2015/1/10  第7ステージ :イキケ–ウユニ
モト&クワッド  休息日
オート     :リエゾン:392km  スペシャルステージ:321km   リエゾン : 4km
カミヨン    :リエゾン:101km  スペシャルステージ:335km  

本日のコース

モト&クワッド部門は休息日

そして、オート部門はチリのイキケ→ボリビアのウユニへ向かい、カミヨン部門はビバークの東側の山麓部を回ってイキケのビバークの南東約60㎞に設けられたマラソン・ビバークに入るという別々のコース。
マラソン・ステージのビバークには競技者のみ入れるので、チームのメカニック・サポートが受けられない、人にもクルマにも難しい、ダカール・ラリーの山場となるコースで、今日はその2日間のマラソン・ステージの1日目。

オート部門は、朝5時にイキケのビバークをスタートした後、僅か200kmで標高3500mに達するという山登りのリエゾンでSSスタート地点に向かう。その後、SSは標高3700m地点をスタート、時に標高4000m近い所までの山岳の中を登ったり下りたりしながら、ウユニ湖のビバークと続く。コースは多くの分岐があり、的確なナビゲーションが求められる一方、高地でのパフォーマンスが勝負を分けることになろう。
一方カミヨン部門は101km北東に移動後、SSの大部分が昨日のSSを反対の方向に向かって走るコースで、ゴール手前は40kmほどの砂丘。

テラノヴァSSを制し、ド・ヴィリエタイムを縮める

総合ではトップと離れていながら、テラノヴァがイキケからウユニ湖に向かう山岳コースで猛アタックを掛け、今大会3度目のステージ優勝を果たした。一方、総合順位でトップのアルアティヤを追うド・ヴィリエは、今日のSSで3分ものタイムを縮めた。

オーランド・テラノヴァにとっては何とも今大会の4つ目のステージが悔やまれる。地元アルゼンチンでブエノス・アイレスの1日目SS優勝と華々しいスタートを切ったにもかかわらず、4日目のステージの72km地点でメカ・トラブル、トップと6時間半近いタイム差でゴールし、優勝争奪戦から離脱してしまったのだった。テラノヴァは地元だけでなく、ここ隣の国チリでもその才能ぶりを発揮、3度目のSSを制した。TOYOTA ハイラックスのヤジード・アラルヒに2’20”の差だった。そして、SS3位もチームメイトのベルンハルト・テンブリンケ。SS4位のクシシュトフ・ホロウィッツ(MINI)と共にトップとの差3分以内にゴールした。総合順位も上げ、アラルヒ総合3位、ホロウィッツ4位、テンブリンケ5位となった。

一方、ジニエリ・ド・ヴィリエにとってもSSをトップと6’50”の差で6位のゴール、嬉しい一日になった。これで総合トップのナセル・アルアティヤに3分ものタイムを縮めることができたのだ。今朝最初にスタートしたナセル・アルアティヤのMINIは高所病にかかったのか、途中何度かストップしていた。

SS序盤で驚くようなスピードを見せたステファン・ペテランセルはトップとの差、10分あまりでSS8位、後続のロビー・ゴードンとわずか5秒差だった。

カミヨン部門では、アレス・ロプライス(MAN)が今大会初めてのステージ優勝。最初から猛烈に飛ばし、SS2位のジェラルド・デ・ローイ(IVECO)に5分あまりの差をつけてゴールした。結果、アレス・ロプライスは総合順位も大きく上昇、5位につけた。

昨日まで総合トップ、今朝の第1走者のエドワルド・ニコラエフ(KAMAZ)はCP4-CP5の間でトラブル、なんと1時間以上ものタイムを失ってしまった。総合順位は4位に後退した。チームメイトのアイラット・マルデーブ、アンドレイ・カルギノフがそれぞれ総合1位、2位に上がった。

映像 ⇒ http://www.dailymotion.com/video/145211466

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