1月4日  第1ステージ : ブエノス・アイレス – ヴィージャ・カルロス・パス
リエゾン:144km  スペシャルステージ:175km  リエゾン:519km  

本日のコース :
ダカール・ラリー最初のステージはアルゼンチンの田舎を走り抜けるコースとなる。全体にあまり難しくない高速コース。だが高速の中、多くの急カーブがあり、ドライバーの腕が試され、ダカール・ラリー最初のSSで力まないことが肝要だろう。そしてSS(競技区間)の後には、ビバークまで長いリエゾンとなる。

ローマ 大きな損失, 光るサンダーランド
オート部門タイトル保持者、今大会の優勝有力候補ナニ・ローマが大会最初のSSでメカトラブルのぎせいになった。ビバークに到着したものの、MINIでの優勝はライバルに譲らなければならない結果となった。モト部門では、サム・サンダーランドが最初のSS優勝旗をKTMにもたらした。

2015年大会最初のステージは合計406台、(モト161台、クワッド45台、オート137台、カミヨン63台)がスタートした。

オート部門、タイトル保持者ナニ・ローマのMINI がなんと、SSに入って3kmほどの所でオイルの警告ランプが点滅、10kmあまりの所でストップした。チームメイトのカミヨンを待って修理し、牽引されてゴールに到着、トップとの差、6h26だった。

MINIチームメイトのナセル・アルアティヤはステージ最初からその意欲を示し、第1SSをトップでゴールした。だが、コントロール地点でオーバースピードとの理由で、2分のペナルティを貸され、総合順位は7位に終わった。同じくMINIの地元アルゼンチン人、オーランド・テラノヴァは、一時9位に落ちながらも途中盛り返し、チームX-Raidの他のメンバーを押さえて、優勝旗をもたらした。

第1SSの常連優勝者ロビー・ゴードン、本日もトップとの差42秒で総合2位につけた。Toyotaのジニエリ・ド・ヴィリエも3位でゴール、幸先良い結果だった。期待のプジョー、カルロス・サインツが8位、ステファン・ペテランセルは10位、そして、今大会モト部門からオート部門に移籍したシリル・デプレは、トップとの差10分あまりのゴール、33位。

一方モト部門、過去2度の大会で不運な結果にあったサム・サンダーランドだが、2014大会では2度のSS優勝というその才覚を既に見せていた。そして、今大会最初のSSで、スピードコースを難なくクリア、KTMに優勝旗をもたらした。チームメイトであり、ライバルのマルク・コマに1分以上の差をつけてのゴールだった。

2013年ワールドチャンピョンのポルトガル人、パウロ・ゴンサルヴェスは前大会の第5ステージで愛車HONDAが燃えるのを涙で見守った。今大会初のSSは、サム・サンダーランドに5秒差で2位のゴールだった。

3位がスペイン人マルク・コマ、4位はHONDAのホアン・バレダ、5位にマリと仏人の混血、アラン・デュクロ(Sherco)がつけた。モトクロスからやってきたルーキー、マチアス・ウォークナーは8位と素晴らしい成績。

クワッド部門では、最初のスピード・ステージ、チリのイグナシオ・カザレが制した。そしてわずか1分あまりの差で、昨年優勝のポーランド人、ラファウ・サノクが2位、ウルグアイのセルヒオ・ラフエンテがサノクに遅れること20秒あまりで3位になった。大会2度目の参加のアルメイダ・ポワンテがなんと4位でゴール、カタール人モハメッド・アブイッサが5位でのゴール。

カミヨン部門では、KAMAZチームの圧勝の予想に反して、本日のスピード・ステージはオランダ人ハンス・スティシー(IVECO)とマルセル・ファンフリート(MAN)が1,2でゴールした。そして、3位はわずか47秒差でMANのアレス・ロプライス。

映像 ⇒ Stage1 http://www.dailymotion.com/video/x2e0is7_stage-1-car-bike-stage-summary-buenos-aires-villa-carlos-paz_auto

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