1月5日 (木)  第5ステージ  チレシト→フィアンバラ
モト&クワッド          オート&カミヨン
リエゾン : 151 ㎞       リエゾン : 246 ㎞
SS : 265 ㎞           SS :  177 ㎞

モト
002 – シリル・デプレ : 常に同じ精神状態をキープしなければならない

他のライダーと激しい争いになるかと思っていたが、それほどでもなかった。今のところ、(コーマと)ほんの少ししかタイム差がない。僅か数分差だ。今日は彼の後ろをスタートしたので、俺にとっては少し楽だった。明日は多分その反対だ。俺は今少しアドバンテージをとっているので、居心地良いクッションだ。だが彼はあっという間に視界から見えなくなるほど速い。俺は常に同じ精神状態で、同じ集中をキープしなければならない。

001 – マルク・コーマ:これまでと違うアタカマのコースが始まる
今日の魔のフィアンバラのSSはハードで難しかった。コースが少し短縮された。体調は良いが、僕は距離が長ければ長いほど、困難が増し、より多くの災難が降りかかる。今日は小さいミスをし、スタックもした。でも、こうしてゴールし、優勝目指してレースを続けられる。ここからこれまでと違うアタカマのコースだ。どうなるか楽しみだ。

003 – エルダー・ロドリゲス :これからアタックする
今回のダカール・ラリーは非常に難しかった。少し疲れた。でも、みんな僕と同じなんだ。バイクが、次々とトラブルがあって、僕の思うようにうまく行かない。でも、今日もゴールできた。ケガもしていない。総合3位だ。絶好調で、その気になればアタックできる。ここからコースが変わるのでアタックしていく。トップの2人とサイド・バイ・サイドのバトルをしてみたいんだ。

クワッド
252 -マルコス・パトロネッリ: チリのコースがすごく難しい

今はまだ優勝は考えていない。チリのコースがすごく難しいのを知っている。だから今日、ゴールすることだけを考える。今日走り終わったら翌日のコースだけを考える。毎日がそれだ。
 
 

オート
302 – ステファン・ペテランセル : クルマを壊さないようセーブして走った

クルマを壊さないようセーブして走り、ミス・コースもしなかった。今日はコース・オープン役だったので、ミス・コースしないよう、各デューンの手前でスピード・ダウンしてでも、正しいコースをロード・ブックと確認しながら走った。どっちに行くか迷ってぐるぐる回ることもなかった。たとえSSで優勝できないとしても、今日の出来には非常に満足だ(このインタビューはまだ全競技者のリザルトが正式発表になっていない段階)。
ワジ(涸川)が雨のせいで水かさが増し、コースがショートカットされた。我々が通過した時既に、この泥のコーナーは水が多くて通れなかったので、主催者の処置は良かったと思う。

303 – ロビー・ゴードン : これからまだレースは先が長い
最初から最後まで大きなミスもせずにアタックした。途中のCPでベスト・タイムを出したが、我々のリザルトにあまり関係しないほどのタイム。クルマはパーフェクトに作動している。クリストフ・ホロヴィッツと対等なバトルができたことに少し驚いた。それは、彼が素晴らしい走りをしているということなのだろう。今日はステファン・ペテランセルに3分追い付いたのでとても良かった。これからまだレースは先が長い。

304 – クリストフ・ホロヴィッツ : SSは比較的、簡単だった
SSは比較的簡単だった。昨夜雨が降ったらしく、砂が絞まって走りやすく、真剣にアタックできた。デューンの中に時々、ふかふかの窪みがあるからデューンを登る時は、アクセル一杯にして登らなければならなかった。ジニエリ(ド・ヴィリエ)がスタックしている側を通り過ぎた。全体的に罠は多かったが、ドライビングするにはおもしろいSSだった。今日はまた、サスペンションの調整を変えたので、クルマはデューンをジャンプながら走っていた。

301 – ジニエリ・ド・ヴィリエ: これがフィアンバラだ
二つ目のデューンまでは、全て順調だった。デューンの向こうに、巨大なデューンが見えるまでは。もう少しで越えられそうだったが、すごく柔らかい砂のくぼ地に入り込んでスタックしてしまい、そこでかなりのタイムをロスしてしまった。これがフィアンバラだ。こんなものさ。クルマがパーフェクトな状態でゴールできたので何よりだ、肝心なのはこのSSをゴールできたことだ。
 
 

300 – ナセル・アルアティヤ : 本当にがっかりだ
スペアタイヤのロープが緩んで、タイヤが引きちぎられてしまった。エンジンがオーバーヒートしてしまい、ストップして修理し、タンクの水が溜まるのを長時間待たなければならなかった。他にどうしようもなかった。それまで、私達は超快調に走っていた。マキシマムにアタックしていて、トップ・タイムでSSを走っていた。今日の目標は10分タイムを縮めることだった。このトラブルに遭うまでは、どんどんタイムを縮めていた。だから、本当にがっかりだ。

カミヨン
502 – ジェラルド・デ・ローイ: 今日も私達にとって素晴らしい

今日も私達Ivecoが3台一緒にゴールし、良い一日だった。リザルトが出るまでもう少し待たなければならないが、それにしても、良かった。最初の方のデューンはふかふかに柔らかかったが、我々のカミヨンは問題なくクリアできた。こうして、毎日入れ替わり立ち替わりウチのチームのカミヨンがトップをとっているが、アレス・ロプライスやカマズが激しく追い上げることがないよう戦略を立てている。本来ならカマズは今以上にタイムが良いはずだが、今のところ、レースの神は私達に微笑んでいるようだ。

501 – アレス・ロプライス : ダカール・ラリーらしいSS
昨日のSSは私達にはとても難しかった。ゴールまでの120kmをフロントガラス無しで走らなければならなかったからだ。長い区間浅瀬を渡るのに、本当に大変だった。今日はそれに比べて俄然良かった。本格的なダカール・ラリーらしいSSのコースを、少しでもタイムを縮めるようスピードを出して走った。これは何かというと、2週目が、私達の本来の力を見せられることになるということだ。休息日まではおとなしく他のカミヨンについて走っているが、それからは取るべき戦略に取りかかる。
 
 

500 – エドワルド・ニコラエフ : もうタイム・ロスできない
今日は170kmあまりしかなかった、でも、易しいコースじゃなかった。もうこれ以上タイム・ロスできないし、ミス・コースもできない。今日はだから、たくさんのデューンがある中、コンスタントな走りに徹した。肝心なのは、今、ストップしないことだ。
 
 
 

EN – Interview stage winner – Stage 5 (Chilecito – Fiambala) – 2012/01/05

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