Category : インタビュー

モト部門

003 – トビー・プライス(SS36位、総合9位)
賢く走らなくては

観衆が非常に多かった、飛び出してくる動物も。場所によっては観衆がコースに迫っていて、注意しなければならなかった。(成績のことを聞いて)ほっとしている。まだ3日目だから。明日は良い順番でスタートできるので良かった、トップグループの中に居なければならないのでね。まだこの先いろいろなことがあるだろう。5,6分の差は、この規模のレースではたいしたことではない。僕はできることをやっている、賢く走らなくては。決定的になるのは2週目で、そこでは本気でアタックしなければならない。

 

047 – ケヴィン・ベナビデス(SS1位、総合2位)
え、僕がSS2位?

SS2位でゴールしたって知らなかった。すっごくうれしい。山の中の道路とかあって非常に美しいコースだった。感動したよ。ライディングのナビゲーションも、毎日コンスタントな走りができるようにしていて、すべての面で絶好調。この為にできる限りのことをして1年間準備してきた。でも初めての参加で、まだ3番目のステージだ。冷静を保たなければならない。できるだけコンスタントな位置を保ちながら、毎日の一つひとつのステージをこなす、それが今の僕のすべきことだ。

 

020 – アラン・デュクロ(SS9位、総合5位)
良いポジションにいるよう頑張らなければならない

山の中でミスすると大きなダメージになるので、非常に慎重に走った。それでも終盤、ゴールまであと数kmの所で前を行く集団に追いつき、一緒にゴールした。こんな風なレースのスタートでうれしい。入賞狙いのリーダーたちは、まだこの後の大事なステージを待っているところだと思う。明日か、たぶん明後日の。ダカール・ラリーが始まってもう3,4日目、だからもっと良いポジションにいるよう頑張らなければならない。僕のバイクは絶好調。このタイプのレースには特に向いているんだ。だから僕はそれを最大限生かさなくては。

 

006 – ホアン・バレダ(SS5位、総合3位)
良いペースをキープできた

良い1日だった。コースをオープンしなければならない昨日に比べたら特によかった。今日は7番目のスタート、その方が良いよ。SSの間ずーっと良いペースをキープできた。ゴールの僅差のタイムはあまり問題ない。大事なのはトップグループの中にいることだ。今のところこんなものだ、ナビゲーションの難度が高いコンペティティブなステージを待っているところだ。

 

クワッド部門

253 – イグナシオ・カザレ (SS2位、総合1位)
クワッドに負担をかけないよう走った

けっこう埃が多かった。明日はマラソン・ステージなのでクワッドに負担をかけないよう、スピードを抑えめに走った。昨日はSS優勝、そして今日はSS2位、最高だね。トラブルもなくマイペースで走った。今年は今までの年と違って冷静により戦略的なラリーにしようと決めたんだ。成績が付いてくると良いのだが。良い仕事をして、最終的にトップ3に入れたらいいな。今のところ、ものすごくいい調子だ。走るのが楽しくて仕方ない。もし、また勝てたら、本当に夢が叶うよ。

 

274– ブライアン・バラグァナット (SS1位、総合2位)
生まれて初めて

SS優勝だなんすっばらしい。こんな良い成績は生まれて初めてだ。本当にスペシャル…。でも、ラリーはこの先まだ長い。最初のステージで優勝したからって、ラリーで優勝するってことではないからね。クワッドは好調、最後までこの調子をキープしなくてはならない。去年はとても早くリタイアしてしまったので、今年良いスタートが切れてうれしい。ロードブックにきっちり従って、ミスをしないようにしなくては。ミスコースしないよう良いペースをキープすること、これがこれから続けなければならないことだ。

 

オート部門

300 – ナセル・アルアティヤ (SS2位、総合5位)
プジョーは大きく改善した

今日はリスクを負わないようちょっと準備しただけで、全くトラブル無しだった。セバスチャンはコースをオープンしながらすばらしいタイムを出した。我々は我々の仕事をした。今日は我々は2位になった。彼が非常に腕の良いパイロットで、プジョーが大きく改善したことは知っている。しかし、まだこの先長いので、我々は精一杯の仕事をする。

 

302 – ステファン・ペテランセル (SS5位、総合3位)
今は何秒、何分を競っている場合ではない

思ったより短いコースだったが、ドライブするのに非常に面白かった。スピード制限のゾーンが少し多すぎた感じがする。ブレーキするポイントを見極めるのに非常に慎重にならなければならず、我々は控えめにして、少し早めにスピードダウンするようにした。プジョー・チームはまぁまぁで、まあ大きなトラブルに見舞われていない。今は何秒、何分を競うのではなく、優勝争いの中に残るような走りをしなくてはならない。レース初番のステージで大きく順位を失うことを考えたら、このまぁまぁの位置にいるのは良いニュースだ。セバスチャンがダカール・ラリーを楽しんでくれているのはうれしい。このコースのタイプだったら、世界一速いパイロットが優勝しても不思議じゃない。

本当に思いっきり走れて、素晴らしいSSだった。よく滑ったし、よく猛ダッシュしたし、最初から最後まで非常に面白かった。ナビゲーションはけっこうシンプルで、ダニエルは全くミス無しだった。スクラッチ・タイムで2位は悪くない。しかし、それって明日も我々がコースをオープンしなければならないってことだ。明日のナビゲーションは今日のように簡単じゃないだろう。コースをオープンすることは非常に難しいことではなかったので、今のところ我々の順位に大きく影響はない。今日までのSSはあまりナビゲーションが難しくなく、ダニエルもリラックスして、何のミスも無くすんだ。私はマイペースで走り、こんな風にすべてうまくいっている。この先どうなるかわからないが、我々は勉強するつもりで走っている。だから戦略など立てられないし、疑問もないので、走るだけさ。

オート&カミヨン:リエゾン(移動区間)336km+SS(競技区間)510km=合計846km
モト&クワッド:リエゾン(移動区間)316km+SS(競技区間)450km=合計766km
注: SSは天候不順による路面のコンデションの為、CP4までの約半分の距離に変更になった。

モト部門

008 – パウロ・ゴンサルヴェス(SS1位、総合2位)
最初からアタックした!

昨日SSがキャンセルされたので、今日は最初から飛ばさなければならなかった。リエゾンとSSとで500km以上もある長いステージだった。僕は2番目のスタートで、最初からバレダに追いつこうとアタックした。快調に走ることができ、良いラリーのスタートが切れた。

 

004 – パブロ・キンタニージャ(SS10位、総合9位)
リスクを負わずコンスタントな走りをするよう努めた

コースはカーブの多い高速だった。場所によってすごい強風が吹いていた。そして、路面はかなり水たまりができていて危ないところも多かった。調子よく走れて、ポジティブな1日だったと思う。やっとレースが始まって、待っている間のイライラや不安が収まった。リスクを負わずコンスタントな走りをするよう努めた。まだ始まったばかりだ。これだけ速い選手の中にいて、トップ5から7位くらいの位置で満足だ。明日も良い順位を保てるよう楽しみだ。

 

003 – トビー・プライス(SS1位、総合1位)
再び参戦できてうれしい

このステージは、すべてうまくいった。今日は本当のスタートだったので、それは信じられない。再び参戦できてうれしい。今日の長いステージまで長い間待った。バイクに長時間乗っていたがパーフェクトだった。明日が待ちきれないくらいだ。今日より少し難しくなるそうだが、おとなしく走ろうと思う。あまりナビゲーションもなく、今日のコースとほとんど同じらしいから、今日のような走りができるようだといい。先頭集団の一人になりたいと思って出てきたので、そうなれると良い。しかし、まだそれを考えるのは時期早々だ。その目標への道で一つ勝てたことはよいことだ。

 

006 – ホアン・バレダ (SS7位、総合6位)
今日は快調とは言えない

難しい1日だった。コースをオープンして走るのは常に難しいが、今日もオープン役だった。何カ所か、水たまりなどの難しい場所があった。そして、コースにかなりの動物が飛び出してきた。そうしたこと全部、コースを難しくする。まだダカール・ラリーは始まったばかりで、快調とは言えなかった。ゴール手前で泥が深くて、大きな水たまりがあり、バイクが埋もれてしまった。そこから何とかはい出したが、その後ナビゲーション機器を洗わなければならなかった。ルーベン(ファリア)が追い付いてきてくれたので、彼に付いて走ってゴールした。

 

クワッド部門

252 – アレヒャンドロ・パトロネッリ (SS4位、総合4位)
私は競技向きじゃない

コースは時折カーブがあったがハイ・スピード、美しかった。土路面の小道や、山の中の道を通ったりしたし、泥で覆われたところ、水たまりもいっぱいあった。場所によっては走るのが非常に困難なところもあった。何はともあれ、こうしてゴールに着けたので何よりだ。
マルコス(パトロネッリ)もエギゾーストパイプの切れ目から水が入る等いろいろトラブルがあったようだが、ゴールできた。今日のステージは全体的には本格的ダカール・ラリーのコースで、場所によっては危険で数人のライダーが転倒した。慎重に走る必要があった。まだこの先数千km走らなければならない・・・・だから、ちょっと戸惑っている。私は競技向きじゃない、それは確かだ。だから、何より私は慎重に走るようにしている。

最後にダカール・ラリーに出たのは2012年、ペルーのステージが最後だった。まだフィーリングがつかめていない。今日の後半部数10kmでようやくハンドルの感覚が戻ったが、まだクワッドを思うように扱えない。クワッドがピカピカの新品なので、できるだけ壊したくないから、おとなしく走るようにしている。本当に精一杯注意して走っている。まだ始まったばかりなので壊したりしたらたいへんだから…。

 

251 – イグナシオ・カザレ (SS1位、総合1位)
快調な走りで、すべてがうまくいった

すごくうれしい。1日いい走りができた。気分がノッて、いいフィーリングだった。今日のSSを制したのはこの僕で、クワッドじゃない。マシーンを完璧に操作している、それはポジティブなことだ。この数か月のトレーニングが本当に生かされている。今日はリスクを負ってはならなかった。快調な走りで、すべてがうまくいった。でも、まだ始まったばかり。ステージの一つひとつをこなしていかなければならない。肉体もクワッドも快調でありたい。2015年大会で自信を失ったが、トップ3に入れて完全に自信を復帰した。

 

オート部門

301 – ジニエリ・ド・ヴィリエ (SS3位、総合3位)
非常に集中していなければならなかった

良いペースで走った。思っていたより路面が乾いていた、だから思いのほかスピードを出して走れた。どろどろの泥でいっぱいのコーナーは、何台も4輪がブロックされていて、ちょっと難しかったが、どうにかうまく切り抜けた。石がいっぱいあったので、非常に集中して走らなければならなかったが、それもうまくいった。プジョーはこのスピードタイプのステージでは非常に速い。きわどいタイム争いになるだろうが、自分は是非その中にいたい。

 

300 – ナセル・アルアティヤ (SS9位、総合9位)
タイヤ1本の交換で手間取ってしまった

簡単ではなかった。何よりパンクが良くなかった。タイヤ1本の交換で手間取ってしまった。そのあとはリスクを負いたくなかった。それはなんとかうまくいった。どちらにしても、明日はコースのオープン役はしたくなかったので、私たちにとっては良い結果となった。

 

303 – カルロス・サインツ (SS14位、総合13位)
13分もストップ

まぁまぁの1日だったね。いきなりエンジンが止まってしまった。動けないまま13分もストップしなければならなかった。そして再スタートできた。こんなもんだ。問題は明日のスタートが後ろの方だってことだ。しかしま、まだこの先いくつもステージがあるので、どうなるかわからない。

 

314 – セバスチャン・ロエブ (SS1位、総合1位)
トップ走者らのペースで走れる

SSのトップとは嬉しいニュースだ。思ってもいなかった。コースは一か所すごい泥の海となっていて、観客が合図をしてくれた。しかし我々はその泥沼に入って、車のボディまで泥につかりながら、有刺鉄線が張り巡らされた側面に直角に向かい這う羽目になった。前に行ったり後ろに進んだり、ようやく抜け出した。たぶん数分失ったのではないかな。ゴールしてみれば、あまり大きなタイム差が開いていなかった。でも、面白かった。

このコースはバギー向きではなかったと思う。ここまで完璧に進んだ。自分がどこを走っているのかよくわからなかったが、良い走りができた。ダカール・ラリーでトップ走者らのペースで走れるが、この先まだ長い。カーブの度に自分はもっと早く行けると思うんだ。それをすべきで、10回繰り返せばよりタイムが早くなる。しかし、いつもこう言う訳にはいかない。明日のステージはコースをオープンしなければならないので難しい。他の車の轍を見てスピードダウンすべきか判断できるが、コースをオープンすると、そうはいかない。

 

カミヨン部門

501 – ジェラルド・デ・ローイ (SS4位、総合4位)
非常に集中していなければならなかった

イメージしていたのと少し違った。もっと路面が水たまりだらけで泥沼になっていると思っていた。その方が我々にとってよかった。パンクしないよう丁寧に走った。スタート後1時間くらいでマルデーヴに追いついた。しかし、追い越さずにゴールまで後ろについて走った。今日の成績に満足している。まったくミスしなかったので良いレースができた。

 

506 –ハンス・スティシー (SS2位、総合2位)
いわば、しきたりみたいなもんだ

超すばらしいカミヨンだよ。前回走ったマンで4回SS優勝した。今日のコースでは初番砂埃がすごかったのでおとなしく走らなければならなかった。コロミーを追い越せなかったが、途中で彼が道を譲ってくれたので、そこからは思い通りの走りができた。去年は最初のステージで優勝した。それはいわば、しきたりみたいなもんだ。チームが良い成果が出てうれしい、この調子で続くといいんだが。この先何があるかわからないが、ダカール・ラリーではトラブルを予想することが必要なんだ。今年は15台もトップレベルのカミヨンがいるので、面白いレースになりそうだ。

2015/1/15  第13ステージ :ロサリオ – ブエノス・アイレス
全競技者 リエゾン:77km  スペシャルステージ: 174km  リエゾン:142km

モト部門

001 – マーク・コマ (総合優勝、SS5位)
人生を賭けた仕事

« とても嬉しい。それは間違いない。でも、最後の日まで、思うような走りができなかった。嵐が来て、農道のピストがひどいぬかるみになってしまい、砂漠バージョンのタイヤでは容易ではなかった。幸い少しでもまともなゴールができるよう主催者がSSを後半カットした。今日もビブ・ムースの問題があって、快適なライディングというわけにはいかなかった。だから戦略を変えなければならなかった。プッシュしなければいけなかったので力いっぱいアタックした。何かを挑発する為にそうしなくてはならなかった。ボリビアに入ってそれまでの状況を奪回できる、そう信じていた。ウユニ湖がカギだった。私はそれで生き残れた。だからとても嬉しい。ここにゴール出来てとても幸せだ。これはこれまで理想的なバイクを作ってくれたチームと、人生を賭けた仕事の成果だ。これだけ頑張った後なので、今はリラックスして楽しみたい。»

007 – パウロ・ゴンサルヴェス  (総合準優勝、SS4位)
来年また優勝めざして戦う

« ここで総合2位でゴール出来て幸せになれる。このポジションでレースが始まり、3位に落ちて、最後また2位で終わった。一時マルク・コマから5分しか差がなくて優勝を手にできるかという状況にあった。その後我ら二人にエンジン交換のペナルティ15分が科されてしまった。ホアン・バレダ もウユニ湖まで総合タイムで圧勝し素晴らしいレースをしていた。その後私のサポートのジェレミアス・イスラエルにエンジンをもらって助けられた。彼がいなければこの総合2位を祝うことができなかっただろう。だからこの成果を彼にささげる。そして、来年また優勝めざして戦う。»

026 – トビ―・プライス   (総合3位、SS3)位)
とても信じられない

«SSに入って70kmあまりで、雨がひどくなってずぶぬれになった。とてもライディングできる状態ではなかった。その後SSの後部がキャンセルになった。
ここで(総合)3位だなんて、とても信じられない。何と言ってよいかわからない。3,4か月前に出場を決めた時、どちらかといえば不安だった。エントリーの仕方も準備やラリー中の生活など、いっさい何もわからなかった。それが、こうして完走できて・・・嬉しい。»

031 – パブロ・キンタニーヤ (総合4位、SS8位)
私の人生でこれほど大変だったことはない

«非常に難しくて、ハードだった。ダカール・ラリーではどのステージも難しかった。寒い所もあったし、非常に高い山岳高地コースもあった。ダカール・ラリーを完走する本格的な体験だった。アドベンチャーだった。私の人生でこれほど大変だったことはない。がこれほど充実した満足は初めてだ。初めてのダカール・ラリーで、ケガをし、非常に長い、犠牲者が出たような難しい道を走ってきた。今日はとても嬉しい。私の家族、両親、私を支えてくれた人に感謝している。… »

クワッド部門

251 – ラファウ・サノク  (総合優勝、SS8位)
信じて疑わなかった

« この瞬間を7年間待っていた、それを信じて疑わなかった。この勝利をダカール・ラリー夢見てそれが叶わない人みんなに捧げたい。私のチーム全員と、ダカール・ラリーに出たいと願ってやまない人と一緒にこの喜びを分かち合いたい。彼らもこの勝利を味わう権利があると思う。»

オート部門

301 – ナセル・アルアティヤ  (総合優勝、SS5位)
素晴らしい

« このダカール・ラリーで勝つことができて本当にうれしい。2011年のここバラデロのゴールのことを思い出している。今は私にとって本当にスペシャルな瞬間。大会の初めからレースを制し、大会中ずーっとレースをコントロールすることができた。たくさんの人にお礼を言いたい。この大会では肉体的にも精神的にも非常に良い準備ができていたので本当にここに着くことが出来た。日々の仕事を積み重ねてきて成功することが出来た。それは素晴らしいことだ。また優勝してみたい。»

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ  (総合準優勝、SS4位)
私たちのできる限りの手を尽くした

« いつものことながらダカール・ラリーの最終ゴールに着くとほっとする。それはたくさんの人が本当にいっしょうけんめいやった仕事の代償だから。誰もがこのゴールでもっと良い成績で通過できるよう願っていた。ナセル(アルアティヤ)との長期にわたったバトルに、私たちの出来るありとあらゆる手を尽くした。しかし彼の方がもっと上手かった。それは少しフラストレーションだが、それがレースというものだ。ダカール・ラリーで優勝できるクルマを開発するのに何年もかかる。この4年いっしょにやってきて、トヨタ・ハイラックスは大きく改善され、大きな進歩をなしとげだ。»

307 -クシシュトフ・ホロウィッツ  (総合3位、SS7位)
速く、しかし確実に走る

« レース初めにトラぶった時、我々は戦略を変えた。速く、しかし確実にゴールする走りをしようと。そして、その戦略がラリーではうまくいった。常に冷静に、4位か5位のポジションをキープし、最終的にポディウムに上れた。ぴったりのリズムを見つけた。もちろんポディウムの真ん中を狙っているが、この3番目の位置に満足だ。他の大会で何度か優勝しているが、このダカール・ラリーでポディウムに上るのはまた格別だね。このラリーが終わるとあまりに疲れていて、二度と出たくないと思う。でも、その後、また出たくなる・・・。.»

302 – ステファン・ペテランセル  (総合8位、SS10位)
我々は最初の一歩を踏み出した。

« 私は良い方だけを見ることにしているポジティブな性質なんだ。3台のうち2台が完走できたが、完走できなかったのはドライバーの技術が不十分だったからという理由ではない。車のトップ・スピードとパフォーマンスが少し足りなかったが、本格的なメカニックの問題はなかった。我々は最初のステップを踏み出した。こうして完走でき、この次はきっともっと晴れやかな笑顔になれる・・・と願っている。特にフラストレーションは無い。奇跡はないとわかっていた。モータースポーツでは、何万キロも走り込んですべてを完全に仕上げていなければ、レースで奇跡などありえないのだ。とはいえ、チームは貴重な一歩を進めた。メカニックたちは精いっぱいの仕事をしてくれた。»

305 –オーランド・テラノヴァ  (総合18位、SS3位)
もっと強くなって戻ってくる

« 第4ステージで大きく順位が後退し、レースが困難になった。そこから楽しんで、良いレースをしようと努めた。ボリビアでのコースは寒い上、非常に標高が高くてハードだった。そんな中長時間車の中にいたが、最終的に、我々にとって良いダカール・ラリーになった。これから一生懸命働いて、トレーニングして、走り込んで、来年もっと強くなって戻ってくる。»

カミヨン部門

507 – アイラット・マルデーブ  (総合優勝、SS3位)
私の父にこの勝利を捧げたい

« とても嬉しい。そしてこの勝利は情熱的に働いてくれたチーム、メカニックや関係者のみなさんのおかげだ。そして、一緒に祝うことはできないが、私の父にこの勝利を捧げたい。»

2015/1/16  第12ステージ :テルマス・デ・リオ・オンド- ロサリオ
全競技者 ;リエゾン:284km  スペシャルステージ:298km  リエゾン: 478km

モト部門

007 – パウロ・ゴンサルヴェス  (SS3位、総合2位)
何が起こるかわからない

«ダカール・ラリーはまだ終わっていない。レースはまだ1日ある。今総合2位だが、そこにいられると保障されているわけではない。テガティブ、ポジティブいずれにしても何が起こるかわからない。もちろん私の仕事にも、HRCチームのしてくれた仕事全てにも満足している。ホアン・バレダ はウユニ湖のステージまでは余裕で総合トップにいた。エンジンに入った水が原因で起きたトラブルで彼はポジションを失った。だが、ダカール・ラリーで我々がポディウムに上がれたらそれだけで十分だ。

026 -トビ―・プライス  (SS優勝、総合3位)
見習いとしては良い結果が出せた

« まだ1日残っているが、今日は良かった。この後、まだ何が起こるかわからないことは十分承知している。どちらにしても、良い経験になった。今回のダカール・ラリー見習いとしては良い結果が出せた。あまりミスもしなかったし、ダカール・ラリーのスタートの時も準備万端で快調だった。しかし来年はもっとレベルが高くなってまた出たい。»

001 – マルク・コマ  (SS6位、総合1位)
失うもののほうが多くて勝つチャンスのないSS

«難しいSSだった。あまり勝つチャンスのない、失うもののほうが多いSSだった。その中でうまくコントロールするのが難しかった。路面のせいでタイヤが傷みやすいことに気がつき、最後でトラブルが起きないようスピードを少し落としてタイヤをキープするよう努めた。最終的に今日のステージは良い走りができてうれしい。»

011 – ルーベン・ファリア (SS20位 ,総合6位)
今大会、初めて転んだ

« ようやく、最終ゴールのことを考え始めた。ダカール・ラリーが非常に難しいことは知っていたが、これまでの事を考えると、ここまで来ることが本当にたいへんだった。今日は転んでしまった。今大会初めてのことだった。転倒するなんて普通じゃない。きっと少し集中を欠いていたのだろう。マルク(コマの先に)出発して、4分も待っていたから。

クワッド部門

251- ラファウ・サノク  (SS 4位、総合1位)
忍耐が報われた

« 今日のピストは追い越しができなくて、ストレスがかかるというより、忍耐を強いられるコースだった。だが、その忍耐が報われた。昨日の夜は燃料のバルブが一か所故障し、今朝までに修理しなければならなかった。だから、今日は無理な走りができなかった。でも、最終ゴールに近づいているので非常にうれしい。»

オート部門

305 – オーランド・テラノヴァ  (SS1位、総合18位)
今日は少しリスクを負った

« 今日は少しリスクを負って、スピードを出した。ナセル(アルアティヤ)の砂埃の中を走ったが、スピードを緩めず、彼に追いついた。観衆がすごいね。これだけ応援されるとワクワクする。今大会の初めは我々にとって楽ではなかった。ミスを幾つかしてしまったし、ツイていなかった。しかし、我々がどこまで挽回できるか見てみること、勉強の為にできるだけの事をやることが大事だった。来年最良のコンデションで出てこれるよう、これからの仕事がたいへんだ。»

301 – ナセル・アルアティヤ (SS4位、総合1位)
この大会はすべてのことが100%機能した

«今日はSSをゴールするだけにしたかった。集注を欠かさないようなスピードで順位を失わないよう走って、良い仕事ができた。オーリーが今日のSSを取るだろうと思った、私はリスクを負わず今日のSSを終わることが出来て満足だ。昨年ペナルティ、のせいで優勝を失ってとても悔しかったから、一生懸命仕事をした。今回、優勝の為のその努力が実ったのは非常にうれしい。2011年の総合優勝の時よりかなりの経験を積んだ。今回は大いに僕に貢献してくれた新しいコ・ドライバーがいたし、非常に頼りになるメカニック・チームがいた。タイヤのトラブルも全くなかった。この大会はすべてのことが100%機能した。明日起きた時絶好のコンディションだったら、最善を尽くす積りだ。»

302 – ステファン・ペテランセル  (SS7位、総合11位)
順位を上げるために必要な仕事が山積み

«クルマがパワーがなかったが、今日までドライビングの上で大きな問題はなかった。今日もひどい砂埃のスリッピーな中の300kmあまりのSSを、ドライビングの問題無く走れた。最終成績が期待通りではなくても、それはポジティブな点だ。今日のようなSSでは、少しリスクを負いながら少しでも上位に食い込もうとするのに、それでもタイムを失ってしまうので興味深い。今後の問題点のノートは非常に大事で、順位を上げるために必要な仕事が山積みだ。来年は絶対優勝を目指して出てきたい。»

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ (SS12位、総合2位)
まだ着いていない

«いかなるリスクも負わずにSSをゴールしようときめていた。あと残り180km、もちろん嬉しい。ブエノス・アイレスに近づいているのは良いことだが、まだ着いていない。今日は、石にぶつかってしまってリスクを追ったりするコーナーや、タイムを失ってしまう所があったのでスピードを落とした。お蔭でストレスなく走れた。»

504 – ハンス・スティシー  (SS1位、総合6位)
今日は良いレースができた

«SS初盤は砂埃がひどくて危なかったので、慎重に走った。良いスピードを出せたと思う。チームメイトのジェラルド(デ・ローイ)とほぼいっしょにゴールできた。今日はタイム争いが厳しいが、1,2フィニッシュになると良い。いずれにしても今日は良いレースができた。最初の週はドライビングでミスしたり、何度もパンクしたりであまり調子よくなかった。しかしこうしてラリーの完走ができるので良いことだ»
 
 
 
 
 

2015/1/15  第11ステージ :サルタ – テルマス・デ・リオ・オンド
モト&クワッド   :リエゾン:24km  スペシャルステージ:357km  リエゾン:142km  
オート&カミヨン  :リエゾン:184km  スペシャルステージ:194km  リエゾン:142km

モト部門

001 – マルク・コマ  (SS2位、総合1位)
まだかなりのKmが残っている

« やっと(今日のSSが)終わった。いつもながらストレスの多いコースだった。途中メカニックしなければならなかったが、すべてうまくいった。明日、まだ1日難しいコースがあって、その後土曜日、最後の日だ。まだレースが終わったと思ってはいない。まだかなりのKmが残っているので、どうなるかわからない。ともあれ、今のところ満足している。»

031 -パブロ・キンタニーヤ  (SS8位、総合3位) 
非常につらいマラソン・ステージだった

« このマラソン・ステージは非常に大変だった。昨日は高山病で具合が悪い中、断崖の危ない場所がたくさんあった。脱水症の上、頭がガンガン痛かった。でも、大事なのは終わり間近なSSでゴールすることだった。今日も山岳部では頭が痛くて思うように走れなかった。ビバークに着いたら医者にみてもらおう。
あとステージ2つ、この後も最後の最後までアタックを続ける。»

 
 
 
007 – パウロ・ゴンサルヴェス  (SS5位、総合2位)
ペナルティで15分をただでライバルに上げなければならない

« 昨日はエンジントラブルがあって、交換しなければならなかった。マラソン・ステージだったので、当然われわれライダーはメカニック無しでカチでビバークだった。
ジェレミアス・イスラエルがエンジンを譲ってくれた。彼にとってはレースが終わってしまうことで、とても勇気ある行為だ。彼の好意にこたえられるよう精いっぱい走るつもりだ。
そしてそのペナルティで15分、ただでライバルに上げなければならない。しかしそれがレースの規則で、それは誰にとっても同じ条件だ。たとえ今日2分あまり縮めたところで、(総合トップと)7分のタイム差を縮めるのは難しい。今となっては、とくに難しい。しかし、昨日私にあったようなトラブルが他のライダーにも無いとは限らない。だからまだ、最終ゴールの優勝を願う余地はある。»

026 - トビ―・プライス (SS4位、総合4位)
ミスしないよう走るのを心掛けた

« 今は、あまりエキサイトな走りをしないようにした。まだ2日、長いレースが残っている。バイクをいたわりながら体のコンデションを良好に保ちながら、できるだけ良い成績を残したい。今日はまぁまぁだったんじゃない。今日のコースはそれほど速くはなかったが、ミスしないように走るのを心掛けた。転倒したり、バイクを壊したりしている場合じゃないからね。残りの2日は、この2日ほどナビゲーションが難しくないので、私の得意とするコースだ。»

オート部門

301 – ナセル・アルアティヤ (SS1位、総合1位)
ダカール・ラリーでの終わりはポディウムに上った後

« どちらかというと今日は嬉しい日だ。WRCタイプの短くて非常にスピードの出るコースだった。今日はステージ優勝できると思っていなかったので、(SSをとれたのは)非常にいい走りを続けていられる証明だ。今大会は、第2ステージ以降、ずっと我々だけが総合1位にいるので、非常にハードなレースだ。今、ブエノス・アイレスのゴールに到着するのが待ち遠しい。それは私たちをサポートしてくれる皆にとってとても大事なことだからだ。昨日のステージでヤジードがエンジンのトラブルがあったことを聞いていた。しかし、ダカール・ラリーとはそんなものさ。すべてのことに細心の注意を払わなければならない。それはダカール・ラリーでは、いつ、誰に何がおこるかわからない、ってことの証明だ。ダカール・ラリーでの終わりはポディウムに上った後だ。彼にとっては残念だが、きっと来年もっと強くなってまたでてくると思う。»

307 – クシシュトフ・ホロウィッツ   (SS7位、総合4位)
時々チャンスがやって来る

«時々、チャンスがやって来る。今日のSSはその反対の日で、これまで何度あったことか。何度もポディウム(=優勝)のすぐそばになったこともあるが、そこで何か起こる。今年は、最初にメカトラブルがあった時から、壊さないように賢く走ろうと決めた。大会に向けで思うような準備が整っていなかったので、それは良い考えだった。私のスタイルはスピード・ドライバーだが、がむしゃらに走っていただけではない。エンジンやトランスミッションなどすべてを壊さないように走った。それでも(リタイア)してしまうことがある。モータースポーツとはこんなものなのだ。ヤジード(がリタイアしたのは)はついてなかったが、私も何度となく同じ経験してきた。彼にとっては本当に残念だ。»

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ  (SS5位、総合2位)
集中した走りを続けなければならない

« 通過するだけのSSだったね。コースの中ほどは泥で非常にスリッピーだった。今朝ヤジードがストップしているのを見かけて、(リタイアしたことを)聞いた。良い仕事をしていたので、とても残念だ。しかし、それはゴールするまで何が起こるかわからないということを示している。この後も、アタックを続けながら、集中した走りを続けなければならない。全部のステージで私を待ち、私の陰にいてくれたコ・パイロットのルロワ・プールターに感謝している。私たちはともかく良いレースができた。たとえナセルが順位が上だとしても、彼と互角の戦いをすることができた。ハイラックスはさらにパフォーマンスを上げたと思う。今後が楽しみだ。»

305 – オーランド・テラノヴァ  (SS2位、総合19位)
ナセルがなにかあった時の為におとなしく走る・・・

«美しいステージだったが時々水たまりがあった。昨日のナニ(ローマ)に起ったことを思うと、リスクを負うわけにはいかなかった。ナセル(アルアティヤ)にもそれはありうることだ。だからそのことを考えて、おとなしく走らなければならなかった。今は最終ゴールできるかどうかにかかっているので。レースでは勉強、車についてより深く知り、より良いドライビングを見出すこと、これ以外の何物でもない。»
 
 
 
 
 

2015/1/14 第10ステージ :カラマ :– サルタ
モト&クワッド :リエゾン:385km  スペシャルステージ:371km  リエゾン:135km  
オート&カミヨン:リエゾン:385km  スペシャルステージ:371km  リエゾン:135km

モト部門

005 -エルダー・ロドリゲス (SS7位、総合12位)
慎重に走らなければならなかった

« 今日は第1走者、コースをオープンして走った。難しいコースではなかったが、転倒しないよう集中して、慎重に走らなければならなかった。今晩はマラソン・ステージなので、今の目標は、転倒しないように気をつけながらゴールすること。我々3人良い成績でここSSに着いた。チームにとっても嬉しい。».

007 – パウロ・ゴンサルヴェス  (SS5位、総合2位)
バイクは既に明日の準備ができている

« 今日はハイ・スピードコースで、あまりナビゲーションの難しくないSSだった。最初、ピストがスリッピーだったので気をつけなければならなかった。我々4人いっしょになって、スピードを出して走った。バイクを傷めることなく、皆で良い走りができたと思う。今晩マラソン・ステージなので、それがとても大事だった。私のバイクは既に明日の準備ができており、私も明日のバトルに向けて気持ちの準備OKだ。»

001 – マルク・コマ (SS2位、総合1位)
満足な走りができた

« 毎日、レースではたくさんの困難がふりかかる。今朝リエゾンでは非常に標高が高く、気温は-10℃だった。こうした要素は否が応でも体にこたえる。今日のSSは比較的やさしくて、走り易かった。コースにたくさん水たまりがあった。エンデュランスの持久戦なので、毎日、日々の仕事をこなしている。ともかく、何があっても前に進まなければならない。»

031 – パブロ・キンタニーヤ (SS8位、総合3位)
最終は厳しい争いになる

« 今日はつらい日だった。気分が悪かった。ナビゲーションは実際、あまり難しくなかった。が、断崖が何度もあり、滑りやすかった。なんとかマラソン・ステージの1日が無事済んだ。今から明日に向けてバイクを準備しなければならない。最後のSSまでレースは続くので、まだ終わったわけではない。そして、ポディウム争いはし烈だ。私とプライスとでは1分以内の差。ダカール・ラリーの最終は厳しい争いになると思う。総合3位を何が何でも維持する。»

002 – ホアン・バレダ  (SS優勝、総合15位)
今となってはどうすることもできない

« 今朝は絶好調でスタートした。すべてうまくいった。あまりナビゲーションもなくSSは簡単だった。ほとんど道路に沿って走るだけのコースだった。ウユニ湖のステージが本当に残念だ。私はリーダーだったので、誰よりもハードな仕事をしなければならなかった。今となっては、(総合優勝に向けて)どうすることもできない。こんな風に終わるだけさ。チームの他のライダーをサポートして、良い成績がとれるよう頑張る。»

クワッド部門

251 -ラファウ・サノク  (SS4位、総合1位)
私の足はスペアがない

« カザレがトラぶってストップしていたのを見かけた。でも、リタイアしたことは知らなかった。チェーンが壊れているのが見えた。今日はマラソン・ステージなので、その為に彼は無理に続けなかったのだと思う。私も199kmの所で大きな転倒した。バイクからぶっとんだ。両足を見るのが恐ろしいくらいだった。しかし、痛くてもつらいと嘆いているわけにはいかない。私の足はスペアがないのでね。何より私のクワッドは無事だった。
昨日はタンクのネジが無くなってしまい、両足で挟んで走らなければならなかったから・・・。そして左手でロード・ブックを回し、右手でオルタネーターのヒューズを押さえながら、口でハンドルを加えて走った。それで40分もタイムを失ってしまった。しかし、それは昨日のことだ。今日はOK !ハイ・スピード時の1回の転倒で大きなトラブルもなく済んだ。普通こんなわけにはいかない。ラッキーだった。»

オート部門

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ  (SS5位、総合2位)
まだわからない

« 比較的おとなしい1日だった。ナニ(ローマ)に起ったことを見て、いつ事故に遭うかわからないので、あまりアタックして走らなかった。ナセル(アルアティヤ)はかなり先を走っていたので、リスクを負ってもしょうがないと思った。彼がミスしなければ、我々は今日挽回できないだろう。しかし、いつ彼がミスしないとも限らない。昨日のことは非常に残念だが、まだわからない。まだ終わったわけではない。我々は優勝を目指して戦うことができることを知っているので、現状はむしろ良いといえる。»

307 – クシシュトフ・ホロウィッツ  (SS7位、総合4位)
自分のペースで走れた

« 今日のステージはあまり難しくなく、楽しかった。これから私たちのペースで続ける。私たちの前の総合3位とは45分ものタイム差、後ろの5位とは1時間以上の差があるので、あまりすることが無い。我々にとってこの2週間は完璧だった。リスクを負わず、自分のペースで走れた。最初のステージで20分失ってしまったので無理やり優勝を狙ってもしょうがないと思った。しかし、まだレースを続けているので、それだけでも良いことだが、まだ終わったわけではない。ダカール・ラリーでは時に信じられないようなサプライズがあるから。»

301 – ナセル・アルアティヤ (SS1位、総合1位)
日々の仕事に専念している

« すんなり終わった1日ではなかった。このところの雨で、ピストが到る所穴だらけだった。ナニ・ローマはこの穴の罠に落ちてクラッシュしてしまった。しかし彼は大丈夫なのでよかった。我々はこうやってゴールでき、うれしい。多分良いタイムが出たと思う。私は日々、ゴールしなければならないという自分の仕事、それだけに専念している・・・。だから、ブエノス・アイレスからレースを制しているという現状に満足している。それは決して容易なことではない。チームもマチューもその為にスーパーな仕事をしてくれている。我々が大会中トラぶったのはたった1回、タイヤを失った時だけだった。»

325 – ヤジード・アラルヒ (SS3位、総合3位)
一度もミスしなかった

«すべてうまくいっている。一度もミスしなかった。MINIとTOYOTAの機能の違いを見ることができるのでないかと思う。高地でMINIは我々よりアタックできる。ジニエリ・ド・ヴィリエから総合2位を奪うのは非常に難しく、非常にリスクが高い。トップ5に入れただけで満足。最初のダカール・ラリーでポディウムに上る、私が願っていた以上のことだ。»
 
 
 
 .

2015/1/13  第9ステージ :イキケ- カマラ
全競技車  :リエゾン:51km  スペシャルステージ:450km  リエゾン:37km

モト部門

005 – エルダー・ロドリゲス (SS優勝、総合12位)
今日は楽しんで走った

« SS初盤の砂丘ステージでアタックした。ナビゲーションミスしないよう集中して走らなければならなかった。SSで良いタイムを出せるよう、頑張ろうと思っている。
途中アタックしようとしたら、パブロが見えたので、私の砂埃の中を走らせたくなかったから道を譲った。彼は追い越して行ったが、その後ミスコースした。だから私が先になり、ウェイ・ポイントを最初に見つけた。今日のSSゴールでよいパフォーマンスを見せることができた。昨日は私たちにとってひどい一日だったが、今日は楽しんで走った。»

007 – パウロ・ゴンサルヴェス (SS2位、総合2位)
戦略はバイクを良好の状態に維持すること

«私にとっては、何も(順位が)変わらなかった。ここダカール・ラリーには精いっぱい走って、毎日戦う為に来ている。SS最初からアタックしたが、最初のウェイ・ポイントをパスするのをしくじった。その為にUターンしなければならなかった。その後再びアタックにかかった。昨日失ったタイムを挽回しようと走って、今ここSSゴールに着いた。総合2位だが、あまり重要なことではない。この後まだ4日も難しいステージがある。いろいろなことが降りかかってくるに違いない。できるだけ良いポジションになるようこの先も頑張る。戦略はバイクを良好の状態に維持すること、それだけだ。»

001 – マルク・コマ  (SS3位、総合1位)
ゴールできたので良かった

«今朝のコースは手ごわかった。霧もあったし・・・。SS最初でナビ・ミスしてしまった。その後残りのSSを他のライダーに追い付くようアタックした。昨日の非常にハードな一日からみたら、今日はとても楽だった。明日がどうなるかわからない気分だった。ゴールできたので良かった。»

026 – トビ―・プライス   (SS6位、総合4位)
ゴールできた、それが何よりだ

« 今日はハードだった。好調にスタートし、好調に進んだ。でも最初のウェイ・ポイントがなかなか見つからず、かなりのタイムをロスした。こんなものなのかもしれない。その後良い走りができただけに残念だ。ゴールできた、それが何よりだ。明日のスタートが楽しみだ。最初のダカール・ラリーでトップ10に入れるとは思っていなかった。あまりタイムをロスしないよう、そして今の位置をキープするよう頑張る。でも、どんな順位であれ、完走したらそれだけでいい。»

031 – パブロ・キンタニーヤ (SS7位、総合3位)
冷静に走るよう努めている

« SS最初から非常にハードで、非常に難しかった。昨日SS優勝したので、今日はトップ走者、コースをオープンして走らなければならなかった。それもすごく難しかった。SS初盤の砂丘ステージは砂丘を読むのが難しかった。だからナビゲーションも難しかった。その砂丘の後は、フェシュフェッシュがいっぱいの岩だらけのコーナーで、バイクにダメージしやすかった。
でもそれでも良い走りができた。あまりミスもなく、できるだけスピードを出して走った。総合優勝を目指して戦おうとは思っていない。マイペースで、冷静に走るよう努めている。まだまだ長い距離と長い時間走らなければならない。»

クワッド部門

254-ヴィクトール・マヌエル・ガレゴスロシス  (SS優勝)
今日は満足

«良いスピードで、 良い走りができた。メカ・トラブル無しでSSを終えることができた初めてのステージだ。多分今日はSS優勝できるかもしれない・・・・。他のライダーが到着してみないとわからないが・・・。
去年は総合5位だったので、今年はトップ・グループの中にいることが目標だった。今大会の前半はあまり調子が良くなかった。今日は、私がどんな走りができるか示すことができて良かった。ライバルが皆750ccの中、私のクワッドは450 cc、それで今日のSSの結果を出せたことが何よりうれしい。

オート部門

300 – ナニ・ローマ  (SS優勝、総合25位)
難しいSSだったが良い走りができた

« 難しいSSだった。SS初盤は砂丘だった。今日の成績に満足だ。一日中、良い走りができた。何より難しいのは、走りたくない気分の中で走り始めて、良いリズムで走り続けることだ。しかし、今日は良い走りができた。それはポジティブだ。これからも優勝できるよう頑張る。 »

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ  (SS4位、総合2位)
これは我々のミスで、我々はそのツケを払う

« ナビゲーションで大きなミスをしてしまい、タイムに大きく響いてしまった。今日は総合順位を上げられるようなタイムにしなければいけなかったのに、我々にとってはもう終わりだ。ダカール・ラリーでは時にこのようなこともある。それに対してどうすることもできない。ウェイ・ポイントを見つけ出すのにかなりウロウロ探し回った。風が強く、フェシュフェッシュが舞いあがっていて、どれくらいぐるぐる廻っていたかわからない、まるで永遠に続いているかのように思えた。ナセル(アルアティヤ)が大きなミスをするのは考えられないが、彼のアドバンテージを考えると、彼は今の(総合1位)の座に安泰なはずだ。これは我々のミスで、我々はそのツケを払わなければならない。こんな風に終わってしまうとは、非常に残念だ。»

301 – ナセル・アルアティヤ (SS2位、総合1位)
ここに着くことができて非常にうれしい

«今日はダカール・ラリーならではの非常に難しいコースだった。ナビゲーションが非常にわかりにくかった。だから、ここ(SSのゴール)に着けて非常にうれしい。我々がSSに最初に到着?今年一番ハードなステージだったので、良い成績が出るとよいのだが。何があってもおとなしく走らなければならなかった。風も強かった。我々の方がジニエリ(ド・ヴィリエ)よりも先に着いた、それがカギだ。ダカール・ラリー優勝に、十分な差になってると良いな。»

325 -ヤジード・アラルヒ (SS5位、総合3位)
ブレーキが壊れた

« SSに入って200kmで、ブレーキが壊れた。まったく効かなくなってしまった。ゴールできたのはむしろツイているといってよいだろう。もちろんスピード・ダウンしなければならなかった。(トップの)ナニ・ローマに27分しかタイムが違わないのだったらそう悪くはない。我々の総合3位がキープできていると良い。今日のような非常に難しいSSでは、それが我々にとっては何より大事なんだ。今日のSSは私にはダカール・ラリーの勉強会のコースのひとつだが、我々のブレーキがどうして壊れたのかまだわからない。残りの4つのステージは今日ほど難しくない。むしろ、テクニカルなので、得意とするところだ。»

2015/1/12  第8ステージ :ウユニ- イキケ
モト&クワッド   :リエゾン:24km  スペシャルステージ:784km  
オート&カミヨン  :休息日

朝6時スタートの予定だったが、昨日の雨の為、SSコースが冠水。レースを中止にするかどうか議論されたが、結局8時に遅らせてスタートすることになった。そして後に、CP2(km378)以降のSSもキャンセルになった。

モト部門

031 – パブロ・キンタニーヤ(SS1位、総合3位)
今の順位も満足している

« ものすごく難しかった。SSスタートの辺りは雨で塩湖が水が一杯になっていて、泥も深かった。昨夜一晩中雨が降っていたので、コースはどこも冠水だらけ。塩湖も湖になっていた。今朝はスタートするのか中止になるのか少しゴタゴタしていた。しかし結局、時間が変更になってスタートすることになった。冠水の中のSSでバイクは苦しみ、電気系も調子が狂った。そして高地というのもつらかった、一日中高地の中・・・・。
でもこうしてチリに戻って来られて嬉しい。明日良い再スタートができるよう、メカニックがどれくらいバイクを修理してくれるのかな。今の順位も満足している。今のリズムを維持し、トップ集団にくっついて走る。しかしそれにしてもマルク・コマとホアン・バレダ は本当に速い・・・。»

029 – ライア・サンス (SS5位、総合9位)
SS5位、すっごく良いじゃない

«とてもハードな1日だった。今朝はコースが冠水して危険な上、本当に寒くて何人かのライダーがスタートしない方が良いと提言したの。だから、レースではたくさんのライダーがトラブルがあったわ。私は運よくバイクが調子良くて、すべてうまくいったけど。3番目を走っていた。SS最後の砂丘コースで、キンタニーヤとプライスに追い越されちゃったけど。でもSS5位、すっごく良いじゃない!»

001 – マルク・コマ  (SS9位、総合1位)
当然の淘汰だ

« 究極の1日だった。どんな戦略にしようが限界があった。塩湖は水でいっぱいで、塩がどろどろになっていて、エンジンの空冷システムをブロックする問題があった。スピードを出して走りながら、水かさの浅い部分を探しながら、さらに問題を起こさないよう慎重に走らなければならなかった。毎日いろいろなことが起こるので、当然の淘汰だ。レース最後までトラブルに遭わないよう努めていく。今の所、(バレダ が後退してしまったので)一人になってしまった。大事なのは最後の日の結果だ。»

009 – ダヴィッド・キャストゥ   (SS11位、総合8位)
ここではダカール・ラリーのレースをやっているんだ

« 暑かったぁ。最初の50kmはうまく行った。しかしSSの真ん中あたりでは水が深かった。それでも15cmくらいの水がある所を140 か 150 km/hくらいで走っていた。スタートを決めた大会ディレクターのエチエンヌは、結果がどうであれスタートしたことを後悔してないと思う。ライダーらは反対した者もいたが、こういうのもダカール・ラリーだ。メカニック、路面、天気・・・それらすべての中でコントロールしながら走らなければならないんだ。もしイキケの砂丘周辺だけ走るのだったら、エンデューロのバイクで出てふざけて遊んでいられる。だが、ここではダカール・ラリーのレースをやっているんだ。1週間前はアルゼンチンを走っていた。そこであの50℃を超えるオーブンのような中をいかにしてこなそうかと苦しんでいた。今朝はWスクリーンのゴーグルをつけてK-Wayをどうやって脱け出るかと走っている。このレースは世界一ハードなんだ。エチエンヌがSSをスタートさせたのはそれが理由なんだと思う。非常に速い若い世代もいるが、今日は経験のある競技者が上手くいく。給油ポイントは古参のほうが多かったくらいだ。
ところで、あの女性ライダー、冠水したウユニ湖の中を他のライダーを追い越し、従えて走っていた。信じられない。ずーっとトップを引いていたんだぜ。なんというすっごい女だ!»

250 – イグナシオ・カザレ 
再びナンバー1になりたくなってきた

« 昨日は悪夢のような日だった。2輪でもクワッドでもあんな体験したことがない。寒いし、泥がいっぱいだし、冠水がいっぱいだし・・・・。非常に難しい上、非常に走りにくい。クワッドも苦しんだ。昨夜は溶接しなければならなかった。本当に大変な一日だった
今朝はちょっと元気がでてきた。クワッドを修理できていたから・・・。朝早くスタートしたかったが、他のライダーは誰もスタートしたがっていなかった。すごく寒かった。結局、スタートすることになった。塩湖が冠水していて、非常に美しかった。スタート時からノッていてスピードを出した。良い成績が出たと思う。サノクやラフエンテといったライバルにタイムを挽回できたのではないか。昨夜遅かったので、すごくうれしい。クワッドを修理していたんだ。ウユニ湖に到着した時は、本気で家に帰ろうと思っていた。左のブーツの中はガソリンがピチャピチャしていた。最後の40kmの砂丘は、肌が焦げているかと思った。結局、今日はよい走りができて、再びナンバー1になりたくなってきた。»

2015/1/11  第8ステージ :ウユニ- イキケ
モト&クワッド  イキケ→ウユニ湖 :リエゾン:392km  スペシャルステージ:321km   リエゾン : 4km
オート      ウユニ湖→イキケ  :リエゾン:24km  スペシャルステージ:784km  
カミヨン  イキケ周辺          :リエゾン:24km  スペシャルステージ:273km

モト部門

007 -パウロ・ゴンサルヴェス   (SS優勝)
バイクがひどい泥だらけ

« 非常に難しいステージだった。途中で前を走るグループに追い付き、一緒に走った。昼過ぎなって雷がなり雨が降ってきた。かなり滑りやすくて危険だった。ゴール手前50kmあたりで、高地の為か、ものすごく頭痛がひどくなってきた。
バイクも問題なく何とかゴールできた。これから、(ライバル)ライダーに追い付けるよう頑張る。今日はこの後、少し仕事がある、バイクがひどい泥だらけなんだ。
前半の週は非常に良かった。第3ステージでもほとんどミスが無かった。毎日、あまり問題のないよう走っていて、それをこれからも続ける。そうすれば良い結果で終わることができる。»

002 – JOAN BARREDA BORT  (SS6位、総合1位)
120kmを片手で運転して走った

« 今日のステージは非常に注意を要するコースだった。ロード・ブックにはコーション・マークが記載されていたが、危険度1,2,3のレベルは書いてなかった。注意箇所を100mも前に気が付き、ブレーキを掛けたが、泥でスリップし、転んだ。私はバイクの上をふっとんだ。それがSS200kmあまりの場所で、その後の120kmを片手で運転して走った。その後、バイクがストップし4分あまりをタイム・ロスした。だが、大丈夫、(HONDA)は大きなチームなので、このメカ・トラブルを今晩のうちに解決してくれる。まずシャワーし、少しお腹を満たして、それから修理にかかる。»

026 – トビ―・プライス  (SS5位)
まだまだ勉強中

« 走るのが非常に楽しいステージだった。少しだがトップを切って走った、初めてのことだ。しっかり指示どおりのコースを走っていたかったのだが、それでも何回かミスしてしまった。まだまだ勉強だ。
良いスピードで走っているし、バイクも好調だ。明日が楽しみだ。高地を走るのは考えていた以上にたいへん。バイクは全く問題ないが、夜の間に何か所か調整する積りだ。»

027 – マチアス・ウォークナー  (SS3位)
ブエノス・アイレスにゴールしなければならない

« 何か所か非常にスリッピーだった。そして私はひどい高山病だった。SS中何度かナビゲーション・ミスし、終わりで転んだ。CP2をトップ・タイムで通過したが、多分タイムを落としたと思う。しかし最終的に、思ったほどひどくはなさそうだ。
ダカール・ラリーで優勝する為に出たのではなく、学びたくてやって来た。25位だろうが45位だろうが成績はどうでもよいんだ、ブエノス・アイレスにゴールすることが問題なんだ。ロード・ブックと私のバイクにだんだん慣れてきた。それでも時折、今日の午後のスリッピー・コーナーであったように、思いもよらないことが降りかかる。»

クワッド部門

250 – イグナシオ・カザレ (SS3位、総合2位)
明日、スタートできるかどうかわからない

« ひどい痛みだった。10分あまり走ってストップした。もうレースを止めて国に帰ろうかと思った。明日またスタートできそうにもなかった。ゴールに泣きながら着いた。今日のステージはム、ム・・・・。
今晩はクワッドの修理もたくさんしなければならない。明日、スタートできるかどうかわからない。»
*注:カザレは今朝はトップ走者、CP1をトップ・タイムで通過したものの、その後転倒して右足を骨折した。

オート部門

305 – ORLANDO TERRANOVA  (SS2位)
2つのステージは非常にハード

« このマラソン・ステージは良い経験になった。本当に!
ボリビアの歓迎ぶりは素晴らしかった。ものすごい観衆だったし、非常に良く管理されていた。昨日と今日の2つのステージは非常にハードで非常に難度が高いものだった。途中ストップしてメカニックしなければならなかったが、まあ、大した問題ではなくすべてうまくいった。今回のダカール・ラリーは非常にストレスの大きなレースだ。3回ステージ優勝し、1回SS2位になった。その後はSS10位。そしてタイムを失ったSS、これが無ければ優勝争いに入っていたところだった。この後は少しでも順位が良くなるよう走って、来年はもっと強くなって出たい。今好調なので、残りのステージを思いっきり走る。»

325 -ヤジード・アラルヒ  (SS優勝)
良い走りの出来た1日

« 良い走りの出来た日になった。良く走り、存分に楽しんだ。一番難しかったのは、トイレ・ストップを管理すること。高地の中では、水を飲むとすぐにトイレに行きたくなるんだ。ウユニ塩湖の中のスタートはすばらしかった。天気もよかったし。トップスピードは出せなかったが、他のクルマに追い付くことができた。作戦どおりだった。»

301 –ナセル・アルアティヤ  (SS3位、総合1位)
良い1日だった

«すごい人、すばらしい歓迎、ボリビアは我々をうれしがらせてくれる。ここで
良いと感じられないのは標高だけだね。昨日のコースは本当に辛かった。私も3回吐いたが、マチューも止まってくれるよう何度も言ってきた。もちろん、昨日タイムは失いたくなかった。昨夜は何も食べられなかった。夜中スープ少しとお茶を飲んだだけ。寝る前に30分あまり酸素を吸った。
幸い、今朝はだいぶ具合が良い。総合トップをキープできてうれしい。今朝CP1手前でタイヤを1本失い、交換するのに数分失った。しかし、その後でアタックして追い越した。失ったタイムを挽回できてうれしい。»

309 – クリスチャン・ラヴィエイユ  (SS13位、総合7位)
多くの競技者がこの順位を狙っている

« ボリビアってなんて美しい国なんだ!我が国フランスで起こっていることを思うと、この国人々は親切でいいね。レースはといえば、昨日のSSはナビゲーションがいっぱいあって難しかった。そして雨が降るし、雹も降った。山は雪で真っ白、我々は増水した川を渡らなければならなかった。窓ガラスが故障してしばらく、オープンしたまま走らなければならず、雨が入り込んで非常に寒かった。しかしなんとか、ミリタリー・キャンプの中のビバークにゴールでき、壮大な歓迎を受けた。昨夜のビバークは本当に楽しかった。
今日はCP1ではブレーキの具合が悪くてタイムを失った。そして、ボンネットのフックが壊れているので空きっ放しになっていて終日ガタガタひどい音がしていた。こうやってゴール出来てうれしい。クルマの最初に走り始めた時からのサスペンション・トラブルを引きずっていてあまり良いタイムが出せなかったが、日々その調整も良くなってきている。まだ先は長いが、トップ争いに加わることはないだろう。今、総合7位、多くの競技者がこの順位を狙って私を引きずりおろしにかかってくるだろう。»

303 –ジニエリ・ド・ヴィリエ  (SS4位)
舞い上がるフェシュフェッシュでまったく見えなかった

« SS最初はうまくいったが、ブレーキの故障で、70kmをフロント・ブレーキだけで走らなければならなかった。ナセル(アルアティヤ)がパンクでストップしていたので、そこで3分挽回できた。SS後半も好調に走っていた。そこへヘリコプターが路面近くまで降りてきて、フェシュフェッシュを舞い上げ、何も見えなくなってしまった。がそこでストップしたくなかったので、200mを見えないまま走った。そして石にぶつかってパンク。ナセルが追い越していった。»

2015/1/10  第7ステージ :イキケ–ウユニ
モト&クワッド  休息日
オート     :リエゾン:392km  スペシャルステージ:321km   リエゾン : 4km
カミヨン    :リエゾン:101km  スペシャルステージ:335km

 
 
ボリビアのエボ・モラレス大統領がビバークを訪問
明日は塩湖の中を走るコース

« 皆さん、ありがとう。国内・国外のプレス関係者の皆さん、ありがとう。ASO主催者の皆さんありがとう。そして、コースにはいないがホアン・カルロス(ボリビアの2輪のライダー、5日目にリタイアしてしまった)、ありがとう。嬉しいことにそのホアンもここウユニにいっしょにいる。明日は塩湖の中を走るコースだ。個人的には、問題なく通過できた。ヘリコプターだったから。塩湖に水がたまっていないことを確認した。»

オート部門

301 – ナセル・アルアティヤ  (SS7位)
耐えられないような頭痛

« 難しくはなかったが、高地のステージだった。気分が悪くて3度も吐くのに止まらなければならなかった。そして、こらえられないような頭痛でギャップでジャンプする度に毎回ガンガン頭にひびいてきだ。今日は少しタイムを失ったが、大きな問題ではない。私たちだけでなんとかやれそうだ。クルマは良い状態なので、タイヤを交換するのと、僅かな調整だけで済む。それが終わったら休みたい。その前にメディカル・サービスに行って薬をもらおうと思っている。»

303 – ジニエリ・ド・ヴィリエ  (SS6位)
この先何が起こるかわからない

« 私もひどい頭痛だ。これほど標高が高いとそうそう簡単ではないし、その上集中力を要する意地の悪いコースだ。ナセル・アルアティヤにSS150km位のところで追いついた。その後、彼はミスコースしていたので、追い越し我々がコースをオープンして走った。3,4回ミスコースしたが、彼が私たちに追い付く前に正しいコースを見つけることが出来た。ナセル・アルアティヤに3分挽回できてよかった。しかし、この先何が起こるかわからない。まだ先は長いし、休息日の後にも難しいステージが待っている。今は、彼に近づけば近づくほど、彼にプレッシャーをかけられる。

325 – ヤジード・アラルヒ  (SS2位)
サウジから10000kmものところに、遊ぶために来たのではない

« ここまで来れてラッキーだ。リスクを負いたくなかったが、川の中で水が入ったらしく、警告ランプが点いて、おかしな音がし始めた。音はその後も100kmあまり続いていた。そして、フィルターが乾いて、アタックできるようになった。そのトラブルはコ・ドライバーが腕の良いメカニックなので、彼が直してくれるので、問題ない。
相変わらずトップグループの中でいいレースが続けられている。私の国、サウジから10000kmものところに、遊ぶために来たのではない。»

315 – ベルンハルト・テンブリンケ (SS3位)
MINIとのバトル

« いいSSコースだった、あまりアタックしなかった。ナビゲーションがかなり難しかったが、コースを探す仕事を一生懸命した。結果、ゴールで良いタイムが出せた。標高が高いことに関しては、クルマもクルーも全く問題がなかった。
ここ(マラソンステージ)ではMINIとの闘いになると思う。ゴールまでまだ先は長いのは十分承知しているが、我々は良いポジションにいるし、これを維持できると思う。私たちはあまり良く動かないジャッキーの問題があるが、たいしたことではない。砂丘の中で、それは困るが、明日は砂丘がないから。»

305 – オーランド・テラノヴァ  (SS優勝)
本当に難しかった

« 本当に難しかった。辛くて、意地悪なコースだった。でもなんとかゴールできた。あとは、チームの者が車を修理してくれるチリのビバークまで、車を持っていくだけだ。順位は良くなってきてはいるが、ミスを犯さないよう十分準備しなくてはならない。来年はもっと上位を走れるよう出たい。»