2015/1/11  第8ステージ :ウユニ- イキケ
モト&クワッド  イキケ→ウユニ湖 :リエゾン:392km  スペシャルステージ:321km   リエゾン : 4km
オート      ウユニ湖→イキケ  :リエゾン:24km  スペシャルステージ:784km  
カミヨン  イキケ周辺          :リエゾン:24km  スペシャルステージ:273km

モト部門

007 -パウロ・ゴンサルヴェス   (SS優勝)
バイクがひどい泥だらけ

« 非常に難しいステージだった。途中で前を走るグループに追い付き、一緒に走った。昼過ぎなって雷がなり雨が降ってきた。かなり滑りやすくて危険だった。ゴール手前50kmあたりで、高地の為か、ものすごく頭痛がひどくなってきた。
バイクも問題なく何とかゴールできた。これから、(ライバル)ライダーに追い付けるよう頑張る。今日はこの後、少し仕事がある、バイクがひどい泥だらけなんだ。
前半の週は非常に良かった。第3ステージでもほとんどミスが無かった。毎日、あまり問題のないよう走っていて、それをこれからも続ける。そうすれば良い結果で終わることができる。»

002 – JOAN BARREDA BORT  (SS6位、総合1位)
120kmを片手で運転して走った

« 今日のステージは非常に注意を要するコースだった。ロード・ブックにはコーション・マークが記載されていたが、危険度1,2,3のレベルは書いてなかった。注意箇所を100mも前に気が付き、ブレーキを掛けたが、泥でスリップし、転んだ。私はバイクの上をふっとんだ。それがSS200kmあまりの場所で、その後の120kmを片手で運転して走った。その後、バイクがストップし4分あまりをタイム・ロスした。だが、大丈夫、(HONDA)は大きなチームなので、このメカ・トラブルを今晩のうちに解決してくれる。まずシャワーし、少しお腹を満たして、それから修理にかかる。»

026 – トビ―・プライス  (SS5位)
まだまだ勉強中

« 走るのが非常に楽しいステージだった。少しだがトップを切って走った、初めてのことだ。しっかり指示どおりのコースを走っていたかったのだが、それでも何回かミスしてしまった。まだまだ勉強だ。
良いスピードで走っているし、バイクも好調だ。明日が楽しみだ。高地を走るのは考えていた以上にたいへん。バイクは全く問題ないが、夜の間に何か所か調整する積りだ。»

027 – マチアス・ウォークナー  (SS3位)
ブエノス・アイレスにゴールしなければならない

« 何か所か非常にスリッピーだった。そして私はひどい高山病だった。SS中何度かナビゲーション・ミスし、終わりで転んだ。CP2をトップ・タイムで通過したが、多分タイムを落としたと思う。しかし最終的に、思ったほどひどくはなさそうだ。
ダカール・ラリーで優勝する為に出たのではなく、学びたくてやって来た。25位だろうが45位だろうが成績はどうでもよいんだ、ブエノス・アイレスにゴールすることが問題なんだ。ロード・ブックと私のバイクにだんだん慣れてきた。それでも時折、今日の午後のスリッピー・コーナーであったように、思いもよらないことが降りかかる。»

クワッド部門

250 – イグナシオ・カザレ (SS3位、総合2位)
明日、スタートできるかどうかわからない

« ひどい痛みだった。10分あまり走ってストップした。もうレースを止めて国に帰ろうかと思った。明日またスタートできそうにもなかった。ゴールに泣きながら着いた。今日のステージはム、ム・・・・。
今晩はクワッドの修理もたくさんしなければならない。明日、スタートできるかどうかわからない。»
*注:カザレは今朝はトップ走者、CP1をトップ・タイムで通過したものの、その後転倒して右足を骨折した。

オート部門

305 – ORLANDO TERRANOVA  (SS2位)
2つのステージは非常にハード

« このマラソン・ステージは良い経験になった。本当に!
ボリビアの歓迎ぶりは素晴らしかった。ものすごい観衆だったし、非常に良く管理されていた。昨日と今日の2つのステージは非常にハードで非常に難度が高いものだった。途中ストップしてメカニックしなければならなかったが、まあ、大した問題ではなくすべてうまくいった。今回のダカール・ラリーは非常にストレスの大きなレースだ。3回ステージ優勝し、1回SS2位になった。その後はSS10位。そしてタイムを失ったSS、これが無ければ優勝争いに入っていたところだった。この後は少しでも順位が良くなるよう走って、来年はもっと強くなって出たい。今好調なので、残りのステージを思いっきり走る。»

325 -ヤジード・アラルヒ  (SS優勝)
良い走りの出来た1日

« 良い走りの出来た日になった。良く走り、存分に楽しんだ。一番難しかったのは、トイレ・ストップを管理すること。高地の中では、水を飲むとすぐにトイレに行きたくなるんだ。ウユニ塩湖の中のスタートはすばらしかった。天気もよかったし。トップスピードは出せなかったが、他のクルマに追い付くことができた。作戦どおりだった。»

301 –ナセル・アルアティヤ  (SS3位、総合1位)
良い1日だった

«すごい人、すばらしい歓迎、ボリビアは我々をうれしがらせてくれる。ここで
良いと感じられないのは標高だけだね。昨日のコースは本当に辛かった。私も3回吐いたが、マチューも止まってくれるよう何度も言ってきた。もちろん、昨日タイムは失いたくなかった。昨夜は何も食べられなかった。夜中スープ少しとお茶を飲んだだけ。寝る前に30分あまり酸素を吸った。
幸い、今朝はだいぶ具合が良い。総合トップをキープできてうれしい。今朝CP1手前でタイヤを1本失い、交換するのに数分失った。しかし、その後でアタックして追い越した。失ったタイムを挽回できてうれしい。»

309 – クリスチャン・ラヴィエイユ  (SS13位、総合7位)
多くの競技者がこの順位を狙っている

« ボリビアってなんて美しい国なんだ!我が国フランスで起こっていることを思うと、この国人々は親切でいいね。レースはといえば、昨日のSSはナビゲーションがいっぱいあって難しかった。そして雨が降るし、雹も降った。山は雪で真っ白、我々は増水した川を渡らなければならなかった。窓ガラスが故障してしばらく、オープンしたまま走らなければならず、雨が入り込んで非常に寒かった。しかしなんとか、ミリタリー・キャンプの中のビバークにゴールでき、壮大な歓迎を受けた。昨夜のビバークは本当に楽しかった。
今日はCP1ではブレーキの具合が悪くてタイムを失った。そして、ボンネットのフックが壊れているので空きっ放しになっていて終日ガタガタひどい音がしていた。こうやってゴール出来てうれしい。クルマの最初に走り始めた時からのサスペンション・トラブルを引きずっていてあまり良いタイムが出せなかったが、日々その調整も良くなってきている。まだ先は長いが、トップ争いに加わることはないだろう。今、総合7位、多くの競技者がこの順位を狙って私を引きずりおろしにかかってくるだろう。»

303 –ジニエリ・ド・ヴィリエ  (SS4位)
舞い上がるフェシュフェッシュでまったく見えなかった

« SS最初はうまくいったが、ブレーキの故障で、70kmをフロント・ブレーキだけで走らなければならなかった。ナセル(アルアティヤ)がパンクでストップしていたので、そこで3分挽回できた。SS後半も好調に走っていた。そこへヘリコプターが路面近くまで降りてきて、フェシュフェッシュを舞い上げ、何も見えなくなってしまった。がそこでストップしたくなかったので、200mを見えないまま走った。そして石にぶつかってパンク。ナセルが追い越していった。»

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