Category : インタビュー

2015/1/9  第6ステージ :アントファガスタ- イキケ
モト&クワッド   :リエゾン:322km  スペシャルステージ:318km  リエゾン:48km  
オート&カミヨン  :リエゾン:322km  スペシャルステージ:277km  リエゾン:48km

モト部門

005 – エルダー・ロドリゲス (SS優勝)
あと1週間アタックできる

« ダカール・ラリーが始まってから体調がすぐれず、2日間はひどく悪かった。そして体調が戻ったものの次の日はメカ・トラブル。今日、ようやく良い走りができてとても満足している。まだこのあと1週間アタックできるので嬉しい。今日のSSで優勝できたら、それはとても嬉しいが、たとえSS2位でもすごく良い。何より、絶好の1日だったのだから。スピードを出して、マルク(コマ)とホアン(バレダ) に追い付くことが出来た。そして、SS最後、さらにアクセルを踏んで走った。»

001 – マルク・コマ  (SS7位)
毎日戦わなければならない

«SSスタート後まもなく転んだ。体もメカニックもなんともなかった。問題だったのは、SSスタートしてから思うような走り方ではなかったということだ。その後は良いリズムを見つけた。
状況はシンプルで、ホアンが彼のアドバンスを管理しているので、私は彼とのタイムを縮めなければならない。時に、今日のようにそれができないこともある。それには毎日戦うことだ。この後休息日だ。マラソン・ステージに向けてバイクを充分修理しなければならない。ブエノス・アイレスのスタート以来、肉体を酷使しているので、休息日はありがたい。»

026 – トビ―・プライス (SS2位)
そんなに良いタイムだなんてうそみたい

« 2位 ? 嬉しいなぁ。優勝にこんなに近づけるなんて思ってもみなかった。ウェイ・ポイントを外しそうになって、Uターンして探したんだ。そして、カップ(方向)を確認するのにストップしたりした。それで、そんなに良いタイムだなんてうそみたいだ。
今日のような美しいコースを、バイクにまたがって終日走れるっていいね。これまで何日かナビゲーションが上手くいかなかったが、最終的には比較的良く走れた。今日はあまりナビゲーションが難しくなかったので、うまくかわすことが出来た。
ミスコースしないよう、方向を決める前にちょっと間を置くようにしているんだ。初めてのダカール・ラリーで、トップ集団の中、このレベルにいられるのは良いことだ。しかし、この先、ミスして最低の日もあるかもしれない。今までのところは楽しんでやっている。到る所に応援してくれる人がいてすばらしい、このレースは大好きだ。»

011 – ルーベン・ファリア (SS8位)
非常に難しいが、まだレースを続けている。

« 難しいステージだった。休息日のゴールまで走って来られてうれしい。それが私の最初の目標だったんだ。2か月前の手術以来、十分回復してリハビリできていたわけではないので、とても疲れた。
非常に難しいが、まだレースを続けている。それが一番だ。鎖骨の具合は良いが、他の部分が消耗しきっている。手も痛い。 »

014 – アラン・デュクロ  (SS12位)
肉体的に強靭でなければならない

« 貴重なタイムをロスしてしまった。でも、(マチアス)ウォークナーが途中ストップしているのを見た。(ジョルディ)ビジャドムスも見かけていないし、まだゴールしていない。つまり、SSの順位は思ったほど悪くないってことだ。みんな、ミスをし始めた。疲れて犯すミスだ。いよいよラリー・レイドになってきたということだ。まさにその時に休息日で、後半の1週間もハードだと言われている。いきなりマラソン・ステージになるし、山岳部の高度なコースもある、だから肉体的に強靭でなければならない。»

クワッド部門

261 – ヘレミアス・ゴンサレス・フェリオリ  (SS4位)
今まで以上にうまく走りたい

« ここまで来られて本当にうれしい。今日のSSはクワッド&モトにとって非常に難しかった。第2、第3ステージでトラブルがあり、タイムを失った。後半の週で挽回できるといいんだが。昨年は、マラソン・ステージでまったくトラブルがなかった。今年も同じように、バイクをいたわってすべてがうまくいくよう走るつもりだ。»

オート部門

300 – ナニ・ローマ  (SS3位)
思い通りの走りができるようになった

«クシシュトフ・ホロウィッツを追い越したので嬉しい。フェシュフェッシュのコーナー全域、彼の砂埃の中を走らなければならなかった。今日は良いタイムが出せた。だから私は良い走りができて満足している。もっとタイムを落としていたと思っていたが、それほどでなかったのも驚きだ。
昨日も調子良かった。ゴール手前で3度もパンクしたこと以外、良い走りができた。しかし重要なのは、速く走れることだ。そして今日もそうできた。今、どこを目標にしたものか難しい。
新しい国、ボリビアをディスカバーするのは楽しみだ。ラリー・レイドにとっても良いことだ。しかし、僅か200kmの間に標高0から4000mまで登れるものなのかね。それはたいへんだろう。しかし、そのマラソン・ステージ、楽しみだ。»

301 – ナセル・アルアティヤ(SS優勝)
汗もかかなかった

«今日は良い仕事ができた。ステージを優勝することが出来てうれしい。砂丘区間でアタックしたが、今日はバギー向けのSSなのでそれ以外の所は慎重に走った。汗もかかなかった。今日は存分に私たちの1日を活用できた。我々の目標もしっかり見えてきて、この後それに集中し続ければよいこともわかった。明日はマラソン・ステージだが、最初の日はボリビアに入るのであまり長くない。明日はコースをオープンするのはそれほど大変ではなさそうだ。2日目のスタートが良くなるようなポジションに着けるよう走るつもりだ。»

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ (SS2位)
彼とのタイムを縮めなければならないところ

« あまり長くはないが、思ったほどたやすいSSではなかった。フェシュフェッシュのコーナーがあり、その後はジャンピング・コース、最後は砂丘で視界が非常に悪い。確かなのは、毎日できるだけのことをするということだ。ナセル・アルアティヤに追い付くのは簡単じゃない。彼は本当にものすごく速いから。彼と37秒差だって?彼とのタイムを縮めなければならないところだが、それでもそのタイム差なら悪くはない。»

2015/1/8  第5ステージ :コピアポ* - アントファガスタ
リエゾン:174km  スペシャルステージ:458km  リエゾン:65km

モト部門

004 – ジョルディ・ビジャドムス   (SS11位)
大きなミスをしてしまった

« 私には長くてハードなステージだった。SSの30kmでミスしてしまった。時折非常にスピードを出しやすい所があり、そこでスピードを出し過ぎていて、ナビゲーションに集中していなかった。ミスコースして、途中引き返した。もちろんタイムを失った。この5日間で一番大きなミスだった。だが、ダカール・ラリーはまだこの先長い。自分のリズムをキープしていくつもりだ。»

001 – マルク・コマ  (SS優勝)
毎日アタックする

«フェシュフェッシュや隠れて見えない岩などがあって、非常に長くてハードなステージだった。SSを出て30kmあまりで前を走るバイク(ホアンに)追い付いた。残りの430kmを私がトップを引いた。リスクを負わないよう、しかし十分なスピードで走った。彼との順位を覆すのは難しいが、この調子でアタックしていく。まだこの先長いし、マラソン・ステージが2つもあるので、何が起こるかわからない。だから毎日アタックする。ホアンはとても良いレースをしているのは間違いない。しかし彼の経験を持ってしては当然のことだ。»

014 – アラン・デュクロ  (SS9位)
最悪!

« 今日のステージは私への罰だ。最悪!腕がヘロヘロでハンドルを良く握れない、これ以上無理だと思った。最初から最後まで気力だけで走った。広い空間で、思いっきりスピードを出せたはずなのに・・。バイクのサスペンションは調子よく動いていたのに、腕、尻、背中が痛くてまったく使い物にならなかった。ゴールできた、それだけで嬉しい。このステージでトラブルがあるかもしれないと予想していたが、ミスコースもしなかったのが何よりだ。まだ、あまりたくさんゴールしていないようだし・・・。»

002 –ホアン・バレダ   (SS2位)
集中しなければならない

« このところのステージはハードで難しいステージが続いている。そして、総合タイムを意識して、マルク・コマが勢いを増してきている。そしてSSは簡単じゃない。本当に難しいSSなんだ。転倒しないよう集中し続けなければならない。バイクが登りでパワーが上がらないのでストップした。その分タイムに響いてくるだろう。インジェクション・システムを見てもらう必要がありそうだ。総合タイムで10分のアドバンスは、何かあったらすぐひっくり返されてしまうので、たいしたことではない。まだレースは先が長い。明日はマルクの後のスタートで、彼はまたアタックをかけてくるだろう。また、厳しい1日になりそうだ・・・・。»

031 -パブロ・キンタニーヤ  (SS3位)
最終ゴールの成績の事は考えていない

« コースはテクニカルで、ハイ・スピード、非常に難しかった。SSの前半、全力を注いで走った。給油ポイントに着いてマルク・コマやホアン・バレダ のすぐそばで給油した。その後疲れたので、スピードを落とした。このところの寝不足と疲れがたまってきていていた。本当に疲れたと思った。
ゴール近くなって飲料水が無くなってしまい、のどはカラカラ、脱水症状になって気分が悪くなった。もうレースを止めて休みたいと思った。チリにいたのがよかったのだろうね、走る先々で応援を受けた。アルゼンチン以上にここのコースを良く知っている。地の利のアドバンテージを生かして、アタックにかかった。
マラソン・ステージは決定的なものになるだろう。ライダーもバイクも対策しておかなければならない。そこでは修理するのは難しいので、慎重に配分して走るつもりだ。今のところ、最終ゴールの成績の事は考えていない。ひとつ、ひとつと毎日のステージをこなしているだけだ。思っていた以上に順位は良い。まだ先は長い。ブエノス・アイレスのゴールでできるだけ良いポジションに着けるよう110%出して走る。»

クワッド部門

250 -イグナシオ・カザレ  (SS2位)
« Il y aura des jours meilleurs »

«ハードなSSだった。想像していたとおりだった。石やフェシュフェッシュがいっぱいあった。非常にバイクをダメージしやすいコースだった。クワッド部門はトップ・ライダー同士の争いが激しい。4,5人のライダーがほとんどわずかなタイム差だ。前大会では2つのマラソン・ステーじで非常に良い走りができた。ここまではすべて調子よく進んできたが、この先はこのまま続くのかどうか・・・・。»

オート部門

325 – ヤジード・アラルヒ  (SS2位)
来年は、言い訳無しに優勝

« 非常に良いタイムでゴールできた。SS途中でジニエリ(ド・ヴィリエ)を追い越し、その後パンクしていたナニ(ローマ)も追い越した。多分SSで優勝かもしれない。ダカール・ラリーに出場するのは初めてで、まったく経験が無いが、なんとか舞い上がる砂埃の中を脱け出て、名だたるパイロット達と互角に戦っている。
最初のステージで良い成績を取ることが出来た。その後、少しずつアタックできるようになった。この後もっと良い走りができて、ダカール・ラリーで勝つこともできるかもしれない。もちろん、リスクを負いたくないので、今年のことではない。
まだたくさんのステージが残っているので、全力を尽くして走る。理想的にはポディウムに登ることだ。しかし来年は、言い訳無しに優勝を目指して来たい。公式の私の目標はトップ10入りすることだが、個人的な目標はトップ5に入ることだ。ジニエリ・ド・ヴィリエに次いで2番目のポジションになるつもりだ。»

301 – ナセル・アルアティヤ   (SS4位)
SS優勝していないと良い

« SSの間ずーっとスローパンクで、ゴールまで数10kmというところでタイヤを交換した。今日のSSはフェシュフェッシュが多く難しかった。ゴールで来て嬉しい。1’35”でタイヤを交換した。すごく早く交換できた。このタイヤ交換の間に追い越されると思っていたが、誰もパスしていかなかった。我々がSS優勝でないと良いのだが。明日、コースをオープンして走りたくないのでね。我々の戦略は、ダカール・ラリー優勝の為にスタートすることなんだ。今のところ全て順調なので、このまま続いて欲しい。»

302 – ステファン・ペテランセル  (SS5位)
あまり良い調整ができていなかった

«苦難のステージだった。というのは2度もスローパンクしたから。サスペンションが少し柔らかすぎて、あまり良い調整ができていなかったので、微妙に走り方を調整しなければならなかった。こうした路面でテストをしたことが無かった。
チームの者は皆、このクルマを作り上げるのに捧げてきて、絶対にあきらめたくない。皆、車がどんなものか見せてやりたいという同じ思いでいたので、絶対ゴールできるような車にしろとは言えなかった。いつか、本当に絶好調で、車が完璧に調整され、SSで優勝する為に思いっきりアタックできる車に乗ってスタートしたいものだ。だが、舗道に残されてしまうような大きなメカ・トラブルはごめんだが。»

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ (SS6位)
トップ集団のバトルの中

« 1回パンクした。ストップして交換しなければならなかった。この岩だらけのコースの中を走るのは本当にハードだった。他のクルマが難なく走っているのが不思議だった。彼らの腕前はすごい。でも、特にひどい1日でもなかった。相変わらずトップ集団のバトルの中にいられる。言い換えれば、まだ勝てるチャンスがあるということだ。最終ゴールまでまだ先は長いので、総合優勝のことはまだ考えられない。1日1日をクリアしている。»

2015/1/7  第4ステージ :チレシト- コピアポ
モト&クワッド,オート :リエゾン:594km  スペシャルステージ:315km    
カミヨン  :リエゾン:594km  スペシャルステージ:174km

モト部門

001 –マルク・コマ(SS2位)
SS最後まで私がコースをオープンして走った

« ナビがたくさんあって非常に難しいSSだった。今朝は2番目のスタートだった。総合タイムで、絶対にミスできないとわかっていた。全速力で走った。そして、追い越し、コースをオープンして走った。SS最後まで結局私がコースをオープンして走った。
SSの初盤はかなりハードだった。マチアスはSSの初めでミスコースして見えなくなった。SS終盤は砂丘の中、ナビゲーション、カップ変更がかなりたくさんある難しいコースだった。私は砂丘の中のこんな時こそ自信を持って走れるんだ。他のライダーがミスしたりトラぶるよう挑発し、このペースでこれからも続けるつもりだ。»

014 – アラン・デュクロ  (SS7位)
トップグループにプレッシャーをかけ続けてやる

«昨年と同じコースだね。この地域はよく知っている。SS初盤はスピードコースで、私にとってあまり有利ではなかったが、追いついて来たのはルーベン(ファリア)だけだった。100kmあまりの砂丘をいっしょにアタックした。その砂丘のコースをオープンして走ったのは私だ。トップ集団はバレダ とコマ以外は、全員迷っていた。我々も迷わなかった。だから他のライダーらを再び追い越した。
ゴールまであと8kmと言うところで、右により過ぎて、コースミスをしてしまったのは残念だった。それで他の皆に追い付かれてしまった。しかし、大したことではない。今日は良い仕事ができた。
疲れていないし、非常に気分が良い、バイクも絶好調だ。
しかしトップ10のグループはスーパーに速い。わずか5分の中に5,6人ものライダーがひしめき合っている。だから、トップグループにプレッシャーをかけ続けてやると、いつかそれから解放されたい瞬間がくるものさ。
それにしても、バレダ とコマは、トップグループの他のライダーと別格だ。彼らはミスをしない・・・。本当にすごい!でも彼らも人間だから、絶対ミスをしないなんてことはない。コマは既にいくつかミスしたが、バレダ はまったくその話を聞いていない。»

002 – ホアン・バレダ   SS優勝
良いレース・コントロールできた

« 今日のSSの結果に非常に満足している。SS初盤は非常にスピードの出るルートだったが、全然楽ではなかった。そこでマルク(コマ)が私を追い越した。彼にはとても追いつけなかった。だから、モチベーションを高く持って、集中して走った。ゴールまで100kmというあたりで、彼に追い付き、その後は良いリズムで走れた。ゴール手前の砂丘ステージはナビゲーションが非常に難しく、マルクといっしょに走った。結果、戦略は良かったのだと思う。良いレース・コントロールができた。この後のレースもかなりハードに違いない。まだ先は長いし、難しい状況の時もあるに違いない。マルクを上手にコントロールすることがカギだ»

クワッド部門

251 – ラファウ・サノク (SS優勝)
SSをゴールできたので嬉しい

« 飲料水用バックが空のまま100kmも走った。しかし、アタカマ砂漠をパンク無しで通過できたのは初めてだ。びっくりした。私は縁起を担ぐたちなので、まだリザルトを見ていない。しかし結果はどうであれ、SSをゴールできたので嬉しい。毎日がライディングの練習だ。チリに入って、とてもエンジョイしている。チリにはラリーに出なくても来たい。»

オート部門

301 – ナセル・アルアティヤ (SS優勝)
ライバルはド・ヴィリエ

«我々にとって良い1日だった。ゴール手前の砂丘の中で、少し真剣にアタックした。本当のライバルはジニエリ・ド・ヴィリエだ。いつもコンスタントにトップグループにいる。だから彼との3分のタイム差は良い結果だった。時々アタックしながらこの調子で続けるつもりだ。昨日は比較的リラックスして走ったが、今日は少しアタック。明日はだから少しおとなしく走れる。»

302 – ステファン・ペテランセル    (SS5位)
愚かなことは止めておくべきだ

« フロントな大きなショックを与えてしまったぁ。ボンネットのジョイント部が外れたかと思ったが、もっと大きなダメージのようだ。ダメージを受けたのはフロント・シャシー全部らしい。2,3メートルくらい大きなジャンプをして、車のノーズから落ちて着地した。コース取りのミスによるもので、カーブを曲がるのに数メートル稼ごうとしたところ、障害物が正面に現れ、ジャンプするしか方法がなかった。でもまぁ、レースを続けられるのだからそれだけでもよかった。ナニ・ローマを追い越し調子よくスピードに乗って走っていたところだった。そしてここから40kmのところでパンクした。本来なら、今日のコースはもう少し我々にとって面白くなるはずだった。それでも愚かなことは2日目にしたので、止めておくべきだったが今日またやってしまった。今日のは大きなジャンプ。何とか助かった»

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ (SS3位)
砂丘でもアタックした

« SS初盤はあまり難しくなかった。が我々は最初から最後までアタックした。砂丘の部分でもアタックしようとしたので、非常に集中して走らなければならなかった。岩場の部分では、パンクすると大きくタイム・ロスするので、できるだけリスクを負わないように走った。チリでは我々にとって有利なのだが、今日のは非常にハードだった。今のところ全てうまくいっている。この感じのまま続けたい»

325- ヤジード・アラルヒ  (SS4位)
もう少しアタックできたかもしれない

« 今日はパンクを1回したが、でもいいリズムで走れて、非常に気分が良い。パンクした時にカルロス(サインツ)に追い越され、なかなか彼に追い付けなかった。しかし、ゴールでき、良い結果が出せたので満足だ。もう少しアタックできたかもしれないと思うが、最初のダカール・ラリーなのでミスはできない。ぼちぼち走るよ。»

300 – ナニ・ローマ  (SS2位)
少しずつ走りのリズムを取り戻してきている

« 良いSSができた。オーリー(テラノヴァ)がトラぶって路上でストップしていた。その後は快調に走った。少しずつ走りのリズムを取り戻してきている。運転することが楽しくなってきている。明日のようなステージにとって、それはポジティブだ。ラリーはまだ先が長いので、この調子で続けなくてはならない。ラリー1日目にあったような経験をしてしまうと、モラルをキープするのが難しいものなので、本当にレースを楽しむようにしないとならないんだ。そして、今日はオーリーが大きく後退したとしても、我々はチームのクルマも助けなければならない。何より大事なのは、まだ我々がレースを続けることができているってことだ。»

2015/1/6  第3ステージ :サン・ホアン- チレシト
モト&クワッド   :リエゾン:282km  スペシャルステージ:284km  リエゾン:232km  
オート&カミヨン  :リエゾン:26km  スペシャルステージ:220km  リエゾン:155km

モト部門

002 – ホアン・バレダ (SS優勝)
テクニカルでリスキーなSS

«非常にテクニカルなSSで、水かさがましたリオをたくさん越えなければならない最終部分は特に難しかった。難しい部分ではしっかり集中して走り、常に良い選択をすることが出来た。チームとしても全体に良い結果を出し、レースをコントロールしている。しかしこの先まだ長い上、チリではフェシュフェッシュや岩場のコースなど難しいことで有名だ。»

011 – ルーベン・ファリア (SS7位)
そうた易くはなかった

« 比較的短いSSだったが、そうた易くはなかった。特にラスト30kmは川や岩場があってたいへんだった。今のところ順調なので嬉しい。今は良い順位だが、これから先毎日何が起こるかわからない。»

026 – トビー・プライス(SS4位)
私のスピードも良すぎるくらいだ。

« 順調だが、毎日ナビゲーション・ミスで苦労している。ロード・ブックを見ながら、正しいカップ(方向)を見つけるのが難しい。分岐点にぶつかる度に、それが正しいととしてもちょっと不安になってしまう。今のところ、ナビゲーションはそれほど難しくないし、私のスピードも良すぎるくらいだ。何より大事なのはしっかりバイクの上に乗って、日々のゴールに到着することだ。速いライダーたちの中にあってこんな良い成績になるとは思ってもみなかった。正確に走れる自信はあったが、何より毎日ナビが上手くいっているので、この成績なのだろう。
今日のSSの初盤はかなりスピードが出せるコースで好きなタイプだった。その後は、ナビ・コースなので、一人だと絶対ミスすると解っていたので少しスピードを落とさなければならなかった。でも、そこではみんなミスコースしていた。その後はうまくいった。»

014 -アラン・デュクロ (SS6位)
イメージ通りの良い調子で走っている

« 今日は、明日良いスタートがきれるよう成績を出したいと思っていた。昨日は50kmも他のライダーの埃の中を走らなければならなかった。それを今日も引きずっていて、なかなか前に出られなかった。ペドレロが総合順位で10位になってしまったのは残念だ。
肉体的には、今日アンデスのコルディエール峠越えがあったので、明日はつらい日になりそうだ。でも、イメージ通りに、良い調子で走っている。今ここで私の戦略を話すわけにはいかないが、一つ持っている。明日のSSは大きなタイム差ができないので、とくに重要と言うわけではない。しかし、後に続くレースの為に、それなりに良いポジションにつけていた方が良い。»

027 – マチアス・ウォークナー(SS3位)
ゴールできたのはむしろクール

« 今のところ私が勝ったが、他に何人か速いライダーがこの後到着する。いくつかミスはあったが、今日は良い走りが出来たのは確かだ。多くの飛び石もあってリスクも多かった。ゴールできたのはむしろクールだ。ホアン・バレダ より速かったが、彼はコースをオープンしているので私より彼のほうが難しい。初めての本格的なラリーなので、ともかく楽しんで走りたい。その後で結果がどうついてくるかだ。今はともかくできる限りのことをしながら1km、1kmと進むだけ。この先、もっとナビゲーションがあって、本当に難しいステージもあると思う。これまでにやってきた2輪でこんな体験は無かった。»

クワッド部門

255 – セバスチャン・ハルペルン (SS2位)
トップ集団と常に接触していられるよう頑張る

« 今日のSSは100kmくらいまで良いスピードで走り始めた。そこで川の水が数日の雨で増水していた。川を渡るのは非常に難しく、たいへんだった。その後のステージで少しスピードを出して挽回できた。SS2位だそうだが、それが本当なら今日はポジティブな日だったということになる。面白いのは総合タイムでわずか15分の中に4,5人ものライダーがひしめき合っていることだ。それはクワッド部門にとってもライダーにとってもポジティブだ。競技を活気づけてくれる。トップ集団と常に接触していられるよう頑張ろうと思っている。特に2つのマラソンステージで。今回のダカール・ラリーは非常に距離が長い上、チリのステージは人もマシーンも痛めやすいコースだ。

251 – ラファウ・サノク (SS3位)
これまでのところ絶好調

« ラリー始めとしては上出来。今日はナビ・ミスして20kmあまりロスした。それで、2,3分タイムを失った。こんなだからSS優勝できない。
これまでのところ絶好調だ。昨日は究極のハードなコースだった。目の前に立ちはだかる巨大な山を前に、他の同じレベルのライダーがすぐに追いついてくるのでその準備をしなければいけないと思った。»

オート部門

301 – ナセル・アルアティヤ (SS5位)
ナビが良い仕事だった

« 昨日ほどで難しくはなかったが、今日のSSはナビゲーションを確実にやらなければならなかった。2輪の轍が無いので、我々にとっては不利だった。しかしマチュー(ボーメル)が良い仕事をしてくれた。今日はリスクを冒さないで走ろうと決めていた。目標はトップ5に入って、明日良いポジションでスタートし、昨日のようにアタックすること。»

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ(SS2位)
SSの終盤は非常に注意を要した

« このSSは思ったほど簡単じゃなかった。調子良くスタートしたが、ナセル・アルアティヤに追い付くのに、飛び石に当たり、その上パンクまでした。タイヤのリムを交換しなければならなかった。その後ロスした分を取り返そうと再びアタックした。2,3か所ナビが難しい所があったがディルク・(フォン・ジッツウィッツ)がきっちり仕事をした。ピストがスピードを出し易いがギャップだらけなので難しい所だった。ギャップに足を取られてつまらないミスをしないよう、本当に集中していなければならなかった。»

2015/1/5  第2ステージ :ヴィージャ・カルロス・パス  – サン・ホアン
リエゾン:26km  スペシャルステージ:518km  リエゾン:81km  
カミヨンのみ :リエゾン:26km  スペシャルステージ:331km  リエゾン:289km

モト部門

002 – ホアン・バレダ
本当に、本当にハードだった

“今日のコースは地獄だった。スタート前から既に疲れがあったが、今日の超長いコースは、拷問のようだった。ゴール手前の最後の部分は本当に努力が必要だった。集注して走らなければならなかった。本当にそれは大変だった。最終的に、今日の結果は満足のいくものになった。サムは非常にスピードを出してスタートしていったが、彼に追い付けなくても冷静に走ろうと決めていた。何10kmか走ったところで、我々チームが良い作戦をしていることがわかった。Hondaにとってチャンスとなるステージだった。でも本当に、本当にハードだった。毎年、こんなきついステージがあるのとはわかってはいたが・・・・…»

027 – マチウス・ウォークナー
ナビゲーションはそれほど難しくはなかった

«最初の150kmは非常に調子良かった。前を走るライダーに追い付き、スピードに乗っていた。300kmあたりで道に迷った。(僕のような)モトクロスからやってきたライダーにしたら長すぎるステージだった。ナビゲーションはそれほど難しくはなかったが、ミスを犯してはいけなかった。だから15位くらいになるかと思っていた。しかし昨日は8位だったので、今日はもっと良かった。今のところすごくうまくいっている。こんな順位になれるとは思ってもみなかった。でも、ナビゲーションが難しい所になったらどうなるかわからない。

001 – マルク・コマ
小さな勝利で終わった難しい1日

« ダカール・ラリーで指折りの難ステージになると想像していた。そして、間違いなくいろいろなトラブルがあるとわかっていた。残念ながらそれが我々に回ってきた。超ロングステージだと知っていたから、スタート後はコントロールしながら、良いスピードで走っていた。まずは私から始まった。リア・タイヤのムースが悲鳴を上げ始め、少しずつ崩れてきた。最後のCPではスピードをダウンした。ホアン(バレダ )が私を追い越していった。しかし、彼はナビゲーションでミスし、再び追い越した。しかしスピードを落とさなければならず、最後の60kmは60 m/hで走った。ゴールまで持たないかと心配したが、最終的に到着できた。ゴールできた、それだけで、勝利だよ。»

007 – パウロ・ゴンサルヴェス
ダカール・ラリーならではの本格的なステージ

« 長くて非常にハードなステージだった。非常にテクニカルなコースで、飛び石も多く、気温も高くて暑かった。SSの中頃ウェイ・ポイントを探すのに手間取りタイム・ロスした。そして道に迷い最後の200kmほどを一人で走った。今日の結果は私にとってもホアン(バレダ) にとってもよかった。彼は今日はとても賢い走りをしていた。今日のコースはダカール・ラリーならではの本格的なステージだった。そして、最もハードなコースのひとつだ。

011 – ルーベン・ファリア
手術してくれた医者に感謝

« 500km以上のコースになると、そうそう簡単じゃない。何よりこの暑さの中を走るのだから。砂丘の中では45℃か50℃はあったと思う。ゴールできて本当にうれしい。2か月前にに肩を手術してくれた医者に感謝している。ともかく今は一日一日をこなしている。»

クワッド部門

250 -イグナシオ・カザレ
本当に辛かった

« 今日のステージはとんでもなく難しかった。人生でこんなハードなのは初めてだ。リタイアするかと思ったほどだった。一日中いろいろなことを考えた。SSのゴールまで100kmのところで、タンクの水がなくなった。脱水状態で、のどがカラカラだった。本当に辛かった。気分が悪くなった。そして、その100km区間はかなりスピードが落ちてしまった。ゴールしたら、ラファウ・サノクと5分くらいの差だろうと思った。(実際は3’33差)。しかし、これ以上のことなどできなかった。危ないところで、メディカル・テントで40分も休息しなければならなかった。こんなこと初めてだ。»

オート部門

301 – ナセル・アルアティヤ
今日は全力でアタックした

« ダカール・ラリーの明暗を分けるステージだった。これで、休息日、マラソン・ステージまでおとなしく走ることが出来る。今日は全力でアタックした。我々の戦略だった。昨日マチューとSSを入念にチェックしていて、1時間半しか寝ていない。日1日と成績が上がっている。良い仕事をしている。でも、まだ先は長い。»

307 – クシシュトフ・ホロウィッツ
完走できないかと思った

«とてもハードなステージだった。全員にとってもたいへんだったと思う。SS終盤は非常に柔らかいフェシュフェシュで、登ったり下ったりが続き、あと30kmあたりで気分が悪くなった。吐いてしまったくらいだ。今日のステージは完走できないかと思った。何より大切なのはSSをゴールすることだ。タイムなど問題じゃない・・・。»

315 -ベルンハルト・テンブリンケ
我々の目標はポディウムに登ることではない

« 今日のたいへんなステージで少し疲れた。でも、WRCスタイルの非常に面白いSSだった。気温も高くて暑かった。すべてうまくいっているので、我々は好調だ。2日目でトップ5に入れた、すごいことだ。昨年はメカ・トラブルが多かったが、今年はToyotaがオーバードライブの車を作ってくれたので、非常に調子が良い。我々の目標はポディウムに登ることではなく、良いレースをすることなんだ。このままの調子で続けられると良いな»

305 –オーランド・テラノヴァ
” 4回転もしてしまった…”

« 10kmのところまで全てうまくいっていた。ラジエターが調子が悪く温度が高かったのでおとなしく走っていた。それなのに、いきなりクルマがぶっ飛んで、4回転もした。そして、その後タイヤのリムを元通りにした、タイヤを交換しなければならなかったのですごくタイムをロスした。しかし、レースはまだ終わっただけではないから。»

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ
今日のはダカール・ラリーの本当の意味でのレース

« 非常にハードなステージだった。特にフェシュフェッシュで覆われたSS2番目の部分はフカフカな上、舞い上がる砂埃のせいでライダーを追い越すのが大変だった。しかし、我々にとってはよい結果の1日だった。ゴールしたことだけで嬉しい。今日のはダカール・ラリーの本当の意味でのレースだった。ナセルは非常に速かったので、今日のSS優勝は彼だと思う。»

1月4日  第1ステージ : ブエノス・アイレス – ヴィージャ・カルロス・パス
リエゾン:144km  スペシャルステージ:175km  リエゾン:519km

モト部門

006 – サム・サンダーランド
タイトル保持者… 最初の日から!

« 最初の日の戦略がどうかなどと評価するのは難しい。というのは、まだ本当に早いのかどうかがよくわからないから。そして、最初の日に全速力を投入しないことも大事だ。後に続く日の為に抑え気味に走らないといけない・・・・。とはいえ、今日はすごく良い走りができたと思う。それはいつもながら嬉しい。バイクは素晴らしいできで、速いので、僕はそれに応えてよいタイムを出さなければならない。最初の日から、僕がタイトルを取ったなんて・・・・。最後のステージでそうなりたい。まだ175kmしかやってない。まだ先は長い。»

007 – パウロ・ゴンサルヴェス
それを知っていたら、もう少しアタックしたのに・・・

« ダカール・ラリー2015がとうとう始まったんだね。今日サムとわずか数秒差で2位になると知っていたら、SS優勝するようもう少しアタックするのだった。でもま、すべてうまくいっているし、満足だ。明日は長いステージになるので、トップグループと戦わなければならない。今自分にとって大事なのは、自分の走りをすることだ。他の年の時のようなトラブルをしないことだ。何事もなく良いポジションで終わりたい。本当にHondaがダカール・ラリーで勝てるよう、自分が助けられたらと思っている。彼らは私たちの為に、この信じられないようなバイクを作るのにたいへんな努力をしたんだ。だから、彼らにお返しできるよう、ダカール・ラリーでの勝利を手にできるよう手助けしたい。

001 – マルク・コマ
易しすぎるスピードコースだった

«いい感じで走れたよ。今日のステージはすごく易しいスピードコースだった。速すぎるくらいだった。もちろんミスを犯してはいけなかった。レースの初盤は、ほんとうに走りたい気持ちがまさってしまうので、いつもリスキーなんだ。このところ降った雨が水たまりの泥のぬかるみになったところが一部あったが、特に難しいわけでもなかった»

002 – ホアン・バレダ
今日のはウォーミングアップ

« 今日はかなりスピードを出した。時折180 km/h くらいまで出した。ピストにギャップがあって雨水がたまっていて少しリスキィで、それをよけるのが結構難しかった。ゴール手前でマルク・コマと一緒になったので、明日の事を考えて少し抑え気味に走った。明日は、後半ナビゲーションの難しい本格的なダカール・ラリーのコースだ。今日のはほんのウォーミングアップ。明日のコースは別物だ。最も長いSSだし・・・。今、非常にハイなモチベーションで、早く本格的なレースをしたい気分でいっぱいだ。»

クワッド部門

250 -イグナシオ・カザレ
全力を尽くして走りたい

«SSは素晴らしかった。すごくスピードが出せるコースだった。良い走りができたと思う。クワッドがこれ以上出せないと言うほどのスピードで走っていても余裕で、楽しんだ。ゴール手前30kmでクラッチの為に少しスピードを落とした。いよいよレースが始まった。全力を尽くして走りたい»

オート部門

301 – ナセル・アルアティヤ
全くリスクを負わなかった

«今日のは少し速過ぎるコースだった、しかし、良いスタートとなった。他のパイロットがどんな走りをするのか知る必要があった。明日はもっとアタックできるだろう。今日のコースではそれなりに注意しなければいけない所もあったが、まったくリスクを負わなかった。車は絶好調なので、今日SS優勝できれば、明日のコースをオープンして走れるので切っ先良い。ナニ・ローマが道端でストップしているのを見かけた。彼らは車の中にいたので、多分電気系のトラブルかもしれない。ついてなかった。こんなものさ。修理してレースを続けられるよう願っているよ。それは本当にびっくりだが、それも運さ。»

302 – ステファン・ペテランセル
本格的なアタックはしなかった

« 最初のSSを走り始める時って、どれくらいのレベルのパフォーマンスで走ったものかよくわからないので、ちょっとストレスなんだよね。バカなミスをしないよう走らなければならないので、スピードコースの中を良いタイミングでブレーキを踏まなければならない。今日はリスクを負わないよう抑え気味に走った。車のボードをしっかり見ながら、車を理解することに努めた。今日の順位がどうなるのか見当がつかなかった。こんなスピードコースで、思いっきりスピードを出して走るもんじゃない、だから、本気でアタックせずに走った。»

305 –オーランド・テラノヴァ
大事なのは、スタートすること

« やっと始まったねぇ。ようやくレースが始まった、それは本当にステキで大事なことなんだ。残念ながらナニ・ローマがスタート早々トラブルに見舞われた。6kmくらいのところで、フロントを開けていた。我々も温度のトラブルがあった。もっとスピードを出したかったが、後々難しいことになると思ったので押さえて走った。しかし、大したことじゃない。始まったばかりなんだから!»

308 – ロビー・ゴードン
希望どおりのポジション

«今日は慎重に走った、それで3位になった。ナセル・アルアティヤから1分差。希望どおりのポジションだ。ジョニーはスーパーな仕事をしたが、まったくアタックしなかった。今年はきっと良いレースができるだろう。トップと1分の差、むしろ良い結果だ. »

304 – カルロス・サインツ
イメージ通りのSSコース

«90°角のカーブがたくさんある超スピードコースで、イメージしていた通りだった。非常にスピードを出しやすい良い路面だった。このSSを思い通りの成果を出せたので満足している。他のパイロット達は、我々2輪駆動と違い、もっとスピードを出せたとおもうのだが。»

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ
本格的なレースは明日から

« SS初盤は本当にスピードの出るコースだった。しかし私たちは全くリスクを負わないよう走った。カーブでは大きくターンし、確実にゴールするよう走った。今日の結果には満足だが、本格的なレースは明日からだ。私たちのクルマは飛躍的に向上した。トップ争いも可能かもしれない。いずれにしても私たちは全力を尽くす。ナニ・ローマが、スタート点直ぐのところでストップしているのを見かけた。
何か壊したのかよく見えなかった。ライバルは他にもたくさんいるので、ナニ・ローマが戦線から離脱したとしても変わらない。ナセル・アルアティヤはすごいスピードで走るだろうし、すごいスピードで走るのは彼一人ではない».

300 – ナニ・ローマ
僅か3kmで… ありえない! »

« 何と言ったらよいのか。SSをスタートしてたったの3km地点だった。オイルランプが点灯した。あらゆる手を尽くして、交換できるものはすべて交換した。そして10km地点でオイルが回っていないのがわかった。オイル・ポンプが故障したのかどうか、わからない。スタートしてたった3km・・・ありえない!
これまでリタイアしたこともあるし、いろいろ壊れたこともあった。でも、ダカール・ラリーでこんなに早く壊れるなんて・・・・。ひどい!ミッシェルと私とで何か月もかかって作り上げた仕事の代価なんだ。でも、しかし、こんなものかもしれない。受け入れなくてはならないんだ。MINIは頑丈で、良い車だし、走り易いとみんな行っている。しかし、機械は時に気分屋だ。これから、トップ集団に入れるよう頑張る。最低の日だったが、まだレースを続けている。ともかく頑張るよ».

カミヨン部門

504 – ハンス・スティシー
ノっている!

« とても嬉しい!このSSで勝とうと思っていた。アレス・ロプライスの埃をかぶりながら走ったが、良い仕事ができた。去年、一昨年とトラブル続きだった。しかし今回は調子良いし、自分でもノっているんだ。何の保証もないが、すべてバッチリ行っているんだ。この大会で勝つにはすべての事がきちんとおさまっていなくてはならない。今回すべてが準備万端まとまっていて、パーフェクトにオーガナイズされていて、勝てるような気がする。だからこの調子でやっていく。»

503 – アレス・ロプライス
思い通りにスタートできた

« このカミヨンをスーパーマンと呼び始めた。ダカール・ラリーではちょっとしたことで大きくタイムをロスするものなんだ。だから調子の良い時には、タイムがすごく良い。今日のようなWRC的なコースでは、この非常に安定性のあるカミヨンにぴったりなんだ。カミヨンに信頼がもてて、私たちのアドバンテージを上手に使って走り続けることができる。思い通りにスタートできた。