2015/1/8  第5ステージ :コピアポ* - アントファガスタ
リエゾン:174km  スペシャルステージ:458km  リエゾン:65km

モト部門

004 – ジョルディ・ビジャドムス   (SS11位)
大きなミスをしてしまった

« 私には長くてハードなステージだった。SSの30kmでミスしてしまった。時折非常にスピードを出しやすい所があり、そこでスピードを出し過ぎていて、ナビゲーションに集中していなかった。ミスコースして、途中引き返した。もちろんタイムを失った。この5日間で一番大きなミスだった。だが、ダカール・ラリーはまだこの先長い。自分のリズムをキープしていくつもりだ。»

001 – マルク・コマ  (SS優勝)
毎日アタックする

«フェシュフェッシュや隠れて見えない岩などがあって、非常に長くてハードなステージだった。SSを出て30kmあまりで前を走るバイク(ホアンに)追い付いた。残りの430kmを私がトップを引いた。リスクを負わないよう、しかし十分なスピードで走った。彼との順位を覆すのは難しいが、この調子でアタックしていく。まだこの先長いし、マラソン・ステージが2つもあるので、何が起こるかわからない。だから毎日アタックする。ホアンはとても良いレースをしているのは間違いない。しかし彼の経験を持ってしては当然のことだ。»

014 – アラン・デュクロ  (SS9位)
最悪!

« 今日のステージは私への罰だ。最悪!腕がヘロヘロでハンドルを良く握れない、これ以上無理だと思った。最初から最後まで気力だけで走った。広い空間で、思いっきりスピードを出せたはずなのに・・。バイクのサスペンションは調子よく動いていたのに、腕、尻、背中が痛くてまったく使い物にならなかった。ゴールできた、それだけで嬉しい。このステージでトラブルがあるかもしれないと予想していたが、ミスコースもしなかったのが何よりだ。まだ、あまりたくさんゴールしていないようだし・・・。»

002 –ホアン・バレダ   (SS2位)
集中しなければならない

« このところのステージはハードで難しいステージが続いている。そして、総合タイムを意識して、マルク・コマが勢いを増してきている。そしてSSは簡単じゃない。本当に難しいSSなんだ。転倒しないよう集中し続けなければならない。バイクが登りでパワーが上がらないのでストップした。その分タイムに響いてくるだろう。インジェクション・システムを見てもらう必要がありそうだ。総合タイムで10分のアドバンスは、何かあったらすぐひっくり返されてしまうので、たいしたことではない。まだレースは先が長い。明日はマルクの後のスタートで、彼はまたアタックをかけてくるだろう。また、厳しい1日になりそうだ・・・・。»

031 -パブロ・キンタニーヤ  (SS3位)
最終ゴールの成績の事は考えていない

« コースはテクニカルで、ハイ・スピード、非常に難しかった。SSの前半、全力を注いで走った。給油ポイントに着いてマルク・コマやホアン・バレダ のすぐそばで給油した。その後疲れたので、スピードを落とした。このところの寝不足と疲れがたまってきていていた。本当に疲れたと思った。
ゴール近くなって飲料水が無くなってしまい、のどはカラカラ、脱水症状になって気分が悪くなった。もうレースを止めて休みたいと思った。チリにいたのがよかったのだろうね、走る先々で応援を受けた。アルゼンチン以上にここのコースを良く知っている。地の利のアドバンテージを生かして、アタックにかかった。
マラソン・ステージは決定的なものになるだろう。ライダーもバイクも対策しておかなければならない。そこでは修理するのは難しいので、慎重に配分して走るつもりだ。今のところ、最終ゴールの成績の事は考えていない。ひとつ、ひとつと毎日のステージをこなしているだけだ。思っていた以上に順位は良い。まだ先は長い。ブエノス・アイレスのゴールでできるだけ良いポジションに着けるよう110%出して走る。»

クワッド部門

250 -イグナシオ・カザレ  (SS2位)
« Il y aura des jours meilleurs »

«ハードなSSだった。想像していたとおりだった。石やフェシュフェッシュがいっぱいあった。非常にバイクをダメージしやすいコースだった。クワッド部門はトップ・ライダー同士の争いが激しい。4,5人のライダーがほとんどわずかなタイム差だ。前大会では2つのマラソン・ステーじで非常に良い走りができた。ここまではすべて調子よく進んできたが、この先はこのまま続くのかどうか・・・・。»

オート部門

325 – ヤジード・アラルヒ  (SS2位)
来年は、言い訳無しに優勝

« 非常に良いタイムでゴールできた。SS途中でジニエリ(ド・ヴィリエ)を追い越し、その後パンクしていたナニ(ローマ)も追い越した。多分SSで優勝かもしれない。ダカール・ラリーに出場するのは初めてで、まったく経験が無いが、なんとか舞い上がる砂埃の中を脱け出て、名だたるパイロット達と互角に戦っている。
最初のステージで良い成績を取ることが出来た。その後、少しずつアタックできるようになった。この後もっと良い走りができて、ダカール・ラリーで勝つこともできるかもしれない。もちろん、リスクを負いたくないので、今年のことではない。
まだたくさんのステージが残っているので、全力を尽くして走る。理想的にはポディウムに登ることだ。しかし来年は、言い訳無しに優勝を目指して来たい。公式の私の目標はトップ10入りすることだが、個人的な目標はトップ5に入ることだ。ジニエリ・ド・ヴィリエに次いで2番目のポジションになるつもりだ。»

301 – ナセル・アルアティヤ   (SS4位)
SS優勝していないと良い

« SSの間ずーっとスローパンクで、ゴールまで数10kmというところでタイヤを交換した。今日のSSはフェシュフェッシュが多く難しかった。ゴールで来て嬉しい。1’35”でタイヤを交換した。すごく早く交換できた。このタイヤ交換の間に追い越されると思っていたが、誰もパスしていかなかった。我々がSS優勝でないと良いのだが。明日、コースをオープンして走りたくないのでね。我々の戦略は、ダカール・ラリー優勝の為にスタートすることなんだ。今のところ全て順調なので、このまま続いて欲しい。»

302 – ステファン・ペテランセル  (SS5位)
あまり良い調整ができていなかった

«苦難のステージだった。というのは2度もスローパンクしたから。サスペンションが少し柔らかすぎて、あまり良い調整ができていなかったので、微妙に走り方を調整しなければならなかった。こうした路面でテストをしたことが無かった。
チームの者は皆、このクルマを作り上げるのに捧げてきて、絶対にあきらめたくない。皆、車がどんなものか見せてやりたいという同じ思いでいたので、絶対ゴールできるような車にしろとは言えなかった。いつか、本当に絶好調で、車が完璧に調整され、SSで優勝する為に思いっきりアタックできる車に乗ってスタートしたいものだ。だが、舗道に残されてしまうような大きなメカ・トラブルはごめんだが。»

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ (SS6位)
トップ集団のバトルの中

« 1回パンクした。ストップして交換しなければならなかった。この岩だらけのコースの中を走るのは本当にハードだった。他のクルマが難なく走っているのが不思議だった。彼らの腕前はすごい。でも、特にひどい1日でもなかった。相変わらずトップ集団のバトルの中にいられる。言い換えれば、まだ勝てるチャンスがあるということだ。最終ゴールまでまだ先は長いので、総合優勝のことはまだ考えられない。1日1日をクリアしている。»

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