1月7日 (土)  第7ステージ  コピアポ→コピアポ
リエゾン : 154㎞
SS : 444㎞

モト
001 – マルク・コーマ :ダカール・ラリーの戦略はわかっている

休息日前のコースはいつも難しいことは知っていたが、今日のステージは本当に難しかった。ものすごく暑い上、砂はふかふかに柔らかい。でも、しっかりスピードを出して走れたし、アタックできた。シリルと2分縮めたが、もちろんこれで充分ではない。でも、戦略はわかっている。今日僕が2分とったら、明日はシリルが2分取り返す、というのだろう。ルートが1本しかない所で、順番を交代するのは難しい。でも、休息日前に総合2位にいるのは、上手く行っているってことだ。だから今のところ、僕たちにとって良いレースってことだ。

002 – シリル・デプレ:今日は少し怠けちゃった
今日はマルクがkm200=CP2からトップをひいて走ったので、少し怠けちゃった。でもそれもレースだと思うんだ。だから彼にありがとうって言うよ。2分の戦略(今日コーマが2分、明日はデプレが2分とるという戦略)は相変わらず続けているよ。今日はその為、今手がしびれている。でも、今日のステージはきれいなデューンで、本当に美しい景色だった。休息日に総合トップでいるって良いね、嬉しいよ。

004 – フランシスコ・ロペス : 今回のダカール・ラリーは今日で終わり  
SSの最初、大きな転倒をしてしまった。それで前から痛かった右膝が一段とひどくなった。SS第2ゾーンのデューンの中では、あまりに痛くて思うようにライディングできなかった。明日どうやってスタートできるか、今まだわからない。運良く明日は休息日で、ビバークに着いたら医者に見てもらう積りだ。でも、今回のダカール・ラリーは今日で終わりだ、もう痛くてだめだ。
007 – パウロ・ゴンサルヴェス :リマまで今日のような走りがしたい
良い一日だった。私にとって最高の走りができたので、とても嬉しい。デューンはすごく柔らかくて難しかったが、気持ちよく走れた。ライバルのマルクやシリルとのタイムをかなり縮められた。リマまで今日のように、2週目も同じリズムで走れるよう、明日の休息日はゆっくり休む。

クワッド
252 –マルコス・パトロネッリ : ミスで30km失った
今日のSSはものすごく長かった。km230でコースをミスし、間違った方向に行ってしまい、大きくタイム・ロスした。このミスで30km失った。その後は繰り返しミスをしないよう、ゆっくり走った。

250 – アレヒャンドロ・パトロネッリ : まだ先が長い
とても美しい景色の、スピードコースだった。Km200からはナビゲーションもたくさんあった。SSはとても楽しかった。モト部門の30番目に到着した。すごいだろ。総合順位はあまり重要ではないんだ。まだこの先長い。今日の成績は良いが、これで確定したわけでもなんでもない。マルコスの今日の結果をみてごらんよ。1時間以上もタイム・ロスしている。俺を待ってろって言ったのに、彼は頑固なんだ・・・。

オート
300 – ナセル・アルアティヤ :目標は毎日8分
今日は、クルマが完璧に作動し、SSの最初から最後までアタックした。少しリスクはあったが。我々の目標は毎日7,8分づつタイムを縮めること。今日はそれをきっちりこなした。月曜日から毎日それを繰り返す積り、できればそれ以上も。ダカール・ラリーで優勝するには、それ以外ない。

302 – ステファン・ペテランセル : 少し苦労した
デューンがもっと硬いことを期待していた。しかも、ゴール手前はキャメル・グラスと入り混じっていた。あと少しでスタックしそうだった。一時、ロビー・ゴードンがパンク・ストップしていたので、追い越した。でもその後間もなく追い付いて、鉄砲玉のように追い越して行った。追い付こうとしたが、できなかった。大きなサスペンションなので、路面の穴を易々と越えてしまう。我々が同じスピードで走ったら、穴に足をとられてフロントから転倒してしまう。今日は、この壮大なデューンのコーナーで少し苦労した。

オート
303 – ロビー・ゴードン : Hummerにとって最高の日
Hummerにとって本当にすばらしい1日だ。第1ゾーンのkm25でパンクした。ステファン・ペテランセルが追い越して行ったが、すぐに追い越した。彼とのタイムを何分縮めたかわからないが、我々のクルマがこうした路面をスーパーなスピードで走れることを確認した。このクルマはこうしたタイプのステージの為に作られたのだから。トランスミッションなど、いろいろなパーツを改良し、恐るべきクルマに仕上がった。ナセルが優勝するのは間違いないと思う。OK、まだ他の競技者が私達の上にいるが、この先、私達の順位はもっと良くなる・・・。

カミヨン
502 – ジェラルド・デ・ローイ :すばらしい一日
とても難しいSSだったが、私達にとってはすばらしい1日だった。SSの初めでパンクし、10~12分タイム・ロスした。が、その後、デューンの中でみんなを追い越した。たくさんスタックしていた。ミキ、ロプライス、その他たくさんの4輪車も。他のクルマはスタックしていたが、我々はまったく問題なく走れた。私のカミヨンのノーズはデューンの中でコースが見えにくくハンディキャップになるとみんなに言われていたが、その点でも何の問題もなかった。見たところ、他のカミヨンのほうがもっと大変そうだ。

501 – アレス・ロプライス :まだこの先何があるかわからない
今日は、前に行ったり後ろにきたりの日だった。最初かなりたくさんの競技者を追い越した。その後、パンクして、他の競技者が追い越して行った。それから再び彼らを追い越した。デューンのコーナーに入って、そこでは好調な走りで更に追い越した。今夜の総合タイムは上がっていると思う。しかし忘れてはいけないのは、レースは始まったばかりで、まだ一週間長いレースが待っていることだ。ダカール・ラリーでは私達全員に毎日交互に何かしらトラブルが降りかかる。今日このカミヨンでパンク、明日は違うカミヨン・・・と言うように。リザルトの順位は次々と交代する、こんなものなんだ。昨年は私達が総合2位だった時に、ターボが壊れてリタイアしなければならなかった。不運は誰にでも巡ってくる。この先まだ、何が起こるかわからない・・・。

カミヨン
505 – ハンス・スティシー :ダカール・ラリーはダカール・ラリー
最初のSSでパンクしないよう注意して走った。そのお陰でトップで通過できた。SS第2ゾーンはダカール・ラリーならではの本格的な美しいデューンのコースで、アタックした。あまり速いスピードで走っていたわけではないが、リア・タイヤがパンクした。そこで15分タイム・ロスし、その後2,3回スタックし、更にタイム・ロスした。しかし、今のところ私達はレースを続けていられる上、カミヨンが絶好調、そしてチームはとても良いので、かなり安心している。しかし、ダカール・ラリーはダカール・ラリーなので、まだ、この先何が起こるかわからない・・・。

EN – Interview stage winner – Stage 7 (Copiapo – Copiapo) – 2012/01/07

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