難しかった。SSスタートの辺りは雨で塩湖が水が一杯になっていて、泥も深かった。昨夜一晩中雨が降っていたので、コースはどこも冠水だらけ。塩湖も湖になっていた。今朝はスタートするのか中止になるのか少しゴタゴタしていた。しかし結局、時間が変更になってスタートすることになった。冠水の中のSSでバイクは苦しみ、電気系も調子が狂った。そして高地というのもつらかった、一日中高地の中・・・・。
でもこうしてチリに戻って来られて嬉しい。明日良い再スタートができるよう、メカニックがどれくらいバイクを修理してくれるのかな。今の順位も満足している。今のリズムを維持し、トップ集団にくっついて走る。しかしそれにしてもマルク・コマとホアン・バレダ は本当に速い・・・。»

029 – ライア・サンス (SS5位、総合9位)
SS5位、すっごく良いじゃない

«とてもハードな1日だった。今朝はコースが冠水して危険な上、本当に寒くて何人かのライダーがスタートしない方が良いと提言したの。だから、レースではたくさんのライダーがトラブルがあったわ。私は運よくバイクが調子良くて、すべてうまくいったけど。3番目を走っていた。SS最後の砂丘コースで、キンタニーヤとプライスに追い越されちゃったけど。でもSS5位、すっごく良いじゃない!»

001 – マルク・コマ  (SS9位、総合1位)
当然の淘汰だ

« 究極の1日だった。どんな戦略にしようが限界があった。塩湖は水でいっぱいで、塩がどろどろになっていて、エンジンの空冷システムをブロックする問題があった。スピードを出して走りながら、水かさの浅い部分を探しながら、さらに問題を起こさないよう慎重に走らなければならなかった。毎日いろいろなことが起こるので、当然の淘汰だ。レース最後までトラブルに遭わないよう努めていく。今の所、(バレダ が後退してしまったので)一人になってしまった。大事なのは最後の日の結果だ。»

009 – ダヴィッド・キャストゥ   (SS11位、総合8位)
ここではダカール・ラリーのレースをやっているんだ

« 暑かったぁ。最初の50kmはうまく行った。しかしSSの真ん中あたりでは水が深かった。それでも15cmくらいの水がある所を140 か 150 km/hくらいで走っていた。スタートを決めた大会ディレクターのエチエンヌは、結果がどうであれスタートしたことを後悔してないと思う。ライダーらは反対した者もいたが、こういうのもダカール・ラリーだ。メカニック、路面、天気・・・それらすべての中でコントロールしながら走らなければならないんだ。もしイキケの砂丘周辺だけ走るのだったら、エンデューロのバイクで出てふざけて遊んでいられる。だが、ここではダカール・ラリーのレースをやっているんだ。1週間前はアルゼンチンを走っていた。そこであの50℃を超えるオーブンのような中をいかにしてこなそうかと苦しんでいた。今朝はWスクリーンのゴーグルをつけてK-Wayをどうやって脱け出るかと走っている。このレースは世界一ハードなんだ。エチエンヌがSSをスタートさせたのはそれが理由なんだと思う。非常に速い若い世代もいるが、今日は経験のある競技者が上手くいく。給油ポイントは古参のほうが多かったくらいだ。
ところで、あの女性ライダー、冠水したウユニ湖の中を他のライダーを追い越し、従えて走っていた。信じられない。ずーっとトップを引いていたんだぜ。なんというすっごい女だ!»

250 – イグナシオ・カザレ 
再びナンバー1になりたくなってきた

« 昨日は悪夢のような日だった。2輪でもクワッドでもあんな体験したことがない。寒いし、泥がいっぱいだし、冠水がいっぱいだし・・・・。非常に難しい上、非常に走りにくい。クワッドも苦しんだ。昨夜は溶接しなければならなかった。本当に大変な一日だった
今朝はちょっと元気がでてきた。クワッドを修理できていたから・・・。朝早くスタートしたかったが、他のライダーは誰もスタートしたがっていなかった。すごく寒かった。結局、スタートすることになった。塩湖が冠水していて、非常に美しかった。スタート時からノッていてスピードを出した。良い成績が出たと思う。サノクやラフエンテといったライバルにタイムを挽回できたのではないか。昨夜遅かったので、すごくうれしい。クワッドを修理していたんだ。ウユニ湖に到着した時は、本気で家に帰ろうと思っていた。左のブーツの中はガソリンがピチャピチャしていた。最後の40kmの砂丘は、肌が焦げているかと思った。結局、今日はよい走りができて、再びナンバー1になりたくなってきた。»

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